2試合制の代表戦は勝手が違う…/原ゆみこのマドリッド
2025.03.23 23:00 Sun
「これはもう、カオスとしか言いようがないわね」そんな風に私が目をパチクリさせていたのは金曜日、ヨーロッパの3月の各国代表戦週間はネーションリーグ準々決勝とA、B、C、Dリーグのグループ3位と2位によるリーグ昇降格プレーオフの2試合対戦だけ。それに該当しない国はてっきり親善試合でもしているものと思いきや、実は2026年W杯予選が始まっていたのに気づいた時のことでした。いやあ、本当はこの新展開、初出のネーションズリーク準々決勝をプレーしているスペインがもしもオランダに負けたら、4、5日、8日にファイナルフォーが予定されている6月のインターナショナルウィークは何をするんだろうと思った時点で、疑念を解消しておくべきだったんですけどね。
それもまた、きっと親善試合だろうと呑気に構え、木曜は準々決勝1stレグのオランダvsスペイン戦はもちろんのこと、モドリッチ率いるクロアチアがエムバペ、チュアメニ、カマビンガを擁するフランスに2-0と勝っていたり、リュディガーのドイツはイタリアに1-2の逆転勝ち。更にプレーオフの方では、代表監督が代わって、クルトワが久々に戻ったベルギーがウクライナに3-1と負けている横で、スロベニアのオブラクは無失点でスロバキアとスコアレスドロー、ギュレルが出場停止だったトルコはハンガリーに3-1で勝ち、最近、レアル・マドリーの試合にも出るようになってきた、長期負傷明けのアラバがオーストリア代表にも復帰して、セルビアと1-1で分けている試合などを、気楽に追っていた自分はあまりに考えなしだったかと。
そう、選手たちの過重労働を無視して、今はどこの組織も公式戦の数を増やして、収入を増やすことに熱を上げている時代ですからね。参加国が32から48に増えたアメリカ・カナダ・メキシコ3カ国共同開催超大型W杯ではヨーロッパの出場枠も3つ増えて16国となり、実は知らない間に12の予選グループも決定。うち半分の5チーム編成グループではこの3月から予選が始まり、金曜はアルバニアと対戦したイングランドが、ベリンガムが先制点のアシストをして、2-0と勝っていたり、ポーランドもレバンドフスキのゴールでリトアニアに1-0と勝利。
一方、4チーム編成のグループのW杯予選は6月開始となるんですが、スペインに関しては、ネーションリーグ・ファイナルフォー進出が叶わなければ、その6月から5チーム編成グループで予選をスタート。ドイツかイタリアで開催されることが決まっているファイナルフォーに行った場合、4チーム編成グループで9月から始めることになるのだとか。こうもややこしくなると、とりわけマドリーやバルサなどでは各国代表選手たちの間で話がかみ合わなくなったりするんじゃないかと思いますが、まあ、それはそれ。今は木曜にあったスペインのネーションズリーグ準々決勝1stレグがどうだったか、お伝えしていくことにすると。
ちなみにリーガ28節が終わった翌月曜、招集された選手たちがラス・ロサス(マドリッド近郊)にあるサッカー協会施設で合宿に入ったスペインだったんですが、日曜最後のトリを飾ったメトロポリターノでのアトレティコvsバルサ戦が首位争いの激しい試合だったせいか、初期メンバーにかなりの被害を与えてしまってねえ。私が2-4の逆転負けという悲惨な結果に打ちのめされながら、家路を辿っている間には途中交代したカサドー、そしてイニゴ・マルティネスもヒザを痛めたという情報が代表に届き、早くもアレイチェ・ガルシア(レバークーゼン)とU21から昇格のハイセン(ボーンマス)の追加招集が発表に。翌日、合宿所に顔出ししたブライアン・サラゴサ(オサスナ)もヘタフェ戦で負傷していたため、即直帰しちゃったんですよ。
いやあ、開始9分にはジャマル(バルサ)がハト(アヤックス)から敵陣エリア外右でボールを奪い、クラブの先輩のペドリにパス。そこからゴール前にいたニコ・ウィリアムス(アスレティック)に繋がって、クルリと体を回した彼が先制ゴールを決めた時には、さすが昨夏のユーロ王者。これは楽勝に違いないと思ったファンも多かったはずかと。それが時間が経過するにつれ、ええ、デ・ラ・フエンテ監督も後で、「Tenemos que recuperar nuestras sensaciones que después de tantos meses sin estar juntos cuesta/テネモス・ケ・レクペラール・ヌエストラス・センサシオネス・ケ・デスプエス・デ・タントス・メセス・シン・エスタル・フントス・クエスタ(何カ月も集まることがなかった後は苦労する、チームとしての感覚をウチは取り戻さないといけない)」と言っていたんですけどね。
