三戸舜介がオランダデビュー戦でゴール! 出場45分も持ち前のスピードでアピール

2024.01.14 09:50 Sun
今後にも期待膨らむデビューに。
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今後にも期待膨らむデビューに。
今冬にアルビレックス新潟からスパルタ・ロッテルダムに移籍し、オランダ挑戦の三戸舜介がいきなりの結果だ。スパルタ・ロッテルダムはエールディビジ再開初戦となる13日の第17節でフォルトゥナ・シッタートのホームに。オランダの地で欧州初挑戦の21歳アタッカーはさっそく右ウィングの先発に抜てきされた。
デビュー戦は前半のみのプレーだったが、0-0の33分に敵陣中央でヨシュア・キトラーノのスルーパスに反応すると、持ち前のスピードで相手DFをぶっちぎり、ボックス中央から右足でネットを揺らした。

これが先制点となり、後半にも加点したチームは2-0で新年初戦を白星。パリ・オリンピックも目指す三戸がオランダで上々のスタートを切った。

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日本サッカー協会(JFA)は3日、パリ・オリンピックに臨むU-23日本代表メンバーを発表した。 2024年のパリ・オリンピック出場権を獲得したU-23日本代表。AFC U23アジアカップでは見事に優勝し、アジア王者としてメダル獲得を目指す。 海外組の招集に制限がある中で、18名とこれまでの活動から大きくメンバーを絞らなければいけない状況に。大岩剛監督は、MF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)、MF山本理仁(シント=トロイデン)、GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)、MF斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム/オランダ)、FW細谷真大(柏レイソル)らが選ばれた。 一方で、GK鈴木彩艶(シント=トロイデン/ベルギー)、MF松木玖生(FC東京)などはバックアップメンバーにも入らず。オーバーエイジの選出もなかった。 なお、バックアップメンバー4名も発表され、GK佐々木雅士(柏レイソル)、DF鈴木海音(ジュビロ磐田)、MF山田楓喜(東京ヴェルディ)、MF佐野航大(NECナイメヘン/オランダ)が呼ばれた。 今回発表されたU-23日本代表メンバーは以下の通り。 ◆パリ五輪 U-23日本代表メンバー GK 1.小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル) 12.野澤大志ブランドン(FC東京) DF 4.関根大輝(柏レイソル) 2.半田陸(ガンバ大阪) 16.大畑歩夢(浦和レッズ) 15.高井幸大(川崎フロンターレ) 5.木村誠二(サガン鳥栖) 3.西尾隆矢(セレッソ大阪) MF 8.藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン/ベルギー) 7.山本理仁(シント=トロイデン/ベルギー) 6.川﨑颯太(京都サンガF.C.) 14.三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム/オランダ) 13.荒木遼太郎(FC東京) FW 17.平河悠(FC町田ゼルビア) 18.佐藤恵允(ブレーメン/ドイツ) 10.斉藤光毅(ロンメル/ベルギー) 9.藤尾翔太(FC町田ゼルビア) 11.細谷真大(柏レイソル) ◆バックアップメンバー GK 佐々木雅士(柏レイソル) DF 鈴木海音(ジュビロ磐田) MF 山田楓喜(東京ヴェルディ) 佐野航大(NECナイメヘン/オランダ) 2024.07.03 14:08 Wed
スパルタ・ロッテルダムは13日、元オランダ代表MFジョナサン・デ・グズマン(36)との契約を1年間延長したと発表。来季も現役続行だ。 デ・グズマンはカナダ出身の元オランダ代表戦士。フェイエノールトから羽ばたき、マジョルカ、ビジャレアル、スウォンジー、ナポリ、キエーヴォ・ヴェローナ、フランクフルト、クレタと欧州6カ国でのプレー経験を持つ36歳だ。 20年夏移籍のギリシャ1部・クレタで現役を退くかと思われていたが、22年夏、プロデビューのフェイエノールトと同じロッテルダムに本拠地を置くスパルタへ加入。今季も精神的支柱、また主力として公式戦33試合でプレーした。 来季頭にヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)プレーオフへ進むスパルタ。U-23日本代表の斉藤光毅&三戸舜介など若い選手も非常に多いチームは、デ・グズマンの存在を必要とし、契約延長にあたりクラブも感謝を表明する。 「スパルタで継続してくれることを嬉しく思います。過去2年で彼から授かった付加価値は計り知れず、ピッチ内外での貢献には感謝しきれません。20年に及ぶ国外を含めたプロキャリアを持つジョナサン・デ・グズマンは、周囲の選手たちにとって『指導者』なのです」 2024.06.14 16:40 Fri
U-23日本代表は日本時間12日にカンザスシティでU-23アメリカ代表との国際親善試合に臨み、2-0で勝利した。 パリ五輪メンバー発表前最後の活動でアメリカ遠征のU-23日本代表。同じく五輪に出場するU-23アメリカとは7日にも非公開で試合し、連戦となる。[4-3-3]のシステムを用いた大岩剛監督は小久保玲央ブライアンを最後の砦とし、最終ラインに右から半田陸、西尾隆矢、高井幸大、大畑歩夢を起用。中盤は藤田譲瑠チマをアンカー役に山本理仁と荒木遼太郎をインサイドハーフに置き、前線に三戸舜介、藤尾翔太、斉藤光毅を並べた。 U-23日本の選手からすれば、最後のアピール場となるなか、5分に左サイドハーフの斉藤がボックス右に仕掛け、中央にクロスを上げようとすると、相手のハンドを誘ってPKのチャンス。これを藤尾が右足でゴール左に沈め、U-23日本が6分に先制する。 16分にも斉藤が右足ミドルで迫り、随所に鋭い攻めを繰り出すなか、25分に山本理仁の脳しんとうによる交代で川崎颯太がピッチに。それにも動じず、うまく試合を進め、40分にもロングカウンターから好機を作り、荒木のお膳立てから藤田がゴールに近づく。 前半アディショナルタイムこそカウンターからピンチを迎えたU-23日本だが、その場面も小久保の鋭い飛び出しで凌ぎ、試合を折り返すと、その後半から平河悠、細谷真大を投入。U-23アメリカが前重心となるなか、U-23日本も次のゴールを目指していく。 そのU-23日本は51分の荒木が直接FKで迫れば、67分の藤田も際どい右足ミドルを放っていったなか、68分に佐藤恵允を送り込むと、69分にボックス右から縦に仕掛けた三戸の折り返しが相手DF、そしてGKに当たってこぼれ球に。細谷が押し込んだ。 突き放しに成功した後、関根大輝と佐野航大も立て続けに送り出し、半田を左サイドバックに回してみたりと試しの色も濃くしたU-23日本だが、最後まで攻守に隙なく、五輪メンバー発表前最後の実践を白星締め。18選手に絞られるメンバー発表は7月3日に行われる。 U-23アメリカ代表 0-2 U-23日本代表 【U-23日本】 藤尾翔太(前6[PK]) 細谷真大(後24) ◆出場メンバー GK 小久保玲央ブライアン DF 半田陸 西尾隆矢 高井幸大 大畑歩夢(→77分 関根大輝) MF 山本理仁(→25分 川崎颯太) 藤田譲瑠チマ 荒木遼太郎(→68分 佐藤恵允) FW 三戸舜介(→81分 佐野航大) 藤尾翔太(→HT 細谷真大) 斉藤光毅(→HT 平河悠) 2024.06.12 11:00 Wed
大岩剛監督率いるU-23日本代表は現地11日に行われるU-23アメリカ代表との国際親善試合に先立ち、スターティングメンバーを発表した。 アメリカ遠征中のU-23日本。7日にも非公開で対戦したU-23アメリカとの再戦では藤田譲瑠チマらが先発。松木玖生や佐野航大らはサブに回った。 パリ・オリンピックメンバー発表前最後の一戦となるこのU-23アメリカ戦。選手たちにとっては結果とともに、最後のアピールチャンスとなる。 試合はアメリカのチルドレンズ・マーシー・パークで行われ、日本時間9時5分にキックオフだ。 ◆先発 GK 1.小久保玲央ブライアン DF 2.半田陸 3.西尾隆矢 21.大畑歩夢 22.高井幸大 MF 7.山本理仁 8.藤田譲瑠チマ 14.三戸舜介 18.斉藤光毅 FW 9.藤尾翔太 13.荒木遼太郎 ◆ベンチ GK 23.鈴木彩艶 12.野澤大志ブランドン DF 4.関根大輝 5.チェイス・アンリ 15.鈴木海音 16.内野貴史 MF 6.川﨑颯太 10.佐藤恵允 11.佐野航大 17.松木玖生 20.平河悠 25.松村優太 FW 19.細谷真大 2024.06.12 08:50 Wed
2024年パリ五輪前最後の強化の場となる6月のアメリカ遠征。U-23日本代表の大岩剛監督が招集した25人の中で、ひと際、注目度が高まっているのが、20歳の佐野航大(NECナイメンヘン)だ。 2023年U-20W杯(アルゼンチン)で異彩を放った若武者がオランダに赴いたのは昨年夏。新天地合流当初はなかなか出番を得られなかったが、徐々に存在感を高め、1月以降は18試合連続先発。最終盤のフェイエノールト、アルメレ・シティ、ゴー・アヘッド・イーグルスの3連戦では立て続けにゴールをゲット。ルーキーイヤーにシーズン通算5得点というインパクトを残したのである。 この数字は同じリーグでプレーするパリ世代の斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム)の3点、三戸舜介(同)の2点を上回っている。しかも、NECの6位という順位は、8位フィニッシュのスパルタより上。大岩監督がここまで一度も呼んでいなかった彼に目をつけるのも当然と言えば当然なのだ。 