【セリエA第34節プレビュー】3位ユベントスvs2位ミランの上位対決

2024.04.27 07:30 Sat
Getty Images
前節はインテルがミランとのダービーを制し、3季ぶり20度目のスクデットを確定させた。残り5試合の注目は5位までに与えらえる来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いと、3チームが自動降格となる残留争いに絞られた。そして今節は来季のCL出場権獲得に迫る3位ユベントス(勝ち点64)と2位ミラン(勝ち点69)による上位対決が行われる。

ユベントスは前節、敵地でのカリアリ戦を2点を先行される展開から辛くも追いつきドロー。前々節インテル相手に引き分けに持ち込んでいた相手にやはり苦戦を強いられた。そして火曜に行われたコッパ・イタリアではラツィオに終始劣勢を強いられた中、途中出場FWミリクの一撃で1-2とし、1stレグのアドバンテージを生かして決勝に進出した。苦しい内容の試合が続いているが、何とか結果を出してシーズン最終盤を迎えている状況だ。コッパ・イタリア優勝、CL出場権獲得に向けてミランとの上位対決を制し、勢いを付けることはできるか。

対するミランは前節、前述のようにインテルに敗れ、目の前で優勝を決められてしまった。史上初めての屈辱を受け、試合終了間際にはDFテオ・エルナンデスとDFカラブリアが退場に。さらに累積でDFトモリが出場停止とバックラインの主軸3枚を欠くが、勝利して鬱憤を晴らすCL出場権獲得となるか。
先週末の前節ボローニャとの上位対決ではホームで完敗したものの、木曜に行われたウディネーゼとの中断試合を劇的にラストプレー弾で制した5位ローマ(勝ち点58)は、8位ナポリ(勝ち点49)との太陽ダービーに臨む。ウディネーゼ戦を最高の形で制し、ボローニャ戦の敗戦を払拭できた中、前節エンポリ相手に低調なウノゼロ敗戦となったナポリを下し、翌木曜に行われるヨーロッパリーグ準決勝レバークーゼン戦に向かいたい。

前節ジェノア戦をボランチでスタメン出場したMF鎌田のアシストで制した7位ラツィオ(勝ち点52)は15位ヴェローナ(勝ち点31)と対戦。その鎌田はコッパ・イタリア準決勝ユベントス戦は欠場。完全休養となった中、ヴェローナ戦での活躍が期待されるところだが、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はベンチスタート予想に。仮に先発で出場した際には引き続きゴールに絡むプレーを期待したい。
その他、CL出場権獲得が現実味を増している4位ボローニャ(勝ち点62)はカンナバーロ監督が就任した17位ウディネーゼ(勝ち点28)と、コッパ・イタリア決勝進出を果たした6位アタランタ(勝ち点54/1試合未消化)は16位エンポリ(勝ち点31)と対戦する。

◆セリエA第34節
▽4/26(金)
フロジノーネ 3-0 サレルニターナ

▽4/27(土)
《22:00》
レッチェvsモンツァ
《25:00》
ユベントスvsミラン
《27:45》
ラツィオvsヴェローナ

▽4/28(日)
《19:30》
インテルvsトリノ
《22:00》
ボローニャvsウディネーゼ
《25:00》
アタランタvsエンポリ
ナポリvsローマ
《27:45》
フィオレンティーナvsサッスオーロ