トロトロしているうちにスペインはエリア付近に追い込まれ、28分にはジャスティン・クライファールト(ボーンマス)のラストパスをガプコ(リバプール)に決められてしまったから、ビックリしたの何のって。悪いことは重なって、やっぱりアトレティコ戦後のバルサは大殺界なんでしょうか。ル・ノルマン(アトレティコ)と一緒に先発したCBクバルシも40分には足首を痛め、急遽、19才のハイセンがデビューを余儀なくされたとなれば、いえ、1-1で始まった後半1分、ククレジャ(チェルシー)がフリムポング(レバークーゼン)を逃し、その折り返しのパスが、エリア内に何人もいたスペイン人選手たちの間を奇跡のように通過。ラインデルス(ミラン)に勝ち越しゴールを奪われてしまったのは、別にハイセンのせいではないんですけどね。
でもねえ、ユーロやW杯ではないものの、これはトーナメントフェーズに入った大会なんですよ。下手に初戦で負けて、マドリーのCL決勝トーナメントじゃあるまいし、日曜の2ndレグで根性のremontada(レモンターダ/逆転劇)を目指すなんてこと、2部Bのクラブを率いた後、U世代代表監督になったデ・ラ・フエンテ監督には未知の世界では?とりあえず、2-1にされた後、21分にはジャマル、ペドリ、そしてラス・ロサス合宿中のインタビューで昨夏、アトレティコを出たのを後悔していると告白。まったく精彩がなかったモラタ(ガラタサライ)をダニ・オルモ(バルサ)、オジャルサバル(レアル・ソシエダ)、アジョセ(ビジャレアル)へと、シメオネ監督流3人一斉交代で流れを変えにかかったスペインだったんですが…。
転機が訪れたのは36分、ハトがル・ノルマンに乱暴なタックルをかけて一発退場したことで、いやもう、その時はアトレティコのDFがケガさせられたんじゃないかと、私も気が気ではなかったんですけどね。直後にオランダのクーマン監督がやはり、昨夏までアトレティコにいた代表出戻りのデパイ(コリンチャンス)をデ・リフト(マンチェスター・ユナイテッド)に代え、守り固めに入ったのと同時に、デ・ラ・フエンテ監督はファビアン・ルイス(PSG)に代え、ミケル・メリーノ(アーセナル)を投入。するとこれがバッチリ当たったんです!
いえ、スペインの同点ゴールを見るには後半ロスタイムまで待たないといけなかったんですけどね。48分、ニコのシュートはGKフェルブルッヘン(ブライトン)に弾かれたものの、丁度、ゴール前に詰めていたメリーノが撃ちこんで、土壇場で引き分けをゲットしたんですから、根性あるじゃないですか。うーん、ユーロ準々決勝ドイツ戦でも延長戦で決勝ゴールを挙げていたメリーノは、その夏にソシエダからプレミアリーグに渡り、私も知らなかったんですが、アルテタ監督の下ではMFながら、FWをやっているそうで、すでに6得点を記録。
要は今季、マジョラルが回復するまで、まっとうなFWがいなかったヘタフェでボランチのウチェがCFをしていたようなことを、ずっと高いレベルのチームでやっているんですが、スペイン代表にとっては有難い伏兵でも、4月にCL準々決勝でアーセナルと当たるマドリーにとってはかなり脅威になる?おかげで何とか2-2と引き分けたスペインは、翌金曜にはロッテルダムから、2ndレグの開催地、バレンシアに移動。メスタジャにラス・ロサスとは比べ物にならない3万人のファンを集め、公開練習を行ったんですが、このセッションにはモラタが体調不良でホテルから出られず。ル・ノルマンも個別メニューでランニングしかしてなかったんですが、幸い前日練習には2人も参加できることに。
ただ、デ・カイプのミックスゾーンでニコは「Seguro de que en España les vamos a pintar la cara/セグロ・デ・ケ・エン・エスパーニャ・レス・バモス・ア・ピンタル・ラ・カラ(スペインでボクらは絶対、大勝する)」と言っていたものの、どうもそこまで私は自信が持てなくてねえ。というのもフリムポングについていけないククレジャが、先日のコパ・デル・レイ準決勝1stレグでジャマルにまったく歯が立たず、以降、ビッグマッチの先発から姿を消したアトレティコのガランと重なってしまうからで、だからって、グリマルド(レバークーゼン)の方が守備的にいいかと言われても、それはわからず。
