昇格組ながら危なげなく残留のジェノア、ジラルディーノ監督との契約更新を発表

2024.05.21 11:10 Tue
アルベルト・ジラルディーノ監督がジェノアとの契約を更新
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アルベルト・ジラルディーノ監督がジェノアとの契約を更新
ジェノアは20日、アルベルト・ジラルディーノ監督(41)との契約更新を発表した。

現役時代はミランやフィオレンティーナで活躍し、イタリア代表でも57試合に出場するなど名ストライカーとして知られたジラルディーノ監督。2018年に現役引退を発表してからは指導者に転身し、昨季途中から当時セリエBに所属していたジェノアの指揮官に就任した。
チームをセリエAに昇格させたジラルディーノ監督は、今シーズンも37試合を消化して11勝13分け13敗で11位に。惜しくもトップ10には届かなかったが、昇格組ながら残留を確実にさせた手腕は高く評価されている。

そんなジラルディーノ監督とジェノアの契約は今季まで。両者は新契約に向けた交渉を進めており、進展が注目されていた。

移籍市場に精通するジャーナリストのニコロ・スキーラ氏によると、新たな契約期間は当初から報じられていた通り、2026年6月までになるとのこと。名将への道を歩み始めている指揮官が、来シーズンどのような采配を振るうかに注目したい。

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ジェノア主将の元クロアチア代表MFバデリが2025年まで契約延長

ジェノアは15日、元クロアチア代表MFミラン・バデリ(35)と2025年6月まで契約延長したことを発表した。 2020年夏、ラツィオからジェノアに加入したセントラルMFのバデリはこれまで公式戦130試合6ゴール12アシストを記録。セリエBに降格した昨季より主将を務めて1年でセリエA復帰に導くと、今季はセリエA32試合1ゴール3アシストと引き続き印象的な活躍を見せている。 アルベルト・ジラルディーノ監督に率いられたジェノアはここまで11位と健闘。余裕を持って残留を決めていた。 2024.05.16 07:30 Thu

モンツァがネスタ招へいを検討か? 今季はセリエBのレッジャーナを指揮

モンツァが、アレッサンドロ・ネスタ氏(48)の招へいを検討しているようだ。 現役時代にラツィオ、ミランで活躍した元イタリア代表DFは2015年に引退。その後、アメリカのマイアミFCで監督業をスタートし、ペルージャ、フロジノーネの指揮官を経て、今シーズンからセリエBのレッジャーナを指揮。ここまでチームはセリエBで12位に位置している。 移籍市場に精通するジャーナリストのニコロ・スキラ氏など複数国内メディアによると、そのネスタ氏に関してモンツァが招へいに関心を示しているという。 今季ここまでのリーグ戦で11位に位置し、2シーズン連続のセリエA残留が決定的なモンツァでは、ラッファエレ・パッラディーノ監督に引き抜きの噂が絶えず。ナポリやフィオレンティーナ、トリノといったクラブへのステップアップが既定路線となっている。 これを受け、クラブはすでにジェノアのアルベルト・ジラルディーノ監督を始め、マントヴァのダビデ・ポッサンツィーニ監督、アレッシオ・ディオニージ氏ら複数の後任候補をリストアップしている。 そういった中、ミラン時代からモンツァの現CEOであるアドリアーノ・ガッリアーニ氏と旧知の仲にあるネスタ氏が新たにリストアップされた模様だ。 なお、ネスタ氏が率いるレッジャーナは昨年8月に行われたコッパ・イタリアでモンツァに勝利を収めていた。 ネスタ氏とレッジャーナの契約にはセリエB残留を果たした場合、延長オプションが行使される条項が盛り込まれているが、モンツァ行きに向けては大きな障害とはならないとのことだ。 2024.04.17 07:00 Wed

ユーロ2024控えるジェノアの代表戦士2枚が負傷…ウクライナの中心選手は全治最低1カ月か

ジェノアの代表戦士2枚が負傷…回復までの道筋は? 『フットボール・イタリア』が伝えている。 今季セリエA復帰で12位と大健闘するジェノア。アルベルト・ジラルディーノ監督に率いられるチームは、派手さはなくとも堅実に勝ち点と自信を積み上げ、2部降格圏とは残り8試合で勝ち点10差と、残留をある程度安泰なものとしている。 しかし、ここに来て攻撃のキーマンである2枚、イタリア代表FWマテオ・レテギとウクライナ代表MFルスラン・マリノフスキーが負傷。揃って今夏ユーロ2024行きが確実と考えられる2枚であり、ケガの具合が心配なところだ。 レテギについては、幸いにも初期検査で打撲との診断が出たとのこと。7日のセリエA第31節フィオレンティーナ戦はそもそも出場停止でしばらく治癒期間に充てれることもあり、比較的早い段階で復帰できる見通しだという。 ちょっと心配なのがマリノフスキーだ。 不条理な軍事侵攻を受ける戦火の母国に、久々の明るいニュースを届けたウクライナ代表の中心選手だが、ふくらはぎの肉離れで全治最低1カ月…今季中に復帰できない可能性も完全には排除できず、ユーロを万全の状態で迎えられるか心配な状況だ。 本大会に間に合わないことはないと考えられるが、なんとか治癒に努めてほしいところ。 ユーロ2024は6月14日の開催国ドイツ代表vsスコットランド代表で開幕。レテギ擁するイタリア代表はグループB第1節でアルバニア代表(15日)、マリノフスキー擁するウクライナ代表はグループE第1節でルーマニア代表(17日)と対戦予定だ。 2024.04.03 15:50 Wed