「(斉藤選手と三戸選手)は注目して見ていましたけど、同じリーグでやっているからこそ、凄さが分かります。2人は『個として絶対的な自信があるもの』を持っている。自分はまだまだ追いつけてないなと思います」と本人は謙虚な口ぶりを見せていた。が、オランダ1部で残した数字に加え、ボランチ・インサイドハーフ(IH)・両ウイングやサイドハーフでもプレーできるのだから、万能性は登録枠の少ない五輪では重宝されるはずだ。 「それ(ユーティリティ性)は武器ですけど、かといってドリブルができないかというとそうでもない。仕掛けのところもどんどんチャレンジしたいですし、彼らとは違うタイプというところでも勝負したい」と佐野は目を輝かせた。 短期間で彼が急成長した要因を考えてみると、1つはチームメイト・小川航基の存在が大きいだろう。20歳そこそこの若手が初の海外移籍に踏み切るとなれば、言語や文化、意思疎通、サッカー観の違いなど数々の困難が付きまとう。そういう環境に一足先に新チームに加入した日本人FWがいてくれたのは、佐野にとって心強かったに違いない。 「いろんなサポートをしてもらいましたけど、言語のところは一緒に身に着けていった感じです。プレーについてもJ2にいた時から航基君の凄さを分かっていたし、一緒に試合に出ても彼がいるかいないかで全然、気持ち的なところが違いました」 「試合の映像を見返しても、本当にストライカーっていう動きをしていた。今季は航基君にアシストをつけられなかったですけど、前にいてくれることでストレスなく楽しくやれたのは確かです」と本人も心から有難く感じていた様子だ。 小川とともにピッチに立ち、オランダ独特のフィジカルの強さと激しさに適応していったことで、佐野はより異彩を放つようになった。筋力アップに勤しんだ結果体重も3〜4キロは増え、より考えながらサッカーをするようにもなったという。 「オランダは激しい分、考えてやらないとケガをするし、置いていかれるようなスピード感なので、ホントに考えるところは意識してやりました。メンタル面やサッカーに対する向き合い方も変わった。そこは大きかったと思います」と自分でも大きな変化を実感しているという。もともとポジショニングや駆け引きなどを含めて賢いタイプの選手だったが、そのストロングに磨きがかかったのは朗報だ。見る側も大きな期待を抱かざるを得ない。 もう1つは実兄・佐野海舟(鹿島アントラーズ)の存在だろう。佐野がオランダへ渡って3カ月後の昨年11月、佐野海舟は森保一監督率いる日本代表に初招集され、今年1月のアジアカップ(カタール)にも参戦した。出番は少なかったものの、遠藤航(リバプール)や守田英正(スポルティングCP)ら最高峰レベルの選手たちと共闘。ボール奪取能力のみならず、攻撃チャンスを作り出すタテパスへの意識がガラリと変わった。 「いつか兄と一緒にA代表でボランチを組みたい」という夢を描く佐野にしてみれば、身近なお手本から刺激を受けないはずがない。 「自分が今回、U-23日本代表に選ばれたことも伝えましたし、兄がA代表に選ばれたことも嬉しかった。切磋琢磨できるいい関係だと思います」と嬉しそうに語っていた。 残念ながら兄・海舟は6月の2026年北中米W杯アジア2次予選2連戦からは落選してしまったが、ラージグループに入っているのは間違いない。佐野海舟がここからのJリーグで飛躍し、弟・航大もパリ五輪を経由してA代表に入ってくれば、“兄弟日の丸”も夢ではないだろう。 同じ2003年組の松木玖生(FC東京)、高井幸大(川崎フロンターレ)以上にポテンシャルが大とも言われる佐野航大。場合によってはこの夏、欧州5大リーグへのステップアップもあり得るかもしれない。そういった近未来の飛躍を楽しみに待ちつつ、まずは大岩ジャパンでの地位確立、パリ五輪滑り込みに期待したいものである。 <hr>【文・元川悦子】<br/><div id="cws_ad">長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。 2024.06.02 19:00 Sun

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フェイエノールトのメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネス(23)は、春ごろから得点ペースが落ちている。オランダ『Voetbal International』が伝える。 今夏のビッグクラブ移籍が報じられるヒメネス。フェイエノールトのエースは23-24シーズン、オランダ1部・エールディビジで30試合23得点を叩き出した。 ただし、うち19得点は前半戦(〜第17節)で、後半戦に限ると13試合4得点。 エース・ヒメネスを最前線に据えたメキシコ代表も、コパ・アメリカ2024でグループステージ敗退。ヒメネスは全3試合先発でノーゴールに終わり、メキシコ代表もヒメネスがピッチに立っている状況下でノーゴールだった。 得点ペースが落ちているヒメネス。 