▽4/29(月)
《27:45》
ジェノアvsカリアリ

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【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.8 “リッピ・ハードワークスタイル”プラティニ以来のCL制覇/ユベントス[1995-96]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.8</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">1995-96シーズン/ユベントス 〜リッピ・ハードワークスタイル〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/1995-96juventus.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:マルチェロ・リッピ(48) 獲得タイトル:チャンピオンズリーグ 攻撃力7:★★★★★★★☆☆☆ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント7:★★★★★★★☆☆☆ 連係10:★★★★★★★★★★ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆</p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">プラティニ以来のCL制覇</div> ユベントスは、この前シーズンの1994-95シーズン、新たにクラブの指揮官に招聘されたリッピの下で、9シーズンぶりのスクデットを獲得した。そして、その1994-95シーズン、エースロベルト・バッジョのケガにより台頭したのが新進気鋭のデル・ピエロだった。迎えた新シーズンでは、ミランへ去ったロベルト・バッジョの10番を託され、チームの新エースとして輝きを放っていく。 ユベントスは、CLでドルトムントらと同居したグループリーグを首位で突破。決勝トーナメントでレアル・マドリーとナントを破って決勝へと勝ち進んだ。オランダ代表がひしめくアヤックスとの決勝ではPK戦までもつれ込む激闘となったが、GKペルッツィが2人のキックを止める活躍を見せ、1985-84シーズン以来のヨーロッパ王者に輝いた。 当シーズンのセリエAでは2位に終わったが、その後はジダン(1996年)やF・インザーギ(1997年)を獲得してセリエA2連覇を達成。CLでも3年連続で決勝に勝ち進むなど、90年代後半にミランに代わってイタリアの盟主の座に君臨した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">徹底されたプレッシング</div> 基本戦術は守備に重きを置いたスタイル。前線から積極的にプレスをかけてボールを奪うと、前線のタレントを生かした攻撃を敢行した。個々のポジションに世界的なタレントを有していたわけではないが、リッピ監督の戦術を確実に遂行する選手が揃っていた。 ディフェンスラインの4枚はいずれも派手さはないが、堅実な守備を披露し、抜群の安定感を誇る守護神のペルッツィが最後尾に控えた。中盤にもパウロ・ソウザ、デシャン、コンテ、ユーゴビッチ、ディ・リービオという“仕事人”が絶えずボールホルダーにプレッシャーをかけ、相手から自由を奪った。 また、前線には得点感覚に優れるヴィアリが不動のエースストライカーとして君臨。さらに、脇には献身的な守備と勝負強さが光るラヴァネッリと若きエースのデル・ピエロを擁した。彼らの個人スキルを生かした攻撃で相手ディフェンスを圧倒した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FWアレッサンドロ・デル・ピエロ(21)</span> 彼のデビューまではロベルト・バッジョの閃きに依存した攻撃を行っていたが、リッピ監督の就任を機にユベントスの将来を担う若者にバトンが渡された。デル・ピエロは類稀なる才能を有すファンタジスタであったが、忠実に守備を行うなどチーム戦術にも呼応。エースとしてタイトル獲得に多大なる貢献をした。また、左45度から繰り出す芸術的なゴールは“デル・ピエロゾーン”と呼ばれた。 2019.04.07 12:00 Sun
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フィジカルお化け・クリロナ(34)の食事療法が判明! 毎日5~6食で睡眠は十分に!

