再評価されるも鎌田大地はラツィオ退団を決断? 新監督は好印象も考え変わらず1年でフリーへ

2024.04.10 11:50 Wed
ラツィオでプレーする鎌田大地
Getty Images
ラツィオでプレーする鎌田大地
日本代表MF鎌田大地(27)だが、今シーズン限りでラツィオを退団することを決断しているという。イタリア『Il Messaggero(イル・メッサジェロ)』が伝えた。

2023年夏にフランクフルトを退団し、フリーでラツィオに加入した鎌田。マウリツィオ・サッリ監督の下でレギュラーとしてプレーを始めたが、徐々に序列が低下。セリエAでベンチから外れることはなかったものの、出番を失い、短い時間の起用に変化していった。

しかし、チームは結果が出せず、サッリ監督が退任。後任に就任したイゴール・トゥドール監督は、鎌田の能力を高く評価。ユベントス、ローマと2試合連続で先発出場させ、長い時間プレーさせている。
トゥドール監督のサッカーにおいて重要な役割を担えそうな鎌田だが、ラツィオとの契約は今シーズン限り。2年間の延長オプションもついており、トゥドール監督の下であれば出番がもらえそうだが、どうやら1年で退団することを決めたという。

再びフリーになる今夏の鎌田。昨夏も引く手数多の中、予定していたミランへの移籍が突如破談に終わり、最終的にはラツィオを選択。ラツィオを離れるとなれば、一体どこに向かうのか注目が集まる。

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ミランが南米産の若手2人に注目…プレミアで揉まれる20歳アルカラス&U-20W杯出場中の19歳ミラモン

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カルチョを彩った“鬼才”ズデネク・ゼーマン氏、昨年10月に続く脳卒中で緊急搬送…現在は右腕片麻痺に言語障害も

ズデネク・ゼーマン氏(77)が脳卒中で緊急搬送。容態は安定しているとのことだ。 チェコスロバキアが生んだ鬼才、ズデネク・ゼーマン氏。プロサッカー選手歴を持たぬ指揮官として、30代の頃からイタリアサッカーに身を置き、のちにトッププレーヤーとなる無名の若者を掘り起こしたいくつもの功績が眩しい。 氏は2023-24シーズンにセリエC・ぺスカーラを指揮も、2023年12月に一過性脳虚血発作に見舞われ、当初はすぐに現場復帰もほどなくして辞任。以来、現場に戻れていない。 昨年10月には再び軽度の一過性脳虚血発作を起こし、脳卒中の診断が。この時に右腕の片麻痺も患い、自宅での療養生活が続いていた。 チェコ『iDNES』によると、2月27日、ゼーマン氏は再び脳卒中を起こして搬送され、イタリア・ローマ市内の病院に入院。病院関係者いわく、現在のゼーマン氏は脳循環障害に伴う言語障害も患っているという。 幸いにも容態は安定し、意識もあるとのことだが、集中治療室での治療が続き、これからさらなる検査へ。ゼーマン氏の周辺は不安な日々を過ごしているようだ。 2025.03.02 18:30 Sun
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終了間際の同点ゴールに喜び過ぎたサンプMFサポナーラ、ファンにパンツずらされ尻丸出しに…

▽8日に行われたセリエA第15節のラツィオvsサンプドリアで、サンプドリアMFリッカルド・サポナーラのゴールセレブレーションが話題となっている。 ▽1-1で迎えた後半アディショナルタイム。試合終了間際の追加タイム4分にラツィオがPKを獲得する。これをFWチーロ・インモビーレが決めてラツィオの勝利かに思われたのだが、PKを決める際のVARによりさらなる追加タイムが設けられていた。後半アディショナルタイムも10分になろうかというところで、サンプドリアは最終ラインからゴール前にロングボールを送ると、FWダヴィド・コフナツキが頭で逸らしたところをサポナーラがカンフーキックで劇的同点ゴールを決めた。 ▽話題となっているのはその後のこと。ゴールに大喜びしたサポナーラは上のユニフォームを脱ぎ、さらに下も脱いでファンのいるスタンドにダイブ。パンツ一丁になったサポナーラをファンは取り囲み、中には白いブリーフを下げようとする者も。もみくちゃにされたサポナーラは尻を丸出しにされるも、前方の大事な部分は守り抜いたようだ。 ▽当然サポナーラにはイエローカード。他になにか大切なものを失ったように思えるが、同選手は試合後に「素晴らしかった。ファンと喜びを分かち合えてよかったよ。誰かが僕のパンツをずらそうとしていたけど、あんなゴールを決めた後なんだ。こんなもんだよ」と意に介していない様子だった。 2018.12.10 04:34 Mon
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ディバラがセリエAのシーズンMVPに輝く! 中断期間に新型コロナ感染もリーグ9連覇に貢献

ユベントスに所属するアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(26)が2019-20シーズンのセリエA最優秀選手賞に輝いた。 新型コロナウイルスの影響で一時中断を強いられたものの、約3カ月の中断期間を経て再開し、ユベントスのリーグ9連覇で幕を閉じたセリエA。 そしてレガ・セリエAは4日、今季の年間最優秀賞にユベントスの9連覇に大きく貢献したディバラを選出した。同選手は、セリエAで33試合に出場して11得点7アシストを記録。中断期間中には新型コロナウイルスに感染し、約1カ月半の闘病生活を強いられたが、再開後は4試合連続ゴールを決めるなど、チームの連覇に貢献した。 そのほか、最優秀若手選手賞にパルマのスウェーデン代表MFデヤン・クルゼフスキ(20)、最優秀FWにラツィオのイタリア代表FWチーロ・インモービレ(30)、最優秀MFにアタランタの元アルゼンチン代表MFアレハンドロ・ゴメス(32)、最優秀DFにインテルのオランダ代表DFステファン・デ・フライ(28)、最優秀GKにポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニー(30)が選ばれた。 2020.08.05 06:00 Wed

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