インテル&トッテナムもグズムンドソン獲得へ照会依頼! ドラグシンに続くジェノアの注目銘柄

アイスランド代表FWアルベルト・グズムンドソン(26)への関心がイングランドにも拡大だ。 グズムンドソンはセリエAのジェノアで活躍するドリブラー。同名のアルベルト・ジラルディーノ監督から、2トップの一角でシャドー気味に自由を与えられ、今季の公式戦29試合で12得点4アシストを記録している。 そんなグズムンドソン、その活躍ぶりからカルチョの注目銘柄と化して久しいが、これまでよく挙がっていたのがユベントス。同クラブは元AZの親友コンビ、グズムンドソン&オランダ代表MFトゥン・コープマイネルス(26/アタランタ)のW獲りを狙っていると報じられる。 しかし、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が掴んだという最新情報では、ユベントスだけでなく、インテル、そしてイングランドからトッテナムもジェノアに照会依頼。インテルについてはクラブ間交渉開始の用意があるという。 堅実経営のインテルは買い取り義務付きレンタルを打診する見通し。対するジェノアは基本線として移籍金3000万ユーロ(約48億9000万円)を要求していることが判明している。 トッテナムのほうは、今冬ジェノアからルーマニア代表DFラドゥ・ドラグシンを完全移籍で獲得。この時成立した移籍金はアドオン込みで3100万ユーロ(約50億5000万円)となっている。 2024.03.19 19:45 Tue

名ストライカーから名指揮官へ…中堅ジェノアを立て直したジラルディーノ監督が契約更新か

ジェノアがアルベルト・ジラルディーノ監督(41)との契約更新に接近しているという。 セリエA通算188得点を誇る名ストライカー、アルベルト・ジラルディーノ。パルマ、ミラン、フィオレンティーナなどに在籍、“強いイタリア代表”の一員としてW杯優勝も経験した男は、昨季途中にセリエBのジェノアで指揮を託された。 チームがセリエAに返り咲いた今季、ここまで8勝9分け11敗の12位という順位だが、財政規模の小さいプロヴィンチャ、また昇格組であることを考慮すれば立派な位置。残り10試合…トップハーフでのフィニッシュも視野に入る。 イタリア『カルチョメルカート』によると、ジラルディーノ監督の現行契約は今季まで。ここ数日で指揮官の代理人とクラブによる協議が一気に進展したようで、そう遠くないうちに契約更新がまとまる可能性もあるとのことだ。 地元ジェノヴァのメディア『TeleNord』いわく、両者は2026年6月までの契約更新で大筋合意済み。これまでの手腕を称える形でボーナスが用意されているほか、契約更新後は、選手1人の売却につき移籍金収益1%が指揮官の給与に追加されることになるとみられている。 名ストライカーから名指揮官へ…ジラルディーノも、インテルを率いて自国No.1指揮官との評価を確立したシモーネ・インザーギ(47)のように進みたい。 2024.03.11 20:00 Mon

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インテルがジェノアへ若手を大量提示…ホセフ・マルティネスの獲得コスト削減へ譲歩狙う

インテルがジェノアへ若手を大量に提示しているという。イタリア『カルチョメルカート』が伝える。 スイス代表GKヤン・ゾマー(35)の後継者探しに本腰を入れるインテル。アトレチコMGのブラジル代表GKベントを「高額すぎる」として諦め、現在獲得交渉中なのが、ジェノアの元スペイン代表GKホセフ・マルティネス(26)だ。 交渉成立に備えてジェノアが日本代表GK鈴木彩艶(21)をリストアップする一方、インテルは何としてでも今夏中にGKを確保しておきたい模様。J・マルティネスの獲得交渉にあたり、若手の譲渡をジェノアへ提示したそうだ。 その面々は、ウルグアイ代表FWマルティン・サトリアーノ(23)、U-21イタリア代表MFガエタノ・オリスタニオ(21)、U-21イタリア代表FWセバスティアーノ・エスポージト(21)、U-21イタリア代表DFマッティア・ザノッティ(21)。いずれもレンタル放出中の21〜23歳だ。 J・マルティネスの獲得と引き換えに、インテルから1人ないし2人がジェノアへ…レンタル移籍か完全移籍か形態は不明瞭だが、マロッタ・インテルがJ・マルティネスに注力していることは間違いなさそうだ。 2024.06.17 16:10 Mon

鈴木彩艶がセリエA挑戦? 正GKにインテル接近のジェノアが後釜としてリストアップ

シント=トロイデンの日本代表GK鈴木彩艶(21)にセリエA挑戦の可能性だ。 今回の代表ウィークではパリ・オリンピックが迫るU-23日本代表の活動に参加したが、フル代表にも絡む存在となる鈴木。昨夏に浦和レッズからシント=トロイデンにレンタル移籍し、公式戦32試合でゴールマウスを守った。 ベルギーを舞台に初の海外挑戦でまとまった出番を掴み、今年2月に浦和からの完全移籍に移行したばかりの鈴木だが、イタリア『スカイ』によると、ジェノアがリストアップしているようだ。 ジェノアでは今季も正GKを務めた元スペイン代表GKホセフ・マルティネス(26)にインテル行きの可能性。クラブ間で最初の交渉が行われ、ジェノアは並行して後釜探しに着手するという。 そこでレアル・オビエドのスペイン人GKレオ・ロマン(23)とともにリスト入りしたのが鈴木とのこと。これからこの話が進展していくのか注目だ。 2024.06.14 12:40 Fri

グズムンドソンが欲しいインテル、獲得にはアルナウトビッチ売却がマストも…

インテルがオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチ(35)を売却したいようだが…。イタリア『カルチョメルカート』が伝える。 アルナウトビッチは昨夏13年ぶりにインテル復帰。09-10シーズンのトレブルを唯一知る35歳は、バックアッパーとして要所要所で存在感を発揮し、ほぼほぼ途中出場の公式戦35試合で7得点3アシストを記録した。 ただ、クラブはこれらにさほど満足せず、ジェノアからアイスランド代表FWアルベルト・グズムンドソン(26)の獲得を目指していることもあり、位置付けは「売却」。そのパーソナリティからくる奔放さ、波の大きさも、外野の目に触れないところで引っかかっているという。 しかし、やはりイタリアでプレーするフットボーラーにとって「ミラノでの生活」は心地よいようで、アルナウトビッチ側はあと1年残す契約を盾に断固拒否しているとのこと。 幸いにもピエロ・アウシリオSDらはこの状況下でノンストレス。アントニオ・コンテ監督時代と違い、アルナウトビッチとグズムンドソンの入れ替えを求める現職シモーネ・インザーギも、過度には圧力をかけない穏健派だ。 アルナウトビッチはこれからユーロ2024へ向かうため、今後もインテルがこの35歳の売却を図るなら、「時間と忍耐が必要」とのことだ。 2024.06.12 15:10 Wed

新生インテルが「ゾマーの後継者」探しを加速へ…今夏バックアップ獲得で来季への準備なるか

新生インテルがスイス代表GKヤン・ゾマー(35)の後継者探しを加速する。 現インテルの正GKはゾマー。昨夏2年契約で加入し、スクデット奪還の立役者の1人となった国際経験も豊富な35歳だが、イタリア『カルチョメルカート」いわく、24-25シーズンで満了となる契約の延長は十中八九ないという。 オークツリーへの体制移行で“慧眼”ジュゼッペ・マロッタ氏が新会長となるなか、今後補強活動で重要性が増していくのが、現スポーツ・ディレクター(SD)のピエロ・アウシリオ氏。幹部全員が一致するゾマーへの信頼は一旦隅におき、ゾマーの後継者探しを加速する見通しだ。 具体的な獲得候補1人目は、以前からよく名前の上がる“ブラジル国内No.1守護神”、アトレチコ・パラナエンセのブラジル代表GKベント(24)。 イタリア国籍も保有するベントは、昨秋ブラジル代表から初めてお声がかかり、今年3月の国際親善試合、イングランド代表戦とスペイン代表戦に2試合連続先発出場。2024シーズンの国内では、公式戦26試合出場で13試合無失点と「クリーンシート」の多さが光る。 ただし、獲得にはかなりのコストを要するとのことで、アウシリオSDは別の候補も準備。ジェノアの元スペイン代表GKホセフ・マルティネス(26)だ。 J・マルティネスはバルセロナ下部組織出身のGKで、ラス・パルマスでプロデビュー後、RBライプツィヒ時代の2021年に23歳でスペイン代表初キャップ。ライプツィヒで定位置を確保できなかったためにラ・ロハはこれっきりだが、昨季加入のジェノアで正GKとなり、今季のセリエA昇格と残留に大きく貢献した。 また、インテルはウディネーゼのナイジェリア代表GKマドゥカ・オコイェ(24)もリストアップしているそうだが、こちらは安価で獲得できるのが間違いない一方、スターターを任せられるほどの確信がない模様。 したがって今日現在、ゾマー後継者の優先順位は、1番手ベント、2番手ホセフ・マルティネス。オコイェは複数いる候補の1人にすぎないと位置付けられている。 インテルとしては、今夏中にベント(仮)を獲得し、1年間ゾマーのバックアップを任せて来季からポジション交代…これを理想としているようだ。 2024.06.08 14:00 Sat

ローマが公式戦7試合ぶり勝利で6位死守! パレデス退場で窮地もルカク値千金弾でウノゼロ勝利【セリエA】

セリエA第37節、ローマvsジェノアが19日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが1-0で勝利した。 前節、アタランタとのシックスポインターに敗れて5位フィニッシュが絶望的となったローマは、そのアタランタのヨーロッパリーグ優勝によって獲得可能な6位でのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を懸けて残り2試合に臨んだ。 デ・ロッシ監督は、前回対戦で敗れた11位ジェノアとの今季ホーム最終戦に向けて先発3人を変更。マンチーニ、クリステンセン、エル・シャーラウィに代えてジョレンテ、チェリク、ボーヴェを起用した。 最前線のルカクの下にバルダンツィ、ペッレグリーニを配したローマは、2シャドーのコンビネーションや左で高い位置を取るアンヘリーニョの攻撃参加を軸に攻撃を仕掛けていく。 前半半ばを過ぎてボックス付近でバルダンツィ、ボーヴェと前向きの選手が良い形で足を振っていくが、シュートは枠を捉え切れない。 前半終盤にかけてはルカクの足元を狙ったクサビのパスを効果的に使いながら、パレデスやクリスタンテと中盤の選手がミドルレンジのシュートでゴールを狙ったが、いずれも最後の精度を欠く。結局、前半に9本のシュートを放ったローマだったが、枠内シュート0本と決定機まで持ち込めないフラストレーションの溜まる形でハーフタイムを迎えた。 後半も同じメンバーで臨んだローマは立ち上がりにクリスタンテのミドルシュートでようやく最初の枠内シュートを記録。さらに、54分にもアンヘリーニョのクロスにルカクが頭で合わせるが、ピッチに叩きつけたシュートはGKにキャッチされる。 後半は押し込む形ができ始めた中、デ・ロッシ監督は60分過ぎに2枚替えを敢行。ペッレグリーニ、バルダンツィを下げて負傷明けのディバラをエル・シャーラウィと共にピッチに送り出した。 この交代後にはルカク、ディバラのコンビで決定機を作り出したローマだったが、73分にアクシデントが発生。主審への暴言でパレデスにレッドカードが掲示され、0-0のイーブンの状況で残り20分を戦う形となった。 それでも、ローマは10人となった直後の79分にはセットプレーの二次攻撃から右サイドのエル・シャーラウィが上げたピンポイントクロスをゴール前で競り勝ったルカクが頭でゴール右へ流し込み、値千金の先制点を奪った。 これにより、ビハインドを負ったジェノアが後ろの枚数を削ってアタッカーを投入すると、デ・ロッシ監督はマンチーニ、クリステンセンら守備的な選手を続けて投入し、専守防衛の構えを見せる。 試合終了間際にはマリノフスキーの強烈なミドルシュートでゴールを脅かされたが、ここは守護神スヴィラールの見事な横っ飛びセーブで事なきを得た。 そして、苦しみながらもホーム最終戦を勝利で飾ったローマが公式戦7試合ぶりの白星を収めて6位を死守。他力本願ではあるものの、来季CL出場権への望みを繋いだ。 2024.05.20 05:45 Mon

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サウジアラビアがミランの10番に関心、契約解除金は296.5億円だが…

ミランの10番を背負うポルトガル代表FWラファエル・レオン(25)に対して、サウジアラビアからの関心が強まっているという。イタリア『TuttoMercatoWeb』が伝えた。 2019年8月にリールからミランへと加入したレオン。左ウイングを主戦場にミランの攻撃の軸となり、2023-24シーズンはセリエAで34試合9ゴール10アシスト。公式戦47試合で15ゴール14アシストを記録した。 その才能は多くのクラブの関心の対象となっており、ヨーロッパのビッグクラブも関心を見せている中、当然のようにサウジアラビアからも関心があるという。 『TuttoMercatoWeb』によれば、アル・ヒラルが関心を持っているとのこと。現時点では正式なオファーは出されていないようだが、今後数週間以内にミランにオファーを出すとのこと。レオンの獲得に動くという。 ただ、ミランも当然売却する意思はない。2028年夏までの契約をレオンと結んでいるが、契約解除条項として1億7500万ユーロ(約296億5000万円)を設定している状況。この金額以下で獲得することは不可能であり、交渉する気はないという。 一方で、レオン自身は現在はポルトガル代表として臨むユーロ2024に集中。少なくとも、大会が終了するまでは去就については考えないと見られている。 2024.06.18 18:40 Tue

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バルセロナ行き破談濃厚となったアルゼンチン代表MFギド・ロドリゲス(30)の新天地は、セリエAの強豪となるかもしれない。 今シーズン限りでレアル・ベティスを退団する守備的MFは、一時バルセロナ行きが既定路線となっていた。 条件面ではプレ合意に至っていたが、チャビ・エルナンデス監督の解任にハンジ・フリック新監督の就任によって状況に変化。財政難のクラブはその他のターゲットの獲得に失敗した場合の保険としての可能性を残している模様だが、ほぼカタルーニャ行きの線は消えたという。 これにより、去就が振り出しに戻ったギド・ロドリゲスだが、イタリア『Il Giorno』の報道によれば、アタランタが新天地となる可能性があるようだ。 ブラジル代表MFエデルソンに引き抜きの噂が絶えないラ・デアは、その後釜としても中盤の選手層を埋める存在にもなり得るアルゼンチン代表MFへオファーを掲示。過去にはマンチェスター・ユナイテッド、ナポリも関心を示した大型ピボーテは、その他の選択肢を考慮に入れているものの、少なくとも条件面では納得できるオファーとなっているとのことだ。 コパ・アメリカ2024にも招集中の実力者は、そのプレースタイル的にもアタランタにフィットする可能性が高いが、今夏のセリエA初挑戦は実現するのか…。 2024.06.18 08:00 Tue

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やはりルカクはサウジ行きが妥当? 関心寄せるナポリは大金得たとて…

ベルギー代表FWロメル・ルカク(31)はやはりサウジアラビア行きが妥当な線か。 2020-21シーズンのセリエA得点王・ルカク。この時点でインテルの“顔”だったストライカーは、21年夏にクラブの財政状況から売却を迫られたこともあり、チェルシーへ。 21-22シーズンはチェルシーで期待外れに終わり、22-23シーズンはインテルにローン復帰で一定のインパクトも急な心変わりで実質的な喧嘩別れ、23-24シーズンはローマにやはり1年ローンで拾われてそこそこ活躍。 ここ数年の成績はともかく、保有元チェルシーはルカクを売却したいところだが、金銭的な事情により、なかなか完全移籍で買い取ってくれるところがない、というのが現状。無論ローマも買い取り不可能とされる。 そこへサウジ勢とナポリからの関心が。 ファブリツィオ・ロマーノ氏いわく、ナポリはナイジェリア代表FWビクター・オシムヘン(25)を売却した場合に限って、ルカク獲得の可能性がわずかに上昇。人気銘柄オシムヘンを売れば、そこそこの金額が懐に入ってくることは想像に難くない。 しかし、前述の通り、ルカク獲得の可能性は極小。 大金を得たとて、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長がチェルシーの希望通り(4300万ユーロ/約72.1億円/リリース条項)に財布の紐を緩めることは、どうしたって考えにくい。 したがって、ルカクは資金力が突き抜け、札束の雨を降らせることに躊躇がないサウジアラビアのトップクラブ行きが、現実的なキャリアのネクストステップか。 ルカクの扱い方をよく知るアントニオ・コンテ新監督がどれだけ望もうとも、デ・ラウレンティス会長が4300万ユーロの支払いを許可することは流石になさそうだが、果たして。 2024.06.17 16:50 Mon

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雪国の過酷な環境で育ったグズムンドソン、セリエAで注目度高まるエレガント・ドリブルの原点を明かす「雪だらけでも道端でも…」

ジェノアのアイスランド代表MFアルベルト・グズムンドソン(26)がスペインメディアのインタビューに応じた。 ジェノアのグズムンドソン。この名前にピンとくる人はあまりいないだろう。AZ時代は日本代表DF菅原由勢とチームメイトだったが、2021-22シーズン途中にジェノアへ移籍し、昨季はセリエBでプレー。今季からセリエAに戻ってきた。 ただ、今季の活躍はにわかに注目を集めており、ここまでセリエA全9試合出場で3ゴール。アルベルト・ジラルディーノ監督率いるチームで2トップの一角を担い、自由なボールの受け方やエレガントなドリブル、切れ味鋭いシュートなどなど、対戦相手を悩ます非常に怖い存在となっている。 この活躍はイタリアを超えてスペインまで届いているようで、スペイン『Relevo』がグズムンドソンへのインタビューを実施。アイスランド産のドリブラーは、自身のプレースタイルは少年時代に磨かれたものと明かしている。 「欧州全体がどうとかは言えないけど、子どもたちが路上でサッカーをしている姿を最近ほとんど見かけないんだ。僕はアイスランドしか知らないけど、近年はアイスランドでも学校や街中に人工芝のピッチがたくさん作られ始めた。そもそも雪国ゆえにストリートサッカーが難しいっていうのはあるけどね」 「ストリート、人工芝、天然芝…どんな環境でサッカーをしたって成長につながることは間違いない。僕は子どものころに道端でボールを蹴ってたし、学校へ行けばコンクリートの上でサッカーをした。雪だらけでボールがどこへ飛ぶか予測できないピッチでも1人で練習した。雪が積もり過ぎれば今度は屋内でフットサルさ」 雪国アイスランドの出身でありながら、南米の選手かと思わせるような回答をしたグズムンドソン。やはり、好きな選手も南米出身のドリブラーが多い。 「リオネル・メッシはどの瞬間も異次元のレベル。ネイマールもね。そう、僕はネイマールを心から愛してるんだ。子どもたちは皆ネイマールのような選手が好きだろ? 今なら…そうだな、レアル・マドリーのヴィニシウス・ジュニオールだね。彼のドリブルはとっても上手で、観るのが楽しい」 生粋のドリブラー・グズムンドソン。26歳と決して若手ではないが、現在の活躍が続けば、来年の今頃はビッグクラブにいるかもしれない。 2023.10.24 18:40 Tue
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アジアNo.1にもなった広州FC、中国の大手不動産会社「恒大集団」の破綻で崩壊の可能性

中国サッカー界を牽引してきた広州FCだが、クラブ崩壊の危機に陥っている。 広州恒大として知られていたが、今シーズンから中国サッカー協会の規定により企業名をチーム名に入れられないことから名称を広州FCに変更していた。 その親会社は、中国最大手の不動産開発会社である「恒大集団」。2010年にチームを傘下に入れ、広州恒大として活動していた。 かつては“爆買い”として世界中に名を知らしめた中国スーパーリーグ。その中でもトップを走っていたチームは、ヨーロッパで活躍していた選手たちを補強。パラグアイ代表FWルーカス・バリオスやイタリア代表FWアレッサンドロ・ディアマンティ、FWアルベルト・ジラルディーノ、ブラジル代表MFパウリーニョ、コロンビア代表FWジャクソン・マルティネスなどを順次獲得していた。 また、指導者にも世界的な選手を連れてきており、ユベントスやイタリア代表を率いたマルチェロ・リッピ氏や元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏、元ブラジル代表監督であるルイス・フェリペ・スコラーリ氏らを招へい。買収した翌年の2011年から7連覇を含む中国スーパーリーグを8度制覇。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でも2013年と2015年に優勝するなど、アジアでもトップクラブに成り上がっていった。 レアル・マドリーやミラン、バイエルンなどとも提携するなど、ビッグクラブへと近づいていっていた広州FCだが、親会社である「恒大集団」が経営破綻に近づいているという。 創業者の許家印氏が、一代で大企業へと成長させた「恒大集団」。2010年以降は不動産以外にも電気自動車やインターネット業界へも進出。現在の年商は7000億元(約12兆円)を超えている。 2020年の売上高も7232億元(約12兆3000億円)、利益は314億元(約5300億円)とされているが、新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延が不動産業界を直撃。不動産価格が下がったことを受け、金融における流動性リスクが起こったため、破綻に追い込まれてしまった。 中国『Sup China』の報道によれば、今年の初めの時点で負債総額は8700億元(約14兆8000億円)にものぼっているとのこと。中国政府へと救済を求めており、広東省はクラブの10〜15%の株式を引き継ぐことを目指しており、国営企業がクラブの残りの部分を買収することになるという。 一時期のようなビッグネームはチームに所属していないが、帰化をして中国代表としてプレーするFWアラン、FWアロイージオ、DFティアス・ブラウニングらは所属。しかし、チームは高給の選手を放出し、資金調達に動くとのこと。また、賃金が未払いとなっていることから、多くの選手が中国から離れようと考えているとのことだ。 中国では、2020シーズンの中国スーパーリーグ王者である江蘇FC(かつての江蘇蘇寧)が破綻し、チームを解散。江蘇FCも“爆買い”で鳴らしたクラブだったが、インテルのオーナーでもある蘇寧電器グループの経営も不振となっていた。 この先どのような形になるのかは現時点では不明。しかし、中国サッカー界のみならず、中国の産業界にも厳しい時代が舞い込んでいるようだ。 2021.09.21 13:02 Tue
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ユーロ2024控えるジェノアの代表戦士2枚が負傷…ウクライナの中心選手は全治最低1カ月か

ジェノアの代表戦士2枚が負傷…回復までの道筋は? 『フットボール・イタリア』が伝えている。 今季セリエA復帰で12位と大健闘するジェノア。アルベルト・ジラルディーノ監督に率いられるチームは、派手さはなくとも堅実に勝ち点と自信を積み上げ、2部降格圏とは残り8試合で勝ち点10差と、残留をある程度安泰なものとしている。 しかし、ここに来て攻撃のキーマンである2枚、イタリア代表FWマテオ・レテギとウクライナ代表MFルスラン・マリノフスキーが負傷。揃って今夏ユーロ2024行きが確実と考えられる2枚であり、ケガの具合が心配なところだ。 レテギについては、幸いにも初期検査で打撲との診断が出たとのこと。7日のセリエA第31節フィオレンティーナ戦はそもそも出場停止でしばらく治癒期間に充てれることもあり、比較的早い段階で復帰できる見通しだという。 ちょっと心配なのがマリノフスキーだ。 不条理な軍事侵攻を受ける戦火の母国に、久々の明るいニュースを届けたウクライナ代表の中心選手だが、ふくらはぎの肉離れで全治最低1カ月…今季中に復帰できない可能性も完全には排除できず、ユーロを万全の状態で迎えられるか心配な状況だ。 本大会に間に合わないことはないと考えられるが、なんとか治癒に努めてほしいところ。 ユーロ2024は6月14日の開催国ドイツ代表vsスコットランド代表で開幕。レテギ擁するイタリア代表はグループB第1節でアルバニア代表(15日)、マリノフスキー擁するウクライナ代表はグループE第1節でルーマニア代表(17日)と対戦予定だ。 2024.04.03 15:50 Wed
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「今夜の選手たちは英雄」昇格組ジェノアがローマを4発撃破、ジラルディーノ監督が選手を称賛

ジェノアのアルベルト・ジラルディーノ監督が、強豪ローマを打ち破った選手らを称えた。『フットボール・イタリア』が伝えている。 ジェノアは28日、セリエA第6節でローマと対戦。開始5分でMFアルベルト・グズムンドソンが先制弾を叩き込むと、1-1で迎えた45分にFWマテオ・レテギのゴールで勝ち越し、後半にも2点を追加して4-1の快勝を収めた。 昇格組ジェノアは本拠地ルイジ・フェラーリスで2シーズンぶりのセリエAでの勝利に。昨季途中から指揮するジラルディーノ監督は試合後『DAZN』のインタビューで、前半のうちにMFミラン・バデリ、MFケビン・ストロートマンという中盤の主力2枚をケガで失ったなかで白星をもぎ取った選手たちを「英雄」と称えた。 「試合前に『良い結果は我々自身の姿勢から生まれるはずだ』と選手たちに伝えていたんだ。その結果は素晴らしいパフォーマンス、素晴らしい姿勢を披露し、我々ジェノアは勇敢さ、鋭さ、集中力を持っていたね」 「バデリにケビンまで試合の初期段階で失ったにも関わらず、今夜の選手たちは時として英雄的だったと言える。この一週間みっちり準備し、渇望を示し、最後は今夜のピッチでそれらを証明した」 また、決勝点で今季6試合3ゴールとしたレテギにも言及。イタリア代表でも一定の地位を築いている後輩に対し、ストライカーの先輩として大きく期待していることを窺わせた。 「我々のチームは全体練習後、レテギを含む全てのストライカーがマーカーに背を向けながらボールをプロテクトする技術など、非常に具体的なボールコントロールの練習を実施している。レテギ? 本当に熱心に学ぶ少年だよ。できる限り最高のストライカーに仕立て上げたい」 2023.09.29 16:10 Fri

ジェノアの記事ランキング

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グズムンドソンが欲しいインテル、獲得にはアルナウトビッチ売却がマストも…

インテルがオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチ(35)を売却したいようだが…。イタリア『カルチョメルカート』が伝える。 アルナウトビッチは昨夏13年ぶりにインテル復帰。09-10シーズンのトレブルを唯一知る35歳は、バックアッパーとして要所要所で存在感を発揮し、ほぼほぼ途中出場の公式戦35試合で7得点3アシストを記録した。 ただ、クラブはこれらにさほど満足せず、ジェノアからアイスランド代表FWアルベルト・グズムンドソン(26)の獲得を目指していることもあり、位置付けは「売却」。そのパーソナリティからくる奔放さ、波の大きさも、外野の目に触れないところで引っかかっているという。 しかし、やはりイタリアでプレーするフットボーラーにとって「ミラノでの生活」は心地よいようで、アルナウトビッチ側はあと1年残す契約を盾に断固拒否しているとのこと。 幸いにもピエロ・アウシリオSDらはこの状況下でノンストレス。アントニオ・コンテ監督時代と違い、アルナウトビッチとグズムンドソンの入れ替えを求める現職シモーネ・インザーギも、過度には圧力をかけない穏健派だ。 アルナウトビッチはこれからユーロ2024へ向かうため、今後もインテルがこの35歳の売却を図るなら、「時間と忍耐が必要」とのことだ。 2024.06.12 15:10 Wed
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新生インテルが「ゾマーの後継者」探しを加速へ…今夏バックアップ獲得で来季への準備なるか

新生インテルがスイス代表GKヤン・ゾマー(35)の後継者探しを加速する。 現インテルの正GKはゾマー。昨夏2年契約で加入し、スクデット奪還の立役者の1人となった国際経験も豊富な35歳だが、イタリア『カルチョメルカート」いわく、24-25シーズンで満了となる契約の延長は十中八九ないという。 オークツリーへの体制移行で“慧眼”ジュゼッペ・マロッタ氏が新会長となるなか、今後補強活動で重要性が増していくのが、現スポーツ・ディレクター(SD)のピエロ・アウシリオ氏。幹部全員が一致するゾマーへの信頼は一旦隅におき、ゾマーの後継者探しを加速する見通しだ。 具体的な獲得候補1人目は、以前からよく名前の上がる“ブラジル国内No.1守護神”、アトレチコ・パラナエンセのブラジル代表GKベント(24)。 イタリア国籍も保有するベントは、昨秋ブラジル代表から初めてお声がかかり、今年3月の国際親善試合、イングランド代表戦とスペイン代表戦に2試合連続先発出場。2024シーズンの国内では、公式戦26試合出場で13試合無失点と「クリーンシート」の多さが光る。 ただし、獲得にはかなりのコストを要するとのことで、アウシリオSDは別の候補も準備。ジェノアの元スペイン代表GKホセフ・マルティネス(26)だ。 J・マルティネスはバルセロナ下部組織出身のGKで、ラス・パルマスでプロデビュー後、RBライプツィヒ時代の2021年に23歳でスペイン代表初キャップ。ライプツィヒで定位置を確保できなかったためにラ・ロハはこれっきりだが、昨季加入のジェノアで正GKとなり、今季のセリエA昇格と残留に大きく貢献した。 また、インテルはウディネーゼのナイジェリア代表GKマドゥカ・オコイェ(24)もリストアップしているそうだが、こちらは安価で獲得できるのが間違いない一方、スターターを任せられるほどの確信がない模様。 したがって今日現在、ゾマー後継者の優先順位は、1番手ベント、2番手ホセフ・マルティネス。オコイェは複数いる候補の1人にすぎないと位置付けられている。 インテルとしては、今夏中にベント(仮)を獲得し、1年間ゾマーのバックアップを任せて来季からポジション交代…これを理想としているようだ。 2024.06.08 14:00 Sat
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鈴木彩艶がセリエA挑戦? 正GKにインテル接近のジェノアが後釜としてリストアップ

シント=トロイデンの日本代表GK鈴木彩艶(21)にセリエA挑戦の可能性だ。 今回の代表ウィークではパリ・オリンピックが迫るU-23日本代表の活動に参加したが、フル代表にも絡む存在となる鈴木。昨夏に浦和レッズからシント=トロイデンにレンタル移籍し、公式戦32試合でゴールマウスを守った。 ベルギーを舞台に初の海外挑戦でまとまった出番を掴み、今年2月に浦和からの完全移籍に移行したばかりの鈴木だが、イタリア『スカイ』によると、ジェノアがリストアップしているようだ。 ジェノアでは今季も正GKを務めた元スペイン代表GKホセフ・マルティネス(26)にインテル行きの可能性。クラブ間で最初の交渉が行われ、ジェノアは並行して後釜探しに着手するという。 そこでレアル・オビエドのスペイン人GKレオ・ロマン(23)とともにリスト入りしたのが鈴木とのこと。これからこの話が進展していくのか注目だ。 2024.06.14 12:40 Fri
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インテルがジェノアへ若手を大量提示…ホセフ・マルティネスの獲得コスト削減へ譲歩狙う

インテルがジェノアへ若手を大量に提示しているという。イタリア『カルチョメルカート』が伝える。 スイス代表GKヤン・ゾマー(35)の後継者探しに本腰を入れるインテル。アトレチコMGのブラジル代表GKベントを「高額すぎる」として諦め、現在獲得交渉中なのが、ジェノアの元スペイン代表GKホセフ・マルティネス(26)だ。 交渉成立に備えてジェノアが日本代表GK鈴木彩艶(21)をリストアップする一方、インテルは何としてでも今夏中にGKを確保しておきたい模様。J・マルティネスの獲得交渉にあたり、若手の譲渡をジェノアへ提示したそうだ。 その面々は、ウルグアイ代表FWマルティン・サトリアーノ(23)、U-21イタリア代表MFガエタノ・オリスタニオ(21)、U-21イタリア代表FWセバスティアーノ・エスポージト(21)、U-21イタリア代表DFマッティア・ザノッティ(21)。いずれもレンタル放出中の21〜23歳だ。 J・マルティネスの獲得と引き換えに、インテルから1人ないし2人がジェノアへ…レンタル移籍か完全移籍か形態は不明瞭だが、マロッタ・インテルがJ・マルティネスに注力していることは間違いなさそうだ。 2024.06.17 16:10 Mon
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充実のスカッド誇るインテル、タレミ&ジエリンスキも確保して…次はどこを補強?

インテルの補強戦略をイタリア『カルチョメルカート』が考察する。 2020-21シーズン以来3季ぶりのスクデットに限りなく近づいたインテル。チャンピオンズリーグ(CL)はベスト16でショッキングな敗退を喫するも、シモーネ・インザーギ監督の評判が下がるものではない。強固なチームがそこにある。 気が早いかもしれないが、来季に向けてはポルトのイラン代表FWメフディ・タレミ(31)、ナポリのポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキ(29)を実質確保済み。ジュゼッペ・マロッタCEOが“伝家の宝刀”フリー獲得で釣り上げたとされる。 現時点でかなりの充実度を誇るスカッドに対し、(おそらく)最前線と中盤を拡充。では、ここからさらに競争力と刺激を加えるべきポジションとは、どこになるだろうか。 『カルチョメルカート』は「グズムンドソン・スタイル」というワードを創造し、攻撃に彩りをもたらすクラックの獲得を提唱する。 由来はジェノアのアイスランド代表FWアルベルト・グズムンドソン(26)。彼はジェノアで主に2トップの一角を任され、シャドーストライカー気味に自由に動き回るドリブラー。今季はセリエA28試合で11得点3アシストを記録する。 また、下部組織で育てた若手タレントを登用するのも面白いと指摘。インテルからモンツァへ貸し出し中のアルゼンチン代表MFヴァレンティン・カルボーニ(19)は、185cmのスラリとした攻撃的MFで、友好関係にあるモンツァでは途中出場メインながらも定期的にプレーする。先月28日にA代表デビューも飾った新進気鋭の若手だ。 昨夏ボローニャへ完全移籍で売却したU-21イタリア代表MFジョバンニ・ファビアン(21)は、今季がキャリア初のセリエAながらも20試合出場で5得点2アシスト。チームが中盤戦からグングン順位を上げるとともに先発起用も増え、直近7試合で3得点2アシスト…いま最も評価を高める1人だ。 こちらは“2025年夏”に1200万ユーロ(約19億7000万円)の買い戻しオプションが発生する契約となっているが、今夏での復帰はあるだろうか。 このように、グズムンドソン、カルボーニ、ファビアンと並べた『カルチョメルカート』。しかし同時に、インテルはグズムンドソンに確かな関心を寄せつつも、カルボーニは来季も再レンタルさせる方針であると紹介している。 AZの日本代表DF菅原由勢(23)への継続的なリストアップも報じられるインテル。今夏はどう動くだろうか。 2024.04.06 19:10 Sat

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