一転残留も?…サンチョがまさかのユナイテッド合流! テン・ハグ監督との会談で過去の問題に終止符か

2024.07.13 09:45 Sat
ユナイテッドのトレーニング合流のサンチョ
Getty Images
ユナイテッドのトレーニング合流のサンチョ
今夏も去就揺れるイングランド代表FWジェイドン・サンチョ(24)だが、マンチェスター・ユナイテッドのトレーニングに戻ったようだ。昨季もユナイテッドでスタートしたサンチョだが、昨年9月上旬のアーセナル戦でメンバー外となり、そこからキャリアが暗転。その理由を「トレーニングでのパフォーマンス」と説明したエリク・テン・ハグ監督にSNSで反論すると、それからは干され、今年1月から古巣ドルトムントにローン移籍した。

そのドルトムントで公式戦21試合に出場して3得点3アシストの数字を残すとともに、チームとしてもチャンピオンズリーグ(CL)の決勝進出に貢献し、改めて力を示したが、ユナイテッドではテン・ハグ監督が新契約による続投が決定。サンチョに居場所なしといわれる。
したがって、この夏もさらなる移籍が予想され、最近では再レンタルを望むドルトムントに代わって、完全移籍で興味を示すユベントスが新天地に浮かぶが、イギリス『The Athletic』によると、対立が続いたテン・ハグ監督との間で歩み寄りの動きがあった模様だ。

アーセナル戦でのメンバー外を発端にした対立時は謝罪を拒否したとされるサンチョだが、今週にテン・ハグ監督と会談し、チームのトレーニング施設に復帰。練習にも合流したという。監督との話し合いでは過去の問題に終止符を打ち、前進することで合意したとされる。
そんなサンチョはドルトムントでのCL決勝出場による数日遅れの合流ということで、来週15日にノルウェーで行われるローゼンボリとのプレシーズンマッチに帯同しないものの、その後の遠征から加わっていくとみられる。

ユナイテッドが4000万ポンド(約82億円)と見積もり、売却に動くといわれるなか、関係修復に動いたテン・ハグ監督とサンチョ。ユナイテッドでのキャリア再開に向けた大きな動きだが、いかに。

なお、ユナイテッドもサンチョのトレーニング復帰を明らかに。10日のメディカルチェックを経て、翌日からグループの練習に参加しているという。

1 2

ジェイドン・サンチョの関連記事

チェルシーは1日、UEFAカンファレンスリーグ(ECL)準決勝1stレグでユールゴーデンとアウェイで対戦し4-1で勝利した。ユールゴーデンのDF小杉啓太は80分までプレーしている。 準々決勝で森下龍矢が所属するレギア・ワルシャワを下した優勝候補筆頭のチェルシーは、直近のエバートン戦からスタメンを8人変更。ジャクソ 2025.05.02 06:30 Fri
チェルシーは今シーズンのプレミアリーグでの15位以内が確定。その結果、構想外の選手に金銭を支払う義務が発生してしまった。イギリス『GiveMeSport』が伝えた。 20日、プレミアリーグ第33節でフルアムと対戦したチェルシー。来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いの中、後半アディショナルタイムのペド 2025.04.21 20:40 Mon
チェルシーのエンツォ・マレスカ監督が、カンファレンスリーグ(ECL)の本選初黒星の末のベスト4進出を振り返った。クラブ公式サイトが伝えている。 チェルシーは17日、スタンフォード・ブリッジで行われたECL準々決勝2ndレグでDF森下龍矢が所属するレギア・ワルシャワと対戦。1-2の敗戦を喫したが、1stレグでの3- 2025.04.18 13:00 Fri
チェルシーのエンツォ・マレスカ監督が、イプスウィッチ・タウン戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 13日、プレミアリーグ第32節でチェルシーはイプスウィッチをホームに迎えた。 来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争うチェルシー。ニューカッスル・ユナイテッド、マンチェスター・シティとの厳しい 2025.04.14 15:30 Mon
チェルシーは13日、プレミアリーグ第32節でイプスウィッチと対戦し2-2の引き分けに終わった。 前節のブレントフォード戦をゴールレスドローで終えた6位チェルシー(勝ち点53)は、ミッドウィークに行われたヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)準々決勝1stレグのレギア・ワルシャワ戦の先発からパーマーとアダラビオ 2025.04.14 00:15 Mon

