WEリーグチェアを退任する高田春奈氏がメッセージ、女子サッカーの未来へ「素晴らしい夢がある」

2024.09.18 23:13 Wed
チェアを退任する高田春奈氏
©超ワールドサッカー
チェアを退任する高田春奈氏
WEリーグは18日、任期満了で退任するチェア(理事)の髙田春奈氏のコメントを伝えた。

WEリーグは11日、臨時理事会を開催。役員候補者選考委員会が答申した次期理事長候補を含む下記役員候補者を承認。新たな理事には、Jリーグのチェアマンでもある野々村芳和氏が就任する予定となっている。

26日に開催予定の定時社員総会、そして理事会の決議を持って正式に決定する中、退任が決定した髙田チェアがコメントした。
「この度、任期満了に伴い、WEリーグ理事長(チェア)のポジションを退任することになりました。これまでお世話になったすべての皆様に、心よりお礼申し上げます」

「2年前に着任したときは、女子サッカーについてほとんど知らない状態からのスタートでした。しかしその魅力に気が付くことには全く時間はかからず、この価値を多くの方に知ってもらいたい、という思いに動かされていました」
「まず着手したのは、組織として「動ける状態」を作ること。人、組織が、様々な施策を実行できる状態を作り、自分たちで考え、結果を生み出せるチームにしていくことからでした。基盤を作ったうえで、渋谷区との連携、賛助会員の創設、アプリやマスコットの開発など、仲間を増やしていく種まきを行い、早く自立できる状態にすることを目指して動いてきました」

「今シーズンからリーグタイトルパートナーとしてSOMPOホールディングス株式会社様をお迎えすることができ、各地で各クラブと活動していく計画も進めています。また、昨シーズンからシルバーパートナーについていただいているクラシエ株式会社には、創設3年目のカップ戦タイトルパートナーについていただき、年末の準決勝(PEACE STADIUM Connected by SoftBank、長崎県)・決勝(国立競技場、東京都)を、選手たちが輝ける舞台にしていく準備をしています。ソーシャルインパクトパートナーであるKPMGコンサルティング株式会社様とは、女性のエンパワーメントを軸に、社会的価値を広げていくストーリーを一緒に描いてきました。設立時からずっとご支援いただいているダイハツ工業株式会社様、旭化成ホームプロダクツ株式会社様、パーソルホールディングス株式会社様、株式会社 ビーズインターナショナル(X-girl)様、DAZN Japan Investment合同会社様、そして今回メディアパートナーになっていただいた株式会社読売新聞東京本社様、それぞれに「女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する」という、WEリーグの理念を、各社様の思いを合わせて共に実現しようと取り組んでまいりました」

「女子サッカーという日本の素晴らしい宝を、まだ女子スポーツが日常に根付いていない日本において輝かせることによって、多くの女性たちの勇気や希望となり、それがひいては、一人ひとりが輝く社会の実現への近道になっていく。世界中で愛されているサッカーという競技だからこそできる、素晴らしい夢があると思っています」

「今、世界で目まぐるしく発展している女子サッカー界の中で、日本の女子サッカーの歴史やスタイル唯一無二のものです。AFC Women's Champions League、FIFA Women's Club World Cup というクラブ単位で世界を目指していくステップができていく今後は、よりその力が発揮されていくことになることと思います」

「これから、30年以上の歴史の中で日本に根付いてきたJリーグ、そして新しい体制の中で新しいビジョンを打ち出すJFAの力を借りながら、また設立時から支えていただいている村松さん、海堀さん、そしてWEリーガーとしても活躍した大滝さんら女性の皆さんの力を最大に生かして、新しいWEリーグがより発展していくことを、心から願っています。女子サッカーをずっと支えてくださっている先輩方、ファン・サポーターの皆様、パートナー企業、その他関係団体の皆様、何卒よろしくお願いいたします」

「これからは別の形となりますが、この2年間の経験を糧に、スポーツ界、それ以外の側面でも、社会のお役に立てることをしたいと思っています。これまで支えてくださった皆様、本当にありがとうございました」