衰えを知らないポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(35)の見事な肉体維持に関する秘密が明らかになった。イギリス『サン』が伝えている。 フットボール界屈指の肉体美を持つ選手を聞かれれば、多くのファンが口を揃えてC・ロナウドの名を挙げるだろう。2月に35歳になる彼の身体は、一目で強く印象に残るほど洗練されている。 <div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " id="cws_ad"><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJJUTNld002ViIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div> そして、そのフィジカルを生かしたプレーもすさまじい。キャリア全体でここまで600を超えるゴールを記録し、ユベントス加入2年目の今シーズンも16得点。とりわけ、今季初のハットトリックを達成した6日のカリアリ戦を含む直近6試合では、6戦連発9得点という驚異的な数字を残している。 では、どうして来月アラフォーを迎えるC・ロナウドがここまでのパフォーマンスを長年続けることが出来るのだろうか。それは日々の食事に他ならないとメディアは語る。 伝えられるところによると、ユベントスのストライカーは日程に応じて、日々の食事内容や回数を変えており、最大で6食という日もあるようだ。また、強靭な体をキープするには睡眠も不可欠。毎日必ず8時間は眠る他、こまめに昼寝をして、筋肉をリラックスさせているようだ。 本人も以前、「トレーニングで最大限の効果を発揮させるためにはよく眠ることが非常に重要だ。筋肉の回復に役に立つ」と発言している。 そして、『サン』はある1日の食事例として、以下のような献立を掲載している。 【朝食】ハム、チーズ、低カロリーヨーグルト 【昼食1部】チキンサラダ 【昼食2部】マグロ、オリーブ、卵、トマト 【間食】フレッシュフルーツ、アボカドトースト 【夕食1部】メカジキ、サラダ 【夕食2部】ステーキ、イカリング これを見ると、C・ロナウドの食事の多くは魚が占めており、マグロやメカジキ、タラなども好んで食べているようだ。また、高タンパク低脂肪で知られる鶏肉は、曰く「魔法」とのこと。 さらに、これは大金持ちならではであるが、5万ポンド(約710万円)を費やし、凍結治療室を作ったという。凍結療法は筋肉痛を解消し、腫れや炎症、捻挫を和らげる効果があるという。 そして、奥さんと4人の子を持つC・ロナウドは「トレーニングや体調管理はとても重要だけど、リラックスしたライフスタイルを送ることが肉体的にも精神的にも最高の状態を保つ秘訣だよ」と語る。 2020.01.14 16:30 Tue
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イタリア代表が選手入れ替え、ロカテッリが8カ月ぶりにに復帰! かつてスパレッティ監督が批判も現在は改善「上手くやっている」【UEFAネーションズリーグ】

イタリアサッカー連盟(FIGC)は11日、UEFAネーションズリーグ2024-25に臨むイタリア代表メンバーの変更を発表した。 8日に発表していた23名から、MFサムエレ・リッチ(トリノ)が離脱した。リッチは9日に行われたセリエA第12節のユベントスとのトリノダービーで先発出場したものの、64分に負傷交代していた。 なお、追加招集はMFマヌエル・ロカテッリ(ユベントス)に決定。ロカテッリは今年3月の活動を最後にイタリア代表に招集されておらず、ユーロ2024もメンバー入りしていなかった。 イタリア代表を指揮するルチアーノ・スパレッティ監督は「彼を回復させるのは非常に困難だっただろう。我々はクラブとこの関係を始めた。もし選手がケガをするリスクがあるなら、我々は彼を連れてくるつもりはない」と、負傷の状況を鑑み、リスクを取らない決断をしたとした。 また、8カ月ぶりの復帰となったロカテッリについては「私は彼に何かが欠けていると批判し、彼を欧州選手権に連れて行かなかった。今、私は彼がそれをしているのを見ており、私はマヌエルに対して何も反対しない。ミッドフィールダーとして彼とロベラは非常にうまくやっているので、彼らにプレーさせて自信を持ってプレーしてもらおう」と、自身が批判していた部分が解消されていると明かした。 イタリアはここまで4試合を戦い3勝1分け。リーグA・グループ2で首位に立っている中、14日にアウェイでベルギー代表と、17日にホームでフランス代表と対戦する。 2024.11.12 13:55 Tue
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「リバプールがダメというわけではなく…」セリエA最優秀GKディ・グレゴリオの代理人がユベントス入りの経緯明かす「約束を守った」

イタリア人GKミケーレ・ディ・グレゴリオ(26)の代理人が、ユベントス移籍の背景を語った。 インテルの下部組織出身で、以前はレンタル移籍を繰り返していたディ・グレゴリオ。しかし、2020-21シーズンに当時セリエBを戦っていたモンツァに貸し出されると、2022年夏には完全移籍へ移行した。 加入後から正守護神の座を守り、2022-23シーズンにはチームがセリエAへ昇格。セリエAで33試合に出場した2023-24シーズンは、14回のクリーンシートを達成し、リーグ最優秀GK賞にも輝いた。 ユーロ2024を戦うイタリア代表メンバーにこそ入らなかったものの、5日にはユベントスへのステップアップが決定。買取義務付きのレンタル移籍が実現した。 代理人を務めるカルロ・アルベルト・ベッローニ氏は、イタリア『トゥット・スポルト』のインタビューに対応するなかで、今回の移籍の経緯を説明。スポーツ・ディレクター(SD)のクリスティアーノ・ジュントリ氏が、ユベントスやインテル、ラツィオで活躍した元イタリア代表GKに姿を重ね、獲得の熱意を伝えたようだ。 「ディレクターは彼を強く望んでいた。ディ・グレゴリオのプレーにアンジェロ・ペルッツィを見たと何度も言っていた」 「ユベントスへの移籍について交渉していた時、ジュントリはディグレ(ディ・グレゴリオ)に、『勝利するチームは強力なGKによって作られるもので、セリエAで最高のGK、つまりディ・グレゴリオをチームに迎え入れたい』と言っていた」 「我々は、他のクラブならもっと魅力的だったかもしれない経済的な部分に目を向けなかった。ヴェッキア・シニョーラ(老貴婦人/ユベントス)を高いレベルに戻したいというジュントリ氏の願望に心を打たれたんだ。そしてミケーレは主人公としてその一員になりたいと思っている」 また、6月にはリバプールから高額なオファーも届いていたとのこと。プレミアリーグのクラブよりユベントスを優先した理由を語った。 「レッズからの強い関心があったが、リバプールがダメというわけではなく、ユーベとの約束を守っただけだと強調したい。我々は数カ月前にジュントリと握手を交わしていたし、その合意を尊重したいと考えていた。GKにとってユーベはプレーするのに最適なクラブの代表例だ。歴史が物語っている」 2024.07.10 17:58 Wed
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再び残留希望を強めたシュチェスニー、クラブに失望したハイセンとデ・シリオ…ユベントスが抱える「3つの緊張」とは

イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によると、ユベントス内部には「3つの緊張」があるという。 ユベントスは今夏、ブラジル代表MFドウグラス・ルイス(26)、フランス代表MFケフラン・テュラム(23)、イタリア人GKミケーレ・ディ・グレゴリオ(26)などといった即戦力を獲得。 しかし、昨季中から「今夏の目玉」と言われてきたアタランタのオランダ代表MFトゥン・コープマイネルス(26)獲得には至らず。実現にはU-23アルゼンチン代表FWマティアス・スーレ(20)の売却による収益が必要だという。 そんななか、ディ・グレゴリオの加入に伴い、守護神の座を明け渡すことになるとされるのが、チームリーダーの1人でもあるポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニー(34)。 世代交代を図るユーベが根気強く続けてきたアル・ナスルへのシュチェスニー売却交渉は破談し、一時は不本意ながらも退団を覚悟していた選手本人が、破談により再び残留の意志を固くしているとされる。 また、昨季後半戦でローマへ武者修行していたU-21スペイン代表DFディーン・ハイセン(19)が、ユーベに対して失望しているとのこと。 昨季途中に下部組織から昇格し、ローマでの経験を経た今夏の本格的なトップチーム入りを期待していたそうだが、早々と移籍リストに入れられたことに呆れ、今やビッグクラブ移籍で気持ちが決まっているという。 また、古参の元イタリア代表DFマッティア・デ・シリオ(31)は、ドイツでのプレシーズン遠征メンバーから外されたことに失望。状況からして構想外なのは明白だが、こちらはモンツァへの移籍が濃厚とみられている。 残留ひいては「ユーベで引退」の意志が強いシュチェスニー、退団に傾くハイセンとデ・シリオ。ユベントスにとってとりわけ難しそうなのは、シュチェスニーへの対応か。 2024.07.23 15:25 Tue

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