鮮烈なPSG初ゴールを喜ぶクワラツヘリア「この初ゴールを決めるために一生懸命努力した」

2025.02.08 18:57 Sat
初ゴール決めたクヴァラの咆哮
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初ゴール決めたクヴァラの咆哮
ジョージア代表FWクヴィチャ・クワラツヘリアパリ・サンジェルマン(PSG)での初ゴールを喜んだ。PSGは7日、パルク・デ・プランスで行われたリーグ・アン第21節でモナコと対戦し、4-1で勝利した。

クワラツヘリアは先月17日、7000万ユーロ+ボーナスという条件でナポリからパリの巨人へ加入。デビュー戦ではいきなりのアシストで存在感を示したが、以降の公式戦2試合では決定的な仕事には至らず。
それでも、4試合目となったこの試合では中央にポジションを移した後半序盤に、ボックス中央での鮮やかな切り返しでDFとGKを先に滑らせて左足のシュートを流し込むゴラッソで移籍後初ゴールを記録した。

その初ゴールが決勝点となった試合後に23歳FWはフランス『DAZN』のフラッシュインタビューで、「この初ゴールを決めるために一生懸命努力した」と待望の瞬間を心から喜んだ。
「この素晴らしいサポーターの前でこのようなゴールを決めることができて最高の気分だよ。信じられないことだし、ここにいられてとてもうれしいよ」

「早くそうなってほしかったし、この初ゴールを決めるために一生懸命努力してきたんだ。ただ、このチームのためにもっとゴールを決めるために努力し続けなければならないよ。みんなが本当によく世話してくれるし、このチームにいることをとても誇りに思い、幸せを感じているよ」

なお、待望のPSG初ゴールを決めたクワラツヘリアは、登録変更でプレー可能となるチャンピオンズリーグ(CL)のスタッド・ブレストとのノックアウトフェーズ・プレーオフ初戦に臨む。

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「オレの名を口にするな!」、オシムヘンがクワラツヘリア代理人の無礼発言に激怒

昨シーズンのスクデット獲得に貢献したナポリのアタッキングユニットの間に不穏な空気が流れている。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。 今冬の移籍の可能性が取り沙汰されたナイジェリア代表FWビクター・オシムヘンだが、先日にナポリとの契約を2026年まで更新。これにより、来夏に有効となるイタリア国外のクラブに対する契約解除条項は1億2000~3000万ユーロ(約188億4500万~204億1500万円)に設定され、メガクラブとしても易々と手を出せない状況となった。 この契約によって長らく続いた去就問題に一区切りを付けた形のオシムヘンだったが、ピッチ上で良好な関係を築くジョージア代表FWクヴィチャ・クワラツヘリアの代理人の無礼なコメントによって、いらぬ混乱に巻き込まれることになった。 クワラツヘリアの代理人であるマムカ・ジュゲリ氏は直近のジョージアメディアでのインタビューを通じて、先日に契約延長にサインしたオシムヘンが来夏により多くの稼ぎを求めてサウジアラビアに移籍すると根拠のない噂を口にした。 さらに、同氏は自身の顧客はより多くのお金を稼ぐことだけを目的としたリーグには目もくれず、ヨーロッパのメガクラブへのステップアップだけを意識しているとのコメントもしていた。 「クヴィチャはたとえ10億でも同様の移籍は受け入れないだろう」 「例えば、彼はレアル・マドリー、バイエルン、バルセロナ、あるいはマンチェスター・シティでプレーしたいと考えている。クワラツヘリアには(オシムヘンと)異なる目的や好みがある」 この無礼な発言を伝え聞いたオシムヘンはすぐさま自身のインスタグラムのストーリーを通じて、ジュゲリ氏の発言が根拠のないものだと完全に否定すると共に強い言葉で憤りを示した。 「親愛なるマムカ・ジュゲリ、あんたは汚物であり、恥ずべき存在だ」 「あんたの推理力は恥ずべきものだ。大バカ野郎! オレの名を口にするな!!!」 さらに、オシムヘンの代理人であるロベルト・カレンダ氏も顧客の怒りのコメントに追従する形でジュゲリ氏を糾弾した。 「誰もが自分の家を見つめ、他人の仕事に敬意を払わなければならない。他のプレーヤーの将来について話すのは正しくない」 「これは誤解や問題を引き起こし、さらには残念な予測も生み出す」 「エージェントであるマムカ・ジュゲリ氏の発言とされる言葉は悪く、表面的で、容認できない」 「これらの言葉は、理由も現実もなく、私の顧客ビクター・オシムヘンとナポリファンの間で問題を引き起こしている」 「我々は契約更新にサインしたばかりだが、アフリカ・ネーションズカップに加えてビクターの唯一の願いはナポリを助けることだ。それ以外は全部ゴミだ」 今回の問題の非はすべてジュゲリ氏にあるが、巻き込まれる形となったクワラツヘリアとしては問題解決のため、自身主導で空気の読めない代理人の尻ぬぐいを行う必要がありそうだ。 2024.01.11 00:11 Thu
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クワラツヘリアがナポリに別れのメッセージ「さよならを言う時が来た」

