競った大会が悪かった…/原ゆみこのマドリッド
2025.03.15 23:30 Sat
「早く気持ちを切り替えなくちゃいけないのよね」そんな風に私が自分を奮い立たせていたのは金曜日、リーガ28節のビジャレアル戦前記者会見でアンチェロッティ監督が話しているのをお昼のニュースで見た時のことでした。いやあ、またしてもアトレティコが悲劇的な結末に終わったCL16強対決マドリーダービー2ndレグの後、もちろん、選手たちはプロですから、そこら辺はしっかりしていると思いますけどね。ただ、あれだけメトロポリターノで声をからして、120分以上、チームを応援したにも関わらず、運命は変えられないと悟ったファンたちは、いくらリーガ首位争いの大事なゲームだとて、中3日で日曜午後9時(日本時間翌午前5時)からのバルサ戦に立ち向かえる?
おまけにフリック監督のチームは前節のオサスナ戦当日にチームドクターの突然死があって、その試合が延期に。近しい職場の人物を亡くして、選手たちも落ち込んでいたものの、火曜のCLベンフィカ戦2ndレグでは見事に3-1で勝利して、総合スコア4-1で準々決勝進出決めると同時に、勝利を故人に捧げていますからね。単純に中日だけでも向こうが1日多いだけでなく、アトレティコは延長戦で大いに消耗。90分で力尽きたデ・パウルなど、金曜の練習にも姿を見せていなかった程で、更にPK戦で負ける原因となったフリアン・アルバレスが、「アトレティコでは信じられないような不幸が起きる」事実に気づいて、打ちのめされていたら、かなり困ったことになりそうな。
いえまあ、アトレティコより1日早く、土曜午後6時30分(日本時間翌午前2時30分)にはラ・セラミカで、今季はヨーロッパの大会がなく、体力的に有利な5位のビジャレアルに挑まないといけないお隣さんも大変なんですけどね。もっともそこは十八番の大会であるCLで勝ち抜け、Decimosexta(デシモセスタ/16回目のCL優勝のこと)を目指して、準々決勝でアーセナルと戦えるようになった精神的な高揚で、選手たちは何とかなっちゃうのかもしれませんが、ダービーではメンディが太ももを負傷し、全治3週間になるという逆境も。
加えて、メトロポリターノで勝利が決まった瞬間、とても120分以上、プレーしたばかりとは思えない猛ダッシュでピッチを半周していた彼らですが、実はアセンシオやエムバペなどはそれぞれ、各所に痛みを抱えながら、最後までプレーしたなんてことも。先週末のラージョ戦に続いて、今季初めて、2試合連続で先発したモドリッチもかなりお疲れのはずですしね。この土曜でようやく、年明けから続いた10週間の週2試合ペースが途切れるとはいえ、1年以上ぶりの代表招集となったGKクルトワ(ベルギー)、昨年9月以来となるエムバペ(フランス)、スペイン代表初招集のアセンシオらを筆頭に大部分の選手たちには来週、お国の奉公があるため、全然休めないのが辛いところ。
何にしろ、首位のバルサと2位のマドリーは勝ち点差なし、3位のアトレティコは1差とあって、今節の結果次第で、どのチームが各国代表戦週間中、順位表の頂点にいられるのかが決まることになるんですが、リーガはその後、10試合もありますからね。すでにマドリーダービーは終わったものの、クラシコ(伝統の一戦)は5月上旬ですし、それまでは三つ巴の戦いが続きそうな気がしないでもないんですが…。
そう、いつもとは逆の左側を陣地にして、アトレティコボールのキックオフだったんですが、何とたった29秒で総合スコアをイーブンにするゴールが生まれたから、ビックリしたの何のって。デ・パウルが右側から入れたボールをジュリアーノはスルーしたものの、ゴール前に突っ込んで来たギャラガーが決めてくれたんですが、そういえば、彼らはコパ・デル・レイ準決勝バルサ戦1stレグでも開始1分でフリアン・アルバレスが先手を取っていましたからね。要はやる気満々でピッチに入った時には速攻ゴールを奪う力があるくせに、どうして先週の1stレグではしなかった?
