エバートンの勝ち点剥奪処分が「6」から「8」に変更、降格圏と勝ち点差「2」の16位に転落もクラブは「控訴する準備を開始」と声明
2024.04.08 22:45 Mon
プレミアリーグは8日、エバートンに対してプレミアリーグの収益性および持続可能性規定(PSR)に違反したとして勝ち点「2」の減点処分を下すことを発表した。
エバートンは昨年11月17日、独立委員会からPSRの違反が指摘され、勝ち点「10」を減点。その後、上訴したことにより、2月26日に勝ち点「6」の減点に変更されていた。
しかし、独立委員会は3月に3日間の公聴会を経て、2回連続のPSR告発の影響を含む、認められた1660万ポンド(約31億8000万円)の違反に対するさまざまな潜在的な軽減要素に関してクラブから証拠と主張を聴取。その後、欧州委員会は適切な制裁に関してさらに勝ち点「2」の減点とし、即時の執行を決定した。
これにより、エバートンは勝ち点「8」の減点に変更。勝ち点は27となり、16位に転落。降格圏のルートン・タウンとの勝ち点差は「2」となった。
エバートンは今回の決定を受けて声明を発表。一貫性がないことについて指摘している。
「この問題はプレミアリーグ委員会に付託され、本日、エバートンが即時2ポイント減点を受けることが発表された。クラブはこれ以上の制裁は適切ではないとの立場をとってきたが、二重処罰の概念やクラブが直面している重大な緩和状況など、クラブが提起した問題の大部分を委員会が認めたことを嬉しく思う。これは、ウクライナでの戦争と、高いレベルの協力とクラブの違反の早期承認によるものです」
「エバートンは、PSRに関するすべての問題についてリーグと協力して取り組むことに引き続き取り組んでいますが、適用される減点に関してさまざまな委員会で一貫性がないことを非常に懸念しています」
「クラブは、このプロセス中に提出してくれたファン諮問委員会と他のファングループ、そして継続的な忍耐と惜しみないサポートに対するすべてのエバトニアンに感謝の意を記録に残したいと考えています」
「クラブとその法定代理人は、委員会の決定に対して控訴する準備を開始しました。現時点ではこれ以上のコメントはありません」
エバートンは昨年11月17日、独立委員会からPSRの違反が指摘され、勝ち点「10」を減点。その後、上訴したことにより、2月26日に勝ち点「6」の減点に変更されていた。
これにより、エバートンは勝ち点「8」の減点に変更。勝ち点は27となり、16位に転落。降格圏のルートン・タウンとの勝ち点差は「2」となった。
エバートンは今回の決定を受けて声明を発表。一貫性がないことについて指摘している。
「2024年1月、エバートンは2022/23シーズンまでの評価期間に許可された利益と持続可能性の基準に違反したとしてプレミアリーグから告発された」
「この問題はプレミアリーグ委員会に付託され、本日、エバートンが即時2ポイント減点を受けることが発表された。クラブはこれ以上の制裁は適切ではないとの立場をとってきたが、二重処罰の概念やクラブが直面している重大な緩和状況など、クラブが提起した問題の大部分を委員会が認めたことを嬉しく思う。これは、ウクライナでの戦争と、高いレベルの協力とクラブの違反の早期承認によるものです」
「エバートンは、PSRに関するすべての問題についてリーグと協力して取り組むことに引き続き取り組んでいますが、適用される減点に関してさまざまな委員会で一貫性がないことを非常に懸念しています」
「クラブは、このプロセス中に提出してくれたファン諮問委員会と他のファングループ、そして継続的な忍耐と惜しみないサポートに対するすべてのエバトニアンに感謝の意を記録に残したいと考えています」
「クラブとその法定代理人は、委員会の決定に対して控訴する準備を開始しました。現時点ではこれ以上のコメントはありません」
エバートンの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
エバートンの人気記事ランキング
1
EL王者アタランタ、エバートンDFゴッドフリーを完全移籍で獲得
アタランタは28日、エバートンの元イングランド代表DFベン・ゴッドフリー(26)を完全移籍で獲得したことを発表した。イタリア『スカイ』によると移籍金は最大で1200万ユーロ(約20億7000万円)になるとのこと。 イングランド代表として2試合の出場歴があるセンターバックを主戦場に、右サイドバック、ボランチでもプレー可能なゴッドフリーは、2020年10月にノリッジ・シティからエバートンに加入。 エバートンでは公式戦93試合に出場、2023-24シーズンは後半戦に出場機会を増やし、プレミアリーグ15試合に出場して15位と苦戦したチームの中で残留に貢献していた。 2024.06.29 07:00 Sat2
アストン・ビラがエバートンWGドビンを獲得…連日にわたる両クラブ間の移籍成立に
アストン・ビラは23日、エバートンからイングランド人FWルイス・ドビン(21)の獲得を発表した。 ドビンはエバートンアカデミー育ちのアタッカーで、11歳からエバートンの下部組織に籍を置き、2021年9月のプレミアリーグで1stチームデビュー。2022-23シーズンはダービー・カウンティにローン移籍し、今季からエバートンに復帰した。 その今季もレギュラー定着とならなかったが、多くの試合でメンバー入りし、公式戦15試合の出場数をマーク。2023年12月10日に行われたプレミアリーグ第16節のチェルシー戦では1stチーム初ゴールも決めている。 両チームではつい前日にU-20イングランド代表MFティム・イローグブナム(20)のエバートン移籍が決まったばかり。その翌日にドビンのアストン・ビラ行きが決まり、連日にわたる両チーム間の移籍成立となっている。 2024.06.23 21:50 Sun3
アーセナルやエバートンで活躍したケビン・キャンベル氏が54歳で逝去…
15日、アーセナルやエバートンはOBの元イングランド人FWケビン・キャンベル氏が54歳で亡くなったと発表した。 ジャマカにルーツを持つキャンベル氏は、アーセナル下部組織出身のストライカーで、18歳時の1988年にファーストチームデビュー。レンタル移籍も経験しながら1995年まで在籍し、クラブ通算228試合に出場し59ゴールを記録した。 その後はノッティンガム・フォレスト、トラブゾンスポルと渡り歩き、1999年にエバートンへレンタル移籍。完全移籍に切り替わると、黒人選手としてクラブ史上初のキャプテンも務めた。 エバートンでは2005年までプレーし、通算164試合51ゴールを記録。ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)、カーディフ・シティでキャリア晩年を過ごし、2007年に現役を引退した。 引退後はメディア上で解説者としても活躍。なお、息子のタイリース・キャンベルもプロサッカー選手で、チャンピオンシップ(イングランド2部)のストーク・シティに在籍している。 エバートンは5月に、キャンベル氏が大病を患い、入院していることを報告。「非常に体調が悪い」と発表していた。また、アーセナルは「元ストライカーのケビン・キャンベルが短い闘病の末に亡くなったと知り、大きな悲しみに暮れている」としており、病に臥したことを伝えている。 2024.06.15 22:04 Sat4
エバートンがエンディアイエ獲得へ、今季マルセイユで46試合出場4ゴール5アシストの活躍
マルセイユのセネガル代表FWイリマン・エンディアイエ(24)は、エバートン移籍が迫っているようだ。 フランス生まれのエンディアイエは、2019年に加入したシェフィールド・ユナイテッドでプロデビュー。2022-23シーズンにチャンピオンシップ(イングランド2部)で印象的なパフォーマンスを発揮すると、昨夏の移籍市場でマルセイユに完全移籍となった。 マルセイユでも主力の一人に定着。公式戦46試合に出場して4ゴール5アシストの成績を残した。 マルセイユとの契約は2028年夏まで残る状況だが、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、エンディアイエはエバートン移籍で交渉成立に至ったとのこと。移籍金は1850万ユーロ(約31億6000万円)+150万ユーロ(約2億5000万円)になると伝えられている。 エンディアイエ自身もエバートン行きで合意。2029年夏までの5年契約で合意しており、残すは正式発表のみになっているという。 2024.06.25 18:20 Tue5