マンチェスター・ユナイテッドの関連記事

マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が16日に行われ、0-1で敗れたプレミアリーグ第37節チェルシー戦後にコメントした。 5日後にヨーロッパリーグ決勝のトッテナム戦を控えるユナイテッドは、主力を起用。チェルシー相手に互角以上の戦いを見せるも71分に被弾して惜敗となった。 アモリム監督は試合勘を 2025.05.17 11:00 Sat
チェルシーのエンツォ・マレスカ監督が16日に行われ、1-0で勝利したプレミアリーグ第37節マンチェスター・ユナイテッド戦後にコメントした。 前節ニューカッスルとの上位対決に敗れ、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の6位アストン・ビラに勝ち点で並ばれた5位チェルシーが、ヨーロッパリーグ決勝を控えるユナイテッドをス 2025.05.17 10:00 Sat
プレミアリーグ第37節、チェルシーvsマンチェスター・ユナイテッドが16日に行われ、チェルシーが1-0で勝利した。 前節ニューカッスルとの上位対決に敗れてチャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の6位アストン・ビラに勝ち点で並ばれた5位チェルシー(勝ち点63)は、プレミアリーグ初先発となる19歳ジョージが最前線で起用 2025.05.17 06:16 Sat
マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表DFハリー・マグワイアが来シーズンについて言及した。 今シーズンは大苦戦を強いられているユナイテッド。プレミアリーグでは16位に低迷しており、残り2試合となっている。 ヨーロッパリーグ(EL)では決勝に進んでおり、トッテナムとの戦いで勝利すれば、来シーズンのチャ 2025.05.16 22:55 Fri
先週末に行われた第36節ではリバプールvsアーセナルの頂上決戦がドローに終わったほか、ニューカッスルvsチェルシーの上位対決は前者に軍配。また、マンチェスター・シティが最下位サウサンプトン相手に痛恨のドローとなった。 最終節前となる今節は17日にFAカップ決勝のクリスタル・パレスvsマンチェスター・シティ、21日 2025.05.16 19:00 Fri

プレミアリーグの関連記事

リーズ・ユナイテッドのMF田中碧が、プレミアリーグデビューを飾った。チームメイトの決勝ゴール後にはサポーターに肩を掴まれながら喜びを爆発させており、その姿にファンが注目している。 3年ぶりにプレミアリーグに戻ってきたリーズは、第1節でエヴァートンと対戦。在籍2年目の日本代表MFは、[4-3-3]の右インサ 2025.08.19 19:00 Tue
リヴァプールの日本代表MF遠藤航が、プレミアリーグ開幕節のボーンマス戦に途中出場。ダメ押しゴールをアシストするなどチームの勝利に貢献した。初戦からの活躍ぶりにファンたちが歓喜した。なお遠藤はこの試合でプレミアリーグ通算50試合出場を達成している。 昨季のプレミアリーグ王者であるリヴァプールは、開幕節でボー 2025.08.16 10:44 Sat
ブライトン所属の日本代表MF三笘薫が、プレシーズンマッチで力強い右足のシュートを決めた。日本代表ドリブラーの今季初ゴールにファン・サポーターが歓喜している。 Kaoru’s deflected opener vs Stoke! pic.twitter.com/0VdkmC9igq— Brighton 2025.07.18 20:07 Fri
リバプールは17日、北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリー(21)との新契約を発表した。長期契約を締結したとされている。 ブラッドリーはリバプールの下部組織出身で、ボルトンへのレンタル移籍を経験。2023年7月に正式にファーストチームに昇格した。 これまで公式戦通算55試合に出場し1ゴール10アシストを 2025.05.17 22:55 Sat
リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーが、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドへの敬意を求めた。 アレクサンダー=アーノルドは今季限りでのリバプール退団を発表した中、11日に行われたアーセナル戦で途中出場。その際に味方の一部サポーターからブーイングを浴びせられた。 試合後にDFアン 2025.05.17 12:00 Sat