ただ、そのバルサ戦では6分にもグリーズマンが決めて、さくさく2点リードしたアトレティコだったんですが、うーん、シメオネ監督もロドリゴとブライムに守備の穴を突かれ、ゴールを入れられた1stレグの反省をして、左サイドをリノとガランから、ギャラガーとレイニウドに変更。それ以上に全員で協力して、しっかり守ることを重視していたせいか、以降の攻撃はカウンター中心となり、かなりの時間、自陣にこもることにはなったんですけどね。
それでもフリアンやグリーズマンなどのシュートはあったんですが、ことごとくGKクルトワにセーブされてしまってはねえ。逆にマドリーの方はボールを持っていても、ほとんど撃ってこなかったため、1-0でハーフタイムに入った時はもしや、後半は今季自慢の途中出場選手の一発が発現。2014年のCL決勝から続く、この大会でお隣さん相手に4連敗という黒歴史を塗り替えることができるんじゃないかと、私も淡い期待を抱かなくもなかったんですが…。
後半もまたフリアンがクルトワにシュートを弾かれて始まったんですが、いやあ、それまで何もしてなくても、やっぱりエムバペは他とは違うんですね。アンチェロッティ監督に先取り交代されて、チュアメニとモドリッチがカマビンガとルーカス・バスケスに代わった後の25分、ヒメネスがマークを外されて、エリア内に入られてしまったため、必死で止めようとして相手にすがりついたラングレがペナルティを取られてしまったから、さあ大変!その瞬間、私も涙目になって、ビニシウスがPKを蹴るのを眺めていたところ、いやまさか、あんなとんでもないところにボールが飛んで行くとは、え?もしかして、アトレティコに神様が味方してくれてる?
ただねえ、もうこうなったら、さっさとセルロートとコレアを入れて、勝ち越し点を奪いに行くだろうという私の思いと裏腹に、何故かこの日はシメオネ監督の腰が重かったんですよ。その点だけは、後でかつての恩師を「Estoy harto siempre de ese victimismo, siempre llorar por cosas así/エストイ・アルト・シエンプレ・デ・エセ・ビクティミスモ、シエンプレ・ジョラール・ポル・コーサス・アシー(いつも被害者意識で、いつもそういうことで泣いているのに自分はウンザリしてる)」と批判して、注目を浴びていたクルトワの「Si vas ganando 1-0 en el primer minuto y no buscas el segundo ahí está el fallo de su Partido/シー・バス・ガナンドー・ウノ・セロ・エン・エル・プリメール・ミヌート・イ・ノー・ブスカス・エル・セグンド・アイー・エスタ・エル・ファジョ・デ・ス・パルティードー(最初の分に1-0で勝っていながら、2点目を取りに行かないところに彼の試合のミスがあった)」という言葉に同意かも。
いや、実際、それを3本のparadon(パラドン/スーパーセーブ)で邪魔をしてくれたのはクルトワなんですが、だってえ、マドリーが更に32分にはロドリゴをブライムに、38分には、こちらはメンディの負傷による不可抗力とはいえ、フラン・ガルシアに代えても、アトレティコはずっとスタメンのままだったんですよ。おまけにとうとう40分にリノがギャラガーと代わった時も、44分にグリーズマンとジュリアーノが下がり、待望のセルロートとコレアが入った時も、ピッチを出る選手は完全に時間稼ぎのノロノロ歩調。まさに延長戦に入ることが目的としか思えなかったんですが、でも一体、それは何のため?
ええ、デ・パウルを疲労で続行不可となる後半ロスタイムまで引っ張ったのも謎ですしね。ここでモリーナが入り、シメオネ監督の狙い通り、試合が延長戦に入ると、イエローカードをもらっていたラングレもル・ノルマンと交代に。延長戦前半にはレイニウドも倒れ、最後はアスピリクエタが負傷回復後、初出場となったんですが、やっぱりどちらのチームも疲れていたんですかね。最初の15分こそ、セルロートのヘッドなどもあったものの、後半はどちらもほとんどチャンスがなく、刻一刻とPK戦が接近。その頃から、2016年のミラノでのCL決勝が私の頭にはチラついてくることに。
それが、PK戦でそれまで全員入れた後、4人目のファンフランがポストに弾かれ、マドリー5人目のクリスチアーノ・ロナウドに優勝を持っていかれた当時以上のショッキングな事件が起きるんですから、本当にアトレティコのツキのなさは奥が深い。そう、その日はそれぞれ第1キッカーのエムバペとセルロートが成功した後、第2キッカーのベリンガムとフリアンもボールがゴールに入ったんですけどね。何と蹴る時体勢を崩したフリアンが右足で蹴る前、軸足の左足でボールに触れていたとして、VAR(ビデオ審判)に確認を頼んだ主審により、2度蹴りによるPK成功取り消しになってしまうって、何なんでしょう。
いえまあ、それでも第3キッカーのバルベルデとコレアが決めた後、第4キッカーのルーカス・バスケスをGKオブラクが弾いてくれたため、奇しくもファンフランと同じマドリーのカンテラーノ(下部組織出身の選手)だったジョレンテがゴールバーに当ててしまわなければ、イーブンでいられたんですけどね。結局、最初は第5キッカーにエンドリックを選んだものの、「Vi la cara de Endrick y dijimos: ‘Mejor Rüdiger"/ビ・ラ・カラ・デ・エンドリック・イ・ディヒモス:メホール・リュディガー(エンドリックの顔を見たら、リュディガーの方がいいということになった)」(アンチェロッティ監督)ドイツ人CBがマドリーの勝利を決めるPKを沈め、4-2でアトレティコは負けてしまいましたっけ。
いやあ、試合後のミックスゾーンではユニ姿のまま連れ出されたオブラクも、これで自身がマドリーにPK戦で負けたのが3度目になることもあってか、「Estamos desesperados/エスタモス・デセスペラード(ボクらは絶望している)」と嘆いていたんですけどね。この日は完全にアトレティコの方が試合内容で上回っていただけに、こうなるともう、マドリー相手のCL戦での彼らは呪われている、もしくはマドリーがCLで人知を超える強運を持っているとしか思えないかと。
それとは別に、やはり世間で一番の論点になっていたのは、フリアンのPKゴールが取り消されたのは正しかったかどうか。というのも確実に彼の左足が蹴る前にボールに触れていることがわかる映像がなく、ええ、シメオネ監督も記者会見では、「Que levante la mano quien vea que tocó la pelota dos veces Julián!/ケ・レバンタ・ラ・マノ・キエン・ベア・ケ・トコ・ラ・ペロータ・ドス・ベセス・フリアン(フリアンが2度ボールを蹴ったのを見た者は手を挙げてくれ)」とかなりエキサイトしてアピールしていたんですけどね。滅多にないことのため、その件ばかりが注目されてしまうのもわかるんですが、おかげで本来なら、一番の戦犯であるはずのジョレンテがまったく責められなかったのは、当人にとってはラッキーだった?
そんな感じでCLマドリーダービーは幕を閉じたんですが、一応、この週末のマドリッドの弟分チームたちの予定も伝えておくと、こちらは揃って日曜試合で、レガネスはブタルケでベティスと、ラージョはエスタディオ・バジェカスでレアル・ソシエダと対戦。どちらも木曜にヨーロッパの大会があって、疲れているチームが相手なんですが、コンフェレンスリーグ16強対決ビトリア・ギマラエス戦2ndレグで0-4と大勝し、ヤビエロニア(ポーランド)との準々決勝に進んだベティスはリーガもマドリー戦勝利を含む3連勝中と現在、極めて好調。
金曜にアラベスがラル・パルマスと引き分けたため、同じ勝ち点で並ばれて、降格圏の18位に落ちてしまったボルハ・ヒメネス監督のチームには難しい試合になりそうですが、15位のエスパニョール以下は最下位のバジャドリーを除いて、ほぼ団子状態ですからね。勝ち点1でも稼げれば、レッドゾーンからは逃れられるはずですが、こればっかりはねえ。一方、ラージョの相手ソシエダはEL16強対決マンチェスター・ユナイテッド戦2ndレグでジャッジに恵まれず、オールド・トラフォードで4-1と負けて敗退が決定。この試合のため、サン・セバスティアンには帰らず、マドリッドに直行という慌ただしさもあるため、前節はサンティアゴ・ベルナベウで善戦したイニゴ・ペレス監督のチームが4試合ぶりの白星を掴むいい機会になるかも。
そしてヘタフェはエル・サダルで14位のオサスナと顔を合わせるんですが、何せボルダラス監督のチームは前節、頭がCLマドリーダービーでいっぱいだったアトレティコにコリセウムで初勝利を挙げて、気分を良くしていますからね。現在、降格圏とは勝ち点7差の12位と安全な位置にいますし、プレッシャーを感じずにプレーできるため、いい結果を持って帰って来ることを期待しています。
おまけにフリック監督のチームは前節のオサスナ戦当日にチームドクターの突然死があって、その試合が延期に。近しい職場の人物を亡くして、選手たちも落ち込んでいたものの、火曜のCLベンフィカ戦2ndレグでは見事に3-1で勝利して、総合スコア4-1で準々決勝進出決めると同時に、勝利を故人に捧げていますからね。単純に中日だけでも向こうが1日多いだけでなく、アトレティコは延長戦で大いに消耗。90分で力尽きたデ・パウルなど、金曜の練習にも姿を見せていなかった程で、更にPK戦で負ける原因となったフリアン・アルバレスが、「アトレティコでは信じられないような不幸が起きる」事実に気づいて、打ちのめされていたら、かなり困ったことになりそうな。
いえまあ、アトレティコより1日早く、土曜午後6時30分(日本時間翌午前2時30分)にはラ・セラミカで、今季はヨーロッパの大会がなく、体力的に有利な5位のビジャレアルに挑まないといけないお隣さんも大変なんですけどね。もっともそこは十八番の大会であるCLで勝ち抜け、Decimosexta(デシモセスタ/16回目のCL優勝のこと)を目指して、準々決勝でアーセナルと戦えるようになった精神的な高揚で、選手たちは何とかなっちゃうのかもしれませんが、ダービーではメンディが太ももを負傷し、全治3週間になるという逆境も。
何にしろ、首位のバルサと2位のマドリーは勝ち点差なし、3位のアトレティコは1差とあって、今節の結果次第で、どのチームが各国代表戦週間中、順位表の頂点にいられるのかが決まることになるんですが、リーガはその後、10試合もありますからね。すでにマドリーダービーは終わったものの、クラシコ(伝統の一戦)は5月上旬ですし、それまでは三つ巴の戦いが続きそうな気がしないでもないんですが…。
まあ、そんなことはともかく、水曜のCLマドリーダービー2ndレグがどうだったのかをお伝えしていかないと。先週の1stレグではサンティアゴ・ベルナベウで2-1と負けていたアトレティコだったんですが、チームバスがメトロポリターノに到着した時には、道路周辺が真っ赤になる程の発煙筒と共に大勢のファンがお出迎え。スタンドもお隣さんに負けじと、赤白黄のモザイクでキックオフ前の雰囲気を盛り上げた試合は、予想もしない形でスタートしたんですよ。
そう、いつもとは逆の左側を陣地にして、アトレティコボールのキックオフだったんですが、何とたった29秒で総合スコアをイーブンにするゴールが生まれたから、ビックリしたの何のって。デ・パウルが右側から入れたボールをジュリアーノはスルーしたものの、ゴール前に突っ込んで来たギャラガーが決めてくれたんですが、そういえば、彼らはコパ・デル・レイ準決勝バルサ戦1stレグでも開始1分でフリアン・アルバレスが先手を取っていましたからね。要はやる気満々でピッチに入った時には速攻ゴールを奪う力があるくせに、どうして先週の1stレグではしなかった?
ただ、そのバルサ戦では6分にもグリーズマンが決めて、さくさく2点リードしたアトレティコだったんですが、うーん、シメオネ監督もロドリゴとブライムに守備の穴を突かれ、ゴールを入れられた1stレグの反省をして、左サイドをリノとガランから、ギャラガーとレイニウドに変更。それ以上に全員で協力して、しっかり守ることを重視していたせいか、以降の攻撃はカウンター中心となり、かなりの時間、自陣にこもることにはなったんですけどね。
それでもフリアンやグリーズマンなどのシュートはあったんですが、ことごとくGKクルトワにセーブされてしまってはねえ。逆にマドリーの方はボールを持っていても、ほとんど撃ってこなかったため、1-0でハーフタイムに入った時はもしや、後半は今季自慢の途中出場選手の一発が発現。2014年のCL決勝から続く、この大会でお隣さん相手に4連敗という黒歴史を塗り替えることができるんじゃないかと、私も淡い期待を抱かなくもなかったんですが…。
後半もまたフリアンがクルトワにシュートを弾かれて始まったんですが、いやあ、それまで何もしてなくても、やっぱりエムバペは他とは違うんですね。アンチェロッティ監督に先取り交代されて、チュアメニとモドリッチがカマビンガとルーカス・バスケスに代わった後の25分、ヒメネスがマークを外されて、エリア内に入られてしまったため、必死で止めようとして相手にすがりついたラングレがペナルティを取られてしまったから、さあ大変!その瞬間、私も涙目になって、ビニシウスがPKを蹴るのを眺めていたところ、いやまさか、あんなとんでもないところにボールが飛んで行くとは、え?もしかして、アトレティコに神様が味方してくれてる?
ただねえ、もうこうなったら、さっさとセルロートとコレアを入れて、勝ち越し点を奪いに行くだろうという私の思いと裏腹に、何故かこの日はシメオネ監督の腰が重かったんですよ。その点だけは、後でかつての恩師を「Estoy harto siempre de ese victimismo, siempre llorar por cosas así/エストイ・アルト・シエンプレ・デ・エセ・ビクティミスモ、シエンプレ・ジョラール・ポル・コーサス・アシー(いつも被害者意識で、いつもそういうことで泣いているのに自分はウンザリしてる)」と批判して、注目を浴びていたクルトワの「Si vas ganando 1-0 en el primer minuto y no buscas el segundo ahí está el fallo de su Partido/シー・バス・ガナンドー・ウノ・セロ・エン・エル・プリメール・ミヌート・イ・ノー・ブスカス・エル・セグンド・アイー・エスタ・エル・ファジョ・デ・ス・パルティードー(最初の分に1-0で勝っていながら、2点目を取りに行かないところに彼の試合のミスがあった)」という言葉に同意かも。
いや、実際、それを3本のparadon(パラドン/スーパーセーブ)で邪魔をしてくれたのはクルトワなんですが、だってえ、マドリーが更に32分にはロドリゴをブライムに、38分には、こちらはメンディの負傷による不可抗力とはいえ、フラン・ガルシアに代えても、アトレティコはずっとスタメンのままだったんですよ。おまけにとうとう40分にリノがギャラガーと代わった時も、44分にグリーズマンとジュリアーノが下がり、待望のセルロートとコレアが入った時も、ピッチを出る選手は完全に時間稼ぎのノロノロ歩調。まさに延長戦に入ることが目的としか思えなかったんですが、でも一体、それは何のため?
ええ、デ・パウルを疲労で続行不可となる後半ロスタイムまで引っ張ったのも謎ですしね。ここでモリーナが入り、シメオネ監督の狙い通り、試合が延長戦に入ると、イエローカードをもらっていたラングレもル・ノルマンと交代に。延長戦前半にはレイニウドも倒れ、最後はアスピリクエタが負傷回復後、初出場となったんですが、やっぱりどちらのチームも疲れていたんですかね。最初の15分こそ、セルロートのヘッドなどもあったものの、後半はどちらもほとんどチャンスがなく、刻一刻とPK戦が接近。その頃から、2016年のミラノでのCL決勝が私の頭にはチラついてくることに。
それが、PK戦でそれまで全員入れた後、4人目のファンフランがポストに弾かれ、マドリー5人目のクリスチアーノ・ロナウドに優勝を持っていかれた当時以上のショッキングな事件が起きるんですから、本当にアトレティコのツキのなさは奥が深い。そう、その日はそれぞれ第1キッカーのエムバペとセルロートが成功した後、第2キッカーのベリンガムとフリアンもボールがゴールに入ったんですけどね。何と蹴る時体勢を崩したフリアンが右足で蹴る前、軸足の左足でボールに触れていたとして、VAR(ビデオ審判)に確認を頼んだ主審により、2度蹴りによるPK成功取り消しになってしまうって、何なんでしょう。
いえまあ、それでも第3キッカーのバルベルデとコレアが決めた後、第4キッカーのルーカス・バスケスをGKオブラクが弾いてくれたため、奇しくもファンフランと同じマドリーのカンテラーノ(下部組織出身の選手)だったジョレンテがゴールバーに当ててしまわなければ、イーブンでいられたんですけどね。結局、最初は第5キッカーにエンドリックを選んだものの、「Vi la cara de Endrick y dijimos: ‘Mejor Rüdiger"/ビ・ラ・カラ・デ・エンドリック・イ・ディヒモス:メホール・リュディガー(エンドリックの顔を見たら、リュディガーの方がいいということになった)」(アンチェロッティ監督)ドイツ人CBがマドリーの勝利を決めるPKを沈め、4-2でアトレティコは負けてしまいましたっけ。
いやあ、試合後のミックスゾーンではユニ姿のまま連れ出されたオブラクも、これで自身がマドリーにPK戦で負けたのが3度目になることもあってか、「Estamos desesperados/エスタモス・デセスペラード(ボクらは絶望している)」と嘆いていたんですけどね。この日は完全にアトレティコの方が試合内容で上回っていただけに、こうなるともう、マドリー相手のCL戦での彼らは呪われている、もしくはマドリーがCLで人知を超える強運を持っているとしか思えないかと。
それとは別に、やはり世間で一番の論点になっていたのは、フリアンのPKゴールが取り消されたのは正しかったかどうか。というのも確実に彼の左足が蹴る前にボールに触れていることがわかる映像がなく、ええ、シメオネ監督も記者会見では、「Que levante la mano quien vea que tocó la pelota dos veces Julián!/ケ・レバンタ・ラ・マノ・キエン・ベア・ケ・トコ・ラ・ペロータ・ドス・ベセス・フリアン(フリアンが2度ボールを蹴ったのを見た者は手を挙げてくれ)」とかなりエキサイトしてアピールしていたんですけどね。滅多にないことのため、その件ばかりが注目されてしまうのもわかるんですが、おかげで本来なら、一番の戦犯であるはずのジョレンテがまったく責められなかったのは、当人にとってはラッキーだった?
そんな感じでCLマドリーダービーは幕を閉じたんですが、一応、この週末のマドリッドの弟分チームたちの予定も伝えておくと、こちらは揃って日曜試合で、レガネスはブタルケでベティスと、ラージョはエスタディオ・バジェカスでレアル・ソシエダと対戦。どちらも木曜にヨーロッパの大会があって、疲れているチームが相手なんですが、コンフェレンスリーグ16強対決ビトリア・ギマラエス戦2ndレグで0-4と大勝し、ヤビエロニア(ポーランド)との準々決勝に進んだベティスはリーガもマドリー戦勝利を含む3連勝中と現在、極めて好調。
金曜にアラベスがラル・パルマスと引き分けたため、同じ勝ち点で並ばれて、降格圏の18位に落ちてしまったボルハ・ヒメネス監督のチームには難しい試合になりそうですが、15位のエスパニョール以下は最下位のバジャドリーを除いて、ほぼ団子状態ですからね。勝ち点1でも稼げれば、レッドゾーンからは逃れられるはずですが、こればっかりはねえ。一方、ラージョの相手ソシエダはEL16強対決マンチェスター・ユナイテッド戦2ndレグでジャッジに恵まれず、オールド・トラフォードで4-1と負けて敗退が決定。この試合のため、サン・セバスティアンには帰らず、マドリッドに直行という慌ただしさもあるため、前節はサンティアゴ・ベルナベウで善戦したイニゴ・ペレス監督のチームが4試合ぶりの白星を掴むいい機会になるかも。
そしてヘタフェはエル・サダルで14位のオサスナと顔を合わせるんですが、何せボルダラス監督のチームは前節、頭がCLマドリーダービーでいっぱいだったアトレティコにコリセウムで初勝利を挙げて、気分を良くしていますからね。現在、降格圏とは勝ち点7差の12位と安全な位置にいますし、プレッシャーを感じずにプレーできるため、いい結果を持って帰って来ることを期待しています。
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IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)が、21世紀で最もプレーした選手のランキングを発表。トップ10には日本人選手もランクインした。 様々な統計を行うIFFHS。2022年までのデータを集計し、21世紀に入ってからのプレーした試合数をもとにランキングを作成した。 対象となるのは、各国のリーグ戦やカップ戦、国際カップ戦、代表チームの試合も含まれ、全ての公式戦が対象になっている。 今回の統計では1000試合以上プレーした選手が3人に増加。首位は昨年と変わらず、サウジアラビアへ活躍の場を移したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)となり、1145試合を記録した。 2022年に1000試合を突破したのは、ブラジル代表DFダニエウ・アウベス(UNAMプーマス)とアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)。アウベスは1033試合、メッシは1003試合となった。メッシはカタール・ワールドカップ(W杯)での試合で1000試合を超えたことになる。 そんな中、8位には日本人がランクイン。941試合に出場したMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)だ。遠藤はガンバ大阪と磐田、そして日本代表での試合が21世紀に含まれている。なお、アジア人でも唯一となり、900試合以上を達成しているのも12名となっている。 ◆21世紀の出場試合数ランキング 合計(国内リーグ/国内カップ/国際カップ/代表) 1位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル) 1145試合(651/93/205/196) 2位:ダニエウ・アウベス(ブラジル) 1033試合(620/115/172/126) 3位:リオネル・メッシ(アルゼンチン) 1003試合(559/102/170/172) 4位:イケル・カシージャス(スペイン) 974試合(585/57/171/161) 5位:ジョアン・モウティーニョ(ポルトガル) 958試合(563/107/142/146) 6位:ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン) 948試合(603/72/152/121) 7位:ルカ・モドリッチ(クロアチア) 947試合(569/69/146/162) 8位:遠藤保仁(日本) 941試合(606/117/66/152) 9位:チャビ・エルナンデス(スペイン) 937試合(536/95/174/132) 10位:セルヒオ・ラモス(スペイン) 935試合(534/70/151/180) 11位:アンドレス・イニエスタ(スペイン) 933試合(552/98/152/131) 12位:ロジェリオ・セニ(ブラジル) 904試合(675/71/149/9) 2023.01.12 12:45 Thu2
終焉を迎えたレアル・マドリーのサイクル②~モウリーニョ体制プレイバック~
2018-19シーズン、レアル・マドリーは3月に入ると同時に全てのタイトルへの望みを絶たれた。2009年夏にフロレンティーノ・ペレス会長が2度目の就任を果たして以来、数々の栄光を手にしてきたクラブも、明確な後退を余儀なくされている。本稿では、このサイクルの軌跡を振り返っていく。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆ジョゼ・モウリーニョ体制/2010-13</span><div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190309_23_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>モウリーニョ監督は、マドリーを指揮する前年、当時率いていたインテルでイタリア史上初となるチャンピオンズリーグ(CL)、セリエA、コッパ・イタリアの三冠を達成。ポルトやチェルシーでの功績と合わせ、世界最高指揮官の1人として満を持して“新銀河系軍団”を率いることとなった。 前年には、ペレス会長がトップに返り咲き、マヌエル・ペジェグリーニ前監督の下でFWクリスティアーノ・ロナウドら大型補強を敢行していたマドリー。しかし、CLでは6シーズン連続のベスト16敗退、リーガエスパニョーラ、コパ・デル・レイでの優勝にも届かず。モウリーニョ監督には、初年度に何らかのタイトルを獲得した上で、クラブを世界最高峰に復権させる仕事が求められていた。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆基本フォーメーション[4-2-3-1]</span><div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190309_23_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c) CWS Brains, LTD.<hr></div>モウリーニョ監督は、FWクリスティアーノ・ロナウドやMFシャビ・アロンソら前年度に加入した選手を最大限生かせるよう、MFメスト・エジルやMFサミ・ケディラらを初年度に獲得。一方でFWラウールやMFグティら年齢を重ねていたスター選手たちを容赦なく切り捨てた。また、後に欠かせない選手となるMFルカ・モドリッチ、DFラファエル・ヴァランもモウリーニョ政権時に獲得している。 最前線のチョイスではFWベンゼマとFWイグアインに競争を強いていたが、その他はあまり変化させず。ベンゼマが落とし、エジルが前を向き、前線のC・ロナウドが電光石火のシュートを見舞う形は、“世界最高のカウンター”と評された。また、カバーリング範囲の広いDFペペと、インターセプトに優れるDFセルヒオ・ラモスの相性はすこぶる良く、指揮官の重視する守備戦術の根幹を担った。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆Turning Point!~レヴァンドフスキの悪夢~</span> “スペシャル・ワン”という代名詞を引っ提げてやってきたモウリーニョ監督は、初年度からコパ・デル・レイ決勝で宿敵バルセロナを撃破し、3年ぶりの主要タイトルをもたらした。そして、2年目にはリーガ史上最多勝ち点100、得点121でリーガを制覇。ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で史上最強とも呼ばれていたバルセロナと激しく火花を散らし、対等に渡り合った。 また、初年度からCLでも7シーズンぶりにベスト16を突破。3年連続でベスト4で終わってしまったものの、確実にクラブを前進させていた。しかし、指揮3年目にはロッカールーム内から不穏な空気が漏れ伝えられ、特にクラブのリビング・レジェンドでもあるGKカシージャスとの軋轢はモウリーニョ監督へのバッシングに繋がった。 そして、その2012-13シーズン、CL準決勝1stレグ・ドルトムント戦でFWロベルト・レヴァンドフスキに4得点を奪われて1-4と大敗。既にリーガではバルセロナの優勝が確実視されており、批判は加速することとなった。 結局、10度目の欧州制覇“デシマ”を達成できなかったモウリーニョ監督は、2013年5月に追われるようにして契約解除に同意している。<hr>▽ジョゼ・モウリーニョ 【在任期間】 3シーズン(2010-13) 【戦績】 [2010-11] 公式戦59試合44勝9分け6敗 チャンピオンズリーグ:ベスト4 リーガエスパニョーラ:2位(勝ち点92) コパ・デル・レイ:優勝 [2011-12] 公式戦58試合45勝7分け6敗 チャンピオンズリーグ:ベスト4 リーガエスパニョーラ:優勝(勝ち点100) コパ・デル・レイ:ベスト8 [2012-13] 公式戦61試合38勝12分け12敗 チャンピオンズリーグ:ベスト4 リーガエスパニョーラ:2位(勝ち点85) コパ・デル・レイ:準優勝 [合計] 公式戦178試合127勝28分け23敗 【主な獲得選手】 MFアンヘル・ディ・マリア、MFメスト・エジル、MFサミ・ケディラ、MFルカ・モドリッチ、MFカゼミロ、DFラファエル・ヴァラン 【主な放出選手】 FWラウール、MFラファエル・ファン・デル・ファールト、MFグティ、MFフェルナンド・ガゴ、MFエステバン・グラネロ、MFラサナ・ディアッラ 2019.03.10 18:00 Sun3
代表戦で衝突のアルダ・ギュレルとソボスライがSNSで場外戦…出場時間揶揄に対してマドリーMFが痛烈な返し
レアル・マドリーのトルコ代表MFアルダ・ギュレルとリバプールのハンガリー代表MFドミニク・ソボスライがSNS上で場外戦を繰り広げている。 両国は今回のインターナショナルマッチウィークに行われたUEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25・リーグA/B昇降格プレーオフで激突。 トルコホームの1stレグをトルコが3-1で先勝していたなか、ハンガリーホームで行われた23日の2ndレグもトルコが3-0で快勝。2戦合計6-1の完勝でリーグA昇格を決めていた。 同試合ではチーム2点目を挙げたギュレルが1年前のフレンドリーマッチでも衝突が伝えられ、今回の再戦でもバチバチとやり合っていたソボスライに激しく詰め寄られた際に「黙れ」のジェスチャーを行い、小競り合いとなっていた。 ここまでであれば、試合中によくある揉め事として流されるはずだったが、試合後も怒りが収まらないハンガリー代表のキャプテンはハンガリー『Nemzeti Sport』がインスタグラムに投稿した当該のやり取りを収めた写真に対して、「1088」とのコメントを残した。 この数字はカルロ・アンチェロッティ監督の下、ポジション争いで苦戦するギュレルのマドリーでの今シーズンのプレータイムを揶揄したものとされ、物議を醸していた。 これに対して血気盛んな20歳MFも黙っておらず、自身のインスタグラムのストーリーズで反撃。「この男は冗談だ。6ゴールで黙るには十分じゃないのか?」とのキャプションとともに同じ画像とトルコの3-0のスコアを写した画像を投稿。 さらに、画像をよく確認すると、ハンガリーのスコアの下に「ソボスライ 1インスタグラムコメント」と細かな加工も加えられており、痛烈に煽り返した。 ここに至る両選手の衝突の経緯はわからず、外野がとやかく言うべきではないが、ひとまず互いに冷静さを取り戻し、今後は場外戦ではなく改めてピッチの上で白黒つけたいところか。 2025.03.25 06:30 Tue4
レアルの22-23アウェイユニは薄い紫がベース、90年代を彷彿とさせるデザインに
レアル・マドリーは1日、2022-23シーズンで着用するアウェイ用ユニフォームのデザインを発表した。 ベースカラーは薄い紫で、1990年代を彷彿させるというデザインコンセプトに。さまざまな太さの右上がりのストライプが同色のグラデーションで描かれている。 ラウンドネックとなっている襟やアディダスのスリーストライプ、胸スポンサーロゴに黒を使用し、アクセントを付けた。 30日にロサンゼルスで行われるサッカー・チャンピオンズ・ツアーのユベントスで初お披露目となる予定だ。 <span class="paragraph-title">【写真】紫がベース!2022-23シーズン用、マドリーのアウェイユニフォーム</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/CfdlIMqog1T/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/CfdlIMqog1T/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/CfdlIMqog1T/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Real Madrid C.F.(@realmadrid)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2022.07.02 21:20 Sat5