ヴィルツPK弾で10人ウニオンに競り勝ったレバークーゼンが9連勝達成! 2位バイエルンと16pt差で初優勝秒読みに【ブンデスリーガ】

2024.04.07 00:38 Sun
Getty Images
ブンデスリーガ第28節、ウニオン・ベルリンvsレバークーゼンが6日にアルテ・フェルステライで行われ、アウェイのレバークーゼンが0-1で勝利した。

前節、ホッフェンハイムとの接戦を後半終盤の2ゴールで鮮やかに2-1で逆転勝利した首位のレバークーゼン。さらに、ミッドウィーク開催のDFBポカールでは2部のデュッセルドルフを4-0で一蹴し、公式戦無敗を継続すると共に決勝進出を果たした。

週明けにヨーロッパリーグ(EL)のウェストハム戦を控える過密日程の中で臨んだ今節は12位のウニオンのホームに乗り込んだ。シャビ・アロンソ監督は、ポカールから先発5人を変更。ボルハ・イグレシアス、フロジェクらが前線に入った。
立ち上がりからボールを握って押し込むレバークーゼン。11分にはヴィルツの仕掛けで得たボックス手前右の好位置からの直接FKを、キッカーのグリマルドが枠の左隅へ飛ばすが、これはGKレノウの好守に阻まれる。さらに、15分にも右サイドで細かい切り返しを見せたテラからの正確なクロスを、ゴール前で待ち構えていたイグレシアスがドンピシャのヘディングシュート。しかし、これもレノウの見事な反射神経にはじき出された。

序盤にゴールを奪い切れなかったものの、相手にチャンスを与えることなく冷静にゲームをコントロールするレバークーゼン。前半半ばにはフロジェクの負傷でアドリのスクランブル投入を余儀なくされたが、テラとグリマルドの両ウイングバックを起点に幾度か惜しい場面も作り出す。
すると、前半終了間際にはテラの仕掛けをファウルで止めたゴセンスに2枚目のイエローカードが掲示され、数的優位を手にする。さらに、このプレーで得たFKの流れからゴール前で混戦を作ると、インカピエのシュートをボックス内のトリメルが意図的に肘を使ってブロックしたとの判定でPKを獲得。これをキッカーのヴィルツが冷静に左隅へ蹴り込み、前半アディショナルタイム8分の先制点とした。

先制点と共に数的優位を手にして試合を折り返したレバークーゼン。後半は早い時間帯に追加点を奪って勝負を決めたいところだったが、勝ち点奪取へ粘りの戦いを見せるウニオンの堅守に苦戦。なかなか決定機を作れない。

この停滞した流れを受け、シャビ・アロンソ監督はイグレシアスを下げてボニフェイスを投入。さらに、足を痛めたテラに代えてフリンポンをピッチに送り込む。そして、同点ゴールを目指して終盤にリスクを冒して前に出てきた相手を引っくり返す形で2点目を目指すが、後半はなかなか崩しの局面でうまくいかず。

結局、最少得点差のまま後半終盤を迎えた首位チームは、後半アディショナルタイムの決定機もアドリが仕留め切れない。その後、相手の決死のパワープレーに冷や汗をかく場面もあったが、何とか逃げ切ってリーグ9連勝を達成。

また、今節2位のバイエルンが敗れたことで勝ち点差は残り6試合で「16」に広がり、悲願のブンデスリーガ初優勝は秒読み段階に入った。

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