冬ごろに最も活発だった移籍噂が消え去ったわけではないが、市場価値4000万ユーロ(約69.2億円)の23歳をフェイエノールトが容易く手放すことは考えにくく、イタリア勢を中心に挙げられる「関心を寄せている」というクラブも、具体的な動きは聞こえてこない。 そんななか、フェイエノールトは新たなセンターフォワードとして、MLSのフィラデルフィア・ユニオンから元U-23アルゼンチン代表FWフリアン・カランサ(24)を完全移籍で獲得。 もしヒメネスが来季もフェイエノールト残留なら、センターフォワード陣はヒメネス、上田綺世、カランサと各国の代表歴を持つ3人体制に。 得点ペースが落ちたヒメネス、昨季終盤にようやく光が差した2番手上田、意気揚々と欧州初進出のカランサ。24-25シーズン、フェイエノールト最前線のポジション争いは、昨季よりかは激しくなるのではないだろうか。 2024.07.01 17:50 Mon
ブライトン&ホーヴ・アルビオンは6月30日、ニューカッスル・ユナイテッドからガンビア代表FWヤンクバ・ミンテ(19)の獲得を発表した。契約は2029年夏までとなる。 昨夏にニューカッスルからローンで加わったフェイエノールトでは右ウイングを持ち場とし、昨季は公式戦37試合で11得点6アシストをマークしたミンテ。リバプールやローマらの関心も取り沙汰される注目株となるなか、新シーズンから31歳の青年指揮官であるファビアン・ヒュルツェラー監督のもと、再出発を図るブライトンが射止めた。 イギリス『The Athletic』によると、移籍金額はおよそ3300万ポンド(約67億2000万円)。この額はブライトンにとって、昨夏にワトフォードからブラジル代表FWジョアン・ペドロを獲得する際に支払った3000万ポンド(現レートで約61億円)を上回り、クラブレコードになるという。 ブライトンでは日本代表MF三笘薫が左ウイングの主力を張るとあって、両翼でコンビを組む姿も期待したいところだ。 2024.07.01 12:15 Mon
フェイエノールトは30日、メジャーリーグ・サッカー(MLS)のフィラデルフィア・ユニオンからアルゼンチン人FWフリアン・カランサ(24)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2028年6月30日までの4年となる。 現エースであるメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスの去就が不透明となる中、日本代表FW上田綺世と共にその穴を埋める活躍が期待されるアルゼンチン人FWは、新天地での意気込みを語った。 「フェイエノールトが自分に興味を示してくれたことをとても光栄に思うよ」 「フェイエノールトはヨーロッパのビッグクラブで、チャンピオンズリーグでも活躍しているし、自分にぴったりのプレースタイルを持っていると思う。ここ数年、MLSでプレーヤーとして成長してきたけど、今はこの新しいステップに備える準備ができていることを証明しなければならない。フィールドで、チームとサポーターのために全力を尽くすのが待ち切れないよ」 カランサは、クラブ・アトレティコ・バンフィールドのユース出身で、同クラブでプロキャリアをスタート。その後、MLSのインテル・マイアミを経て、2022年1月にフィラデルフィアへ完全移籍した。 ここまで公式戦95試合に出場し、43ゴール20アシストを記録。今シーズンここまではリーグ戦12試合に出場し、6ゴールを挙げている。 U-23アルゼンチン代表歴もある182cmの右利きのストライカーは全体的に粗削りではあるものの、ゴンサロ・イグアインら同胞の先達を想起させる万能型で、前線を動き回りながら足元でボールを収めて個人での突破や、味方を使いながら仕上げの場面で顔を出すプレーを得意としている。 2024.06.30 23:45 Sun
PSVは29日、バルセロナからレンタル加入しているアメリカ代表DFセルジーニョ・デスト(23)の買い取りを発表した。契約期間は2028年6月30日までの4年間となる。 2020年夏にアヤックスでの活躍が認められ、ダニエウ・アウベスの後継人としてバルセロナ入りのデスト。初年度こそ重宝されたが、2年目はケガにも悩まされ、2022-23シーズンはミランへレンタル移籍。 昨夏にバルセロナへローンバックしたが、2023-24シーズンも戦力には含まれておらず、PSVへレンタル移籍。アヤックスでプレーして以来となるエールディビジへのUターンだったが、公式戦37試合で2得点7アシストと重要なピースと化し、25度目の優勝に貢献した。 しかし、4月23日のトレーニング中にヒザの前十字じん帯断裂のじん帯を断裂する重傷を負ったため、一部メディアでは買い取りオプションの行使は見送られると報じられていた。 来シーズン以降もPSVでプレーすることが決まったデストは、公式サイトで完全移籍を決断した理由を以下のように語った。 「僕がPSVを選んだ理由はいくつかある。まずはPSVが僕を信頼してくれていることだ。このクラブは信じられないほど温かく、今まで僕が経験したことのない雰囲気だった。それは僕のような境遇の人間にとって重要なことだし、ここでならうまく再起できるという自信を与えてくれた」 「時間が経てば、ここでのプレーが自分に合っていることが実感でき、とてもいい感じだった。再び出場時間を得て、重要な役割を果たし、タイトル獲得に貢献できるのをとても楽しみにしている」 2024.06.30 08:00 Sun
