松本、攻守の主力担うDF野々村鷹人、MF安藤翼と契約更新「J3で圧倒するくらいの力を見せつけます」、「目の前で昇格が消え去ったあの日のことは、忘れることは無い」

2025.01.02 14:51 Thu
契約更新の野々村鷹人(中央右)
©︎J.LEAGUE
契約更新の野々村鷹人(中央右)
松本山雅FCは2日、DF野々村鷹人(26)、MF安藤翼(28)との契約更新を発表した。
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野々村は流通経済大学出身で、2021年に松本へ入団。4年目の2024シーズンはディフェンスラインの主軸として、明治安田生命J3リーグで31試合4得点を記録。さらに、J2昇格プレーオフでも2試合に出場した。安藤は大分県出身で、長崎総合科学大学附属高校から駒澤大学を経て、2019年にJFLのホンダロックSC(現:ミネベアミツミFC)へ入団。ヴァンラーレ八戸、SC相模原を経て、今季から松本でプレー。加入1年目はJ3で38試合6得点、J2昇格プレーオフでも2試合に出場した。
来季も松本でプレーする2選手は意気込みを語っている。

◆野々村鷹人
「あけましておめでとうございます。2025年も松本山雅FCでプレーさせていただきます」
「富山に負けまだまだ力不足だと感じ、新シーズンは「結果」に強くこだわります。オフシーズン色々考え、新たに強い覚悟をもち、更に進化した野々村鷹人を見せられるように、J3で圧倒するくらいの力を見せつけます。期待してください。必ず昇格しましょう。 今年もよろしくお願いします。 強く」

◆安藤翼
「2024シーズンも多大なるご支援、ご声援をありがとうございました。2025シーズンも松本山雅FCでプレーさせていただきます」

「熱く心強いサポーターの皆様、あの素晴らしいスタジアムの雰囲気、サポートしてくださるスポンサー企業の方々と今年も共に戦えることを嬉しく思います! 僕自身のプレーやゴールで多くの歓喜の瞬間をみんなで味わいたいです! 目の前で昇格が消え去ったあの日のことは、忘れることは無いですし、その想いを晴らすため、より一層の自覚と覚悟を持って戦います。必ず昇格を。 今年もよろしくお願いします!」

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経験ある選手補強でJ2昇格へ、松本が選手背番号を発表! 新戦力の高橋祥平は「4」、山本康裕は「15」、得点源として期待されるFW浅川隼人は「11」

松本山雅FCは8日、2024シーズンの選手の背番号を発表した。 2023シーズンは霜田正浩監督の下、J2昇格を目指して明治安田生命J3リーグを戦った中、シーズン終盤まで昇格の可能性を残したが9位に終わっていた。 再びJ3を戦う松本。19得点を決め、得点王のFW小松蓮がブラウブリッツ秋田へ移籍するなど選手の入れ替えもある中で、得点ランク2位のFW浅川隼人(←奈良クラブ)を確保。その他、DF高橋祥平(←FC町田ゼルビア)、DF馬渡和彰(←浦和レッズ)、MF山本康裕(←ジュビロ磐田)など、経験ある選手もチームに加えた。 新加入選手では、浅川が「11」、高橋が「4」、馬渡が「7」、山本が「15」を着用。GK大内一生(←横浜FC)が「1」、DF佐相壱明(←SC相模原)が「22」、FW高井和馬(←横浜FC)が「9」、FW安藤翼(←SC相模原)が「14」を着用する。 なお、FWルーカス・ヒアン、MF濱名真央、FW田中想来は移籍を前提とした契約交渉中のため、リストに含まれていない ◆2024シーズン選手背番号 GK 1.大内一生←横浜FC/完全 16.村山智彦 21.ビクトル 35.神田渉馬 DF 2.宮部大己 4.高橋祥平←FC町田ゼルビア/完全 5.常田克人※背番号変更「43」 7.馬渡和彰←浦和レッズ/完全 13.橋内優也 17.山本龍平※背番号変更「41」 22.佐相壱明←SC相模原/完全 27.二ノ宮慈洋←ヴェロスクロノス都農/期限付き移籍満了 28.藤本裕也 40.樋口大輝←専修大学/新加入 44.野々村鷹人 48.藤谷壮 MF 6.山口一真 8.住田将※背番号変更「36」 10.菊井悠介※背番号変更「15」 15.山本康裕←ジュビロ磐田/完全 20.前田陸王←流通経済大学/新加入 23.滝裕太←清水エスパルス/期限付き→完全 30.國分龍司 32.米原秀亮 41.村越凱光※背番号変更「29」 46.安永玲央←水戸ホーリーホック/期限付き→完全 FW 9.高井和馬←横浜FC/完全 11.浅川隼人←奈良クラブ/完全 14.安藤翼←SC相模原/完全 33.新井直登 2024.01.09 08:10 Tue
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松本退団の24歳DF志村滉、関東2部SHIBUYA CITY FCに加入決定「全てを引っくり返すつもりでこのクラブを選びました」

松本山雅FCは13日、契約満了が発表されていたDF志村滉(24)が関東サッカーリーグ2部を戦うSHIBUYA CITY FCに加入すると発表した。 志村は宮城県出身で、ベガルタ仙台のジュニアユース、仙台育英学園高校、富士大学を経て2023年に松本でプロ入り。1年目は公式戦の出番がなかった。 2年目の2024シーズンは日本フットボールリーグ(JFL)のブリオベッカ浦安へ期限付き移籍。JFLで9試合、天皇杯で1試合プレーした。 2024年12月上旬に契約満了が発表され、関東2部昇格を叶えたSHIBUYA CITY FC加入が決まった志村。加入先を通じてコメントしている。 「SHIBUYA CITY FCに関わる全ての皆様、松本山雅FCから加入することになりました志村滉です。『渋谷から、世界で最もワクワクするフットボールクラブをつくる』 そんなクラブの大きな野望と共に、僕の夢と想いを乗せ、誰もが驚く未来を作りあげていきたいと思います」 「Jリーガーとして何も残すことが出来なかったこの2年間。その全てを引っくり返すつもりでこのクラブを選びました。SHIBUYA CITY FCサポーターの皆様、誰よりも身体を張り、走り、熱く闘うことを約束します。応援よろしくお願いします!」 2025.01.13 10:35 Mon

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