“キム・ミンジェの後釜”という難題…今季加入のナポリでもがく23歳ナタン「…に苦戦中」

2024.03.06 17:10 Wed
ナポリの最終ラインを託されたナタンだが...
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ナポリの最終ラインを託されたナタンだが...
今季ナポリ加入のブラジル人DFナタン(23)は、難しいミッションを課せられている。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

ナタンは昨夏ブラジル1部のレッドブル・ブラガンチーノから加入した今季の新戦力。ナポリとしてはセリエA最優秀DFに輝いたキム・ミンジェ(現バイエルン)の後釜にと獲得したセンターバックだ。
チームは昨季スクデット…故に求められるモノも大きいナタン。

だが、キムの穴を埋めているとはお世辞にも言えず、ナタンだけの責任ではないとはいえ、最終ラインが不安定なナポリは、前線のアタッカー陣も輝かなくなってしまい、序盤戦から低空飛行した挙句、すでにスクデット戦線から脱落している。

ナタン自身は昨年末に肩を負傷し、以来定位置を譲ってしまっている状況…チームがCL圏確保さえ怪しくなってきたなか、代理人が地元ラジオ局の取材に応じ、ナポリ加入後のナタンについて語った。
「ナタンのイタリア語? リスニングはほとんど理解できているようだが、話すにはまだ勉強が必要だ。だが、加入会見はイタリア語で対応していただろう? 歌や映画で楽しく学んでいる最中だし、同僚たちのサポートも喜んでいるよ」

「しかし、調子が上がってきたときにケガをし、丸々1カ月休まねばならなかった。その間に他の選手がセンターバックを占め、ナタンはもっとプレーしたいが、今それは叶わない」

「ブラジルサッカーと全く異なるイタリアサッカーのやり方を理解する必要があったわけだが、ナタンが苦しんだのはそこじゃない。彼はイタリアのコーチの考え方・思考を理解するのに苦戦しているんだ」

「ただ、ナタンはコーチの言うことによく耳を傾けるタイプだし、精神的に強く、満員のスタジアムとプレッシャーにも慣れている。今季のスクデットを信じて加入したから現状にはガッカリしているようだが、それもサッカー界の一部だ」

