新鋭ロメロ2発のセビージャがヘタフェ撃破! ビジャリブレ痛烈恩返し弾のアスレティックも順当に8強入り【コパ・デル・レイ】
2024.01.17 08:38 Wed
コパ・デル・レイのラウンド16の3試合が16日に行われた。
セビージャを率いるキケ・フローレス監督にとって古巣対戦となったヘタフェvsセビージャは、アウェイのセビージャが1-3で勝利した。
両チームは立ち上がりから球際でバチバチとやり合うなか、前半は良くも悪くもセルヒオ・ラモスが主役に。開始8分にセットプレーからスソの正確なクロスを百戦錬磨のベテランDFが頭で合わせ、アウェイチームが早々に先制点を奪う。
だが、ここからホームチーム優勢の時間が続くと、23分にはロングボールの処理を誤ったセルヒオ・ラモスのヘディングでのクリアがゴール前のスペースに落ちると、これに抜け目なく反応したマタがGKドミトロビッチのアクシデントで急遽スタメン起用となったGKフローレスの頭上を抜く巧みなループシュートですぐさま同点に追いついた。
その後は追いついた勢いに乗るヘタフェペースで試合が進んだものの、マジョラルらの決定機は逆転ゴールには繋がらなかった。
これで完全に乗ったロメロは直後の55分、カウンターからボックス付近へ果敢な攻撃参加を見せたソウからのプレゼントパスを冷静にゴールネットへ流し込み、ドブレーテを達成した。
後半半ばから終盤にかけてはエースのウナルなど続けて攻撃的なカードを切ったヘタフェがボールも主導権も握って押し込み続ける。だが、時間の経過とともにバタバタ感がなくなったGKフローレスを中心に粘り強く守るアウェイチームの守備をこじ開けることはできなかった。
この結果、イザーク・ロメロのドブレーテの活躍によってセビージャがベスト8進出を決めた。
バスク自治州ダービーとなったアスレティック・ビルバオvsアラベスは、ホームのアスレティックが2-0で勝利した。
リーグ戦から若干メンバーを落として臨んだアスレティックだが、地力の差によって優位に試合を進めていくと、前半半ばの28分にはボックス左で馬力のある仕掛けを見せたビジャリブレがニアを射抜く強烈な左足のシュートを突き刺し、古巣に恩返しゴールを決める。
ホームチーム1点リードで折り返した後半はアラベスが立ち上がりに幾つか決定機を作ったものの、これを決め切れない。すると、60分にはデ・マルコスからの正確な右クロスを再びビジャリブレが今度はダイビングヘッドで合わせ、古巣相手に痛烈なドブレーテを達成した。
これで余裕の展開となったバルベルデのチームは週末のリーグ戦を睨んで主力を下げてカンテラーノをピッチに送り出し、危なげなく2-0のスコアで試合をクローズ。バスク自治州ダービーを制して8強入りを決めた。
また、今ラウンドに2部のチームとして唯一参戦となったテネリフェとマジョルカの一戦は、120分の激闘の末にマジョルカが0-1で勝利した。
プリメーラでも得点力に問題を抱えるアギーレのチームは、この試合でもテネリフェの堅守を前に攻撃が停滞。セットプレーを含めてゴールの匂いをさせる攻撃を見せられず、90分間の戦いを終えた。
それでも、PK戦突入不可避と思われた延長後半土壇場の120分にパワープレー気味の攻撃からボックス中央のラリンがDFに囲まれながらも右足で巻き込む形の見事なグラウンダーシュートを左隅に突き刺し、劇的ゴールを挙げた。
この直後に試合はタイムアップを迎え、プリメーラ勢の意地を見せたマジョルカがベスト8進出を決めた。
◆コパ・デル・レイ ラウンド16
▽1/16(火)
ヘタフェ 1-3 セビージャ
アスレティック・ビルバオ 2-0 アラベス
テネリフェ(2) 0-1 マジョルカ
▽1/17(水)
《28:00》
バレンシア vs セルタ
《29:00》
オサスナ vs レアル・ソシエダ
《29:30》
ジローナ vs ラージョ・バジェカーノ
▽1/18(木)
《27:30》
ウニオニスタス(3) vs バルセロナ
《29:30》
アトレティコ・マドリー vs レアル・マドリー
※()内は所属カテゴリー
セビージャを率いるキケ・フローレス監督にとって古巣対戦となったヘタフェvsセビージャは、アウェイのセビージャが1-3で勝利した。
両チームは立ち上がりから球際でバチバチとやり合うなか、前半は良くも悪くもセルヒオ・ラモスが主役に。開始8分にセットプレーからスソの正確なクロスを百戦錬磨のベテランDFが頭で合わせ、アウェイチームが早々に先制点を奪う。
