【2023-24ブンデスリーガ総括】超WS選出の最優秀選手はケイン

2024.05.28 18:00 Tue
Getty Images
歴史的かつ神がかり的な強さを誇ったレバークーゼンがクラブ史上初の優勝を前人未到の無敗で成し遂げ、バイエルンの12連覇を阻んだ。また近年残留争いを強いられていたシュツットガルトが2位と、大きな飛躍を遂げるシーズンとなった。

◆冴え渡ったシャビ・アロンソの手腕、国内2冠達成~レバークーゼン~
昨季途中就任のシャビ・アロンソ監督がこれまでリーグ優勝に手の届かなかったレバークーゼンを激変させた。観る者を魅了する攻撃スタイルのサッカーで、バイエルンの94ゴールに次ぐ89ゴールをマーク。また驚異的な粘り強さも備え、幾度も後半追加タイムに起死回生の同点弾をマークし無敗優勝を達成した。そして起用する選手がことごとく活躍し、シーズンが深まるにつれて選手層を増していったことがシャビ・アロンソ監督のマネジメント力と育成力の高さを物語っていた。決勝に進出したヨーロッパリーグ、優勝したDFBポカールを並行して戦いながらの成績であることも考えるといかに今季のレバークーゼンが伝説級のチームだったかがわかるはずだ。

◆驚きの飛躍~シュツットガルト~
Getty Images

例年、残留争いに巻き込まれていたチームがヘーネス監督の下、飛躍を遂げた。昨季途中から積み上げてきたものが見事に花開き、攻守に隙の少ないチームに変貌した。とりわけFWギラシーがシーズン頭から爆発し、前半戦の躍進を牽引。後半戦はFWウンダブの台頭でギラシーと共にリーグを代表する強力2トップが誕生した。そんな中でDF伊藤も守備の軸として十分な存在感を示し、1シーズンを通して安定したプレーを披露。攻守に噛み合ったシュツットガルトが誰もが予想しなかった2位フィニッシュを果たした。
◆12連覇潰え無冠シーズンに~バイエルン~
Getty Images

昨季途中就任のトゥヘル体制でシーズンインし、12連覇を目指したバイエルン。目玉補強のFWケインが期待通りに働き、36ゴールを挙げ見事得点王を獲得する活躍を見せた。しかしレバークーゼンが一切失速することなく駆け抜けたため追いつけず、12連覇の夢は潰えた。公式戦3連敗を喫した2月にトゥヘル監督が退任発表を行った中、DFダイアー加入で安定感を取り戻した守備を軸にCLではアーセナルを撃破したものの、準決勝でレアル・マドリーの前に惜敗。まさかの無冠シーズンとなった。

◆主力引き抜きも新戦力躍動~ライプツィヒ~
Getty Images

MFエンクンク、MFソボスライ、MFライマー、DFグヴァルディオルとセンターラインをごっそり引き抜かれたライプツィヒだったが、MFシャビ・シモンズとFWオペンダの両若手新戦力が大当たりで攻撃の軸となった。ディフェンスもDFルケバが問題なくフィットし、攻守両面で昨季と何ら変わりのないチームをローゼ監督は作り上げ、ノルマのCL出場権を難なく勝ち取っている。
◆ベリンガム流出で苦戦もCLでは決勝進出~ドルトムント~
Getty Images

昨季優勝まであと一歩に迫ったドルトムントだが、CLで死の組に入ってしまったことに加え、至宝ベリンガムの去った穴が大きかった。司令塔を失ったチームは攻撃の形を作ることすらままならない試合も前半戦は多く、安定しない試合運びが続いた。しかしシーズン後半にFWサンチョとDFマートセンを補強すると攻撃面で改善が見られ、CLで何と決勝進出。ブンデスリーガでも来季のCL出場権獲得と終わってみれば上出来なシーズンだったと言えそうだ。