髙田チェアは、通信販売会社『ジャパネットたかた』の創業者である髙田明氏の長女としても知られ、明氏の後を継ぎ、V・ファーレン長崎の社長を務めた。

2022年9月にWEリーグのチェアに就任。2年間の任期をもって退任することに。、あた、2023年4月からはなでしこリーグの理事長にも就任していた。

野々村芳和の関連記事

Jリーグは2日、1日に他界したレアンドロ・ドミンゲス氏の死去を追悼した。 レアンドロ・ドミンゲス氏は、柏レイソル、名古屋グランパス、横浜FCとJリーグの3クラブでプレー。柏時代にはJ1、J2、天皇杯、ヤマザキナビスコカップ(現:YBCルヴァンカップ)と4つのトロフィーを手にし、Jリーグ最優秀選手賞(MVP)も受賞 2025.04.02 17:00 Wed
中国・深圳で開催されているAFC U-20アジアカップに参加している日本は、26日の準決勝でオーストラリアと対戦。後半5分に失点すると、22分にも追加点を許して0-2で敗れ、サウジアラビアとの決勝戦に進出することはできなかった。 日本はすでにベスト4進出で、チリで開催されるU-20W杯の出場権は獲得している。さら 2025.02.27 23:00 Thu
Jリーグは25日、2025年第2回理事会を開催した。 理事会後に会見が行われた中、野々村芳和チェアマンが世間を賑わせているオンラインカジノ問題を語った。 スポーツ界を巡ってのオンラインカジノでは、1月に卓球のオリンピックメダリストでもある丹羽孝希選手が利用していたことが発覚し所属チームから契約解除。2月にはプロ野 2025.02.25 21:45 Tue
Jリーグは25日、2025年第2回理事会を開催した。 理事会後に会見が行われた中、野々村芳和チェアマンがAFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)で発生した問題について言及した。 ACLEにはJリーグからヴィッセル神戸、川崎フロンターレ、横浜F・マリノスが出場。3チームともにリーグステージを突破し、ベ 2025.02.25 21:20 Tue
10日、Jリーグが2025Jリーグ開幕イベントを開催。冒頭、野々村芳和チェアマンが、今シーズンのJリーグが目指すサッカーについて語った。 2025シーズンは、現在のスケジュールで行われる最後のシーズンに。2026シーズンは特別大会を行い、後半から2026-27シーズンとしてヨーロッパなどにシーズンを合わせることと 2025.02.10 21:40 Mon

WEリーグの関連記事

日本サッカー協会(JFA)は17日、2025年度の第4回理事会を開催。Proライセンス認定者2名を発表した。 今回認定された2名は、いずれも2024年度に受講。サンフレッチェ広島のヘッドコーチを務める迫井深也氏と三菱重工浦和レッズレディースのスポーツダイレクター(SD)を務める工藤輝央氏が認定された。 迫井 2025.04.18 16:38 Fri
RB大宮アルディージャは11日、テクニカルダイレクターに(TD)に川田尚弘氏(44)が就任することを発表した。 川田氏は、筑波大学大学院の修士課程を修了。筑波大学のサッカー部でコーチや監督を歴任した。 その後、ボルシアMGのU-19でのコーチや、ハノーファー、ケルンではスカウトを務め、2021年のキリンチャ 2025.04.11 15:40 Fri
WEリーグを戦う大宮アルディージャVETNUSは9日、チーム名称を含めたプロパティ変更を発表した。 Jリーグを戦う大宮アルディージャの女子チームとして、2020年10月に創設され、WEリーグ創設の2021-22シーズンから参戦していた大宮V。トップチームを含めた男子チームが2024年10月から『レッドブル』グルー 2025.04.09 12:20 Wed
サンフレッチェ広島レジーナは8日、元なでしこジャパンDF近賀ゆかり(40)の現役引退を発表した。 近賀は、日テレ・ベレーザでキャリアをスタート。INAC神戸レオネッサでプレーすると、アーセナル・レディースへと移籍。その後も、キャンベラ・ユナイテッド(オーストラリア)、杭州女子倶楽部(中国)、メルボルン・シティ(オ 2025.04.08 15:20 Tue
デンマークのスポーツブランド「hummel(ヒュンメル)」が、契約選手である女子サッカー選手の仲田歩夢選手とのコラボレーションイベント「ヒュッゲなお茶会」を企画した。このイベントは、2025年4月20日まで参加者を募集している。 ◆ヒュッゲな時間を選手と共に 「HYGGE(ヒュッゲ)」とは、ヒュンメルの母国であ 2025.04.07 18:00 Mon

野々村芳和の人気記事ランキング

1

Jリーグアウォーズ、「ベストイレブン」選出方法が変更に…DF、MF、FW、左右のサイド5名が得票上位で決定に

Jリーグは5日、2024シーズンのJリーグ表彰について発表。ベストイレブンの決定方法などが変更となった。 12月10日(火)に横浜アリーナで「2024Jリーグアウォーズ」が開催される。 Jリーグアウォーズでは最優秀選手賞やベストイレブン、最優秀ゴール賞などが発表されることとなり、毎年大きな注目を集めている。 2023シーズンからは変更点があり、選考委員会のメンバーが変更に。野々村芳和チェアマンとJ1の20クラブの実行委員か、実行委員に指名されたクラブの人の21名で構成される。 また、J1の20クラブの監督および選手と選考委員が投票。選手は、明治安田J1リーグ第36節終了時点で19試合以上に出場した選手が資格を持つこととなる。 ベストイレブンの選考方法はこれまでと変更が行われ、監督と選手の投票結果から、得票上位者よりDF、MF、FW、右サイド、左サイドを1名ずつ選出。GKを含む残りの6名に関しては、選考委員会が決定する。なお、外国籍選手は5名以内となる。 なお、J1で19試合以上出場した選手がベストイレブンの資格を持っており、賞金100万円とトロフィーを手にする。 また、最優秀選手賞は「ベストイレブン」の投票結果を参考に選考委員会によって決定する。 なお、J2、J3の表彰に関しても、「ベストイレブン」は同じ形式で選考される。 2024.11.05 20:35 Tue
2

次期会長選挙の行方~選挙は実施されるのか?/六川亨の日本サッカー見聞録

13日朝のこと、ネットで日刊スポーツの記事を読んでちょっと驚いた。その記事によると、当初は来年1月に予定されていたJFA(日本サッカー協会)の次期会長選挙が1カ月ずれ込み、2月に実施されるそうだ。 正式に変更を承認するための臨時評議員会が今月30日に開催されるが、その報告が13日の理事会でなされる見通しだという。こうしたJFAやJリーグの“裏話"のスクープには定評のある日刊スポーツらしい記事だと言える。そしてこの変更は、1月はカタールのドーハでアジアカップが開催されるため、「多くの幹部が訪れる」からだそうだ。 もしも来年、会長選挙が実施されれば2016年以来8年ぶり2度目のことになる。投票権を持つ幹部が不在では選挙の正当性が問われるだけに、先送りも仕方のないことだろう。 そして違和感を抱いたのは最後のセンテンス、「来年3月で任期満了となる田嶋幸三会長(65)は5期目の立候補をしないと既に明言しており、無投票再選だった過去3期を経て8年ぶりに会長選が実施されることが濃厚な情勢だ」という部分だ。 確か会長職は1期2年で、最長は4期8年と記憶している。つまり5期目は「ありえない」任期のはず。それでも日刊スポーツの記事だから信憑性は高いのではないか、もしかしたら知らないうちに規約が変わったのかと思って調べたものの、22年3月28日のJFAのHPにも「田嶋会長は4期目で、最後の任期となります」とある。 昨年の定時評議員会で承認された新役員での目玉は、第6代チェアマンに就任した野々村芳和氏が副会長に就任したことと、一度は副会長を退きシニアアドバイザーを務めていた岡田武史氏が、2度目となる副会長に返り咲いたことだった。 で、本題である。田嶋会長の任期は来年3月までとして、果たして会長選挙は実施されるのか? それ以前に、次期会長候補はいるのかという問題である。 これまでの慣例に従えば、次期会長はJFAの副会長が昇格するのが“本流"だ。 しかし、前回の選挙で田嶋会長の選挙参謀を務め、暁星高校の監督時代は大倉智(柏などで活躍。現いわきFC代表取締役)を育てた林義規氏はもう69歳を過ぎている。過去の実績は申し分ないとはいえ、年齢は気にかかるところ。 林副会長とは対照的に、今年3月にJFA専務理事に就任した宮本恒靖氏は、選手として2度のW杯に出場するなど輝かしい実績があるものの、JFAの理事・会長補佐となって1年しか経っていない。専務理事に就任して1年足らずで会長選に立候補は、さすがに時期尚早と言わざるを得ない。 となると、残る選択肢は岡田氏しかない。一度は副会長を「多忙」を理由に辞去しながら、田嶋会長の最後の任期となる4期目に、再び副会長職を引き受けたあたり、“次期会長"の含みがあったのではないかと勘ぐりたくなるのは人情というもの。 日本を初めてW杯に導いただけでなく、日本人監督として初のベスト16に勝ち進んだ実績(功績)に加え、Jリーグでも優勝経験がある。「非の打ち所がない」次期会長候補である。 そんな岡田氏に“対抗馬"は現れるのか? 個人的に、村井満元チェアマンをJFA次期会長としてかなり期待していた。Jリーグで発揮したビジネス感覚と人材育成、組織改革の手腕をJFAでも存分に発揮して欲しかった。しかし現在はバドミントン協会の会長を務め、なおかつ最近も不祥事の連続に奮闘中のようだ。残念ながら村井氏がJFAの会長選挙に立候補することは120パーセントないだろう。 代わりにと言っては失礼だが、これまた日刊スポーツが今年の3月29日、Jリーグの鈴木徳昭チェアマン室特命担当オフィサーが「会長選に出馬の意向を持っている」と報じた。同紙によると、「立候補する意向を示す文書が同日、メールなどで投票権のあるJ1各クラブの実行委員に届いた」そうだ。ただしJリーグの推薦ではなく、鈴木氏個人での出馬になるとのことだった。 鈴木氏は、日産サッカー部のマネジャー、ハンス・オフト代表監督の通訳を務め、その後は技術委員などJFAで勤務後はJリーグに転籍して今日に至る異色の経歴の持ち主でもある。慶応大学サッカー部ということで、大仁邦彌前JFA会長や野々村チェアマンとは先輩後輩の関係に当たる。 岡田氏が早稲田大学出身なのは周知の事実。村井前チェアマンや林副会長に加え、小倉純二元会長、川淵三郎元会長らOBには錚錚たるメンバーがいる。 果たして次期会長選は岡田氏と鈴木氏が立候補する“早慶戦"になるのかどうか。はたまた彼ら以外に第三者の立候補はあるのか。日本サッカーの今後を決める重要な会長選だけに、候補者を含め、もう少し活発な議論があってもいいのではないかと思った次第である。 2023.07.14 17:00 Fri
3

「楽しさを伝えるのが僕の使命」…小野伸二氏がサッカー教室で全国行脚へ! 自身もセルジオ越後氏に感動した過去

Jリーグは28日、『Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアー for a Sustainable Future supported by 明治安田』の記者会見を催した。 このプロジェクトでは昨季限りで現役を退いたJリーグ特任理事の小野伸二氏をメイン講師とし、小学生対象のサッカー教室にプラスして、気候変動問題の理解を深めるサステナトークを全国各地で開催。各地域のJリーグクラブからも協力を受けながら、1年を通して全国のスタジアムなどを巡る。 今季は全20回が開催され、第1回は4月28日に味の素スタジアムを舞台に。Jリーグチェアマンの野々村芳和氏は自身が北海道コンサドーレ札幌の社長を務めた当時から知る小野氏を抜てきしての試みに際して、舞台裏と期待を語った。 「小野伸二さんとは『引退してからどうしようか』という話をしてきていて、『小野伸二だからできることっていうのがある』と思っている。サッカーの技術を小さな子供たちに一発で見せるのが最も大切だし、周りで見ている大人、親子さんにとっても『オーッ』っていうのがことができる人って限られる。その魅せていくってのを大事にしたいという話の流れがあった」 「あとは昔、セルジオ越後さんが全国を周ってサッカーの普及をしてくれた。僕らサッカーで育った人間にとって大きなことで、現代版のセルジオ越後さんとして、僕らも全国で活動していこうというふうに思ったのがきっかけ。じゃあ、小野伸二さんに何をしてもらうかっていう1つ目は一番大事なプレーを見せて、サッカーの楽しさをより多くの人に伝えていくこと」 「もう1つはJリーグのクラブが60クラブもあって、全国のどこにでもほぼあるなかで、それぞれの地域のクラブを盛り上げていく活動を小野伸二さんにも行ってもらいたい。いろんなメディアの人とコミュニケーションをとって露出度を高めていくことで、その地域のクラブを盛り上げつつ、サッカーの普及をしていってもらいたいと思っている」 「3つ目は特に現代版として変わるところで、サステナブルってJリーグにとっても、サッカーにとってもすごく大事だというのをより多くの人に伝えていくということ。この3つの役割を小野伸二さんにお願いしたいと思い、今日に至った。年間20カ所ぐらいを目安に開催していき、Jリーグが60クラブなのを考えると、全国制覇に2、3年のイメージを思って活動する」 大役を託された小野氏は自身も少年時代にセルジオ越後氏のサッカー教室を手伝った過去を明らかに。当時はセルジオ氏を認識しておらず、「この人すごくうまいけど、誰なんだろう?」という疑問があったが、「一緒にやらせてもらって、こんなにサッカーが楽しく、上手くて、笑顔にしてくれた思い出がずっと残っている」といい、この企画に対する思いを続けた。 「自分が引退して何をしたいかと思ったとき、子供たちにそういう環境を作ってあげたり、『サッカーって楽しいんだな』っていうのを伝えたいっていうのがあって、そこで野々村さんに直接お願いし、こういう形になった。子供たちのことは本当に好きだし、これからの子供たちがもっともっと僕らを勇気づけ、元気づけ、ワクワクさせてくれるように育ってくれたらという思いでやっていきたい」 この会見のトークセッションでは「サッカーを教えるんじゃなくて、楽しさを伝えるのが僕の使命」と改めてこのプロジェクトでの伝道師的なイメージを語ったファンタジスタ。サッカーの裾野を広げるべく、現役時代もファンを魅了したその技術を生かす。 <span class="paragraph-title">【プロジェクト】小野伸二氏がサッカー教室で全国巡る! 詳細をチェック</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアー<br>for a Sustainable Future supported by 明治安田<br><br>Jリーグ特任理事の小野伸二さんをメイン講師に迎え、小学生の子どもたちを対象とした「サッカー教室」と「サステナトーク」を全国各地で行います!<br><br>詳細はこちら<a href="https://t.co/RYRtIT0eaQ">https://t.co/RYRtIT0eaQ</a></p>&mdash; Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1773200707207983318?ref_src=twsrc%5Etfw">March 28, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.28 17:05 Thu
4

世界トップ水準を目指して! Jリーグ、現行方式のラストシーズンで目指すもの…野々村芳和チェアマン「プレー強度とアクチュアルプレーイングタイム」

10日、Jリーグが2025Jリーグ開幕イベントを開催。冒頭、野々村芳和チェアマンが、今シーズンのJリーグが目指すサッカーについて語った。 2025シーズンは、現在のスケジュールで行われる最後のシーズンに。2026シーズンは特別大会を行い、後半から2026-27シーズンとしてヨーロッパなどにシーズンを合わせることとなる。 世界基準を目指しているJリーグ。まずはシーズンを世界に合わせていく中で、プレーの水準も合わせていきたいとのこと。野々村チェアマンは、コンタクトの強さと深さ、アクチュアルプレーイングタイムに焦点を合わせていきたいと語った。 「まもなく2025シーズンの明治安田Jリーグが開幕します。昨シーズンは過去最高の1250万人という人をスタジアムにお迎えすることができましたし、クラブとリーグの売上の総和も過去最高になる予定です。メディアの皆さんには全国各地でJリーグを盛り上げていただきました。改めて感謝します。どうもありがとうございました」 「Jリーグは30年以上やってきていますが、次の30年で世界のトップ水準のリーグになっていこうということで、数年かけてシーズン移行を決定したことや、選手の契約制度の改定などもやってきて、リーグの基盤の見直しをこの数年でやってきました」 「今後Jリーグでプレーする選手たちはそうですが、将来プロを目指す選手たちにとっても、海外の選手たちにとってもJリーグがプレーする価値がある、あそこに行くと成長できるという思いを持っていただけることなど、色々なことを変えていかなければいけない。サッカーの水準だけではなく、周りの水準も上げていかなければいけないし、エンターテインメント性、面白さも追求しなければいけないと思っております」 「今日は、ピッチ上に少しフォーカスしてお話ししたいと思っています。世界のトップでプレーしてきた、体感してきた選手や日本代表も森保監督もそうですが、どういったところを変えなければいけないかということを話したり、聞いたりしてきました。今回はJFAも含めて、2025シーズンからここを変えていこうという2つの観点に着目していきたいと思います」 「1つ目はプレーの強度。2つ目はアクチュアルプレーイングタイムです。1試合でボールが動いている、プレーされている時間を意識していきたいと。1つ目のコンタクトプレー、強度というのは、強さ、深さ。世界のトップレベルでやってきた選手から何度も言われてきた部分です」 「アクチュアルプレーイングタイムは、直近のシーズンでは世界のトップ3のリーグと比較すると、プレミアリーグでは60分近い58分。Jリーグはどのくらいかというと52分ぐらいでした(ドイツは57分、スペインは55分)。ここは現行のシーズン性でいくと5月から9月まではなかなかパフォーマンスが上がりにくい環境ということもありますが、見ているお客様にとってももう少し長くプレーしているところをしっかり見せていこうよと。Jリーグのクオリティという部分でも大事な部分なんじゃないかなと思っています」 「具体的にどうするのかというと、強度やアクチュアルプレーイングタイムということをより良くしていくためには、審判のジャッジも凄く大事になって来ると思います。審判だけが意識すれば良いかというとそうではなく、選手にもそういった意識を持って一緒にサッカーを作り上げていくことで、この課題を解決していこうと考えました」 「開幕前に各チームを回って、選手や現場の皆さん、審判を含めて、色々な話をする中で、映像も含めてみんなでこういった方向にしていこうということを今シーズンも話してきました。決してサッカーのルールが変わるわけではないですが、ルールの解釈には幅があります。リーグとか国によってはその標準の差がかなりありますが、その標準を世界に近づけていくということをやりたいと思っています」 昨シーズンのプレーの中から、今シーズンは続行させたいような強度の高いプレーや、今シーズンの水準でジャッジされたシーンをまとめた映像を放映。選手や審判たちにも共有しているという。 「当然、危険なプレーは今まで通り、ルールが変わるわけではないので、標準を上げていくために次の笛がなるまで続けていく。この間のFUJIFILM SUPER CUPでも同じようなシーンが随所に見られたかなと思っています」 「こうやって試合環境、ピッチのレベルが上げていく作業の中で、今シーズンはヨーロッパだけでなく、中南米、中東、アジアなど最大7カ国の審判を招いて、40試合ぐらいを世界の色々なサッカーを経験している審判に笛を吹いてもらおうと思っています。Jリーグのサッカーをもう一段上げていくためにも、メディアの皆さん、ファン・サポーターの皆さんにも、審判がプレーを続けさせる勇気を後押しするようなリスペクト、空気感。選手たちがタフなプレーを続けた時に拍手が起こるようなスタジアムの雰囲気を皆さんで作っていただけたらと思っています」 「今シーズンは現行のスケジュールでの最後の大会となります。AFCのチャンピオンズリーグ、クラブ・ワールドカップなどでアジア、世界の舞台でJリーグのクラブが挑戦するということもあります。30年後という話をしましたが、振り返った時に起点となった、素晴らしいシーズンだったと思っていただけるように、是非皆さんで一緒に今シーズンも盛り上げてもらえればと思います。2025シーズン、よろしくお願いいたします」 2025.02.10 21:40 Mon

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly