2部降格のケルン、1月から指揮したシュルツ監督の退任を発表「論理的で正しい決断」

2024.05.27 23:30 Mon
半年間チームを指揮したシュルツ監督
Getty Images
半年間チームを指揮したシュルツ監督
ケルンは27日、ティモ・シュルツ監督(46)の退任を発表した。契約を延長しないことで双方が合意したとのことだ。

シュルツ監督は、ステッフェン・バウムガルト監督の後任として、2024年1月に監督に就任。降格圏のチームを引き継ぐこととなった。
就任後はブンデスリーガで18試合を指揮。3勝8分け7敗と勝ち点17を積み上げたが、チームは17位と降格圏を抜け出せず、2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)に降格することが決定した。

チームを残留に導けなかったシュルツ監督は、クラブを通じて退任にコメントしている。

「シーズン後半を詳細に分析した結果、夏以降はコラボレーションを延長しないという共同決定に至った。我々はリーグ残留という大きな目標を達成できなかったので、誰かが新たなスタートを切るのは論理的で正しいと私は考えている」
「この機会を利用して、私をサポートしてくれたすべての人に感謝したいと思う。クラブの来シーズンの成功を祈っている」

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バウムガルト監督解任のケルン、シュルツ氏を新指揮官に招へい

ケルンは4日、新指揮官にドイツ人監督のティモ・シュルツ氏(46)を招へいしたことを発表した。 ケルンでは17試合が終了したブンデスリーガで2勝4分け10敗の17位に低迷していたことを受け、12月21日にステッフェン・バウムガルト前監督を解任していた。 シュルツ氏はこれまでザンクト・パウリとバーゼルを指揮。ザンクト・パウリ時代には横浜F・マリノスのFW宮市亮を指導していた。 直近で指揮していたバーゼルではスイス・スーパーリーグ7試合で1勝と結果を出せず、昨年9月28日に解任されていた。 2024.01.04 22:40 Thu

大不振で最下位に沈む名門バーゼルがセレスティーニ氏を新監督に招へい

バーゼルは10月31日、スイス人指揮官のファビオ・セレスティーニ氏(48)を新監督に迎えたことを発表した。契約期間は今季終了までとなっている。 かつてザンクトパウリ時代に日本代表FW宮市亮を指導していたティモ・シュルツ監督の下、新シーズンを迎えたバーゼルだったが、開幕からリーグ戦7試合でわずか1勝と低迷すると、9月末にシュルツ監督を解任。 その後はスポーツディレクターのハイコ・フォーゲル氏が、暫定監督を務めていたが、チームは4連敗でリーグ最下位と大不振に陥っていた。 後任として招へいされたセレスティーニ氏は、2013年にマラガの監督に就任したベルント・シュスター氏のアシスタントコーチとして指導者キャリアをスタート。その後、イタリアのテッラチーナでトップチーム初監督を務めると、ローザンヌ=スポルトやルガーノ、ルツェルンで監督を歴任。 直近では、2022年11月からFCシオンの監督を務めていたが、今年3月に成績不振で解任されていた。 2023.11.01 01:30 Wed

やっぱりケガがネック? 契約切れる宮市亮についてザンクト・パウリSDが語る「難しい決断になる」

ザンクト・パウリとの契約が今シーズン限りで満了を迎えるFW宮市亮だが、新契約を結ぶことは難しいようだ。ドイツ『ハンブルガー・モルゲンポスト』が伝えた。 宮市は、これまでアーセナル、フェイエノールト、ボルトン、ウィガン、トゥベンテと渡り歩き、2015年7月にアーセナルからザンクト・パウリへと活躍の場を移した。 しかし、キャリアを通じてケガと切っても切れない縁がある宮市はザンクト・パウリ加入後に左ヒザ前十字じん帯を断裂。2017年6月には右ヒザ前十字じん帯断裂の重傷を負うなど、ヒザを何度も負傷していた。 その宮市も2019-20シーズンはケガなく開幕を迎え、レギュラーとしてプレー。ブンデスリーガ2部で29試合に出場し1ゴール7アシストを記録。チームでも重要な役割を担っていた。 しかし、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大による中断明けの5月にヒザに違和感を覚えると、そのまま離脱。今シーズンもピッチには一度も立っていない。 ザンクト・パウリは、現在ブンデスリーガ2で7位に位置。プレーオフ圏の3位につけるハンブルガーSVとは勝ち点差「5」となっている状況。残りのシーズン3試合で昇格に向けてラストスパートをかけたいところだ。 宮市は復帰に向けたリハビリを続けており、シーズンの最後にもう一度プレーする機会が訪れる可能性はあるとのこと。しかし、SD(スポーツ・ディレクター)を務めるアンドレアス・ボルネマン氏は、「それは難しい決断になるだろう」と厳しい見方をしている。 最大のネックはやはりケガの多さ。前述の通りヒザを何度も負傷しており、十字じん帯の断裂だけで3度。また、ヒザ以外ににも恥骨炎やふくらはぎの問題など、様々な箇所もケガしており、万全な状態になかなかなることがない状況だ。 ボルネマン氏は「リョウは素晴らしい選手であり、素晴らしい男だが、残念ながら彼は過去数年間に何度もケガと戦わなければならなかった」と語っており、能力こそ認めているものの、やはりケガを頻繁にし、稼働率が悪いことがネックとなっているようだ。 チームを率いるティモ・シュルツ監督も「絶対的なリョウのファン」と自分を語るほど、宮市を高く評価している上、宮市が持っているスピードを有する右ウインガーがいないチーム事情もある。しかし、それでも計算が立たない宮市をクラブに残すことは難しいと考えられている。 残り3試合。来シーズンの宮市はどこのクラブでプレーをするのか注目が集まる。 2021.05.04 20:30 Tue

離脱から8カ月、宮市亮の現在を監督が語る「とても良さそう」

ブンデスリーガ2部に所属するザンクト・パウリのティモ・シュルツ監督が、長期離脱中のFW宮市亮について語った。ドイツ『ビルト』が報じた。 2015年7月にアーセナルから完全移籍でザンクト・パウリに加入した宮市。しかし、相次ぐケガの影響もあり、加入当初はプレー機会が限られていた。 しかし、2019-20シーズンはケガなく開幕を迎え、レギュラーとしてプレー。ブンデスリーガ2部で29試合に出場し1ゴール7アシストを記録。チームでも重要な役割を担っていた。 しかし、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大による中断明けの5月にヒザに違和感を覚えると、2020年6月5日のボーフム戦の出場を最後に欠場。今シーズンは一度もピッチに立っていない。 シュルツ監督は宮市の状態について「とても良さそうに見える」とコメント。しかし「ただ、私はまだ予想を口にはしたくない」と復帰時期について言及することを避けた。 宮市は、内転筋、そして最近ではふくらはぎに問題を抱えていたとのこと。それでも、現在はトレーニングに復帰している。 シュルツ監督は「筋肉の問題には、細心の注意を払わなければならない。1日や1週間の問題ではない」とコメント。それでも宮市の復帰を望んでいるとし「彼が戻ってきてくれれば、みんながハッピーになれる。リョウは別の要素をチームに与えてくれるからだ」とコメント。復帰に期待を寄せていた。 ザンクト・パウリは現在ブンデスリーガ2部で11位に位置。昇格からは遠い位置にいるが、直近のリーグ戦は5連勝と急激に調子を上げており、2021年に入ってからは11試合で7勝2分け2敗と大きく勝ち点を積み上げている。 2021.03.04 21:30 Thu

5月にヒザ負傷の宮市亮、新シーズンに向けた最初のトレーニングを欠席

新シーズンに向けて指導したブンデスリーガ2部のザンクト・パウリ。しかし、その初日にはFW宮市亮の姿はなかったようだ。 ザンクト・パウリは、2日に新シーズンに向けた最初のチームトレーニングを実施。しかし、クラブの発表によると、宮市はヒザの負傷の問題で不参加となったようだ。 宮市は、2019-20シーズンのブンデスリーガ2部で29試合に出場し1ゴール7アシストを記録。凡に右ウイングとして主力を務めていたが、5月にヒザを負傷。シーズン最後の4試合を負傷欠場していた。 順調に過ごしたシーズンの最後を、再びケガで棒に振った宮市。信頼を得ていたヨス・ルフカイ監督が退任し、新シーズンからティモ・シュルツ監督が率いることとなったが、出遅れることとなってしまった。 シュルツ監督は宮市について「昨シーズンの終わりに離脱していて、100%の状態を取り戻せていない」とコンディションに問題があるとコメント。「ただ、彼は今後数週間でトレーニングの負荷を増やせると楽観視しているよ」と語り、長期離脱にはならないようだ。 2020.08.03 10:40 Mon

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“大迫勇也の元相棒” 36歳モデストは飽くなき情熱に従いエジプト1部へ「W杯に出たかった...まだまだ続けるよ」

かつて大迫勇也とケルンで2トップを組んだ点取り屋、フランス人FWアントニー・モデスト(36)は飽くなき情熱に従い続ける。 16-17シーズンのケルンでブンデスリーガ25得点、中国移籍を挟んだ2度目の加入でも21-22シーズンに20得点を叩き出したモデスト。1度目の在籍時は大迫が相棒を担い、2人揃ってクラブを欧州の舞台へ躍進させた。 モデストは現在36歳。いま、欧州にその姿はなく、サウジアラビアでもカタールでもアメリカでもなく、2024年の現在地はエジプト。問答無用のアフリカ最強クラブ、アル・アハリで昨年9月からプレーしている。 同じセンターフォワードには現役エジプト代表FWや、近年進歩が目覚ましいパレスチナ代表の主力格もおり、36歳となったモデストは常時先発ならず。ケガのリスクとも向き合い、今季1年を公式戦27試合5得点で終えている。 そんな男をドイツ『ビルト』が取材。これまでのキャリアで叶わなかった、今後も叶わないであろう「夢」を拭い去るべく、狂おしくもゴールへ突き進み続ける姿がエジプト・カイロにある。 「物心ついたころから、欧州チャンピオンズリーグ(CL)とワールドカップ(W杯)でプレーする自分を思い描いてきた。けど、CLは少しだけ出れて、W杯は出れていないしA代表にも無縁だ。うまくいくことがあれば、うまくいかないこともある」 「結局のところ、最も重要なのは、自分を駆り立てて生きること、全力を尽くすこと。僕は11クラブでプレーし、3大陸のチャンピオンズリーグでプレーしてきた。出逢いにとても感謝しているんだ」 「今季はアル・アハリでもタイトルを獲得した。優勝ってやっぱり素晴らしい気分だよ。だけどね、僕を最も駆り立てるのは、野心、窮乏、怒り、希望、疑い、アドレナリン、自己犠牲...目に見えないものばかりなんだ。サッカーはクレイジーなスポーツで、とても激しい感情を引き起こす。中毒のようなものさ」 一方、今夏欧州復帰の可能性は?と問われ、否定はせずとも「基本的にはアル・アハリで続けたい」とコメント。自らを野心家とする36歳は、飽くなき情熱に従い、これからもフットボーラーとして生きていく。 「幼い頃から一番の夢はA代表チーム。けど、さっきも言ったように、残念ながら母国のためにプレーすることができなかった。たぶんこれからも。近年は若くて才能溢れる選手がどのように成長するかをよく観察するようになってね。まだまだ、あらゆる感情を持ってサッカーを続けたいと思っているよ」 2024.06.20 21:15 Thu

シュツットガルト、ケルンから左利きの大型CBシャボーを獲得!

シュツットガルトは25日、ケルンからドイツ人DFジェフ・シャボー(26)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2028年6月30日までの4年となる。 U-21ドイツ代表歴を持つ、195cmの左利きのセンターバックであるシャボーは、スパルタ・ロッテルダムやフローニンヘンでのプレーを経て、2019年の夏にサンプドリアへ加入。だが、イタリアの地では思うように出場機会を得られず、2022年1月から1年半のレンタルで母国のケルンに加入。その後、完全移籍に移行した。 その新天地では公式戦61試合に出場。今シーズンはブンデスリーガ32試合に出場し、チームは17位で降格したものの、個人としては優れた対人プレーを中心にインパクトを残していた。 新シーズンからのシュツットガルト加入が決定した26歳DFは、新天地での意気込みを語っている。 「シュツットガルトで新たな挑戦をし、チャンピオンズリーグというヨーロッパの最高レベルでプレーする機会を得ることを楽しみにしているよ」 「それは僕が常に望んでいたことであり、素晴らしい歴史を持つクラブで、その夢が実現することを嬉しく思う。すべてが形になり、新しいチームメイトと出会い、ファンと知り合うということも含め、新たな挑戦が待ち切れないよ」 2024.05.26 06:30 Sun

シュツットガルトがケルンの逸材FW確保…「ドイツ国内で最もエキサイティングな選手の一人」

シュツットガルトは22日、ケルンからU-20ドイツ代表FWユスティン・ディール(19)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は来シーズンから2029年6月30日までの5年となる。 ガーナにルーツを持ちケルンで生まれ育ったディールは、左ウイングを主戦場とする右利きのアタッカー。地元ケルンの下部組織で頭角を現すと、2023年には主力としてドイツU-19カップ優勝に導いた。 昨年1月21日に行われたブンデスリーガのブレーメン戦でファーストチームデビューを果たすと、今シーズンはいずれも途中出場ながらリーグ戦7試合に出場した。また、U-16からドイツの世代別代表で活躍しており、現在はU-20チームでプレーしている。 全体的に粗削りではあるものの、ナチュラルなスピードとアジリティ、ボールコントロールに優れるドリブラータイプで、サイドに張るだけでなく内側でもプレー可能なアタッカーだ。 「彼のポジションにおいてドイツ国内で最もエキサイティングなプレーヤーの一人」とクラブもその才能を高く評価する逸材は、「シュツットガルトへの移籍によって、僕のキャリアの新たな章が始まる。首脳陣との話し合いの後、VfBが自分にとって適切なクラブであることがすぐに分かった」と、新天地でのステップアップへ意気込む。 2024.05.23 15:00 Thu

降格迫るケルン、終盤の劇的2ゴールで最終節に残留の望みをつなげる【ブンデスリーガ】

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フライブルクは4日、ブンデスリーガ第32節でケルンとのアウェイ戦に臨み、0-0で引き分けた。フライブルクのMF堂安律はフル出場している。 前節ヴォルフスブルクに逆転負けを喫した7位フライブルク(勝ち点40)は、堂安が[3-4-2-1]の右MFでスタメンとなった。 17位ケルン(勝ち点23)に対し、圧力を受ける入りとなったフライブルクは18分にCKの流れからティールマンのミドルでゴールを脅かされるもGKアトゥボルがセーブ。 前半半ば以降は互角の攻防が続いて膠着した展開となった中、0-0で前半を終えた。 迎えた後半も守勢の入りとなった中、67分にフライブルクはこの試合最初の好機。グリフォがボックス左まで侵入してクロス。ファーサイドでフリーのホーラーがボレーで合わせたが、シュートは枠に飛ばなかった。 すると71分にピンチ。ティゲスのポストプレーを受けたアリドゥにゴール至近距離からシュートを打たれたが、GKアトゥボルが防いだ。 終盤にかけては互いに譲らず、勝ち点1を分け合っている。 2024.05.05 03:23 Sun

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シュツットガルトがケルンの逸材FW確保…「ドイツ国内で最もエキサイティングな選手の一人」

シュツットガルトは22日、ケルンからU-20ドイツ代表FWユスティン・ディール(19)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は来シーズンから2029年6月30日までの5年となる。 ガーナにルーツを持ちケルンで生まれ育ったディールは、左ウイングを主戦場とする右利きのアタッカー。地元ケルンの下部組織で頭角を現すと、2023年には主力としてドイツU-19カップ優勝に導いた。 昨年1月21日に行われたブンデスリーガのブレーメン戦でファーストチームデビューを果たすと、今シーズンはいずれも途中出場ながらリーグ戦7試合に出場した。また、U-16からドイツの世代別代表で活躍しており、現在はU-20チームでプレーしている。 全体的に粗削りではあるものの、ナチュラルなスピードとアジリティ、ボールコントロールに優れるドリブラータイプで、サイドに張るだけでなく内側でもプレー可能なアタッカーだ。 「彼のポジションにおいてドイツ国内で最もエキサイティングなプレーヤーの一人」とクラブもその才能を高く評価する逸材は、「シュツットガルトへの移籍によって、僕のキャリアの新たな章が始まる。首脳陣との話し合いの後、VfBが自分にとって適切なクラブであることがすぐに分かった」と、新天地でのステップアップへ意気込む。 2024.05.23 15:00 Thu
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シュツットガルト、ケルンから左利きの大型CBシャボーを獲得!

シュツットガルトは25日、ケルンからドイツ人DFジェフ・シャボー(26)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2028年6月30日までの4年となる。 U-21ドイツ代表歴を持つ、195cmの左利きのセンターバックであるシャボーは、スパルタ・ロッテルダムやフローニンヘンでのプレーを経て、2019年の夏にサンプドリアへ加入。だが、イタリアの地では思うように出場機会を得られず、2022年1月から1年半のレンタルで母国のケルンに加入。その後、完全移籍に移行した。 その新天地では公式戦61試合に出場。今シーズンはブンデスリーガ32試合に出場し、チームは17位で降格したものの、個人としては優れた対人プレーを中心にインパクトを残していた。 新シーズンからのシュツットガルト加入が決定した26歳DFは、新天地での意気込みを語っている。 「シュツットガルトで新たな挑戦をし、チャンピオンズリーグというヨーロッパの最高レベルでプレーする機会を得ることを楽しみにしているよ」 「それは僕が常に望んでいたことであり、素晴らしい歴史を持つクラブで、その夢が実現することを嬉しく思う。すべてが形になり、新しいチームメイトと出会い、ファンと知り合うということも含め、新たな挑戦が待ち切れないよ」 2024.05.26 06:30 Sun
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PKスポットに穴を空けてPK阻止したアウグスブルクGK、ケルンから芝の修復費用を請求される

▽アウグスブルクのスイス代表GKマルビン・ヒッツが、先日のケルン戦でのPKスポット荒らしで120ユーロ(約1万6000円)を請求されるようだ。ドイツ『Kolner Express』が報じている。 ▽ヒッツは、5日に行われたブンデスリーガ第15節のケルンとのアウェイゲームでフランス人FWアントニー・モデストのPKをストップし、敵地での1-0の勝利に大きく貢献した。 ▽だが、ヒッツはこのPKの場面で相手選手と主審が話をしている隙を狙って、PKスポット付近を自身のスパイクの裏でグリグリと掘り返す悪質な行為を行った。 ▽そして、この策略が見事にハマったのか、ヒッツは足を滑らせたモデストのゴール左を狙ったシュートを見事にセーブしたのだった。 ▽だが、同試合の中継映像にヒッツの穴掘り行為がきっちり収められていたことで、ケルンの本拠地ラインエネルギー・シュタディオンのピッチを管理するハンス・ルッテン氏から同選手に対して、120ユーロの請求書が送られたようだ。 ▽なお、120ユーロの内訳は、1平方メートルの芝の代金と2時間の労働、消費税となっている模様だ。 ▽ケルン側から思わぬ請求を受けたヒッツだが、この試合での勝ち点3獲得で数十万円から数百万円の勝利給を手にするため、当人としては非常にお得な買い物となったはずだ。ヒッツの穴掘り動画は以下のURLからチェックしてみてください。 ◆策士ヒッツがモデストを落とし穴にはめる https://www.youtube.com/watch?v=mIcFOHYltFg 2015.12.09 03:29 Wed

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