◆伊藤&板倉は守備の軸、堂安がキャリアハイの7G~日本人総括~
Getty Images

前述のように伊藤はシュツットガルトで守備陣の主軸としてセンターバック、左サイドバックを高いレベルでこなして見せた。その伊藤と共にボルシアMGの板倉もチームこそ振るわなかったが、リベロ、ボランチと高水準のパフォーマンスを継続。日本代表センターバックの両者は共にブンデスリーガでしっかりとした地位を築いている。

そして欧州カップ戦常連となっているフライブルクのMF堂安はチームの攻撃を担う核の一人として存在感を示し続けた。今季はキャリアハイの7ゴールをマーク。右サイドで守備もしっかりこなしながらの成績であることを考えれば十分に働いたシーズンだった。

一方で前半戦で早くもキャリアハイの5ゴールを挙げ、どこまで個人記録を伸ばすかと思われたボーフムのFW浅野は後半戦失速。1ゴールしか奪えずチームも例年通り残留争いと苦しんだ。

そしてフランクフルトのレジェンドであるDF長谷部は今季、クラブの外国籍選手における歴代最多出場記録を更新した中、ついに現役引退を決断。輝かしいキャリアに幕を閉じている。

【最優秀選手&監督】
★最優秀選手
◆FWハリー・ケイン(バイエルン)
Getty Images

バイエルン史上最高額となる移籍金1億ユーロ(約160億円)と、プレッシャーのかかる加入だったと思われたが何のその。ケインの実力を持ってすれば大した障壁ではなかった。プレミア通算213ゴールの経歴は伊達ではなかった。

★最優秀監督
◆シャビ・アロンソ(レバークーゼン)
Getty Images

新たな名将の誕生だ。披露しているサッカーのスタイル、伸び盛りの選手たちを生かす起用法と、文句のつけようがない。ジョゼップ・グアルディオラに続き、スペインからまた一人、偉大な戦略家が生まれた。

【期待以上】
★チーム
◆シュツットガルト
Getty Images

近年、残留争い常連に落ちぶれていた古豪が飛躍を遂げた。今季のブンデスリーガを大いに盛り上げる存在となった。

★選手
FWセール・ギラシー(シュツットガルト)
Getty Images

これまでのキャリアでは二桁ゴールがやっとだった28歳FWが突如ブレイク。身体能力の高さとフィニッシュワークの冷静さが際立ち、ゴールを量産した。開幕5試合で10ゴールと異次元の活躍を見せ、ケインに次ぐ28ゴールを挙げた。

【期待外れ】
★チーム
◆ウニオン・ベルリン
Getty Images

一時、最下位に転落していたウニオンを選出。弱小クラブだったウニオンをCL初出場にまで導いたフィッシャー監督が11月に退任に追い込まれる事態に陥った中、最終節に辛くも残留を果たした。

★選手
◆DFレオナルド・ボヌッチ(ウニオン・ベルリン)
Getty Images

いくら国外初挑戦だったとはいえ、あまりにもチームにフィットできなさ過ぎた。ウニオンが低迷した要因のやり玉に挙げられても致し方ない。わずか半年でドイツを離れ、トルコに新天地を求める結果に。