記事をさがす

ジェイドン・サンチョの人気記事ランキング

1

関係が破綻したサンチョとテン・ハグ監督、その理由は以前からのひどい遅刻癖か

マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWジェイドン・サンチョとエリク・テン・ハグ監督の確執問題。サンチョの態度は想像以上に悪かったようだ。『The Athletic』が伝えた。 問題が明るみに出たのは3日のアーセナル戦後のこと。開幕から3試合は途中出場でプレーしていたサンチョだったが、ビッグマッチにその姿はなかった。 試合後、テン・ハグ監督は「トレーニングでの彼のパフォーマンスによって、我々は彼を(招集メンバーに)選ばなかった」とサンチョのメンバー外を説明。一方で、サンチョはこの発言を否定し「不公平」と訴えていた。 確執が明るみとなり、サンチョも公に監督を批判。その後にSNSの投稿は削除されたが、自身のスタンスは多くの目に留まることとなり、テン・ハグ監督も簡単にチームには戻さないことにしたという。 サウジアラビアへの電撃移籍も浮上し、具体的なオファーも届いた中、サンチョ自身が移籍を望まずに破談。その後、両者は直接話し合いを行ったとされるも、溝が埋まることはなかったが、どうやらサンチョの問題児ぶりはかなりのものだったという。 テン・ハグ監督が最も嫌っているのが遅刻癖とのこと。トレーニング中の怠惰な様子も去ることながら、スタートの時点でかなりの怒りを覚えており、他の選手たちもその点を気にしていたという。 昨シーズン就任したテン・ハグ監督は、サンチョの遅刻癖を考慮して、他のメンバーよりも1時間早くスケジュールを設定していたとのこと。遅刻したとしても、他のチームメイトと同じ時間に来れるように策を講じたという。結果としてこの作戦は成功し、当初は一定の成果を出したそうだが、次第に気がついたサンチョは再び送れるようになったという。 ドルトムントで若くしてその才能を開花させ、2021年7に移籍金7500万ポンド(約137億5000万円)でユナイテッドに加入したサンチョ。しかし、ここまで公式戦82試合で12ゴール6アシストに終わっており、期待値からは程遠い成績となっている。 マンチェスター・シティの下部組織育ちで、2017年にはU-17イングランド代表としてU-17ワールドカップ優勝を経験。ドルトムントで主軸となったが、その態度は当時から疑問視されることもあったという。 ドルトムントに近しい情報筋によれば「ジェイドンはピッチ上では精神的にタフだった」と評価しながらも、「かなり子供っぽく、些細なことでプロ意識に欠ける可能性がある」と指摘。「チームミーティングを欠席したり、寝坊したりすることが問題視されていた」と遅刻ぐせは予てからあったとされ、「ルシアン・ファブレ監督のアシスタントコーチだったエディン・テルジッチがサンチョのホテルの部屋をノックしに行くほどだった」と、エピソードを明かした。 テルジッチ氏は2020年12月に監督に就任したが、当時ドルトムントにいたサンチョに対しては、スタッフに特別な注意を払うように指示していたという。そして、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)と行動を共にさせ、ハーランドからプロ意識を学ばせようともしたという。 一方で、ユナイテッドではよりベストな状態を保つことが求められていたが、テン・ハグ監督の就任により、それがより強固なものに。ただ、予ての遅刻癖の再発、態度の問題が浮上してしまった結果、現在の確執に発展。ユナイテッドは1月の売却を検討せざるを得ない状況となったようだ。 2023.09.14 10:10 Thu
2