パリ・サンジェルマン(PSG)への移籍が迫るナポリのジョージア代表FWクヴィチャ・クワラツヘリア(23)が16日、自身のインスタグラムで別れのメッセージを投稿した。 既に退団希望をナポリに伝え、移籍金6500万ユーロ(約104億8000万円)から7000万ユーロ(約112億8000万円)の間での合意が迫る中、クワラツヘリアは自身を一躍ビッグネームに押し上げてくれたナポリに感謝のメッセージを残した。 「こんにちは、僕にとっては辛いことだけど、さよならを言う時が来た。ナポリでは素晴らしい時間を過ごした。たくさんの思い出を共有し、たくさんの素晴らしい感動を経験できた。ナポリは僕の故郷。共に歩んできた道は今でも僕の心の中にある。初めてのゴールは決して忘れることはできない。スタジアムに初めて足を踏み入れた時、皆さんの熱い声援、エネルギーを受けた。それはホームでもアウェイでも常に特別だった。このユニフォームを着られてとても光栄だった。クラブで働く全ての人に感謝したい。監督、スタッフ、チームメート、ファンの皆に感謝したい。さよならは言うけど、いつでも僕の心はナポリにある。また会えることを願っている。ナポリにまたスクデットがもたらされることを願っている」 2022年夏にディナモ・バトゥミからナポリに加入したクワラツヘリアは公式戦107試合30ゴール29アシストを記録。移籍初年度の2022-23シーズンにはナポリを33季ぶりのスクデットに導いていた。今季もここまでセリエA17試合5ゴール3アシストを記録し、首位に立つナポリを牽引していた。 2025.01.17 11:30 Fri

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クラブ最多得点記録更新のイブラ、ヘディングは苦手?

▽パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは、4日に行われたリーグ・アン第9節のマルセイユ戦で2得点を記録し、元ポルトガル代表FWペドロ・パウレタ氏が持つクラブの最多得点記録を110に更新した。 ▽PSGはパウレタとイブラヒモビッチが記録した得点の内訳を比較。ゴールを決めた右足、左足、頭に加え、PKやFKなどシチュエーション別でも比較している。 ▽パウレタとイブラヒモビッチの得点の大半は、右足から生まれた。共に右利きであるため当然のことではあるが、パウレタは74得点を、イブラヒモビッチは76得点を右足で決めており、似たような数字を記録している。逆に利き足ではない左足では、イブラヒモビッチが22得点を決め、13得点のパウレタに大差を付けている。 ▽一方で、頭でのゴールはパウレタが圧倒。180cmとイブラヒモビッチより15cmも低いパウレタだが、22得点を記録。イブラヒモビッチは10得点、胸で2得点を記録している。 ▽その他、PKではパウレタの16得点に対し、記録を達成したマルセイユ戦でも2得点をPKで決めたイブラヒモビッチは27得点を記録。PKでの得点もクラブ最多となっている。FKは両者ともに5得点を記録している。 ▽また、1試合の複数得点ではイブラヒモビッチが圧倒。パウレタは2得点が20回、ハットトリックが1回なのに対し、イブラヒモビッチは2得点が23回、ハットトリックが7回、4得点が1回となっている。内訳の詳細は以下の通り。 ◆通算得点 パウレタ:211試合109得点(2003-08) イブラヒモビッチ:137試合110得点(2012-) 【部位】 ◆右足 パウレタ:74得点 イブラヒモビッチ:76得点 ◆左足 パウレタ:13得点 イブラヒモビッチ:22得点 ◆頭など パウレタ:22得点 イブラヒモビッチ:10得点(+胸:2得点) 【シチュエーション】 ◆PK パウレタ:16得点 イブラヒモビッチ:27得点 ◆FK パウレタ:5得点 イブラヒモビッチ:5得点 【その他】 ◆1試合複数得点 パウレタ:2得点:20回、3得点:1回 イブラヒモビッチ:2得点:23回、3得点:7回、4得点:1回 ◆パルク・デ・プランスでのゴール パウレタ:77得点 イブラヒモビッチ:60得点 ◆リーグ・アンでの得点 パウレタ:76得点 イブラヒモビッチ:79得点 ◆ヨーロッパ大会での得点 パウレタ:7得点 イブラヒモビッチ:15得点 2015.10.05 11:54 Mon
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「神と神」メッシとイブラヒモビッチがパリで再会!笑顔での肩組みショットに「今はどんな関係性なんだろ」