その後は追いついた勢いに乗るヘタフェペースで試合が進んだものの、マジョラルらの決定機は逆転ゴールには繋がらなかった。
1-1のイーブンで折り返した後半は直近のアラベス戦でセビージャでのトップチームデビューを飾った23歳のFWが主役に。立ち上がりの48分にはカウンターから右サイド深くに抜け出したオカンポスからの正確なクロスにファーで反応したイザーク・ロメロがヘディングで合わせ、値千金のトップチーム初ゴールを奪取。
これで完全に乗ったロメロは直後の55分、カウンターからボックス付近へ果敢な攻撃参加を見せたソウからのプレゼントパスを冷静にゴールネットへ流し込み、ドブレーテを達成した。
後半半ばから終盤にかけてはエースのウナルなど続けて攻撃的なカードを切ったヘタフェがボールも主導権も握って押し込み続ける。だが、時間の経過とともにバタバタ感がなくなったGKフローレスを中心に粘り強く守るアウェイチームの守備をこじ開けることはできなかった。
この結果、イザーク・ロメロのドブレーテの活躍によってセビージャがベスト8進出を決めた。
バスク自治州ダービーとなったアスレティック・ビルバオvsアラベスは、ホームのアスレティックが2-0で勝利した。
リーグ戦から若干メンバーを落として臨んだアスレティックだが、地力の差によって優位に試合を進めていくと、前半半ばの28分にはボックス左で馬力のある仕掛けを見せたビジャリブレがニアを射抜く強烈な左足のシュートを突き刺し、古巣に恩返しゴールを決める。
ホームチーム1点リードで折り返した後半はアラベスが立ち上がりに幾つか決定機を作ったものの、これを決め切れない。すると、60分にはデ・マルコスからの正確な右クロスを再びビジャリブレが今度はダイビングヘッドで合わせ、古巣相手に痛烈なドブレーテを達成した。
これで余裕の展開となったバルベルデのチームは週末のリーグ戦を睨んで主力を下げてカンテラーノをピッチに送り出し、危なげなく2-0のスコアで試合をクローズ。バスク自治州ダービーを制して8強入りを決めた。
また、今ラウンドに2部のチームとして唯一参戦となったテネリフェとマジョルカの一戦は、120分の激闘の末にマジョルカが0-1で勝利した。
プリメーラでも得点力に問題を抱えるアギーレのチームは、この試合でもテネリフェの堅守を前に攻撃が停滞。セットプレーを含めてゴールの匂いをさせる攻撃を見せられず、90分間の戦いを終えた。
それでも、PK戦突入不可避と思われた延長後半土壇場の120分にパワープレー気味の攻撃からボックス中央のラリンがDFに囲まれながらも右足で巻き込む形の見事なグラウンダーシュートを左隅に突き刺し、劇的ゴールを挙げた。
この直後に試合はタイムアップを迎え、プリメーラ勢の意地を見せたマジョルカがベスト8進出を決めた。
◆コパ・デル・レイ ラウンド16
▽1/16(火)
ヘタフェ 1-3 セビージャ
アスレティック・ビルバオ 2-0 アラベス
テネリフェ(2) 0-1 マジョルカ
▽1/17(水)
《28:00》
バレンシア vs セルタ
《29:00》
オサスナ vs レアル・ソシエダ
《29:30》
ジローナ vs ラージョ・バジェカーノ
▽1/18(木)
《27:30》
ウニオニスタス(3) vs バルセロナ
《29:30》
アトレティコ・マドリー vs レアル・マドリー
※()内は所属カテゴリー
セビージャの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
セビージャの人気記事ランキング
1
ブライトンのアルゼンチン代表DFバルコがストラスブールに買取OP付きレンタル移籍…今季はセビージャにレンタルも9試合の出場に終わる
ストラスブールは2日、ブライトン&ホーヴ・アルビオンのアルゼンチン代表DFバレンティン・バルコ(20)を買い取りオプション付きのレンタル移籍で獲得したことを発表した。 バルコはボカ・ジュニアーズ育ちのサイドバック。2024年1月にブライトンへと完全移籍を果たしていた。 アルゼンチン期待のSBだったが、ロベルト・デ・ゼルビ前監督の下では7試合の出場と多くの出番を得られず。ファビアン・ヒュルツェラー監督も構想に入れておらず、今シーズンはセビージャにレンタル移籍していた。 そのセビージャでも多くの出番はなく、ラ・リーガで7試合、コパ・デル・レイで2試合に出場し1アシストを記録するにとどまっていた。 2025.02.02 23:20 Sun2
アルゼンチン代表DFモンティエルが3年半ぶりに古巣リーベル・プレートに復帰!