現在、守備陣は負傷でカルバハル、ラポール(アル・ナスル)、ビビアン(アスレティック)がおらず、レ・ノルマンを除くと、クバルシの代わりに追加招集されたマリオ・ヒラ(ラツィオ)にしてもA代表は初めてと、経験に欠けているのが難なんですが、まあ、ここは皆で協力して、オランダのアタッカーたちを止めるしかないかと。ちなみにスペインの攻撃陣ではフェランが回復し、ええ、バレンシア出身で、バレンシアのカンテラ育ちなのもあって、ちゃっかり前日記者会見に駆り出されていたんですけどね。
彼も直前のアトレティコ戦で2得点と乗っていますから、ここはモラタの代わりにCFをやってもらうのも悪くない?そんなネーションズリーグ準々決勝2ndレグは日曜午後8時45分(日本時間翌午前4時45分)にキックオフ。スペインが勝った場合、準決勝はフランスvsクロアチア戦の勝者となるため、そちらも気にしておきたいところです。
そして週末はマドリッドのチームたちも連休を取っているんですが、一応、近況を伝えておくと、16人もの大量選手を各国代表に派遣しているマドリーは、今週はずっと、トップチームの元気な選手がルーカス・バスケスとバジェホしかおらず、RMカスティージャとの合同練習を実施。来週末の兄弟分ダービー、レガネスとのホームゲームまでには、ビジャレアル戦でケガをしたフラン・ガルシアが回復してくれるのをアンチェロッティ監督は祈っているよう。南米組からは、こちらはW杯予選一本なんですが、コロンビア戦でビニシウスがロスタイムにブラジルを2-1に導くゴールを挙げたという朗報もありましたっけ。
逆にウルグアイのバルベルデはアトレティコのヒメネスと共に、フリアン・アルバレス、ジュリアーノ、モリーナ、コレア、その日は不出場だったデ・パウルとアトレティコ勢が群れをなしているアルゼンチンに1-0で負けてしまったんですが、まあこちらもあと1試合ありますからね。来週木曜に延期されていたオサスナ戦を入れられたバルサ程ではありませんが、どちらも29節が土曜試合となっているマドリッドの両雄は、南米出向組の帰還時のお疲れ具合も心配かと。
え、それで傷心の中、水曜からマハダオンダで練習を再開して、土曜から月曜午後6時までのお休みに入ったアトレティコは何か進展があったのかって?うーん、こちらも各国代表に10人行っているんですが、嬉しいことにフランス代表を引退したグリーズマンと今回、6月にはクラブW杯に出るため、それと重なるU21ユーロを視野に入れたサンティ・デミア監督から呼ばれなかったバリオスがお留守番組になってくれてねえ。2人共、激戦続きで、尽き欠けていたエネルギーを補充できるのは何より有難いところ。
ただ、コケはまだチーム練習に復帰していないんですけどね。もっとも代表戦明けはすでにCLから敗退したため、コパ準決勝2ndレグが入るぐらいで、ミッドウィークには余裕ができますしね。キャプテンには完全に回復してから、グリーズマン同様、アトレティコ最後のシーズンになるかもしれない今季の残りをしっかりプレーしてもらいたいものですが、果たしてどうなることやら。ちなみに例によって、弟分3チームに関しては代表戦期間中のニュースがほとんどないんですが、ヘタフェが8連休しているって噂は本当なんでしょうか。
それもまた、きっと親善試合だろうと呑気に構え、木曜は準々決勝1stレグのオランダvsスペイン戦はもちろんのこと、モドリッチ率いるクロアチアがエムバペ、チュアメニ、カマビンガを擁するフランスに2-0と勝っていたり、リュディガーのドイツはイタリアに1-2の逆転勝ち。更にプレーオフの方では、代表監督が代わって、クルトワが久々に戻ったベルギーがウクライナに3-1と負けている横で、スロベニアのオブラクは無失点でスロバキアとスコアレスドロー、ギュレルが出場停止だったトルコはハンガリーに3-1で勝ち、最近、レアル・マドリーの試合にも出るようになってきた、長期負傷明けのアラバがオーストリア代表にも復帰して、セルビアと1-1で分けている試合などを、気楽に追っていた自分はあまりに考えなしだったかと。
そう、選手たちの過重労働を無視して、今はどこの組織も公式戦の数を増やして、収入を増やすことに熱を上げている時代ですからね。参加国が32から48に増えたアメリカ・カナダ・メキシコ3カ国共同開催超大型W杯ではヨーロッパの出場枠も3つ増えて16国となり、実は知らない間に12の予選グループも決定。うち半分の5チーム編成グループではこの3月から予選が始まり、金曜はアルバニアと対戦したイングランドが、ベリンガムが先制点のアシストをして、2-0と勝っていたり、ポーランドもレバンドフスキのゴールでリトアニアに1-0と勝利。
