ポーランド戦MOM選出のガクポ「もっと精度を上げなければならない」
2024.06.17 07:30 Mon
リバプールのオランダ代表FWコーディ・ガクポが、ユーロ初戦となったポーランド代表戦を振り返った。
オランダは16日、ユーロ2024グループD第1節でポーランドと対戦。16分にポーランドに先制を許したオランダだったが、29分にガクポのミドルシュートで追いつくと、83分にヴェグホルストのゴールで逆転勝利を飾った。
この試合のマン・オブ・ザ・マッチに選出されたガクポは、難しい戦いとなった初戦を以下のように振り返った。
「難しい相手との、厳しい試合だった。もちろん、相手が先に点を決めたので、より難しい展開となった。ただ、僕らも多くの好機をつくった。でも僕らは多くの好機を作れた。ただ、もっと精度を上げなければならない。だけど、全体的にはいいパフォーマンスができたと思う」
「我々は決してあきらめないチームだし、優れた交代選手もいる。攻撃陣を全員入れ替えたが、彼らも素晴らしいパフォーマンスを見せていた。そこが、僕らの強みだね」
オランダは16日、ユーロ2024グループD第1節でポーランドと対戦。16分にポーランドに先制を許したオランダだったが、29分にガクポのミドルシュートで追いつくと、83分にヴェグホルストのゴールで逆転勝利を飾った。
この試合のマン・オブ・ザ・マッチに選出されたガクポは、難しい戦いとなった初戦を以下のように振り返った。
「我々は決してあきらめないチームだし、優れた交代選手もいる。攻撃陣を全員入れ替えたが、彼らも素晴らしいパフォーマンスを見せていた。そこが、僕らの強みだね」
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「結果は不公平」 スペインに勝てたと悔やむクーマン監督「我々は素晴らしい試合をした」
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単独欧州最多指揮記録樹立もリバプールに完敗…アンチェロッティ監督「結果は妥当。リバプールは勝利に値した」
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「彼らは我々よりも運が良かった」敵地で善戦もPK戦で屈したクーマン監督はチームの奮闘称える
オランダ代表のロナルド・クーマン監督が、PK戦の末に敗れたスペイン代表との激闘を振り返った。 オランダは23日、UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のファイナルズ・準々決勝2ndレグでスペインと対戦し、延長戦までもつれ込んだ一戦は2戦合計5-5で終了。その後、PK戦を4-5で落とし、無念のベスト8敗退となった。 ホームでの1stレグを2-2のドローで終えていたなか、敵地での大一番に臨んだオランダ。FWメンフィス・デパイのPK、DFイアン・マートセンの代表初ゴールによって2度のビハインドを追いついて90分の戦いを終了。延長戦でも先行される厳しい展開となったが、MFシャビ・シモンズのPKで追いついてPK戦まで持ち込んだ。 しかし、そのPK戦ではFWノア・ラングがクロスバー、FWドニエル・マレンがGKウナイ・シモンに止められて無念の敗退となった。 同試合後、クーマン監督は少しの運が結果を分けたと激闘を振り返った。オランダ『ESPN』が伝えている。 「ウナイ・シモンが我々のチャンスを2、3回防いだが、我々のゴールキーパーもスペインのチャンスを2、3回防いだ。細かい点が勝敗を分けた。フットボールのせいでも、激しさのせいでもない。彼らは我々よりも運が良かった」 さらに、「スペインのこのピッチで3ゴールを決めるのは大きなこと」と敵地で奮闘したチームを称えている。 「両チームともファイナルフォーに進出すべきだと思うが、それは不可能だ」 「私はチームをとても誇りに思っている。彼らは3回ビハインドを追いついた。文句は言えないし、戦わなければならない」 その後も、敵将ルイス・デ・ラ・フエンテ監督の意見に賛同する形で、2つの素晴らしいチームによる素晴らしい試合で、個々の才能が豊かだったとスペクタクルな内容を好意的に受け止めた。 2025.03.24 11:45 Mon5