2人の神の邂逅と言えるだろうか。パリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表リオネル・メッシとミランのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが再会した。 "Goat"(Greatest of All Time=史上最高の意だが、直訳するとヤギ)やフットボールの神とも呼ばれるメッシ。はたまた自身を神とも称することもあるイブラヒモビッチ。どちらもフットボール界に名を残す現役のレジェンドだ。 1年間だけだったがバルセロナで一緒にプレーしたこともある2人。今回はPSGのイタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティの誕生日パーティーで再会した。 PSGのチームメイトを含む多くの著名人が参加したパーティーだったが、イブラヒモビッチとメッシが肩を組んで集合写真を撮る場面もあった。 豪華な2人の共演には、「今はどんな関係性なんだろ」、「神と神」、「レジェンド」、「いい画」とファンも興味津々の様子だ。 バルセロナ時代にはメッシのサポート役に回ることも少なくはなかったイブラヒモビッチだが、過去にはメッシの能力について「プレイステーションのようだ」と絶賛しており、その類まれな実力を認めている。 <span class="paragraph-title">【写真】メッシとイブラが笑顔で肩組み!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="fr" dir="ltr"> | Zlatan Ibrahimovic &amp; Leo Messi à l’anniversaire de Marco Verratti <br><br> <a href="https://t.co/ywit76VMDH">pic.twitter.com/ywit76VMDH</a></p>&mdash; Canal Supporters (@CanalSupporters) <a href="https://twitter.com/CanalSupporters/status/1589553709897646081?ref_src=twsrc%5Etfw">November 7, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.11.11 16:55 Fri
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スパイク裏を顔面に受けたドンナルンマがひどい裂傷、数日間の離脱と追加検査に

パリ・サンジェルマンは18日、イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマが右頬の裂傷により数日間の離脱と追加検査を行うことを発表した。 ドンナルンマは同日、リーグ・アン第16節モナコ戦に先発。17分にDFウィルフリード・シンゴのシュートをブロックすべく飛び出すと、シンゴのスパイク裏が右頬に直撃。ひどい裂傷を負っていた。 その場で医療ホッチキスにより縫合を受けたドンナルンマはこのまま交代となっていた。 PSGは22日、年内最終戦でクープドゥフランス・ラウンド64のRCランス戦を控えるが、ドンナルンマは欠場することになりそうだ。 <span class="paragraph-title">【写真】ドンナルンマが顔面を踏みつけられた瞬間</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"> <a href="https://t.co/Rlgh0qtGkY">pic.twitter.com/Rlgh0qtGkY</a></p>&mdash; 433 (@433) <a href="https://twitter.com/433/status/1869494812258554003?ref_src=twsrc%5Etfw">December 18, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.19 10:00 Thu
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ネイマール、2014年W杯の大ケガを振り返る「あと2センチずれていたら歩けなくなっていた」

パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールが、『DAZN』のドキュメンタリー番組でキャリアの中で最悪の瞬間を振り返った。 先日、来年のカタール・ワールドカップ(W杯)後の代表引退を示唆する発言で注目を浴びたネイマール。同選手にとってW杯はそのキャリアを語るうえで欠かせない要素となっており、今回語った“最悪の瞬間”もW杯で起こったことだった。 2014年に母国で開催された同大会で、ネイマールは準々決勝のコロンビア代表戦で大ケガを負った。相手DFファン・スニガの膝蹴りを背中に受け、担架に乗せられピッチを退場。優勝を誓った大会で無念の終了宣言が告げられた。 「僕のキャリアの中で最も最悪の瞬間だった。ワールドカップでプレーし続けるという夢が壊されてしまったんだ」 「背中に痛みを感じた時、マルセロが助けようとしてくれたんだけど、相当な痛みだった。足を動かそうとしても言うことを聞かず、立ち上がることができなかった」 「『ダメだ、無理だ。何も感じない』と言ったのを覚えているよ」 「医者は『良いニュースと悪いニュースがある』と言った。先に悪いニュースを聞くと、『君のワールドカップは終わった』と言われたんだ。思わず泣いてしまったよ」 「良いニュースはこうだった。『あと2センチで歩けなくなるところだった』と」 2021.10.15 17:00 Fri
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PSGが27年前は東京ドームで試合~野球場でサッカーが開催された/六川亨の日本サッカー見聞録