ちなみにリーガ28節が終わった翌月曜、招集された選手たちがラス・ロサス(マドリッド近郊)にあるサッカー協会施設で合宿に入ったスペインだったんですが、日曜最後のトリを飾ったメトロポリターノでのアトレティコvsバルサ戦が首位争いの激しい試合だったせいか、初期メンバーにかなりの被害を与えてしまってねえ。私が2-4の逆転負けという悲惨な結果に打ちのめされながら、家路を辿っている間には途中交代したカサドー、そしてイニゴ・マルティネスもヒザを痛めたという情報が代表に届き、早くもアレイチェ・ガルシア(レバークーゼン)とU21から昇格のハイセン(ボーンマス)の追加招集が発表に。翌日、合宿所に顔出ししたブライアン・サラゴサ(オサスナ)もヘタフェ戦で負傷していたため、即直帰しちゃったんですよ。
月曜の恒例の公開練習の後、火水と協会施設のグラウンドで真剣なセッションをこなし、水曜夕方にはロッテルダムに移動したチームだったんですが、デ・カイプ(フェイエノールトのホーム)であったデ・ラ・フエンテ監督の前日記者会見では、更にバルサ勢のフェラン・トーレスも痛みを抱えていることが発覚。1stレグをお休みすることになったんですが、どちらにしろ、総勢26人の大所帯ですからね。試合当日には、加えてマドリーでのスピード出世で初招集となったアセンシオ、ジェレミー・ピノ(ビジャレアル)もフェランと一緒にベンチ外になったところ…。
いやあ、開始9分にはジャマル(バルサ)がハト(アヤックス)から敵陣エリア外右でボールを奪い、クラブの先輩のペドリにパス。そこからゴール前にいたニコ・ウィリアムス(アスレティック)に繋がって、クルリと体を回した彼が先制ゴールを決めた時には、さすが昨夏のユーロ王者。これは楽勝に違いないと思ったファンも多かったはずかと。それが時間が経過するにつれ、ええ、デ・ラ・フエンテ監督も後で、「Tenemos que recuperar nuestras sensaciones que después de tantos meses sin estar juntos cuesta/テネモス・ケ・レクペラール・ヌエストラス・センサシオネス・ケ・デスプエス・デ・タントス・メセス・シン・エスタル・フントス・クエスタ(何カ月も集まることがなかった後は苦労する、チームとしての感覚をウチは取り戻さないといけない)」と言っていたんですけどね。
トロトロしているうちにスペインはエリア付近に追い込まれ、28分にはジャスティン・クライファールト(ボーンマス)のラストパスをガプコ(リバプール)に決められてしまったから、ビックリしたの何のって。悪いことは重なって、やっぱりアトレティコ戦後のバルサは大殺界なんでしょうか。ル・ノルマン(アトレティコ)と一緒に先発したCBクバルシも40分には足首を痛め、急遽、19才のハイセンがデビューを余儀なくされたとなれば、いえ、1-1で始まった後半1分、ククレジャ(チェルシー)がフリムポング(レバークーゼン)を逃し、その折り返しのパスが、エリア内に何人もいたスペイン人選手たちの間を奇跡のように通過。ラインデルス(ミラン)に勝ち越しゴールを奪われてしまったのは、別にハイセンのせいではないんですけどね。
でもねえ、ユーロやW杯ではないものの、これはトーナメントフェーズに入った大会なんですよ。下手に初戦で負けて、マドリーのCL決勝トーナメントじゃあるまいし、日曜の2ndレグで根性のremontada(レモンターダ/逆転劇)を目指すなんてこと、2部Bのクラブを率いた後、U世代代表監督になったデ・ラ・フエンテ監督には未知の世界では?とりあえず、2-1にされた後、21分にはジャマル、ペドリ、そしてラス・ロサス合宿中のインタビューで昨夏、アトレティコを出たのを後悔していると告白。まったく精彩がなかったモラタ(ガラタサライ)をダニ・オルモ(バルサ)、オジャルサバル(レアル・ソシエダ)、アジョセ(ビジャレアル)へと、シメオネ監督流3人一斉交代で流れを変えにかかったスペインだったんですが…。
転機が訪れたのは36分、ハトがル・ノルマンに乱暴なタックルをかけて一発退場したことで、いやもう、その時はアトレティコのDFがケガさせられたんじゃないかと、私も気が気ではなかったんですけどね。直後にオランダのクーマン監督がやはり、昨夏までアトレティコにいた代表出戻りのデパイ(コリンチャンス)をデ・リフト(マンチェスター・ユナイテッド)に代え、守り固めに入ったのと同時に、デ・ラ・フエンテ監督はファビアン・ルイス(PSG)に代え、ミケル・メリーノ(アーセナル)を投入。するとこれがバッチリ当たったんです!