レバークーゼンの関連記事

元ブラジル代表DFルシオ氏(47)がブラジリア市内の病院に入院しており、集中治療室(ICU)で治療を受けているようだ。 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、ルシオ氏は15日に自宅で起きた事故により、体の様々な部分に火傷を負ったとのこと。 なお、入院先の病院は「ルシオ氏の容体は安定していて意識もは 2025.05.17 20:50 Sat
父親のマンチェスターへの訪問が話題となっているレバークーゼンのドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ(22)だが、実際はリバプールのためだったようだ。ドイツ『スカイ・スポーツ』が伝えた。 レバークーゼンで10番を背負い、ドイツ代表を含めて将来への大きな期待が持たれているヴィルツ。今夏の移籍市場では、大きな注目を集めて 2025.05.15 13:50 Thu
バイエルン首脳陣がレバークーゼンのドイツ代表DFヨナタン・ター(29)の獲得へゴーサインを出したようだ。 2015年7月にハンブルガーSVからレバークーゼンへ加入したター。ここまで公式戦401試合に出場。ブンデスリーガとドイツ代表で屈指のセンターバックとしての評価を確立してきた。 しかし、今シーズン終了まで 2025.05.14 18:15 Wed
国内外の強豪クラブから引く手あまたのセスク・ファブレガス監督(38)だが、来シーズンもコモを率いる決断を下したようだ。 現役時代はアーセナルやバルセロナ、チェルシーなどでプレーしたセスク監督。昨シーズンはコモをセリエA昇格に導く手腕を発揮。さらに、初挑戦となった今季のセリエAでは、昇格組ながらここまで勝ち点48を 2025.05.13 21:30 Tue
レバークーゼンのオランダ代表DFジェレミー・フリンポン(24)のマージーサイド行きが徐々に近づきつつあるようだ。 レアル・マドリー行きが決定的とみられるイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルド(26)の今シーズン限りの退団が正式に発表され、後釜獲得への動きが本格化するリバプール。 モナコのブ 2025.05.13 17:10 Tue

ブンデスリーガの関連記事

【ブンデスリーガ】ボルシアMG 4-6 フランクフルト(日本時間9月28日/ボルシア・パルク) 堂安律がボルシアMG戦で2アシスト!今季5試合で5ゴールに直接関与しています (2得点3アシスト) #ブンデスリーガ pic.twitter.com/tt65129jse— ブンデスリーガ 日本語版 (@B 2025.09.30 11:00 Tue
【ブンデスリーガ】アウクスブルク 1-4 マインツ(日本時間9月20日/WWKアレーナ) [速報] 佐野海舟ブンデスリーガ初ゴール!!ブンデスリーガ 第4節アウクスブルク vs マインツ/待ちに待った瞬間がついに!得意のインターセプトから自ら運びゴール前中央で左足一閃ゴールを貫く!\DAZN 登録は▷ https 2025.09.21 06:00 Sun
【ブンデスリーガ】ホッフェンハイム 1-3 フランクフルト(日本時間8月30日/プレゼロ・アレーナ) 虹を架けた今季リーグ戦初ゴール⚽️堂安律 見事な軌道のコントロールショットブンデスリーガ第2節ホッフェンハイム×フランクフルト #DAZN LIVE配信中 #ブンデスリーガ #だったらDAZN— DA 2025.08.31 06:30 Sun
【ブンデスリーガ】ハンブルガーSV 0-2 ザンクトパウリ(日本時間8月30日/フォルクスパルクシュタディオン) 藤田譲瑠チマが絶妙スルーパスで #ブンデスリーガ 初アシスト!ザンクトパウリがハンブルガーSVとのダービーを制しました pic.twitter.com/i42UkF3pAe— ブンデスリ 2025.08.30 17:32 Sat
新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、2025年8月24日(日)22時30分より無料生中継するブンデスリーガ2025-26シーズン開幕節『マインツ vs ケルン』において、元日本代表DFで現在は解説者として活躍する安田理大氏の出演することを発表した。 安田氏は現役時代、Jリーグやオランダ、韓国など国内外で 2025.08.24 12:00 Sun