日本が6-0という大会最多ゴールで香港を下したEAFF E-1選手権。試合会場となったカシマスタジアムで観戦したファン・サポーターは4980人だった。平日のナイター(19時20分キックオフ)で、鹿嶋での開催となると宿泊施設も限られる。さらに当の日本代表には鹿島の選手が1人もいない。よく5000人近くも集まったと言っていいだろう。 横浜F・マリノスの選手が多く招集されているのだから、いっそ準ホームであるニッパツ三ツ沢球技場(約1万5000人収容)か、交通の便がいい都内の味の素フィールド西が丘(約7000人収容)で開催したほうが、まだ集客は見込めたかもしれない。 その一方で翌20日の川崎F対パリ・サンジェルマン(SG)戦が開催された国立競技場には6万4992人ものファン・サポーターが詰めかけ、6月の日本対ブラジル戦を上回る最多観客記録を更新した。 メッシはアルゼンチン代表やバルセロナ(クラブW杯)で来日しているし、ネイマールも11年のクラブW杯ではサントス(バルセロナに0-4で敗退)で、15年にはバルセロナの一員として来日しており、先月もブラジル代表の一員として来日している。 その一方でキリアン・ムバッペはイベント出演での来日はあるものの、日本でプレーするのは初めて。そして、この3人が前線に顔を揃えるだけでなく、彼ら以外にも各国の代表選手がいるだけに、多くの観客が“真夏の夜の夢"をエンジョイしようと国立に足を運んだに違いない。 そんなPSGの来日は27年ぶりだという。1995年6月に来日し、名古屋と西京極総合運動公園で、鹿島と東京ドームで対戦している。たしか「ペプシカップ1995」という名称の大会で、西京極の試合には取材に行かなかったが、東京ドームでの試合は人工芝の上に天然芝を敷いたものの、天然芝の土の部分についている肥料の匂いがとても臭く、それがドーム内に充満したことを覚えている。 来日メンバーもダビド・ジノラ、ジョージ・ウェア、ライー、パトリック・エムボマら主力選手はほとんど来日しなかった。にもかかわらず、鹿島に3-2で逆転勝ちしたはずだ。 サッカーの試合が東京ドームで行われるのは、当時としてもかなり珍しかった。当時の首都圏にはサッカー専用スタジアムというと西が丘サッカー場(現味の素フィールド西が丘)、大宮サッカー場(現NACK5スタジアム)、三ツ沢球技場(現ニッパツ三ツ沢球技場)の3つしかなかった。しかし、どのスタジアムもキャパシティが限られる。 駒沢公園オリンピック競技場は2万人を収容できるが、ナイター設備がなく、道路を挟んで病院もあるため大がかりなイベントとなると騒音の問題もあった。このため国立競技場(旧)以外となると首都圏には大人数を収容できるスタジアムは皆無に近い。このため当時は東京ドームでの開催となった。 ただ、野球場でサッカーの試合が開催されたのは95年が初めてではない。まだ大学生だった1979年8月、東京12チャンネル(現テレビ東京)開局記念10周年だったと思うが、前年のアルゼンチンW杯で優勝したアルゼンチンと、準優勝のオランダを招待して「ワールドサッカー79」という大会が、東京ドームの前身である後楽園球場で開催された。 しかしながら、いまでもアルゼンチン代表とオランダ代表を同時に招待することは、かなりハードルが高いだろう。 実際に来日したのはオランダのFCアムステルダムとアルゼンチンのCAウラカン(1940年代にはアルフレッド・ディ・ステファノが所属)。そして、なんとか78年のW杯得点王であるマリオ・ケンペスを呼ぶためスペインのバレンシアを招待し、これに日本代表と日本ユニバーシアード代表、釜本邦茂氏やラモス瑠偉氏、ジョージ与那城氏ら日本リーグ選抜の6チームによる大会が広島、大阪、東京で開催された。 東京では後楽園球場で2試合が開催されたが、大阪も試合会場は大阪球場で、かつてはプロ野球の南海ホークス、近鉄パールズ、大洋松竹ロビンスが本拠地として使用していたらしい。現在は大規模複合商業施設の「なんばパークス」として賑わっていることからもわかるように、日本において歴史のある野球場は都心のど真ん中に造られているのは羨ましい限りだ。 その後も1989年8月にはマンチェスター・ユナイテッドが来日し(主力はクラブのレジェンドで、代表ではキャプテンを務めたブライアン・ロブソン)、神宮球場で日本代表(横山ジャパン)と対戦し、1-0の勝利を収めている。 こうして振り返ると、Jリーグ誕生以前は野球場がサッカーの試合に意外と利用されていることがわかるだろう。それだけ多くの観衆を収容できるスタジアムがなかったことの裏返しでもある(さすがに甲子園球場は使用できていない)。 試合を観戦した印象としては、どの野球場も傾斜が少なく開放感があるので、サッカーの試合を見ていてもノンビリしてしまった記憶がある。攻守がはっきり分かれていて、インターバルのある野球を観戦するのには、開放感のあるボール・パークが適しているのかもしれない。 2022.07.22 22:30 Fri

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