リーベル・プレートは20日、アルゼンチン代表DFゴンサロ・モンティエル(28)を完全移籍で獲得した。契約期間は明かされていないが、『Transfer market』は2028年12月31日までと伝えている。 リーベル・プレートの下部組織から2016年にトップチームデビューを飾ったモンティエルは、176cmの攻撃的な右サイドバック。リーベル・プレートでは公式戦138試合に出場し、6ゴール14アシストを記録している。在籍期間に2018年のコパ・リベルタドーレス制覇など、8つのタイトルを獲得。 2021年8月に完全移籍で加入したセビージャでは、本職の右サイドバックだけでなく、センターバックでもプレーし、在籍2年半で公式戦81試合に出場。昨季はノッティンガム・フォレストへレンタル移籍に出されると、復帰した今季はカップ戦要員としてプレーしており、リーグ戦では111分のプレー時間に留まっていた。 2025.01.21 09:01 Tue3
昨季のEL制覇は“かりそめ”…衰退するセビージャ、ケガ人も多く37歳S・ラモスを酷使中
セビージャにはケガ人が非常に多い。スペイン『Relevo』が伝えている。 現在セビージャはラ・リーガで5勝9分け11敗の15位に低迷。昨季のヨーロッパリーグ(EL)制覇によってもたらされたチャンピオンズリーグ(CL)もグループステージ最下位で敗退…“お家芸”とも言える「3位→EL参戦→優勝」ルートに進めなかった。 振り返ると、セビージャは昨季から異変が起きている。 21世紀に入ってからラ・リーガで一度も下位(11位〜20位)フィニッシュがなかったにもかかわらず、昨季まさかの12位で、今季もここまで15位に沈む。 昨季序盤戦は2部リーグ降格圏に足を踏み入れるほど低迷し、ホセ・ルイス・メンディリバル監督の途中就任より戦術を「ポゼッション」から「ロングボール&速攻」にチェンジ…大胆な決断が通算7度目のEL制覇をもたらした。 しかし、今思えばこれも“かりそめ”。 メンディリバル登板は劇薬に過ぎず、対戦相手から研究・対策された結果、同監督は今季序盤戦で解任の憂き目に。欧州初指揮の前ウルグアイ代表指揮官、ディエゴ・アロンソ監督が後任となったなか、ラ・リーガ直近4試合で2勝2分けの無敗とはいえ、『Relevo』はある点を不安視する。 そう、セビージャは主力を中心にケガ人が非常に多いのだ。 DFネマニャ・グデリ、DFマルコス・アクーニャ、DFマルコン、DFタンギ・ニアンズ、MFエリク・ラメラ、MFルシアン・アグメ、FWドディ・ルケバキオ、FWマリアーノ・ディアス、FWルーカス・オカンポス アクーニャ、マルコン、マリアーノについては、ここ2〜3週間の間にケガから復帰して数試合で別の箇所を痛めたか再発。17日のバレンシア戦で途中交代した主軸アクーニャは筋断裂だという。 ケガ人の頻発により、37歳DFセルヒオ・ラモスも最終ラインでフル稼働せざるを得ない状況。前半戦は2〜3試合に1試合ベンチスタートだったが、昨年12月以降、出場停止1試合を除いて10試合連続でフル出場中だ。 理想的な11人、またはそれに近い11人を組むこともできない現状では、昨季からの低迷を脱却することも難しいか。少なくとも、もはやセビージャはラ・リーガの第二勢力とは言えない立ち位置にある。 2024.02.21 15:35 Wed4
セビージャの主力DFキケ・サラスが八百長の疑いで逮捕…意図的に警告を受けた疑い
セビージャのU-21スペイン代表DFキケ・サラス(22)が、八百長の疑いで逮捕された。スペイン『エル・コンフィデンシアル』が報じている。 報道によると、キケは知人が自身にイエローカードを受けることに賭け、利益を得るために故意にイエローカードを受けていた疑いがあるという。その知人2人も捜査対象となっているなか、同選手は取り調べを受けるため警察に拘留されている。 キケは今シーズンのラ・リーガ14試合に出場し、3回警告を受けたが、昨季終盤の8試合で7枚の警告を受けたことで疑惑が浮上。そのうち1試合は出場停止で欠場し、22歳DFは同期間ラ・リーガで最も警告を受けた選手となっていた。 なお、所属選手の逮捕を受け、セビージャは「司法手続きと無罪推定の原則を全面的に尊重します」との声明を発表している。 「セビージャFCは、今週火曜日に当クラブの選手キケ・サラスに関連して発生した事件を受けて、司法手続きを全面的に尊重します。また、当クラブは選手の無罪推定の原則を尊重することを強調します」 「当然のことながら、セビージャFCはスポーツ界におけるあらゆる不正行為、特に競技の公正性に影響を及ぼす可能性のある行為を非難します」 仮に、今回の容疑で有罪となった場合、刑事罰だけでなくラ・リーガから長期の出場停止処分など厳罰に処される可能性が高い。 セビージャ出身のキケは、13歳からセビージャのカンテラに在籍。2023年1月にファーストチームに昇格し、そのままテネリフェにレンタル移籍していた。その後、2023-24シーズンにセビージャへ復帰すると、主力に定着。 今季もここまで主力を担うなか、ラツィオからの関心も伝えられた左利きDFは、昨年末にクラブと2029年までの新契約を結んでいた。 2025.01.15 10:13 Wed5