「被害者が責任を負うことはない」レアルが横行するヴィニシウスへの人種差別に怒りの声明、サポートへの感謝もサッカー連盟を批判「何の行動も講じていない」

レアル・マドリーは22日、横行するブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールへの人種差別についての声明を発表した。 これまでも度重なる人種差別被害を受けてきたヴィニシウス。試合中にアウェイサポーターからの罵声、誹謗中傷、差別的なチャントなどはどこに行っても起こっている。 21日に行われたラ・リーガ第35節のバレンシア戦では、バレンシアのファン・サポーターから差別チャントの大合唱。71分には、その声に反応してヴィニシウスが激昂し詰め寄る形に。主審も仲裁に入り、10分間試合が中断。怒りが収まらないヴィニシウスは、後半アディショナルタイムに退場処分を受けるなど、大きな問題が起きていた。 スペインでは人種差別が横行し、ラ・リーガも沈める動きを見せないことから、ヴィニシウスの怒りは試合後にも続き、リーグを批判するコメントを出していたが、マドリーもクラブとして改めて声明を発表。サポートを寄せてくれる人々への感謝と共に、スペインサッカー連盟(RFEF)やラ・リーガ、審判団の態度への批判、スペインサッカーの置かれている状況を綴った。 「レアル・マドリーは、ヴィニシウス・ジュニオールへの世界各地から寄せられた数多くの愛、連帯感、愛情表現に対し感謝の意を表します」 「『憎しみに満ちた人種差別的な攻撃は、我々の社会から永遠に根絶されなければなりません』これは、日曜日にメスタージャ・スタジアムで起きた出来事を受け、あらゆる階層の人々、さまざまな国内および国際機関の著名人が語ったことです」 「当クラブは、国際サッカー界の最高権威でもあるFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長に対し、このような憎悪犯罪が行われた試合は中止・中断されるべきであると発言したことに感謝の意を示します」 「また、ブラジルのルーラ・ダ・シルバ大統領にも感謝します。彼はこの問題と闘うために、真剣な措置を講じるように求めており、彼の言葉通り、その被害者は“人生で成功を収め、世界最高のサッカー選手の1人になりつつある若者”なのです」 「同様に、レアル・マドリーのチームメイトと、世界の他のチームの選手たちもヴィニシウスに対して団結とサポートを示してくれています。レジェンド、選手、監督、中にはロナウド、ムバッペ、リオ・ファーディナンド、ネイマール、カカ、ジェイドン・サンチョ、リネカー、ロベルト・カルロス、カゼミロなど、国際舞台での重要な人物も含まれており、数十人の世界的なサッカー選手も含まれています」 「起こった不幸な出来事は世界中に伝わり、主要な国際メディアで反映され、非難され、我々のサッカーを惑わしています。『ワシントン・ポスト』、『レキップ』など、象徴的な例を挙げればきりがありませんが、スペインサッカー界の深刻な問題を力強く取り上げてくれています」 「そして最後に、我々はスペインサッカー連盟のルイス・ルビアレス会長の発言に驚かされています。なぜなら、彼はスペインサッカーと審判機関のトップでありながら、FIFAの規定に従って強制的な措置が取られていないことを認めてしまったからです。我々のサッカーのイメージは、全世界の目から見て、深刻なダメージを受け、悪化しています」 「彼の消極的な態度が、ヴィニシウスの無力さと無防備さを招いています。審判は毅然とした態度で、規制プロトコルを適用するどころか、ほとんどの場合、自分自身を抑制し、それに対応する決定を下すことを避ける選択をしてしまいました」 「つい昨日、主審とVARの責任者が責任を回避し、全体が見えていない不完全な画像に基づいて不公平なジャッジを下し、偏った結果となり、ヴィニシウス・ジュニオールの退場に繋がりました」 「残念ながら昨日起きたこと、そして審判とVARによって行われたコントロールは、孤立したものではなく、むしろ多くの試合で繰り返されたものであると我々は認識しています。被害者がその犯罪に対して責任を負うことは決してありません」 「これら全ての理由により、我々のクラブが非難し続けてきた明白な警告信号にもかかわらず、これまでずっとスペインサッカー連盟が何の行動も講じていないことをとても懸念しています」 「レアル・マドリーは、現在の状況の深刻さとスペインサッカーが世界に与えているイメージを考慮し、人種差別、外国人排斥、憎悪の惨劇と戦うため、責任と能力を持つ全ての人々によって、即時かつ決定的な行動がとられることを望んでいます」 「我々のクラブは、我々の歴史を支えてきた価値観で今後も共存と模範となるような活動を続けていきます」 <span class="paragraph-title">【動画】ヴィニシウスに人種差別…取っ組み合い、涙、怒り…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="5x5QtL6m3hc";var video_start = 10;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.05.23 12:20 Tue
3

ユナイテッドOBベルバトフが渦中のサンチョに苦言 「ファーガソン監督時代だったら退団」

マンチェスター・ユナイテッドOBの元ブルガリア代表FWディミタール・ベルバトフ氏がイングランド代表MFジェイドン・サンチョの問題に言及した。イギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』が伝えている。 3日に行われたプレミアリーグ第4節のアーセナル戦でメンバー外となったことをきっかけに、溝が深まっていったエリク・テン・ハグ監督とサンチョ。テン・ハグ監督が試合後に「トレーニングでの彼のパフォーマンスによって、我々は彼を(招集メンバーに)選ばなかった」と説明すると、サンチョはSNS上で「不公平だ」と反論していた。 その後、テン・ハグ監督が問題視していたのがサンチョの遅刻癖や練習中の態度であったことが明らかとなった中、ユナイテッドは14日に声明を発表。「チームの規律の問題が解決するまで、ファーストチームのグループから離れてパーソナルトレーニングプログラムに参加し続けることになる」とサンチョの処遇を明らかにしていた。 これを受け、2010-11シーズンにプレミアリーグ得点王に輝いた元ユナイテッドのストライカー、ベルバトフ氏が持論を展開。後輩サンチョの振る舞いについて、イギリスのブックメーカー『Betfair』で苦言を呈している。 「サンチョがこれからユナイテッドで試合に出るのに苦労したとしても、私は驚かない」 「選手は時に、自分が本当に重要な存在だと思い込み、公の場で発言することで何かを変えることができる。でも実際には状況を悪化させるだけだ。今回の件について私は快く思っていないし、サンチョはエリク・テン・ハグに直接会いに行って、マンツーマンで彼と話すべきだった」 「今となっては事態はどちらに転ぶかわからない。監督が選手のことを気に入っていれば、たとえ途中でミスを犯したとしても、許し、引き留め、別のチャンスを与え続けることは容易だろう」 「もし監督に嫌われているとしたら状況は難しくなる。チームに戻るためにさらに努力する必要がある。サー・アレックス・ファーガソンが監督だった頃にジェイドン・サンチョがこのようなことをしていたら、彼は退団していただろう。チームより大きな存在などいないのだから」 一方、ベルバトフ氏はテン・ハグ監督の肝の据わり方を称賛。昨年11月、一連の批判を展開したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに毅然と対応したことを引き合いに出した。 「テン・ハグはロナウドの問題に直面した時、必要な場合は強く出られることを示した。この監督は自分の信念を貫き、自分が何を望んでいるのかを理解しており、大物のスターを犠牲にすることもできる。彼はこのような状況において自分の手を汚すことを恐れない。なぜなら彼は監督であり、責任者であり、その権限を持っているからだ」 「テン・ハグにはこういった決断を下した理由を語る権利がある。サンチョがうまくトレーニングできなかったのであれば、それが彼がチームから離れた理由だ。サンチョはSNSで公に発信するべきではなかったし、代わりに監督室に直接出向き、そこで全力を尽くし、次はもっとうまくやると言うべきだった」 「サンチョはそれを大げさに言うのではなく、内に秘めておくべきだった。今、我々(世間)はサッカーについてではなく、このことについて話しているのだから」 2023.09.15 15:57 Fri
4