「ナタンがチームメイト・コーチ陣・スタッフ…全ての人たちと互いに全幅の信頼をおける関係性になってくれれば、私としては嬉しい」

キム・ミンジェの後釜として、ナポリの一員となったナタン。挑戦はこれからも続いていく。

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ナポリは24日、2選手の負傷を発表した。 今回負傷が発表されたのは、スロバキア代表MFスタニスラブ・ロボツカとブラジルDFナタンの2人だ。 クラブの発表によると、共に23日に行われたセリエA第17節のローマ戦で負傷したとのこと。ロボツカは肋骨を骨折、ナタンは右肩を脱臼したしたという。 なお、ロボツカは経過観察を行っていく模様、一方のナタンは来週にも専門医の診断を受け、手術を行うかを決めるとのことだ。 絶対的主力としてアンカーを任されるロボツカは、今シーズンの公式戦全試合に出場し1アシストを記録。一方、今夏に加入したナタンは、今シーズンのセリエAで11試合、チャンピオンズリーグでも6試合に出場していた。 2023.12.25 07:00 Mon
ナポリは25日、元ブラジル代表DFファン・ジェズスの負傷を発表した。 セリエA開幕5試合で2勝2分け1敗と低調なスタートを切った王者ナポリ。ルディ・ガルシア新監督がチームを掌握できていないことが如実に表れているなか、直近の第5節ボローニャ戦は主力センターバックのファン・ジェズスが欠場した。 韓国代表DFキム・ミンジェのバイエルン移籍に伴い、今シーズンから控えを脱したファン・ジェズス。第4節ジェノア戦後の練習で左ハムストリングを痛めたことが報じられており、ボローニャ戦を回避した翌日に検査を受けたという。 ナポリは25日、ファン・ジェズスが左大腿二頭筋の損傷と診断されたと発表。イタリア『カルチョメルカート』によると、治癒までは約2〜3週間。復帰は10月の代表ウィーク後になると考えられ、10月3日にホームで戦うチャンピオンズリーグ(CL)グループC第2節のレアル・マドリー戦も含め、ここから公式戦4試合の欠場が見込まれている。 ナポリはセンターバックの1番手であるコソボ代表DFアミル・ラフマニもハムストリングを痛めて離脱中。プールやジムでのトレーニングは再開しているが、実戦の復帰はまだ先となりそうだ。 攻守の歯車が噛み合わず不振に陥っているなか、ファン・ジェズスの離脱は痛い。当面はノルウェー代表DFレオ・エスティゴーアとブラジル人DFナタンのセンターバックコンビでやり過ごす必要がある。 2023.09.26 17:01 Tue
ナポリのルディ・ガルシア監督(59)は短命政権に終わる可能性もありそうだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 今シーズンからナポリを率いるガルシア監督。スクデット防衛がノルマという難しいミッションを任せられたなか、開幕2試合で格下フロジノーネとサッスオーロに2連勝も、第3節はラツィオに敗れ、第4節は昇格組ジェノアと引き分けた。 ルチアーノ・スパレッティ監督(現:イタリア代表)が指揮して別格の完成度を誇った昨季と比較しても仕方ないわけだが、開幕4試合で2勝1分け1敗、勝ち点「7」という数字は2015-16シーズン以来、8年ぶりの低い水準となっている。 『カルチョメルカート』は4試合で5失点を喫した最終ラインの改善が必要と指摘。ただ、今夏の最終ライン補強は韓国代表DFキム・ミンジェの後釜として獲得した元U-20ブラジル代表DFナタン1枚のみだけで、ガルシア監督はナタンを4試合で一度も起用していない。 その他にも崩しの切り札であるジョージア代表FWクヴィチャ・クワラツヘリアが昨年3月から半年間ノーゴールだったりと、チーム全体の歯車が噛み合っていない印象。イタリア国内ではナポリファンの間で早くも「#GarciaOut」のハッシュタグがトレンド入りしているという。 また、ガルシア監督と選手の関係性も危惧されている模様。ジェノア戦では2-2から勝ち越し点の欲しいシチュエーションで交代を命じられたクワラツヘリアが指揮官に「Why?」といったジェスチャーを向けるシーンも。その他の主力選手を含め、ガルシア監督はあまり信頼を得られていないとのことだ。 次の公式戦は20日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)グループC第1節のブラガ戦。敵地での一戦となるが、格下相手に充実のゲーム内容と勝ち点3を積み上げ、国内での戦いにもつなげたいところだ。 2023.09.19 13:54 Tue
ナポリは7日、レッドブル・ブラガンチーノのブラジル人DFナタン(22)を獲得したことを発表した。契約期間は2028年6月までの5年間で、移籍金は1000万ユーロ(約15億6000万円)とのこと。 フラメンゴの下部組織で育ったナタンは世代別代表経験ありのセンターバック。2021年3月にブラガンチーノに加入し公式戦103試合に出場した。 ナポリでは昨季スクデット獲得に大きく貢献したキム・ミンジェがバイエルンに引き抜かれており、ナタンはその穴を埋める活躍が期待される。 2023.08.07 22:30 Mon
ナポリがレッドブル・ブラガンチーノからブラジル人DFナタン(22)の獲得に迫っているようだ。 ナタンは世代別代表経験ありのセンターバック。キム・ミンジェを失ったナポリはその穴埋めを目指すなか、ナタン獲得の動きを強めている模様だ。 急浮上したナタン獲得の動きだが、イタリアの著名記者であるジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、クラブ間の対話は前向きなものがあるという。 移籍金額は総額1000万ユーロ(約15億6000万円)とされ、選手本人とは合意済み。順調にいけば、6日の朝にもメディカルチェックを受け、そのまま練習に合流する模様だ。 それらが計画どおりなら、同日に行われるアウグスブルクとのテストマッチにナタンも参加させうるというナポリだが、果たして。 2023.08.05 11:25 Sat