いえ、スペインの同点ゴールを見るには後半ロスタイムまで待たないといけなかったんですけどね。48分、ニコのシュートはGKフェルブルッヘン(ブライトン)に弾かれたものの、丁度、ゴール前に詰めていたメリーノが撃ちこんで、土壇場で引き分けをゲットしたんですから、根性あるじゃないですか。うーん、ユーロ準々決勝ドイツ戦でも延長戦で決勝ゴールを挙げていたメリーノは、その夏にソシエダからプレミアリーグに渡り、私も知らなかったんですが、アルテタ監督の下ではMFながら、FWをやっているそうで、すでに6得点を記録。
要は今季、マジョラルが回復するまで、まっとうなFWがいなかったヘタフェでボランチのウチェがCFをしていたようなことを、ずっと高いレベルのチームでやっているんですが、スペイン代表にとっては有難い伏兵でも、4月にCL準々決勝でアーセナルと当たるマドリーにとってはかなり脅威になる?おかげで何とか2-2と引き分けたスペインは、翌金曜にはロッテルダムから、2ndレグの開催地、バレンシアに移動。メスタジャにラス・ロサスとは比べ物にならない3万人のファンを集め、公開練習を行ったんですが、このセッションにはモラタが体調不良でホテルから出られず。ル・ノルマンも個別メニューでランニングしかしてなかったんですが、幸い前日練習には2人も参加できることに。
ただ、デ・カイプのミックスゾーンでニコは「Seguro de que en España les vamos a pintar la cara/セグロ・デ・ケ・エン・エスパーニャ・レス・バモス・ア・ピンタル・ラ・カラ(スペインでボクらは絶対、大勝する)」と言っていたものの、どうもそこまで私は自信が持てなくてねえ。というのもフリムポングについていけないククレジャが、先日のコパ・デル・レイ準決勝1stレグでジャマルにまったく歯が立たず、以降、ビッグマッチの先発から姿を消したアトレティコのガランと重なってしまうからで、だからって、グリマルド(レバークーゼン)の方が守備的にいいかと言われても、それはわからず。
現在、守備陣は負傷でカルバハル、ラポール(アル・ナスル)、ビビアン(アスレティック)がおらず、レ・ノルマンを除くと、クバルシの代わりに追加招集されたマリオ・ヒラ(ラツィオ)にしてもA代表は初めてと、経験に欠けているのが難なんですが、まあ、ここは皆で協力して、オランダのアタッカーたちを止めるしかないかと。ちなみにスペインの攻撃陣ではフェランが回復し、ええ、バレンシア出身で、バレンシアのカンテラ育ちなのもあって、ちゃっかり前日記者会見に駆り出されていたんですけどね。
彼も直前のアトレティコ戦で2得点と乗っていますから、ここはモラタの代わりにCFをやってもらうのも悪くない?そんなネーションズリーグ準々決勝2ndレグは日曜午後8時45分(日本時間翌午前4時45分)にキックオフ。スペインが勝った場合、準決勝はフランスvsクロアチア戦の勝者となるため、そちらも気にしておきたいところです。
そして週末はマドリッドのチームたちも連休を取っているんですが、一応、近況を伝えておくと、16人もの大量選手を各国代表に派遣しているマドリーは、今週はずっと、トップチームの元気な選手がルーカス・バスケスとバジェホしかおらず、RMカスティージャとの合同練習を実施。来週末の兄弟分ダービー、レガネスとのホームゲームまでには、ビジャレアル戦でケガをしたフラン・ガルシアが回復してくれるのをアンチェロッティ監督は祈っているよう。南米組からは、こちらはW杯予選一本なんですが、コロンビア戦でビニシウスがロスタイムにブラジルを2-1に導くゴールを挙げたという朗報もありましたっけ。
逆にウルグアイのバルベルデはアトレティコのヒメネスと共に、フリアン・アルバレス、ジュリアーノ、モリーナ、コレア、その日は不出場だったデ・パウルとアトレティコ勢が群れをなしているアルゼンチンに1-0で負けてしまったんですが、まあこちらもあと1試合ありますからね。来週木曜に延期されていたオサスナ戦を入れられたバルサ程ではありませんが、どちらも29節が土曜試合となっているマドリッドの両雄は、南米出向組の帰還時のお疲れ具合も心配かと。
え、それで傷心の中、水曜からマハダオンダで練習を再開して、土曜から月曜午後6時までのお休みに入ったアトレティコは何か進展があったのかって?うーん、こちらも各国代表に10人行っているんですが、嬉しいことにフランス代表を引退したグリーズマンと今回、6月にはクラブW杯に出るため、それと重なるU21ユーロを視野に入れたサンティ・デミア監督から呼ばれなかったバリオスがお留守番組になってくれてねえ。2人共、激戦続きで、尽き欠けていたエネルギーを補充できるのは何より有難いところ。