「チームとの繋がりはもはやなかった」元ユナイテッドDFヴァランがテン・ハグ体制の闇を暴露、曖昧なクラブ体制も指摘「誰が責任を負っていたのかわからない」

元フランス代表DFラファエル・ヴァランが、マンチェスター・ユナイテッド時代の内情を暴露している。 今シーズンはユナイテッドからセリエAのコモへ移るも、デビュー戦でヒザを負傷し、現役引退を決断したヴァラン。役員の1人としてクラブにとどまり、ユース年代の育成のサポートなどに注力している。 『The Athletic』のインタビューに応じたヴァランは、2021年夏から3シーズン過ごしたユナイテッド時代についてコメント。EFLカップ(カラバオカップ)やFAカップを制したものの、プレミアリーグでは8位フィニッシュもあったエリク・テン・ハグ体制を振り返り、当時の内情を明かした。 「彼が(2024-25シーズンも)残留したのは驚いた。チームとの繋がりはもはやなかった」 「適切な言葉を見つけるのは難しい。非常に緊迫した時もあった。彼(テン・ハグ監督)は選手たちのフィードバックに耳を傾けようと努力することもあった。時には選手たちの気持ちを聞かずに決断を下した。だから浮き沈みがあった。状況が複雑なこともあった」 また、序列が下がった2023年10月から12月付近の状況についても語ったヴァラン。指揮官と衝突した側面もあったようだ。 「僕らは真剣に話し合った。お互いに本音をぶつけたけど、その後はほぼ2カ月間プレーしなかった。彼とチームの関係について、いくつかのやり方には同意できないと言った」 「一部の選手がまったく満足していなかったから、チームにとって良くないことだと思った。監督との関係という意味でも良くなかった」 さらに、チームを去ったポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドや、元イングランド代表MFジェイドン・サンチョ(チェルシー)への扱いにも言及。マネジメント面の問題を指摘した。 「恐怖によってリスペクトを得たかったのかもしれない」 「彼はマンチェスターにいる間、常に孤立する選手を必要としていた。少なくとも1人の重要な選手に対してそうしていた。常にグループの特定のリーダーたちと対立していた。それが彼のマネジメント法だ」 「浮き沈みがあった。すべてが悪かったとは言えない。複雑な瞬間もあった」 指揮官についての辛辣な見解を述べた一方で、ユナイテッドの上層部も問題視。以前所属したレアル・マドリーと比較し、責任の所在が曖昧になっていると指摘した。 「選手として内部から見ても、物事をどのように進めていくかの明確な構造はなかった。何年もの間、決まったやり方が確立されていなかった」 「マドリードでは、クラブのあらゆるレベルで物事を進めるための明確なやり方があった。マンチェスターではどのように選手を獲得し、どのようにプレーし、どのようにコミュニケーションを取るのかが明確でなく、十分に定義されていなかった」 「意思決定プロセスに関わっている人が多すぎたため、誰が実際に決断を下しているのかわからなかった。誰が責任を負っていたのかわからない。全員が少しずつ責任を負っているようでもあったし、誰もが少しずつ責任を負っていないようでもあった」 古巣に対して厳しいコメントを送った31歳だが、「クラブに対しては大きなリスペクトと愛情を持っているため、ポジティブなことしか言えない」とのこと。あくまでもクラブが良い方向へ進むための提言だと主張している。 「うまくいっていないことに言及したとしても、それは善意から出る建設的な意見だ。誰かを非難するためではない。ただクラブや彼らの成功を祈っているだけだ」 2025.02.19 22:45 Wed
5