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ナポリがイタリア代表DFレオナルド・スピナッツォーラ(31)を手中に収めたようだ。イタリア『スカイ・スポーツ』が報じた。 2019年夏にユベントスからローマへ加わり、5シーズン在籍したスピナッツォーラ。ユーロ2020での大ケガもありながら、ウイングバックやサイドバックとして公式戦151試合を戦った。 2023-24シーズンは公式戦36試合に出場。しかし、1月に移籍の可能性が浮上しており、「移籍が決まらなければ契約満了の6月にローマを去ることになる」と代理人のダビデ・リッピ氏が退団を示唆していた。 そんなスピナッツォーラに接近したのが、アントニオ・コンテ監督が就任したナポリ。2026年6月までの2年契約で合意したという。 ナポリはすでにU-21スペイン代表DFラファ・マリン(22)の移籍に関して、レアル・マドリーとクラブ間合意済み。早くも守備者を2人確保するに至った模様だ。 2024.07.05 16:44 Fri
ナポリがトリノからイタリア代表DFアレッサンドロ・ボンジョルノ(25)の獲得に迫るようだ。 イタリア『スカイ』によると、ボンジョルノとは給与などの詳細を積める作業の最中だが、先んじて合意に得るナポリはクラブとの話し合いもまとめた模様。合意した移籍金額は固定の3500万ユーロ(約60億9000万円)+ボーナス500万ユーロ(約8億7000万円)になるという。 2日に選手の代理人らとミラノで会談したナポリはその後にクラブと接触し、合意に。インテルが狙っているといわれたが、ナポリ行きに向かっているようだ。 トリノ生え抜きセンターバックのボンジョルノは2018年4月にトップデビューし、今や守備の要に。トリノでの継続的な活躍から人気銘柄となり、2023年6月のデビューから4キャップを刻む代表では先日までユーロ2024にも参戦した。 U-21スペイン代表DFラファ・マリン(22)とイタリア代表DFレオナルド・スピナッツォーラ(31)の獲得も濃厚視されるなか、ボンジョルノも射止めそうなナポリ。アントニオ・コンテ新監督のもとでスタートとなる来季に向け、補強が着々と進むようだ。 2024.07.05 16:35 Fri
イタリア代表DFジョバンニ・ディ・ロレンツォ(30)がナポリに残留へ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 今夏のナポリ退団希望を、代理人を通じて明確にしていたディ・ロレンツォ。キャプテンを担うなか、代理人は繰り返し、クラブとの関係悪化を公言していた。 いち早く獲得へ動き出したユベントスは、ディ・ロレンツォと旧知のクリスティアーノ・ジュントリSDが口頭合意を得た…ここまでは判明していたが、その後の進展は伝えられず。 そうこうしているうちにディ・ロレンツォ擁するイタリア代表がユーロ2024から敗退し、カルチョ全体の市場が大きく動き出すように。 今日現在、ユベントスの右サイドバック補強として名前が頻繁に上がるは、ディ・ロレンツォではなく、マンチェスター・シティのブラジル代表DFヤン・コウト(22)だ。 どうやら、ディ・ロレンツォとの関係性が悪化していたとされるアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は“誠心誠意”、残留を懇願。また、アントニオ・コンテ新監督も必死に残留を説得してきたという。 当初はナポリ退団の一点張りだったディ・ロレンツォも態度を緩めてきたとされ、どこかのタイミングで残留を発表する会見もセッティングされるとのこと。代理人もこの情報を知人の記者らに明かしているとのことだ。 ディ・ロレンツォのユベントス移籍はなくなり、ナポリに残留へ。これで大方決着だ。 2024.07.04 19:40 Thu
ポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキ(30)のインテル入りが目の前だ。イタリア『カルチョメルカート』が伝える。 早い段階から今夏のインテル入りが確実視されてきたジエリンスキ。 先日自身のSNSでナポリに別れを告げた30歳は、ボールを扱う技術、フリーランニング、運動量、戦術理解度…どれを取ってもセリエA随一のセントラルハーフだ。 このように、年齢的にも脂が乗った選手を移籍金ゼロで獲得できるのが、“マロッタ・マジック”で蘇ったインテルらしさ。 そして、ジエリンスキがけん引するポーランド代表のユーロ2024敗退により、インテルへの正式加入が目の前に。ジエリンスキはインテルと延長オプション付きの3年契約。年俸は450万ユーロ(約7億8000万円)になるとのことだ。 2024.07.04 14:40 Thu
ナポリがレアル・マドリーのU-21スペイン代表DFラファ・マリン(22)獲得を決めたようだ。 ラファ・マリンはマドリーの下部組織出身。191cmの高さを誇るセンターバックであり、昨シーズンはアラベスへレンタル移籍すると、主力としてラ・リーガ33試合に出場した。 評価が高まるラファ・マリンには、アントニオ・コンテ監督が就任したナポリが接近。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、交渉を続けていた両クラブは合意に至ったとのことだ。 スペイン『マルカ』によると、移籍金は1200万ユーロ(約20億9000万円)になる模様。契約には状況次第で額が変動する買い戻しオプションも付随と報じられている。 ラファ・マリンはプレシーズンキャンプ前にメディカルチェックをする予定。コンテ監督の下で復権を目指すクラブにとって、期待の若手センターバック獲得は大きな補強になりそうだ。 2024.07.04 10:10 Thu

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ユベントスのイタリア代表FWフェデリコ・キエーザ(26)は、ローマ移籍に近づいてるようだ。 ユベントスはチアゴ・モッタ新監督の下、マッシミリアーノ・アッレグリ前体制から大幅な刷新を図っている。そのなかでキエーザはクラブとの契約延長の停滞や、新指揮官が望むタイプのウイングプレーヤーではないということもあり、今夏の移籍が既定路線とみられる。 ユーロ2024期間中には去就に関する動きをストップしていた26歳だが、イタリアの敗退に伴い、その動きを本格化させる構えだ。 すでにサウジアラビアからの巨額なオファーを拒否した一方、関心が伝えられたバイエルンやプレミアリーグの複数クラブの交渉に進展がみられない状況のなか、ここにきて現実味を帯びてきたのが、以前から関連が報じられたローマ移籍だ。 補強の権限を有するダニエレ・デ・ロッシ監督は、イタリア代表のコーチングスタッフ時代から親交があるキエーザを高く評価しており、手薄なウイングのトップターゲットに定めていた。 移籍市場に精通するニコロ・スキラ氏によると、ローマはキエーザに対して年俸550万ユーロ(約9億6000万円)のオファーを掲示したという。さらに、イタリア『Il Romanista』はクラブ間でも交渉を進めており、2000万ユーロ(約34億9000万円)+アドオンという条件で交渉がまとまる可能性が高いと主張している。 現在、ローマではアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラが攻撃の主軸を担っており、ユベントス時代に良い関係性を築いたキエーザの加入によって、そのコンビネーションの復活も期待されるところだ。 2024.07.06 15:30 Sat
カリアリは5日、イタリア人指揮官のダビデ・ニコラ氏(51)を新監督に招へいしたことを発表した。契約期間は2026年6月30日までで、1年間の延長オプションが付随している。 2023-24シーズンを15位で終えたカリアリは、5月21日に2023年1月からチームを率いていたクラウディオ・ラニエリ監督との契約解除を発表していた。 その後任に選ばれたのは、過去にクロトーネやサレルニターナを降格の危機から救い出し、“残留請負人”としても知られるニコラ氏。直近では今年1月に降格圏の19位に沈んでいたエンポリの指揮官に就任。 就任後は6戦負けなし(3勝3分け)とチームを立て直すも、終盤にかけては黒星が先行。降格圏の18位で迎えた最終節のローマ戦では、後半アディショナルタイムの劇的弾で勝利を飾ると、最終的に残留圏の17位に浮上し、エンポリを奇跡の逆転残留に導いた。 2024.07.06 08:05 Sat
ユベントスは5日、モンツァからイタリア人GKミケーレ・ディ・グレゴリオ(26)を買い取り義務付きのレンタル移籍で獲得したことを発表した。 ユベントスの発表によれば、レンタル料は450万ユーロ(約7億9000万円)で、シーズン終了後に1350万ユーロ(約23億5000万円)の移籍金を3回に分割して支払うとのこと。また、ディ・グレゴリオのパフォーマンス応じて最大200万ユーロ(約3億5000万円)のボーナスが付随するとのことだ。 ミラノ出身のディ・グレゴリオは、下部組織時代を過ごしたインテルでプロ契約を締結。しかし、レンタル移籍を繰り返してデビューにはとうとう至らなかった。 分岐点となったのは、2020-21シーズンに当時セリエBのモンツァへ貸し出されたこと。23歳だったディ・グレゴリオは即座に正守護神となると、2022年夏から完全移籍。 モンツァでは現在に至るまで絶対的守護神の座を譲らず、2023-24シーズンもセリエAで33試合出場し14回ものクリーンシートを達成すると、セリエA最優秀GK賞に選出された。 2024.07.06 07:30 Sat
