トゥドール率いる新生ユベントスが白星スタート! ユルドゥズのゴール守り切ってウノゼロ勝利【セリエA】

2025.03.30 04:01 Sun
新生ユーベが白星発進
Getty Images
新生ユーベが白星発進
セリエA第30節、ユベントスvsジェノアが29日にユベントス・スタジアムで行われ、ホームのユベントスが1-0で勝利した。

コッパ・イタリアでのエンポリ相手の敗退に加え、直近のアタランタ、フィオレンティーナ戦での2戦連続の惨敗によってチアゴ・モッタ監督を解任した5位のユベントス。後任にクラブOBで前ラツィオ指揮官のトゥドールを招へいしたなか、インターナショナルマッチウィーク明けの今節は12位のジェノアとのホームゲームで新体制初白星を目指した。

トゥドール監督はこの初陣で先発3人を変更。カルル、ウェア、コロ・ムアニに代えてガッティ、ユルドゥズ、ヴラホビッチを起用。ニコラス・ゴンサレスとマッケニーを両ウイングバックに配置した[3-4-2-1]の新布陣で臨んだ。
立ち上がりから比較的オープンな展開が続いていく。新体制初のホームゲームで意気込むユベントスが攻勢を仕掛ける一方、ジェノアも効果的なカウンターで相手の背後を突いてフレンドルップが続けて枠内シュートに持ち込んだ。

一進一退の攻防が続くなか、前半半ば過ぎに新指揮官の“お膳立て”からホームチームにゴールが生まれる。
25分、ハーフウェイライン手前でボールがタッチラインを割ると、これを素早く回収したトゥドール監督がコープマイネルスに渡す。このクイックスローに反応したヴラホビッチが潰れたこぼれを前向きな形で引き取ったユルドゥズがボックス右に持ち込んでDFをドリブルでかわし、コースのないところから左のサイドネットに鋭い右足シュートを突き刺した。

若き背番号10の新体制初ゴールによって3試合ぶりの得点となったユベントスだが、前半序盤の接触プレーで痛めていたガッティがプレー続行不可能となり、直後にはカルルがスクランブル投入された。

先制点を奪った良い流れで畳みかけたいところだったが、代表戦明けの重さやスタイル変更の弊害も見受けられ、トランジションの部分でジェノアに上回れるホームチーム。ボールも握られて耐える前半終盤となったが、要所を締める守備でリードを維持した。

後半も試合展開に大きな変化はなし。ジェノアの攻勢を受け止めながらカウンターで2点目を狙うユベントスだが、なかなかその狙い通りの形に持ち込めない。

その後、66分にはコープマイネルスを下げてコンセイソン、82分にはニコラス・ゴンサレスを下げてウェアとよりカウンターに長けたアタッカーをピッチに送り出していく。

相手の拙攻にも助けられて1点差を維持して迎えた後半終盤にはテュラムのインターセプトから迫力のあるロングカウンターを仕掛けたが、ボックス右で折り返しに反応したウェアのシュートはGKレアーリの好守に阻まれた。

それでも、ウノゼロで勝ち切ったユベントスは新体制の初陣を飾るとともにリーグ連敗をストップしている。

ユベントス 1-0 ジェノア
【ユベントス】
ケナン・ユルドゥズ(前25)

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