ラウタロのゼロ角度ボレー弾でインテルがウノゼロ勝利、4位浮上で最終節へ【CL】
2025.01.23 07:08 Thu
インテルは22日、チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第7節でスパルタ・プラハとのアウェイ戦に臨み、1-0で勝利した。
先制後も試合をコントロールしていたインテルだったが、34分にピンチ。ボックス中央からビルマンチェビッチにボレーでゴールに迫られたが、GKゾマーがセーブした。
直後、バレッラが追加点に迫ったインテルがハーフタイムにかけても主導権を握り、1点のリードで前半を終えた。
さらに70分、ディマルコの強烈な右足ボレーで牽制したインテルは、78分にフラッテージがミドルシュートでGKを強襲。
終盤にかけてもスパルタ・プラハに隙を見せなかったインテルがウノゼロ勝利。4位に浮上して最終節モナコ戦を迎えることになった。
スパルタ・プラハ 0-1 インテル
【インテル】
ラウタロ・マルティネス(前12)
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先月10日に行われた前節レバークーゼン戦を惜敗して6位に後退したインテル(勝ち点13)は、3-1で快勝した3日前のエンポリ戦のスタメンから3選手を変更。タレミ、ジエリンスキ、カルロス・アウグストに代えてテュラム、ムヒタリアン、バストーニの主力を起用した。28位スパルタ・プラハ(勝ち点4)に対し、立ち上がりからボールを握ったインテルは12分にファインゴールで先制する。左サイドからのバストーニのアーリークロスをファーサイドのラウタロが角度の厳しい位置から見事なボレーで叩き込んだ。直後、バレッラが追加点に迫ったインテルがハーフタイムにかけても主導権を握り、1点のリードで前半を終えた。
迎えた後半、55分にビルマンチェビッチの際どいシュートをGKゾマーが防いだインテルが60分に追加点に迫る。ディマルコのパスを受けたダンフリースがネットを揺らしたが、VARの末にオフサイドがありノーゴールに。
さらに70分、ディマルコの強烈な右足ボレーで牽制したインテルは、78分にフラッテージがミドルシュートでGKを強襲。
終盤にかけてもスパルタ・プラハに隙を見せなかったインテルがウノゼロ勝利。4位に浮上して最終節モナコ戦を迎えることになった。
スパルタ・プラハ 0-1 インテル
【インテル】
ラウタロ・マルティネス(前12)
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【2024-25セリエA前半戦総括】超WS選出の最優秀選手はテュラム
連覇を狙うインテルの安定感が今季も際立っている中、一昨季王者ナポリ、昨季ヨーロッパリーグ(EL)王者のアタランタがスクデット戦線をリードしている。モッタ監督就任のユベントス、フォンセカ監督就任のミランはチャンピオンズリーグ(CL)との過密日程に苦しみ、セリエAにしわ寄せが生じてしまった。戦力面ではスクデット争いをしてもおかしくないと思われたローマはデ・ロッシ監督の不可解なタイミングでの解任など、フロントの人事が足を引っ張り低迷に拍車をかけてしまった。 ◆コンテ就任で復活~首位ナポリ~(勝ち点44) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20250105_12_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> スクデット奪還を目指すナポリはコンテ監督の下、一昨季の強さを取り戻している。FWオシムヘンが去ったが、代わりにコンテ監督の申し子であるFWルカクを迎え、ポストプレーを筆頭に味方を生かすプレーでチームを支えた。そして居場所を失ったマンチェスター・ユナイテッドから加入のMFマクトミネイはセリエA初挑戦ながらその実力を存分に発揮。持ち前の攻撃参加でここまで4ゴール3アシストと好スタッツを記録。コンテ監督仕込みの堅実な守備が植え付けられ、ここまで失点はリーグ最少の12。安定感ある戦いができていた。 ◆プロビンチャの域を超えた真の強豪に~2位アタランタ~(勝ち点41/1試合未消化) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20250105_12_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> もはやプロビンチャと呼んでは失礼なレベルに到達している。昨季のEL優勝で自信を付けたチームはFWレテギを新たに迎えた中、ガスペリーニ監督の下、既存戦力のFWルックマン、FWデ・ケテラエルらと見事なアタッキングメロディーを奏でた。レテギはここまで12ゴール、ルックマンは9ゴール、デ・ケテラエルは5ゴールと破壊的な攻撃力を武器にCLとの過密日程も難なく乗り切り、両コンペティションで十分な戦績をここまで残している。2024年年末にかけて怒涛の11連勝もあった中、初のセリエA優勝ももはや夢物語ではない。 ◆連覇へ視界良好~3位インテル~(勝ち点40/2試合未消化) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20250105_12_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季を圧倒的な強さで優勝したインテルが連覇へ視界良好だ。選手層の厚さで頭が一つ抜きん出ているネラッズーリは、昨季同様S・インザーギ監督の巧みな選手起用でケガ人を最小限に留め、CLでも好結果を残しつつセリエAでも十分な結果をここまで残している。主砲FWラウタロ・マルティネスの不調(それでも6ゴール)のみ誤算となっているが、2年目のジンクスを一切感じさせないFWテュラムが得点ランクトップの12ゴールを挙げ、攻撃陣を牽引。衰え知らずのベテランMFムヒタリアンを筆頭に中盤の質、量は他のクラブを寄せ付けないレベルにある。各ポジションにハイレベルな選手を揃え、マネジメントにも長けた指揮官を擁するインテルが後半戦もスクデット争いを牽引するのは間違いなさそうだ。 ◆意外な健闘~4位ラツィオ~(勝ち点35) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20250105_12_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季はトゥドール監督の下、チーム状態を持ち直したラツィオ。そのトゥドール監督が退任することになり、FWインモービレを筆頭に主力も去って新シーズンのラツィオに期待する人は少なかったはずだ。しかしヴェローナを残留に導く手腕を発揮していたバローニ監督がラツィオを上位戦線に踏み止まらせた。FWザッカーニ、FWカステジャノスが攻撃を牽引。攻守にバランスの取れたチームに仕上げた。 ◆無敗も引き分け地獄、改革は徐々に~5位ユベントス~(勝ち点32/1試合未消化) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20250105_12_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ボローニャをCL出場に導いたモッタ監督を招へいし、改革に乗り出したユベントスは前半戦を終えて無敗を維持した。ただ、その内訳は7勝11分けと引き分けがかさみ、勝ち点を伸ばしきれなかった。CLとの過密日程にも苦しんだ中、主軸DFブレーメルを長期離脱で失ってしまったのも大きく響いた。新戦力MFコープマイネルスを軸に流動的な動きで崩しにかかるモッタ監督のスタイルは見て取れたが、まだまだ発展途上。改革は徐々に進んでいくことになりそうだ。 ◆不安視されたフォンセカの手腕~8位ミラン~(勝ち点27/2試合未消化) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20250105_12_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 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