アタランタは5日、ガラタサライのイタリア代表MFニコロ・ザニオーロ(25)を買い取り義務付きのレンタル移籍で獲得したことを発表した。なお、特定の条件を満たした場合は買い取り義務が発生する。 ザニオーロはジェノアやフィオレンティーナの下部組織で育つと、エンテッラ、インテルの下部組織でもプレー。2018年7月にインテルからローマに完全移籍した。 天才肌のゲームメーカーだったが、度重なるヒザの重傷に見舞われることに。右ヒザの半月板損傷と前十字じん帯断裂の重傷を負うと、復帰してすぐに代表戦で今度は左ヒザに重傷を負うなどした。 2023年2月にガラタサライに完全移籍。2023-24シーズンはアストン・ビラへレンタル移籍していた中、公式戦39試合で3ゴールを記録していた。 ローマ時代には公式戦128試合で24ゴール18アシスト。セリエAでは94試合で13ゴール10ゴールを記録している。 2023-24シーズンのアタランタはヨーロッパリーグ(EL)を見事に優勝。2024-25シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)に参加することになるが、ザニオーロが輝きを見せられるか注目だ。 2024.07.05 22:05 Fri
2シーズン連続でプレミアリーグ2位に終わったアーセナル。今夏最初の補強は、センターバックになるかもしれない。 ミケル・アルテタ監督の下、かつての強さを取り戻しつつあるアーセナル。特に攻守のバランスが良く、守備陣は年齢と実力が相まって非常にハイレベルな陣容となっている。 そんな中、アーセナルが補強に動いているのがイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ(22)。ボローニャで頭角を表したCBは、ユーロ2024でも躍動。グループステージ最終節のクロアチア代表戦では、最終盤にドリブルを仕掛け、劇的ゴールをアシストしていた。 イタリア代表はラウンド16で敗退したことで、カラフィオーリの移籍が加熱。当初はチェルシーが獲得を目論んでいたが、ボローニャを納得させることはできなかったという。 そんな中、アーセナルがより良いオファーを準備。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によると、アーセナルとカラフィオーリ自身は条件面で合意に至ったとのこと。年俸約400万ユーロ(約7億円)、2028年夏までの4年契約になるとされている。カラフィオーリはボローニャで年俸75万ユーロ(約1億3000万円)だったため、5倍以上に跳ね上がることになる。 また、5000万ユーロ(約87億1700万円)以下のオファーを受け付けない予定だったボローニャだったが、アーセナルは断られたオファーを開戦時、5500万ユーロ(約95億9000万円)を準備したとのこと。ボローニャもこれには合意せざるを得ない状況だったようで、ボーナスがいくつか含まれているようだ。 カラフィオーリは、ローマの下部組織で育ち、2020年9月にファーストチームへ昇格。2022年1月にはジェノアへレンタル移籍すると、2022年8月にバーゼルへ完全移籍。2023年8月にボローニャに加入した。 ボローニャでは公式戦33試合で2ゴール5アシスト。センターバックを軸に、左サイドバックでもプレーが可能。日本代表DF冨安健洋にとってはライバルにもなるが、強固なアーセナルの守備陣に新たな戦力が加わることになりそうだ。 2024.07.05 21:50 Fri