ただ、コケはまだチーム練習に復帰していないんですけどね。もっとも代表戦明けはすでにCLから敗退したため、コパ準決勝2ndレグが入るぐらいで、ミッドウィークには余裕ができますしね。キャプテンには完全に回復してから、グリーズマン同様、アトレティコ最後のシーズンになるかもしれない今季の残りをしっかりプレーしてもらいたいものですが、果たしてどうなることやら。ちなみに例によって、弟分3チームに関しては代表戦期間中のニュースがほとんどないんですが、ヘタフェが8連休しているって噂は本当なんでしょうか。
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スペインサッカー連盟(RFEF)は13日、アトレティコ・マドリーFWロドリゴ・リケルメのスペイン代表追加招集を発表した。 スペイン代表では12日に行われたUEFAネーションズリーグのデンマーク代表戦後に足の不快感を訴えていたバルセロナのFWラミン・ヤマルが大事を取って早期離脱が決定。 これを受け、昨年11月のA代表デビューから1年近くラ・ロハから遠ざかっていたリケルメが追加招集となった。 なお、スペインは15日、ホームでセルビア代表戦を戦う予定だ。 2024.10.14 07:30 Mon4
今年の代表戦は終わった…/原ゆみこのマドリッド
「どう考えたって嫌味でしかないよね」そんな風に私が首を振っていたのは水曜日、この週末、4年ぶりにレアル・マドリーをブタルケに迎えるレガネスの兄弟分ダービープロモビデオを見直してみた時のことでした。その筋立てはフランス・フットボール社から盗み出された2025年のバロンドールトロフィーがブタルケに届き、ビジターチーム用のロッカールームに置かれた箱からマスコットのスーパーペピーノが取り出すというものなんですが、もちろん、これが誰に当てたものかは言わずもがな。 前日の夜、Gol(スポーツ専門TV局)の番組で生インタビューを受けていたボルハ・ヒメネス監督は、「別に悪気あってのことではないはず」とクラブ広報を庇っていたものの、表彰式当日朝まで自身の受賞を確信しながら、土壇場でロドリ(マンチェスター・シティ)に持っていかれるという、チャブ台返しを喰らったビニシウスが大ショックを受けていたのは周知の事実ですからね。それも時間が経ち、paron(パロン/リーガの停止期間)直前のオサスナ戦ではハットトリック、更にブラジル代表戦と続き、もう当人も忘れかけているだろう古傷を今更いじるとは、いやはや。 正直、再昇格1年目のレガネスの1部残留は、ホームでどれだけ勝ち点を貯められるか次第というのもありますからね。日曜午後6時30分(日本時間翌午前2時30分)からの試合を前に相手を怒らせるのはどうかと思うんですが、4年前のシーズン最終節、何も懸かっていなかった兄貴分からあと1点が奪えず、2-2で引分けて、2部降格が決まった恨みを晴らすにはいい時期に当たったきらいもなきにしろあらず。 というのも現在、アンチェロッティ監督のチームは切実なDF不足に陥っていて、ええ、そのオサスナ戦でCBミリトンがヒザの靭帯を断裂、カルバハルが今季絶望になって以来、トップチーム唯一の右SBだったルーカス・バスケスも太ももをケガしてしまいましたからね。CB代行役のチュアメニもまだ回復しておらず、カンテラーノ(RMカスティージャ)のアセンシオがリピートする可能性が高い上、右SBに回る予定のバルベルデもウルグアイ代表戦の長旅から帰ったばかりとなれば、レガネスの前に立ち塞がるのは負傷が完治したGKクルトワだけ? おまけにこの週末を皮切りに12月22日のセビージャ戦まで、リーガ6試合、CL2試合、インターコンチネンタルカップ決勝と地獄の9連戦に突入するマドリーとなれば、アンチェロッティ監督や選手たちもレガネスなど眼中にはなく、その先のCLリバプール戦に頭が行っているかもしれませんしね。できれば、弟分にはお手柔らかにしてもらいたいところですが、いやあ。首位バルサとの差が、たとえ、バレンシア戦順延で消化試合が1つ少ないとはいえ、今の勝ち点7以上になられるのも、マドリッド勢を応援する身としては喜べないんですよねえ。 まあ、リーガ再開の話はまた後ですることにして、先にスペイン代表今年最後の試合がどうだったかお伝えしていくことにすると。先週金曜のデンマーク戦に勝ったため、グループ首位でのネーションズリーグ準々決勝進出が決まった彼らは、何も懸かったものがない状態で月曜にスイスと対戦。相手も最下位でのリーグB降格がほぼ決まっていたため、双方、新メンバーを試すテストマッチの感が漂っていたんですが、28年ぶりに迎えるA代表を熱烈歓迎してくれたテネリフェのファンを失望させる訳にはいきませんからね。 負傷でアレックス・バエナ(ビジャレアル)、スビメンディ(レアル・ソシエダ)、出場停止でオジャルサバル(レアル・ソシエダ)が離脱していたこともあり、3日前とはスタメン全員を変えて試合はスタート。そのせいもあったか、スコアが動くにはちょっと時間がかかったんですが、スペインは前半30分過ぎ、モラタ(ミラン)がエリア内でロドリゲス(ベティス)に倒されてPKをゲットすることに。当然、代表歴代2位のフェルナンド・トーレスに並ぶ38得点目が懸かっていたモラタが蹴るものと思ったんですが、会場のコールに屈したんでしょうか。彼はキッカーをご当地選手のペドリ(バルサ)に譲ったんですよ。 それが実際、私もペドリがPKを蹴るところなど、まず見たことがなかったため、大丈夫かと思いきや、案の定、GKムボゴ(ロリアン)に弾かれてしまうとは、もしや、当人にとっても入らぬお節介だった?いえ、その後、ウグリニック(ヤングボーイ)がヘッドクリアしたボールをニコ・ウィリアムス(アスレティック)が撃ったシュートはフロイラー(ボローニャ)に当たってしまったものの、同じカナリア諸島でもテネリフェ島ではなく、グラン・カナリア島出身。「Estaba atento al rebote y hay que estar ahí para meterla/エスタバ・アテントー・アル・レボテ・イ・アイ・ケ・エスタル・アイー・パラ・メテールラ(リバウンドに備えていた。ゴールを入れるにはその場にいないとね)」というジェレミー・ピノ(ビジャレアル)がゴール右前から決めてくれたため、スペインは先制点を奪うことができたんですけどね。 そんなところにも消化試合の緩さは垣間見られたものの、そのまま試合は1-0でハーフタイム入り。後半頭からはモラタに代わり、いよいよ今回、U21代表からカサドー(バルサ)と共にリクルートされた大型FWサム(ポルト)がデビューとなりました。同時にGKもレミロ(レアル・ソシエダ)からロベルト・サンチェス(チェルシー)に代わったんですが、後者はDF陣が一新されていたことのトバッチリを受けてしまいましたかねえ。そう、18分にはグリマルド(レバークーゼン)とやはり、この日が代表デビューとなったパレデス(アスレティック)がモンテイロ(ヤングボーイズ)の侵入を止められず、同点ゴールを許してしまったから。 でも大丈夫。というのもその5分後にはニコに代わって入っていたブライアン・ヒル(ジローナ)が、こちらもエリア内の混乱を利用して、敵に当たって戻ったボールをシュート。勝ち越しゴールを挙げてくれたからですが、どうやら今月は大殺界だったんですかね。デンマーク戦でも終盤に1点差に追い上げられる原因となったバックパスミスをしたファビアン(PSG)がまたしてもやらかしてしまったから、さあ大変! それはブライアン・サラゴサ(オサスナ)と1試合目はU21の親善試合イングランド戦でキャプテンを務めた後、緊急昇格したバリオス(アトレティコ)もピッチに入り、デ・ラ・フエンテ監督が今回の招集メンバー全員にプレー機会を与えた後のこと。無事に2-1で終わりそうだった40分、ファビアンがエリア内でシエロ(トゥールーズ)を倒してPKを献上し、ゼキリ(スタンダード・リエージュ)に同点にされてしまうんですから、困ったもんじゃないですか。ところがどっこい、スペインは残りの短い時間でユーロ王者の誇りを披露。いえまあ、正確にはもう、その時にはベルリンでトロフィーを掲げたメンバーはピッチに2人しか残っていなかったんですけどね。ロスタイムにはブライアン・サラゴサがエリア内に突進し、シエラに倒されて、この試合、2度目のPKを獲得したから、驚いたの何のって。 それだけでなく、彼はキッカーもファビアンに頼んで譲ってもらい、土壇場で3-2の勝利を導くPKゴールを決めたんですが、いやあ。昨季の冬の市場でグラナダ(今季は2部)からバイエルンに大出世移籍しながら、当時のトゥーヘル監督から「ドイツ語も英語もできなくて、適応に時間がかかる」と言われ、ほとんどプレー時間をもらえず。今季はオサスナへレンタル移籍して、実力を披露してきたことが10月に1年ぶりの再招集のキッカケに。当人は「Al fútbol se juega con los pies, no con el idioma.../アル・フトボル・セ・グエダ・コン・ロス・ピエス、ノー・コン・エル・イディオマ(サッカーは言語ではなく、足でプレーするもの)」と言っていたものの、やっぱりドメスティックな雰囲気が合っている? まあ、そんな感じでネーションズリーグ・グループリーグも5勝1分けの無敗で終わったため、デ・ラ・フエンテ監督も「以前の代表も偉大なチームだったが、la diferencia es que ahora ganamos y ganamos todo/ラ・ディフェレンシア・エス・ケ・アオラ・ガナモス・イ・ガナモス・トードー(違いは今、ウチは勝てて、それも全て勝っていること)」と胸を張っていたんですけどね。何より凄いのはこれだけメンバーが変わっても強さに影響しないことで、だってえ、ユーロ正GKのウナイ・シモン(アスレティック)を始め、10月にはロドリ、カルバハルも長期離脱。今月はジャマル(バルサ)もケガでおらず、ロドリ代理のスビメンディも1試合目で負傷したため、どうなることや思いきや、2人のブライアンやカサドーらの台頭で全然、レベルが落ちないんですよ。 これなら、金曜の準々決勝組み合わせ抽選でリーグAの他グループの2位、イタリア、クロアチア、オランドのどこと当たっても、6月のファイナルフォー出場に支障はないんじゃないかと思いますが、さあて。それにしたって、今回の改変ネーションズリーグ、初出の準々決勝だけでなく、グループ3位は下位リーグのグループ2位と昇格降格を懸けたプレーオフをするため、3月の各国代表戦週間に親善試合ができるチームが激減。要はリーグB以下の直接昇格の決まったグループ1位と全リーグの直接降格のグループ最下位以外、皆、公式戦となるんですが、たまにはヨーロッパ以外の代表との試合を見てみたい気もしないではありません。 え、それでマドリーとレガネス以外のマドリッド勢の週末の予定はどうなっているのかって?それがまた、この14節も代表戦週間直前と似ていて、ヘタフェがまず金曜の平日ナイトゲームでバジャドリーをコリセウムに迎えることに。何せ、2週間前にはジローナに0-1で負け、ホームファンの一部から、とうとう「Torres vete ya!/トーレス・ベテ・ジャー(トーレス会長、もう出て行け)」のカンティコが出ていたぐらい、今季は低調なボルダラス監督のチームですからね。せめて降格圏19位の相手ぐらいには勝ってもらわないと先が思いやられるんですが、未だにマジョラルが回復したという報は届かず。 他のFW、ベルトゥもトルコ代表には呼ばれたものの、2試合共、マドリーのギュレルが躍動するのをベンチから見守っていただけでしたし、RMカスティージャから来たアルバロ・ロドリゲスはRFEF1部(実質3部)とのカテゴリー差に適応中。どちらもあまりゴールは期待できそうにないため、この休止期間中、チームがどこまでセットプレーの精度を磨いてくれたかに懸かってくるかと。とにかく、早いうちに18位と勝ち点が同じギリ残留圏17位という順位を少しでも上げて、ファンを安心させてあげられるといいんですが。 続く土曜午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)にメトロポリターノにアラベスを迎えるのがアトレティコで、もう水曜にはGKオブラク、それぞれノルウェイ代表とイングランド代表でゴールを挙げてきたセルロート、ギャラガー、そしてスペインA代表デビューに気分を良くして、テネリフェから戻って来たバリオスもチーム練習に合流。後はフリアン・アルバレス、デ・パウル、追加招集されたジュリアーノのアルゼンチン勢、ヒメネス(ウルグアイ)、そしてレイニウド(モザンビーク)の到着を待つばかりに。 ようやくジョレンテも完全回復し、頭蓋骨骨折でもう1カ月以上休んでいるル・ノルマンも部分的に練習に参加できるようになったんですが、実は火曜のマハダオンダ(マドリッド近郊)でのセッションでは、シメオネ監督の興味深い指導が話題に。ええ、「Nosotros estamos hundidos para ganar, no para defender… digan lo que digan/ノソトロス・エスタモス・ウンディードス・パラ・ガナール、ノー・パラ・デフェンデル…ディガン・ロ・ケ・ディガン(ウチは守るためではなく、勝つために下がっている…誰が何と言おうと)」と選手たちを諭していたそうなんですが、なるほど、だからアトレティコはいつも自陣に閉じこもっている? まあ、このところ4連勝していますし、CLのPSG戦やマジョルカ戦で見せた、オブラクのゴールキックからのカウンター攻撃成功も、敵選手たちがアトレティコ陣内に大量にいたおかげもあったんですけどね。でもやっぱり、できれば積極的に攻めていく彼らを見たいと思うのは私のワガママ?何はともあれ、アトレティコも年内はマドリーに次ぐ8試合をこなさないといけないため、まずはアラベス戦にしっかり勝って、リーガでは2位のお隣さんとの勝ち点差1を引っくり返す努力をしていってもらいたいかと。 そして日曜は丁度、兄弟分ダービーの前にラージョがサンチェス・ピスファンでセビージャと対戦するんですが、こちらは勝ち点1差の12位と13位の激突。どちらも代表戦週間直前の試合で負けているため、心機一転、年内最後のサイクルに挑みたいところですが、イニゴ・ペレス監督のチームは果たしてラス・パルマス戦でシュートを30本以上も撃ちながら、敵のオウンゴールでの1点しか取れなかった効率の悪さを解決できたかどうか。守備の方は出場停止処分が終わり、CBムミンが戻って来るため、やや安心かと思いますが、とにかくサッカーは点を取らないと始まりませんよね。 2024.11.21 19:00 Thu5