AZは21日、セレッソ大阪の日本代表DF毎熊晟矢(26)が完全移籍で加入することを発表した。 契約期間は2028年夏までの4年間で、背番号は「16」をつける。 毎熊は、東福岡高校、桃山学院大学と進学し、2020年にV・ファーレン長崎でプロ入り。右サイドバックにコンバートされると、レギュラーに定着し攻撃面でも活躍。2シーズンでJ2通算74試合6得点を記録した。 2022年にC大阪に完全移籍。2シーズンでJ1通算59試合4得点を記録すると、2023年9月に日本代表初招集。右サイドバックのポジションを掴むと、2024年のアジアカップのメンバーに選出されていた。 今シーズンは副キャプテンに就任し、明治安田J1リーグで15試合に出場。海外移籍のためチームを離れていたが、ヨーロッパでのキャリアをスタートさせることとなった。 毎熊はクラブを通じてコメントしている。 「このスタジアムでファンの前でプレーするのを本当に楽しみにしています。前のクラブで多くのことを学び、そこでさらに成長することができました。そして、このクラブでプレーする機会も得ました」 また、日本代表DF菅原由勢については「僕が日本にいるときに彼からメッセージをもらいました。近いうちにここオランダで会えることを願っています」とコメントしている。 また、C大阪を通じてもコメント。シーズン途中の移籍となった中、ヨーロッパでの活躍を誓った。 「この度、オランダリーグのAZアルクマールに移籍することになりました。今シーズンから副キャプテンという立場にもなる中で、シーズン途中での移籍をとても悩みましたが、最後はよりタフな選手になりたいという思いで移籍を決断しました。6月15日、浦和戦後の皆さんの熱い想い、しっかりと受け止めました。こんなにも温かく見送ってくれたチームメイト、クラブスタッフ、そしてファン・サポーターの皆さんのことが大好きです!」 「僕が今、新しい挑戦が出来るのは、セレッソファミリーの皆さんの支えがあったからこそだと思っています。皆さんの想いを胸に、オランダの地で満開の桜を咲かせてきます!引き続き応援よろしくお願いします!」 <span class="paragraph-title">【動画】AZが毎熊晟矢の加入を発表!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/AZ?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#AZ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/TheFutureIsOurs?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#TheFutureIsOurs</a> <a href="https://t.co/srDAwaq3XN">pic.twitter.com/srDAwaq3XN</a></p>&mdash; AZ (@AZAlkmaar) <a href="https://twitter.com/AZAlkmaar/status/1804061861719023802?ref_src=twsrc%5Etfw">June 21, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.06.21 17:12 Fri

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大岩ジャパンが五輪メンバー発表前最後の実戦でU-23アメリカを下す! 藤尾翔太&細谷真大の両ストライカーがゴール【国際親善試合】

U-23日本代表は日本時間12日にカンザスシティでU-23アメリカ代表との国際親善試合に臨み、2-0で勝利した。 パリ五輪メンバー発表前最後の活動でアメリカ遠征のU-23日本代表。同じく五輪に出場するU-23アメリカとは7日にも非公開で試合し、連戦となる。[4-3-3]のシステムを用いた大岩剛監督は小久保玲央ブライアンを最後の砦とし、最終ラインに右から半田陸、西尾隆矢、高井幸大、大畑歩夢を起用。中盤は藤田譲瑠チマをアンカー役に山本理仁と荒木遼太郎をインサイドハーフに置き、前線に三戸舜介、藤尾翔太、斉藤光毅を並べた。 U-23日本の選手からすれば、最後のアピール場となるなか、5分に左サイドハーフの斉藤がボックス右に仕掛け、中央にクロスを上げようとすると、相手のハンドを誘ってPKのチャンス。これを藤尾が右足でゴール左に沈め、U-23日本が6分に先制する。 16分にも斉藤が右足ミドルで迫り、随所に鋭い攻めを繰り出すなか、25分に山本理仁の脳しんとうによる交代で川崎颯太がピッチに。それにも動じず、うまく試合を進め、40分にもロングカウンターから好機を作り、荒木のお膳立てから藤田がゴールに近づく。 前半アディショナルタイムこそカウンターからピンチを迎えたU-23日本だが、その場面も小久保の鋭い飛び出しで凌ぎ、試合を折り返すと、その後半から平河悠、細谷真大を投入。U-23アメリカが前重心となるなか、U-23日本も次のゴールを目指していく。 そのU-23日本は51分の荒木が直接FKで迫れば、67分の藤田も際どい右足ミドルを放っていったなか、68分に佐藤恵允を送り込むと、69分にボックス右から縦に仕掛けた三戸の折り返しが相手DF、そしてGKに当たってこぼれ球に。細谷が押し込んだ。 突き放しに成功した後、関根大輝と佐野航大も立て続けに送り出し、半田を左サイドバックに回してみたりと試しの色も濃くしたU-23日本だが、最後まで攻守に隙なく、五輪メンバー発表前最後の実践を白星締め。18選手に絞られるメンバー発表は7月3日に行われる。 U-23アメリカ代表 0-2 U-23日本代表 【U-23日本】 藤尾翔太(前6[PK]) 細谷真大(後24) ◆出場メンバー GK 小久保玲央ブライアン DF 半田陸 西尾隆矢 高井幸大 大畑歩夢(→77分 関根大輝) MF 山本理仁(→25分 川崎颯太) 藤田譲瑠チマ 荒木遼太郎(→68分 佐藤恵允) FW 三戸舜介(→81分 佐野航大) 藤尾翔太(→HT 細谷真大) 斉藤光毅(→HT 平河悠) 2024.06.12 11:00 Wed
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日本サッカー協会(JFA)は30日、アメリカ遠征に臨むU-23日本代表メンバーを発表した。 2024年のパリ・オリンピック出場権を獲得したU-23日本代表。7月の本大会に向けた最後の調整の場となり、アメリカでU-23アメリカ代表と2試合を行う。 AFC U23アジアカップでは見事に優勝し、パリ五輪行きを決めた日本。今回のメンバーには、MF鈴木唯人(ブレンビー)やMF久保建英(レアル・ソシエダ)ら、一部の海外組はクラブがオリンピックに派遣しない意向を示したことで、2026年の北中米ワールドカップアジア2次予選に臨む日本代表に招集された。 また、アジアカップに呼ばれていなかった選手ではGK鈴木彩艶(シント=トロイデン)、DFバングーナガンデ佳史扶(FC東京)、DFチェイス・アンリ(シュツットガルト)、MF松村優太(鹿島アントラーズ)、MF斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム)、MF三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム)、MF佐野航大(NECナイメヘン)が招集を受けることとなった。佐野はこの世代では初の招集となる。 一方で、アジアカップに参加していたDF木村誠二(サガン鳥栖)、MF山田楓喜(東京ヴェルディ)、MF田中聡(湘南ベルマーレ)、FW内野航太郎(筑波大学)は今回はメンバーから外れた。 今回発表されたU-23日本代表メンバーは以下の通り。 ◆U-23日本代表メンバー GK 1.小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル) 23.鈴木彩艶(シント=トロイデン/ベルギー) 12.野澤大志ブランドン(FC東京) DF 16.内野貴史(デュッセルドルフ/ドイツ) 21.大畑歩夢(浦和レッズ) 3.西尾隆矢(セレッソ大阪) 24.バングーナガンデ佳史扶(FC東京) 2.半田陸(ガンバ大阪) 4.関根大輝(柏レイソル) 15.鈴木海音(ジュビロ磐田) 5.チェイス・アンリ(シュツットガルト/ドイツ) 22.高井幸大(川崎フロンターレ) MF 20.平河悠(FC町田ゼルビア) 25.松村優太(鹿島アントラーズ) 10.佐藤恵允(ブレーメン/ドイツ) 6.川﨑颯太(京都サンガF.C.) 18.斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム/オランダ) 7.山本理仁(シント=トロイデン/ベルギー) 8.藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン/ベルギー) 14.三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム/オランダ) 17.松木玖生(FC東京) 11.佐野航大(NECナイメヘン/オランダ) FW 9.藤尾翔太(FC町田ゼルビア) 19.細谷真大(柏レイソル) 13.荒木遼太郎(FC東京) 2024.05.30 14:03 Thu
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スパルタMF斉藤光毅がオランダメディアの選ぶ年間ベストイレブン入り「ディフェンダーを毎週悩ませていた」、最多は王者PSVで6名

スパルタ・ロッテルダムのU-23日本代表MF斉藤光毅がオランダ『AD』のベストイレブンに選出された。 2023-24シーズンのエールディビジも終了。PSVが圧倒的な強さで優勝を掴み取り、日本代表FW上田綺世が所属するフェイエノールトが2位に入り、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を確保した。 その他、日本代表DF菅原由勢が所属するAZが4位でヨーロッパリーグ(EL)行き。日本代表FW小川航基、MF佐野航大が所属するNECナイメヘンは6位、そして斉藤と三戸舜介が所属するスパルタ・ロッテルダムは8位となり、7位のユトレヒト、8位のゴー・アヘッド・イーグルスとのプレーオフでカンファレンスリーグの2次予選の出場権を懸けて戦うこととなる。 そんな中、シーズンを通したレーティングをもとに、基本的には22試合以上のリーグ戦に出場した『AD』が2023-24シーズンのベストイレブンを決定。斉藤が左ウイングとして選出されることとなった。 斉藤は「6.33」の平均採点で、今シーズンはハムストリングを痛めてシーズン途中に3カ月ほど離脱。それでも、エールディビジで21試合に出場し3ゴール5アシストと大きく成績は残していないが、「時折見せる独特のアクションでディフェンダーを毎週悩ませていた」と高く評価されていた。 なお、その他は優勝したPSVからは6名が受賞。フェイエノールトが3人、トゥベンテが1人となっている。 また、菅原は惜しくも届かず、ルシャレル・ヘールトライダ(フェイエノールト)が右シドバックに選出されていた。 ◆オランダ『AD』選出のベストイレブン GK ワルテル・ベニテス/PSV(6.62) DF ルシャレル・ヘールトライダ/フェイエノールト(6.63) セルジーニョ・デスト/PSV(6.74) ミーズ・ヒルハース/トゥベンテ(6.38) ダビド・ハンツコ/フェイエノールト(6.92) MF イェルディ・スハウテン/PSV(6.98) マッツ・ヴァイファー/フェイエノールト(6.57) ジョエイ・フェールマン(/PSV6.79) FW ヨハン・バカヨコ/PSV(6.25) ルーク・デ・ヨング/PSV(6.74) 斉藤光毅/スパルタ・ロッテルダム(6.33) <span class="paragraph-title">【動画】斉藤光毅がカットインから見事なゴールをニアサイドに決める</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="yacAdJLIrWE";var video_start = 445;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.21 14:10 Tue
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「本当に想像もできなかった」一歩ずつ着実にステップを上る平河悠、熾烈なポジション争いに勝ちパリ五輪へ「負けない武器を持つ」

2020年に発生した新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミック。日本でも緊急事態宣言が出されて外出ができなくなったほか、世界中でロックダウンとして街が静まりかえる現象が発生した。 あれから4年。すっかり世の中は元に戻っているが、その影響を諸に受けたのがパリ五輪世代。世代別のワールドカップを含む国際大会がなくなり、その経験値の低さは、大きな不安材料として彼らにのしかかった。 そんな中迎えたAFC U23アジアカップ。パリ・オリンピックの最終予選を兼ねた大会だったが、これもコロナの影響を受けて開催時期が変更となり、1月から4月へズレ込むことに。そして、海外組の招集が非常に困難な事態となった。 もちろん、日本だけが受けた影響ではない。難しい世代だったが、日本は見事に優勝という結果を残し、パリ・オリンピックにアジア王者として乗り込むこととなった。 そのU-23日本代表は4日に帰国。国内組の選手のみが帰ってきたが、今大会で評価を大きく上げた選手は複数いる。その中の1人がFW平河悠(FC町田ゼルビア)だろう。 佐賀東高校出身の平河は、高校時代はほとんど知られない存在。3年次のインターハイで注目されて山梨学院大学へと進学したが、東京都大学1部リーグと、大学サッカーでは3階層目のリーグでプレーしていた。 「あの時から考えたら本当に想像もできなかったことが起きていますけど、やり続ける努力とか、若さ特有の伸びだったりというのは、自分が思っているよりも上にいくんだなと思うことがありました」 「その自信を過信にすることなく、これから地に足つけて、一歩一歩あげていければ、自分の最終的な目標にも辿り着けると思います」 それまで世代別の代表経験もなかった平河だが、町田が目をつけ3年次に加入内定。