シティ、2015年サンチョ引き抜き時に不正か 代理人に2900万円の報酬を支払った疑い

ドルトムントに所属するイングランド代表MFジェイドン・サンチョ(18)に関する過去のオペレーションに関して、マンチェスター・シティが違反を犯していた疑いが浮上している。ドイツ『Der Spiegel』のリークを基にイギリス『デイリー・メール』が報じた。 マンチェスター・シティの下部組織からトップチームを経ることなく、2017年夏にドルトムントに完全移籍したサンチョ。今シーズンはここまで公式戦31試合9ゴール14アシストと見事にブレイクを果たしている。 今回問題とされているのは、2015年3月7日にシティがワトフォードのユースからサンチョを引き抜いた際のことだ。国際サッカー連盟(FIFA)では16歳未満の選手の移籍に関して、金銭などで誘惑するインセンティブを禁止している。また、代理人が選手に代わり交渉を行うことが出来るのも16歳以上のみだ。 シティ下部組織入団時点でサンチョの年齢は14歳11ヵ月と10日だが、『Der Spiegel』によれば既に代理人のエメカ・オバシ氏が交渉を担当していた模様。また、シティがオバシ氏に20万ポンド(現在のレートで約2900万円)の報酬を支払っていたことが暴露されており、これが事実ならば違反行為だ。 『Der Spiegel』はシティのスタッフから提供された内部メールの文章履歴を公表。「スカウティングサービス契約」と題された文章に、「ジェイドンとその代理人エメカに関して」という文が見て取れ、差し込んである票の「代理人料金」という欄に20万ポンドという数字が記載されていたようだ。イングランドサッカー協会(FA)のスポークスマンは「疑惑を調査する」とコメントしている。 先日には、18歳未満の29人の外国人選手の契約に関して違反したことで、チェルシーが今後2度(2019年夏、2020年冬)の移籍期間での選手登録禁止処分を受けたばかり。シティの“疑惑”がどの様な決着を迎えるのか、動向が見守られている。 2019.02.27 12:50 Wed

マンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング

1

元ユナイテッドSDがFAに復帰…新設のチーフ・フットボール・オフィサーに就任

元マンチェスター・ユナイテッドのスポーツディレクター(SD)、ダン・アシュワース氏が、イングランドサッカー協会(FA)に復帰することになった。 FAは14日、アシュワース氏が新設のチーフ・フットボール・オフィサーに就任すると発表。同職ではイングランド代表の男女チームと緊密に連携していくことになるという。 昨年12月にユナイテッドのSDをわずか5カ月で退任したアシュワース氏。それ以前にはブライトン&ホーヴ・アルビオン、ニューカッスルで手腕を発揮しており、国内外のクラブからのオファーも想定されていたが、2018年まで6年間に渡って勤務していたFAに復帰することになった。 アシュワース氏は、セント・ジョージズ・パークの再開発を監督し、2028年に開催されるユーロ2028の共催に向け、競技施設とピッチの改善を目指す。 さらに、この新役職は、男子フットボールのテクニカルディレクターであるジョン・マクダーモット氏と緊密に連携するとともに、FAの最高経営責任者(CEO)であるマーク・ブリンガム氏とも連携する。 また、イングランド国内の地元出身のコーチの育成にも携わる予定だという。 2025.05.15 16:30 Thu
2

リーズの正GKメリエが退団を希望、ユナイテッドら強豪3クラブが関心か

リーズ・ユナイテッドのU-21フランス代表GKイラン・メリエ(23)がステップアップを望んでいるようだ。イギリス『フットボール・インサイダー』が伝えている。 メリエは2020年7月にロリアンからリーズへ加入。1年目から定位置を固めると、2年目の昨シーズンはプレミアリーグの全38試合にフルタイム出場を果たし、今シーズンもここまでの全30試合に出場している。 一方で、リーズは昨シーズン同様に苦しい残留争いを強いられており、仮にもチャンピオンシップ(イングランド2部)降格となれば、メリエや元スペイン代表FWロドリゴ・モレノ(32)といった複数の主力選手の売却もあり得るとされる。 そんななかでメリエ本人はチームが残留か降格かにかかわらず退団を希望。リーズは4000万ポンド(約66億2000万円)の値札をつけ、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、チェルシーが関心を寄せているという。 メリエはプレミアリーグ残留をノルマとし、決して強豪とは言えないリーズで通算122試合に出場して199失点。その一方、30試合でクリーンシートを達成している。その能力はビッグクラブ間で少なからず評価されているようだ。 2023.04.14 19:53 Fri
3

「望んでいた以上の終わり方」守田英正の反撃弾から逆転劇締めのアモリム監督、5年過ごしたスポルティングへ「信じられないような冒険だった」

スポルティングCPのルベン・アモリム監督がラストゲームを振り返った。ポルトガル『A Bola』が伝えた。 10日、スポルティングはプリメイラ・リーガ第11節でブラガと対戦。敵地に乗り込み、マンチェスター・ユナイテッドの指揮官へ就任するアモリム監督のラストゲームを戦った。 前半のうちに2点を先行される苦しい展開も、56分から出場した日本代表MF守田英正が2分後にCKから押し込んで反撃。デンマーク代表MFモルテン・ヒュルマンドのミドルで追いつくと、終盤にはU-21デンマーク代表FWコンラッド・ハーダーが2点を重ね、4-2の逆転勝利を収めた。 逆転劇で開幕から11連勝とし、スポルティングでの有終の美を飾ったアモリム監督。「望んでいた以上の結果だった」と試合を振り返っている。 「苦しまない方がよかったが、望んでいた以上の終わり方だった。選手たちは信じられないほど素晴らしかった」 「試合の入りは良くなかった。ゆっくりと、ヨーロッパの他のチームが我々にしてくるようなことをして、時間が過ぎてしまった。2回トランジションの部分で、避けられたはずの2失点を喫してしまった。だが、後半は信じられないほど素晴らしかった」 「この冒険は今日で終わりを迎えるが、特別な瞬間だったし、これ以上のことは望めなかった」 また、2020年3月から始まったスポルティングでの6シーズンを回想。プリメイラ・リーガを2度、タッサ・デ・ポルトガルを2度制したなか、4位で終えたシーズンもサポートしてくれたと周囲への感謝を述べた。 「結果は完璧ではなかった。こんなに勝てるとは思っていなかったが、もっと勝てたはずだ。矛盾しているようだが、理にかなっている」 「練習場や遠征で経験したこと、人々との繋がりという点においては、信じられないような冒険だった。みんなにも体験してほしい冒険だった」 「とても幸せだったし、孤独を感じたことは一度もなかった。1つのクラブで5年間を過ごし、4位でリーグを終えても孤独を感じない監督というのはとても特別なものだ。今やスポルティングは特別なクラブだ。クラブもまた、その瞬間を生きているのだから」 さらに、自らが去るスポルティングの今後にも言及。選手たちの姿勢が変わらなければ、新監督のもとで成功を掴めると考えているようだ。 「スポルティングには前進するためのすべてがある。スポルティングの将来がどうなるかよりも、私の将来がどうなるかの方が不確かなことが多い」 「私はクラブが自分の道を進むと確信している。難しいだろうし、話し合うことや指示も変わるかもしれないが、選手たちが謙虚であり続ければ、やってくる監督は素晴らしい仕事をするだろう。ここの選手たちは本当に特別な存在だから」 11日から就任するマンチェスター・ユナイテッドについてもコメント。元スポルティングのポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスが歓迎の意も示すなか、新天地でも選手の力になりたいと意気込んだ。 「ブルーノは私や仲間のことも知っている。今はより情熱的かもしれないが、そうでない時期もあるだろう(笑)。だが、彼や他の選手たちが喜んでいることを願っている」 「その要素が、チームが良いプレーをする上で大半を占める。スポルティングの選手たちと同じように、マンチェスター・ユナイテッドの選手たちの力にもなれればと思っている」 <span class="paragraph-title">【動画】守田英正が逆転の流れ生む! ブラガvsスポルティング ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="GMmUPjZO2l0";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.11 19:22 Mon
4

ユナイテッドが万能型MFドルグを完全移籍で補強! 左SBから右WGまでこなすデンマーク代表

マンチェスター・ユナイテッドは2日、レッチェのデンマーク代表MFパトリック・ドルグ(20)を完全移籍で加入することを発表した。背番号は「13」を背負う。 契約期間は2030年6月までの5年半で、1年間の延長オプションもついているとのこと。ビザと登録条件を満たすことが条件となる。 イギリス『スカイ・スポーツ』によると移籍金は 2520万ポンド(約48億4500万円)にアドオンで420万ポンド(約8億1000万円)と見られている。 ドルグはノアシェランの下部組織育ちで、2023年7月にレッチェに加入。1年半で公式戦57試合に出場し5ゴール2アシストを記録した。 今シーズンは右ウイングと左サイドバックを主戦場に、左サイドハーフ、左ウイング、右サイドバックとユーティリティ性を発揮。セリエAで21試合に出場し3ゴール1アシストを記録していた。 特に守備面では、地上でのデュエル勝利数がセリエAで2位。タックル数もリーグのディフェンダーで4番目に多いとのこと。デンマーク代表としても4ゴール1アシストを記録している。 ドルグはクラブを通じてコメントしている。 「マンチェスター・ユナイテッドの選手だと言えることをとても誇りに思う。今日は家族全員にとって特別な日だ」 「ルベン・アモリムと一緒に仕事ができるのが待ちきれない。彼のチームとクラブの将来に対するビジョンは信じられないほど刺激的だ。僕の成長のために明確な計画が立てられており、マンチェスター・ユナイテッドは僕の可能性を最大限に発揮し、大きな野望を成し遂げるのに最適な場所だと感じている」 2025.02.02 21:15 Sun
5

関係が破綻したサンチョとテン・ハグ監督、その理由は以前からのひどい遅刻癖か

マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWジェイドン・サンチョとエリク・テン・ハグ監督の確執問題。サンチョの態度は想像以上に悪かったようだ。『The Athletic』が伝えた。 問題が明るみに出たのは3日のアーセナル戦後のこと。開幕から3試合は途中出場でプレーしていたサンチョだったが、ビッグマッチにその姿はなかった。 試合後、テン・ハグ監督は「トレーニングでの彼のパフォーマンスによって、我々は彼を(招集メンバーに)選ばなかった」とサンチョのメンバー外を説明。一方で、サンチョはこの発言を否定し「不公平」と訴えていた。 確執が明るみとなり、サンチョも公に監督を批判。その後にSNSの投稿は削除されたが、自身のスタンスは多くの目に留まることとなり、テン・ハグ監督も簡単にチームには戻さないことにしたという。 サウジアラビアへの電撃移籍も浮上し、具体的なオファーも届いた中、サンチョ自身が移籍を望まずに破談。その後、両者は直接話し合いを行ったとされるも、溝が埋まることはなかったが、どうやらサンチョの問題児ぶりはかなりのものだったという。 テン・ハグ監督が最も嫌っているのが遅刻癖とのこと。トレーニング中の怠惰な様子も去ることながら、スタートの時点でかなりの怒りを覚えており、他の選手たちもその点を気にしていたという。 昨シーズン就任したテン・ハグ監督は、サンチョの遅刻癖を考慮して、他のメンバーよりも1時間早くスケジュールを設定していたとのこと。遅刻したとしても、他のチームメイトと同じ時間に来れるように策を講じたという。結果としてこの作戦は成功し、当初は一定の成果を出したそうだが、次第に気がついたサンチョは再び送れるようになったという。 ドルトムントで若くしてその才能を開花させ、2021年7に移籍金7500万ポンド(約137億5000万円)でユナイテッドに加入したサンチョ。しかし、ここまで公式戦82試合で12ゴール6アシストに終わっており、期待値からは程遠い成績となっている。 マンチェスター・シティの下部組織育ちで、2017年にはU-17イングランド代表としてU-17ワールドカップ優勝を経験。ドルトムントで主軸となったが、その態度は当時から疑問視されることもあったという。 ドルトムントに近しい情報筋によれば「ジェイドンはピッチ上では精神的にタフだった」と評価しながらも、「かなり子供っぽく、些細なことでプロ意識に欠ける可能性がある」と指摘。「チームミーティングを欠席したり、寝坊したりすることが問題視されていた」と遅刻ぐせは予てからあったとされ、「ルシアン・ファブレ監督のアシスタントコーチだったエディン・テルジッチがサンチョのホテルの部屋をノックしに行くほどだった」と、エピソードを明かした。 テルジッチ氏は2020年12月に監督に就任したが、当時ドルトムントにいたサンチョに対しては、スタッフに特別な注意を払うように指示していたという。そして、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)と行動を共にさせ、ハーランドからプロ意識を学ばせようともしたという。 一方で、ユナイテッドではよりベストな状態を保つことが求められていたが、テン・ハグ監督の就任により、それがより強固なものに。ただ、予ての遅刻癖の再発、態度の問題が浮上してしまった結果、現在の確執に発展。ユナイテッドは1月の売却を検討せざるを得ない状況となったようだ。 2023.09.14 10:10 Thu

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly