【ブンデス第29節プレビュー】クラブ創設120年のレバークーゼンが勝利で悲願の初優勝決定へ

2024.04.13 07:30 Sat
Getty Images
前節はレバークーゼンが勝利した一方、バイエルンが敗れたことで勝ち点差が16に拡大。今節、レバークーゼンは勝利すれば初優勝が決まる状況となった。
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前節ウニオン・ベルリン戦では前半追加タイムに10人となった相手に対し、MFヴィルツのPK弾で制した首位レバークーゼン(勝ち点76)。12位ブレーメン(勝ち点31)に今節勝利すればクラブ創設120年のレバークーゼンが初優勝を成し遂げることに。リーグ戦9連勝としたレバークーゼンは木曜に行われたヨーロッパリーグ(EL)では負傷明けのFWボニフェイスにゴールが生まれ、ウェストハムに先勝。ELではベスト4進出に近づき、公式戦無敗記録を42試合に伸ばした中、最高のチーム状態を維持して歴史的一戦に臨む。格下ハイデンハイムに不覚を取って逆転負けを喫した2位バイエルン(勝ち点60)は17位ケルン(勝ち点22)と対戦。ハイデンハイム戦では2点をリードした展開から後半にまさかの3失点。痛恨の連敗となった。しかし火曜に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝アーセナル戦では相性の良さも手伝って敵地で2-2のドローとした。復調していたFWニャブリが再離脱となったのは痛いが、リーグ戦連敗を確実に止めてアーセナルとのリターンマッチに向かいたい。
ドルトムントとの上位対決を制して2位バイエルンに勝ち点で並んだ3位シュツットガルト(勝ち点60)は6位フランクフルト(勝ち点42)と対戦。ドルトムント戦ではMFスティラーをリベロ起用とした中、ソリッドな守備で相手攻撃陣を見事に封じ切った。3バックの左でシャットアウト勝利に貢献した伊藤が引き続き先発予想の中、一気に2位浮上となるか。

そのシュツットガルトに敗れてCL出場圏外の5位に後退したドルトムント(勝ち点53)は、DF板倉の11位ボルシアMG(勝ち点31)と対戦。公式戦連勝が5で止まった中、水曜に行われたCLではアトレティコ・マドリー相手に敗戦。ただ、厳しい内容だった中、1点を返しての敗戦で2ndレグに望みを繋いでいる。そのドルトムントは攻撃を牽引していたFWマレンが復帰予想。勝利を取り戻してアトレティコとの2ndレグに臨めるか。
対するボルシアMGは前節ヴォルフスブルク戦、板倉のミドル弾などで3-1の勝利。リーグ戦5試合ぶりの白星を飾った。今節も板倉はボランチで先発予想。守備に追われる可能性が高いが、2戦連発に期待したい。

前節ケルンに痛恨の逆転負けを喫した15位ボーフム(勝ち点26)は、バイエルンから金星を挙げた10位ハイデンハイム(勝ち点33)と対戦。FW浅野は途中出場だった中、試合終盤の2失点で悔しい敗戦をピッチ上で迎えた。残留争い直接対決3連戦を1分け2敗で終えたチームはレッシュ監督を解任。過去に2度、ボーフムの暫定指揮官を務めたことのあるブッチャー氏を暫定指揮官に迎えた中、自動降格圏と4ポイント差と厳しいチーム状況を浅野は救えるか。

最後にMF堂安の9位フライブルク(勝ち点36)は最下位ダルムシュタット(勝ち点14)と対戦。フライブルクは前節ライプツィヒ戦、実力差を見せ付けられて1-4の完敗。切り替えて勝利を取り戻せるか。堂安は先発予想となっている。

◆ブンデスリーガ第29節
▽4/12(金)
アウグスブルク 2-0 ウニオン・ベルリン

▽4/13(土)
《22:30》
バイエルンvsケルン
ライプツィヒvsヴォルフスブルク
マインツvsホッフェンハイム
ボルシアMGvsドルトムント
ボーフムvsハイデンハイム
《25:30》
シュツットガルトvsフランクフルト

▽4/14(日)
《22:30》
ダルムシュタットvsフライブルク
《24:30》
レバークーゼンvsブレーメン

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