特別指定選手としてJリーグデビューを果たし、2023年にはプロ1年目でチームのJ1昇格に貢献した。その2023年6月には、この世代で初の代表招集となった平河だが、今大会では全6試合に出場。両サイドで攻撃のアクセントをつける存在感を見せた。 「6試合の中で3試合先発で3試合途中出場で、全ての試合に関わらせてもらいましたけど、波なく全ての試合で自分のパフォーマンスは出せていたと思いますし、通用する部分もたくさんあった中で、数字をつけるところの重要性も感じています」 「そこが今の自分の一番の課題だと思うので、自チームに持ち帰って、すぐにJリーグ始まりますけど、そこでスタメン争いをして、チームで勝って、課題を克服できればと思います」 細かいステップと緩急をつけた仕掛けは、相手のサイドバックを翻弄。ゴールやアシストこそ記録できなかったが、間違いなく攻撃の流れを変えた存在だった。 パリ・オリンピック世代ではサイドは激戦区。今回招集できなかったメンバーでは、MF斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム)がおり、MF三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム)やMF鈴木唯人(ブレンビー)らもプレーするポジション。今大会メンバーではMF佐藤恵允(ブレーメン)とポジションを争い、いずれも海外でプレーする選手たちだ。 無名の存在から、着実にステップアップを果たしている平河。今シーズンはJ1でもデビューを果たし、初ゴールも記録。そしてアジア王者にも輝く経験をした。 平河は今大会での成長を自身でも感じるとコメント。「この活動で、対戦相手ではなくチームメイトからもかなり刺激を受けましたし、試合を重ねていくごとに成長するところだったり、逆に出場機会が得られない選手もいる中で、1つの方向を向くことも難しい中でもみんなが100%の力を出して良い準備をしたことが、この結果に繋がったと思います。「23人」という言葉を大会通して監督、スタッフ、選手がよく使っていましたけど、一体感を持ってやれた結果が繋がったと思いますし、このチームメイトで受けた刺激というのも、負けていられないなという方が強く感じました」と語り、チーム一丸となりながらも、その中での競争や切磋琢磨することを肌で感じられたようだ。 その存在感は、観ている人たちも魅了。メッセージも大量に届いたと言い「一番はおめでとうとか、気をつけてとか、体を休めてねというのはたくさん来ました」と、労いのコメントや、パリ・オリンピック出場を決めた祝福のコメントが来たようだ。 ただ、ここにも実直な平河らしさが。よくある話では通知が溜まりすぎているというものがあるが「溜めるのが好きじゃないので、全部返しました」と、1つずつ対応は済ませているという。着実に目の前のことをやっていくスタンスは、ピッチ外でも変わらない。 着実に1段ずつ階段を上がっている平河。次なる階段は、18名という狭き門の本大会メンバーに残ることだ。オーバーエイジ枠も3名まで使用可能というルールの中、仮に3名とも呼ぶのであれば、枠は15名に。通常GKを2名招集するため、13名の枠を争うこととなる。 今大会に臨んだメンバーで考えても10名が落選。今大会招集されていない選手も候補になる状況を考えれば、さらに減る可能性がある中で、ポジションを掴まなければいけない。 その点で平河が考える課題は「数字」。「やっぱりゴール前の質、落ち着くところなど個人戦術になりますけど、自分の良さを出しつつ、そこで数字を残せればより怖い選手になると思いますし、より一個上のレベルに立てると思います」とコメント。「他の選手や前線の選手は数字がついてきている選手もいますし、自分もそこには負けない武器を持たないといけないなと思います」と、数字を求めつつも、より自分の武器を身につけていきたいと考えているようだ。 その武器の1つは「仕掛け」。局面を打開するプレーは、先発でもベンチからでも貴重な存在となり、今大会も6試合で起用された理由はそこにあるはずだ。 「ドリブルは1つの武器だと思いますし、今大会で言えば、ドリブルで優位性を持つ選手が少ない分、自分が違いを作れたなと考えています」 「逆に、そういう選手が絡んでくるのであれば、違う武器を違う形で出せば良いと思うので、やることは変わらないと思います」 自分の武器を1つに絞らず、複数持つことでより価値を高めていきたい平河。成り上がりの選手がどこまで上り詰めていくのか、まずは町田でさらに磨きのかかった仕掛けでJリーグでの活躍を見せてもらいたい。 《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》 2024.05.05 22:25 Sun

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