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ナポリが6選手の退団を発表! 8年過ごしたポーランド代表MFジエリンスキやレンタル3選手などが契約満了

ナポリは30日、契約満了による6選手の退団を発表した。 クラブとの契約が満了を迎えるのは、ポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキ(30)、ベルギー代表MFレアンデル・デンドンケル(29)、元ドイツ代表MFディエゴ・デンメ(31)、イタリア代表GKピエルルイジ・ゴッリーニ(29)、ポーランド人GKフベルト・イダシャク(22)、コートジボワール代表MFハメド・トラオレ(24)の6人となる。 ジエリンスキは、2016年8月にウディネーゼから完全移籍で加入。8シーズンを過ごし、公式戦364試合で51ゴール46アシストを記録。2023-24シーズンもセリエAで28試合3ゴール2アシストを記録するなど、主軸としてプレーした。なお、インテルへの移籍が濃厚とされている。 デンドンケルは、アストン・ビラから2024年1月にレンタル移籍で加入。セリエAでわずか3試合の出場に終わり、クラブは買い取りオプションを行使せず。トラオレはボーンマスから同じく2024年1月にレンタル移籍で加わり、セリエAで9試合に出場したが、こちらも買い取らないことを決断した。 デンメは2020年1月にRBライプツィヒから完全移籍で加入。4シーズン半の在籍で公式戦92試合に出場し5ゴール4アシスト。今シーズンはほとんど出番がなく、セリエAで2試合、コッパ・イタリアで1試合の出場に終わった。 ゴッリーニは2023年1月にレンタル移籍で加入。2023-24シーズンも引き続きレンタルでの加入となったが、控えGKとなり、公式戦10試合の出場に終わり、アタランタへ戻ることとなった。 また、イダシャクは2022年7月に下部組織から昇格も、ファーストチームでデビューすることなく退団が決定した。 2024.06.30 22:55 Sun
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ジエリンスキのインテル入り目前…セリエA随一のセントラルハーフは3年契約へ

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エース引き留めのためナポリ会長自らドイツへ…去就注目のクワラツヘリアと会談も合意には至らず、それでも大きな一歩か

今夏の去就が大きな注目を集めているナポリのジョージア代表FWクヴィチャ・クワラツヘリア(23)だが、ナポリは手放す気はさらさらないようだ。 ナポリではアタッカーとしてプレーし、セリエAで34試合に出場し11ゴール8アシストを記録。公式戦でも45試合11ゴール9アシストを記録した。 ナポリに移籍するまでは無名に近かったが、2シーズンでその実力を遺憾なく発揮。ビッグクラブからの関心を強く寄せられることとなった。 現在はジョージア代表としてユーロ2024に出場。グループステージ最終節のポルトガル代表戦では、貴重なゴールを記録し、チームのベスト16行きに貢献していた。 イタリア『スカイ・スポーツ』によれば、ユーロを戦っているクワラツヘリアの下へ、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長、スポーツ・ディレクター(SD)のジョバンニ・マンナ氏、幹部のアンドレア・キアヴェッリ氏がドイツへと飛んだという。 新たにアントニオ・コンテ監督を迎えたナポリ。そのプロジェクトには当然クワラツヘリアも入っており、クラブとしても監督としても手放す気はない。 一方で、クワラツヘリアの代理人は今夏の退団を示唆。パリ・サンジェルマン(PSG)などからのオファーはある状況のため、ステップアップを考えているという。 当の本人はポルトガル代表戦後に去就について問われ「コンテ監督は僕が残ると言った?まだわからないけど、リスペクトしている。彼は世界で最高の監督の1人だけど、僕はまだナポリをリスペクトし、愛している。自分の将来についてどう答えるべきかはまだ分からない」と語り、どちらともない回答に留めていた。 ナポリはユーロ開幕前にすでにクワラツヘリアに新たなオファーを出していたが、これは拒否。2度目のオファーのため、そして話し合いのために会長自ら足を運んだが、今回も合意するには至らなかったという。 今はジョージア代表としてユーロに集中しているクワラツヘリア。次は、ユーロ終了後に交渉する予定とのことだが、果たして合意に至る条件を提示できるのか注目だ。 2024.06.28 11:50 Fri
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