レバークーゼンの人気記事ランキング

1

【2023-24ブンデスベストイレブン】無敗優勝のレバークーゼンから最多6選手を選出

2023-24シーズンのブンデスリーガが18日に終了しました。本稿では今季のブンデスリーガベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。 GKルーカス・フラデツキー(34歳/レバークーゼン) 出場試合数:33(先発回数:33)/失点数:24/出場時間:2970分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_10_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ブンデス屈指のショットストッパー。ビルドアップでの貢献というよりは圧倒的なセービング能力でチームを助けていた印象。若手が多い中、主将として、攻撃的なチームの最後の砦として十分な存在感を示した。 DFジェレミー・フリンポン(23歳/レバークーゼン) 出場試合数:33(先発回数:27)/得点数:9/出場時間:2266分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_10_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 持ち前の韋駄天を生かして右サイドを疾走し、9ゴール9アシストを記録。チャンスメークだけでなくゴールでも貢献。左のグリマルドと共にレバークーゼンのサイドアタックは驚異のストロングポイントとなった。 DFヨナタン・ター(28歳/レバークーゼン) 出場試合数:31(先発回数:30)/得点数:4/出場時間:2632分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_10_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> レバークーゼンの3バックを統率したドイツ代表DFを選出。タプソバ、コスヌ、スタニシッチ、インカピエという多士済々なメンツを従え、ディフェンスラインをコントロールした貢献度は非常に大きかった。 DF伊藤洋輝(25歳/シュツットガルト) 出場試合数:26(先発回数:25)/得点数:0/出場時間:2232分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_10_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 12月から2月にかけての2カ月間、負傷と代表招集で欠場したが、それ以外はフル稼働。センターバックと左サイドバックを高いレベルでこなし、躍進のシュツットガルトを後方から支えた。リーグ2位の堅守は守護神ニューベルと共に伊藤の存在が大きかった。 DFアレハンドロ・グリマルド(28歳/レバークーゼン) 出場試合数:33(先発回数:33)/得点数:10/出場時間:2787分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_10_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 10ゴール14アシスト、このスタッツを見れば今季の彼がいかに驚異的だったかがわかる。正確な左足から繰り出されるキックは、相手からしたら脅威でしかなかった。またポジショニングも秀逸でこれだけのゴールを奪えたことがそれを証明している。 MFフロリアン・ヴィルツ(21歳/レバークーゼン) 出場試合数:32(先発回数:26)/得点数:11/出場時間:2383分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_10_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> エレガントなプレーで魅了しつつ、ゴール前での冷静なプレーで得点も量産と手が付けられなかった。MVPにはケインを選出したが、それに匹敵するパフォーマンスだった。11ゴール12アシストを記録。 MFグラニト・ジャカ(31歳/レバークーゼン) 出場試合数:33(先発回数:32)/得点数:3/出場時間:2828分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_10_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> アーセナルで昨季復活を遂げ、ブンデスに戻ってきた31歳が慣れ親しんだ地で期待通りの働きを見せた。前線の若手が躍動できたのはジャカが中盤をコントロールできていたからこそ。シャビ・アロンソ監督が頼りにするピッチ上の指揮官だった。 MFシャビ・シモンズ(21歳/ライプツィヒ) 出場試合数:32(先発回数:32)/得点数:8/出場時間:2676分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_10_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> バルセロナのカンテラ育ち、パリ・サンジェルマン保有の若武者がレンタル先のライプツィヒで才能を開花させた。同じく新加入のオペンダと当初から好連係を築き、攻撃を牽引した。多彩なアイデアを持ち、攻撃にアクセントを付けられるオランダ代表MFは、今やチームに欠かせない存在。ブンデス初挑戦で8ゴール13アシストを記録。 FWセール・ギラシー(28歳/シュツットガルト) 出場試合数:28(先発回数:25)/得点数:28/出場時間:2214分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_10_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ケイン、ヴィルツと並ぶMVP候補。シュツットガルトの躍進は彼なくして語れない。 FWハリー・ケイン(30歳/バイエルン) 出場試合数:32(先発回数:32)/得点数:36/出場時間:2843分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_10_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> イングランドが誇るストライカーは異国の地ドイツでも問題なくゴールを量産した。スランプもなくコンスタントにゴールを奪い続け、格の違いを見せ付けた。 FWロイス・オペンダ(24歳/ライプツィヒ) 出場試合数:34(先発回数:33)/得点数:24/出場時間:2716分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_10_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> シャビ・シモンズとの好連係からゴールを量産。フィニッシュワークもレベルが高く、ミスショットが少ないストライカーだ。昨季リーグ・アンで21ゴールを挙げたが、ブンデスでもコンスタントにゴールを奪えるハイレベルな点取り屋であることを証明した。 2024.05.28 18:01 Tue
2

前レバークーゼンの無所属フォス=メンサーがコモで練習参加…セスク監督へのアピール次第で契約ゲットへ

無所属の元オランダ代表DFティモシー・フォス=メンサー(26)が、コモで練習参加しているようだ。ジャンルカ・ディ・マルツィオ氏がレポートする。 フォス=メンサーはマンチェスター・ユナイテッドでトップ昇格も定着叶わず、クリスタル・パレスとフルアムへのレンタル放出を経て、20-21シーズン途中にレバークーゼンへ移籍。 その間、オランダ代表に招集され、3試合出場も、現状では6年以上フェードアウト中。レバークーゼンで常時出場が叶わなかったためだ。 昨季までの2年半で、ブンデスリーガ通算出場は「23」試合。無敗優勝の昨季は加入後最多となる11試合出場も、スタメンは1試合…契約満了に伴う退団が決まった。 現在は無所属で、この度セリエA昇格組のコモで練習参加。コンディションは決して悪くないようで、セスク・ファブレガス監督の決断次第で正式契約を勝ち取る可能性があるという。 2024.08.08 21:15 Thu
3

レバークーゼンなど引き抜き噂も、セスク監督は来季もコモで続投へ

国内外の強豪クラブから引く手あまたのセスク・ファブレガス監督(38)だが、来シーズンもコモを率いる決断を下したようだ。 現役時代はアーセナルやバルセロナ、チェルシーなどでプレーしたセスク監督。昨シーズンはコモをセリエA昇格に導く手腕を発揮。さらに、初挑戦となった今季のセリエAでは、昇格組ながらここまで勝ち点48を積み上げて10位に位置。すでに残留も確定させている。 一時は来季のステップアップを示唆し、ローマやミランという国内クラブ、シャビ・アロンソ監督の後釜としてレバークーゼン、好条件のオファーが届いたRBライプツィヒといったクラブへの引き抜きも取り沙汰された。 しかし、イタリア『スカイ・スポルト』など複数イタリアメディアによれば、セスク監督は続投を決断したという。 コモの株主でもある同監督は、クラブ経営陣の間での良好な関係に加えて受け取ったオファーを慎重に検討した結果、クラブと共に築き上げてきたプロジェクトに引き続き参加することを選択したようだ。 2025.05.13 21:30 Tue
4

レバークーゼンがリーグ史上初の無敗優勝達成! 公式戦51戦無敗でアタランタとのEL決勝へ【ブンデスリーガ】

ブンデスリーガ最終節、レバークーゼンvsアウグスブルクが18日にバイ・アレーナで行われ、2-1で勝利したレバークーゼンがブンデスリーガ史上初の無敗優勝を成し遂げた。 シャビ・アロンソ体制2年目で開幕から圧倒的な強さを見せたレバークーゼンは、ここまでリーグ33戦27勝6分けの無敗を継続。第29節のブレーメン戦で悲願の初優勝を達成した後も緩みを見せず、前節のボーフム戦の5-0の圧勝で公式戦無敗記録を「50」の大台に乗せると共に、史上初の無敗優勝に王手をかけた。 22日にアタランタとのヨーロッパリーグ(EL)決勝を控える中、シャビ・アロンソ監督はベンチスタートのジャカ、ヴィルツを除く主力を起用し、偉業達成を狙った。 立ち上がりからボールを握って押し込むレバークーゼンは、思わぬ形から得たファーストチャンスをいきなりゴールに結びつける。 12分、相手のビルドアップに強い圧力をかけると、アドリがボックス内でボールの処理をもたついたGKコウベクからボール奪取。そして、ボックス中央でプレゼントパスを受けたボニフェイスが難なく無人のゴールへ流し込んだ。 幸先よく先制に成功したホームチームは、徐々に前へ出てきた相手の攻撃を撥ね返しながら危なげなくゲームをコントロール。すると、前半半ばには2点目を奪い切る。 27分、左CKの二次攻撃からボックス右のターが右足シュートを放つと、ゴール前でDFに当たってこぼれたボールをアンドリッヒが技ありのバックヒールで流し込んだ。 この2点目で無敗優勝に大きく近づいたレバークーゼンは、引き続きボールを動かして主導権を握りながらアンドリッヒのミドルシュートやフリンポンやホフマンの仕掛けでチャンスも創出。相手に決定機を与えることなく前半を終えた。 後半も同じメンバーで臨んだホームチームはホフマンのミドルシュートでいきなりゴールに迫るなど、押し込む入りに。だが、時間の経過と共にアウグスブルクに押し返されると、62分には中盤でのボールロストからアルネ・マイヤーのスルーパスに抜け出した18歳MFコムルにブンデスリーガ初ゴールを決められる。 これで1点差に迫られたことに加え、主力のプレータイムコントロールの意図もあったか、シャビ・アロンソ監督はシックやヴィルツ、ジャカ、インカピエとフレッシュな選手を投入。ここから攻撃のギアを上げると、アンドリッヒやジャカが際どいシュートでGKコウベクにファインセーブを強いる。さらに、78分にはボックス左で仕掛けたヴィルツがGKを抜きにかかるが、ここはコウベクの見事なリカバリーに遭う。 その後は守護神フラデツキーの好守で幾つかのピンチを凌ぎつつ、3点目を狙う攻撃陣が再三の際どいシュートを浴びせかけたが、圧巻のパフォーマンスを見せた相手GKコウベクを前に三度ゴールネットを揺らすまでには至らず。 それでも、このまま2-1で勝ち切ったレバークーゼンが今季28勝目を挙げてブンデスリーガ史上初の無敗優勝を達成。これで公式戦無敗記録を「51」に更新したシャビ・アロンソのチームは、22日にダブリンで行われるEL決勝のアタランタ戦で今季2冠目を狙う。 <span class="paragraph-title">【動画】レバークーゼンがシーズン無敗優勝を達成!大歓声のトロフィーリフト!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="YCyrOpkANJA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.19 00:37 Sun
5

レバークーゼンがアルゼンチンの逸材FWサルコを獲得!2029年までの契約を締結

レバークーゼンは2日、アルゼンチンのベレス・サルスフィエルドに所属するアルゼンチン人FWアレホ・サルコ(18)を完全移籍で獲得した。契約期間は2029年6月30日までとなる。 アルゼンチンの逸材ストライカーは、公式サイトで以下のように喜びを語った。 「レバークーゼンは以前から興味を示してくれていたから、昨季の素晴らしいプレーをずっと追いかけていたんだ。これからこのチームの一員になれることは、僕にとってエキサイティングなことだし、自分の力でチームをさらに強くするという大きなチャレンジでもあるんだ」 ベレスの下部組織育ちのサルコは左利きの万能型ストライカー。ファーストチームではここまで9試合1ゴール1アシストの数字にとどまっているが、契約延長を拒否した影響でファーストチーム追放の措置が取られた影響が大きく、仮に定期的にプレー機会を得ていれば、より多くのゴールを挙げていた可能性は高い。 ヨーロッパのトップリーグで活躍するにはまだまだ線の細さが気になる点だが、個での打開力や中盤的な資質も備えており、現状では2シャドーの一角での活躍が期待されるところだ。 2025.01.03 09:15 Fri

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly