新天地ミランで活躍中のプリシック、自らの成長に驚き「右サイドで快適に過ごせるとは思っていなかった」

2024.03.26 17:45 Tue
ミランで結果を残しているプリシック
Getty Images
ミランで結果を残しているプリシック
アメリカ代表FWクリスチャン・プリシックミランでの幸せを語った。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。

昨夏チェルシーからミランへ移籍し、すぐに右ウイングのレギュラーの座を掴んだプリシック。ここまで公式戦39試合に出場し12ゴール8アシストと、チームの課題だった右サイドの攻撃力を底上げしている。

そんなプリシックは24日、アメリカ代表としてCONCACAFネーションズリーグ決勝のメキシコ代表戦でプレー。2-0の勝利に貢献し、大会3連覇を味わった。
試合後、アメリカ『CBS Sports』の取材に応じたプリシックは、イタリアの地での成功に言及。ミランでの好調が代表にも良い影響をもたらしているようだ。

「ミラノでの生活が大好きだ。最高だよ。プレーを見ていればわかると思うが、再び自信を取り戻した」
「あそこは素晴らしいよ。だけど、アメリカに戻って再びトロフィーを獲得することもできる。こうして代表へ戻るのが本当に好きなんだ」

また、プリシックはミランで新たな発見があったともコメント。選手としての幅を着実に広げている。

「正直なところ、右サイドで快適に過ごせるとは思っていなかった。だけど僕はいつだって左サイドでプレーするのが好きだ。それでも右サイドに戻ることはできる」

「多くのことを学んだ。自分のプレーの仕方も随分変わったし、ボックス内に侵入して右サイドからでも得点する方法を見つけた。僕は両サイドでうまくやれると思う」

クリスチャン・プリシックの関連記事

ミランは9日、セリエA第36節でボローニャとホームで対戦し、3-1で勝利した。 公式戦3連勝中の9位ミラン(勝ち点57)は、直近のヴェネツィア戦の先発からフォファナをジョアン・フェリックスに変更した以外は同じメンバーを採用。最前線にヨビッチ、2シャドーにフェリックスとプリシックを並べた[3-4-2-1]で試合に臨 2025.05.10 06:00 Sat
セリエA第34節、ヴェネツィアvsミランが27日にスタディオ・ピエル・ルイジ・ペンツォで行われ、アウェイのミランが0-2で勝利した。 前節、アタランタに競り負けて9位に転落したミラン。ミッドウィークのコッパ・イタリア準決勝では宿敵インテルとのデルビーに3-0で完勝。2戦合計4-1で決勝進出を決めた。その勢いに乗っ 2025.04.27 21:34 Sun
ミランのセルジオ・コンセイソン監督が15日に行われ、2-1で逆転勝利したセリエA第29節コモ戦を振り返った。 前節のレッチェ戦を逆転勝利として連敗を3で止めた9位ミランが連勝を目指した13位のコモをホームに迎えた一戦。 前半にビハインドを負ったミランは迎えた後半、53分にMFタイアニ・ラインデルスのスルーパ 2025.03.16 10:15 Sun
セリエA第29節、ミランvsコモが15日にサン・シーロで行われ、ホームのミランが2-1で逆転勝利した。 前節、レッチェ相手に2点差を引っくり返す逆転勝利を収めてリーグ連敗を「3」でストップした9位のミラン。連勝を目指した今節は13位のコモをホームで迎え撃った。コンセイソン監督はその前節から先発2人を変更。サスペン 2025.03.16 04:09 Sun
アメリカサッカー連盟(USSF)は11日、CONCACAFネーションズリーグ2024-25に臨むアメリカ代表メンバー23名を発表した。 マウリシオ・ポチェッティーノ監督が就任したアメリカ代表。2026年の北中米ワールドカップの開催地でもあり、予選がない中でチームの強化を行っている。 北中米カリブ海サッカー連 2025.03.12 07:30 Wed

ミランの関連記事

ミランのセルジオ・コンセイソン監督が14日に行われ、0-1で敗れたコッパ・イタリア決勝ボローニャ戦後にコメントした。 準決勝でインテルの三冠を阻んで決勝に進出し、22年ぶり6度目の優勝を目指して臨んだ決勝。拮抗した展開をゴールレスで終えた中、後半開始8分に失点したミランはそのまま反撃できずにボローニャの前にウノゼ 2025.05.15 09:30 Thu
ボローニャのヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督が14日に行われ、1-0で勝利したコッパ・イタリア決勝ミラン戦後にコメントした。 今季、60年ぶりに欧州最高峰の舞台に戻ってきたボローニャ。チアゴ・モッタ前監督の後任となったイタリアーノ監督は主力が引き抜かれたチームの中、チームとして初出場のチャンピオンズリーグ(CL 2025.05.15 08:45 Thu
コッパ・イタリア決勝ミランvsボローニャが14日に行われ、0-1でボローニャが勝利した。 準決勝でエンポリを下した51年ぶり3度目の優勝を狙うボローニャと、インテルの三冠を阻んだ22年ぶり6度目の優勝を狙うミランによる決勝。 5日前にセリエAで対戦した際、3-1で逆転勝利していたミランは2選手を変更。フェリ 2025.05.15 06:01 Thu
マンチェスター・シティが、ミランのオランダ代表MFタイアニ・ラインデルス(26)の獲得へ動き始めた。イギリス『The Athletic』が報じている。 昨シーズン、AZから加入後すぐさまロッソネリの主力に定着したラインデルスは、今シーズンより一層存在感を高めてチームの絶対的な主軸に。 ここまでは不振のチーム 2025.05.14 19:38 Wed
ミランのセルジオ・コンセイソン監督が14日に行われるボローニャとのコッパ・イタリア決勝を前日に控えた会見に臨んだ。 セリエAでは8位と振るわない中、インテルの3冠を阻んで進出したコッパ・イタリア決勝では、5日前にセリエAで対戦し、3-1で逆転勝利したボローニャと対戦する。 タイトルマッチであることに加え、来 2025.05.14 14:30 Wed

セリエAの関連記事

ユベントスのレジェンドであるレオナルド・ボヌッチ氏(38)が来季、ユースチームの監督かファーストチームのコーチとして復帰する可能性があるようだ。イタリア『トゥットスポルト』が報じている。 ユベントスで8度のセリエA制覇に貢献したボヌッチ氏は昨季、ユベントスを退団。ウニオン・ベルリン、フェネルバフチェでプレーした後 2025.05.17 13:00 Sat
フィオレンティーナは15日、イタリア代表DFピエトロ・コムッツォ(20)との契約を2029年6月30日まで延長したことを発表した。 2019年からフィオレンティーナの下部組織に在籍するコムッツォは185cmのセンターバック。2023年10月のナポリ戦でファーストチームデビューを飾ると、今シーズンはセンターバックの 2025.05.15 21:02 Thu
マンチェスター・シティが、ミランのオランダ代表MFタイアニ・ラインデルス(26)の獲得へ動き始めた。イギリス『The Athletic』が報じている。 昨シーズン、AZから加入後すぐさまロッソネリの主力に定着したラインデルスは、今シーズンより一層存在感を高めてチームの絶対的な主軸に。 ここまでは不振のチーム 2025.05.14 19:38 Wed
セリエA懲戒委員会は13日、ユベントスのフランス人DFピエール・カルルに対し、2試合の出場停止処分を科した。 カルルは10日に行われたセリエA第36節ラツィオ戦の57分、振り上げた手が相手FWタティ・カステジャノスの顔面に直撃し、VARの末に一発退場となっていた。 残り2試合、ウディネーゼ戦とヴェネツィア戦 2025.05.14 11:30 Wed
ユベントスは13日、アメリカの自動車メーカーであるジープ社と2028年6月まで契約した。ユニフォームのメインスポンサーとなる。契約料は総額6900万ユーロ(約113億8000万円)とのこと。 契約料の内訳は今季終了までに400万ユーロ、来季に1900万ユーロ、残り2シーズンが2300万ユーロとなる。 ユベン 2025.05.14 09:30 Wed

クリスチャン・プリシックの人気記事ランキング

1

“どうしてもCLに出たい” 30歳迎えてセリエBに舞台を移したベラルディが移籍願望明言、ミランが再参戦か

ミランがサッスオーロの元イタリア代表FWドメニコ・ベラルディ(30)を再びリストアップしたという。 16歳でのサッスオーロ入りから14年。一時的に保有権だけユベントスへ移った時期こそあれど、諦めきれなかったクラブに売却時の倍額で買い戻され、今日に至るベラルディ。 常にカルチョトップクラブの補強リストに名を連ねてきたが、夏が来るたび移籍は実現せず、そうこうしているうちにサッスオーロがセリエB降格。ベラルディは30代突入とともに、トップディビジョンを離れることとなった。 迎えた今季は、負傷でセリエB開幕7試合を欠場し、今月5日の第8節で途中出場から復帰。チームが格下チッタデッラに6-1と圧勝したなか、ベラルディは最後の6点目をアシストした。 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ここにきてミランが再びベラルディをリストアップ。背景には、ベラルディがチッタデッラ戦後のインタビューで「まだ移籍希望がある」と発言したこともあるそうだ。 「昨年はユーベに行けず、クラブ側と口論にもなった。僕にはどうしても満たしたい野心がある。それは、チャンピオンズリーグ(CL)のアンセムを直に聞くことだ」 ミランに関しては、現状あくまでリストアップ。ベラルディが本職とする右ウイングはFWクリスチャン・プリシックが定位置を固め、安く獲得できてもバックアッパーか。また、FWサムエル・チュクウェゼの売却も必須とされる。 補足として、チュクウェゼは「サウジアラビアに熱心な求婚者がいる」そう。またベラルディはサッスオーロとの契約が2027年6月までで、年俸は300万ユーロ(約4.8億円)だそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】ミラン時代のキレキレロナウジーニョ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Football’s poetry <br><br>Everytime Ronaldinho found the net in Rossonero <a href="https://twitter.com/hashtag/SempreMilan?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#SempreMilan</a></p>&mdash; AC Milan (@acmilan) <a href="https://twitter.com/acmilan/status/1845404520798683195?ref_src=twsrc%5Etfw">October 13, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.16 17:05 Wed
2

「PKを2つ外せば…」 連勝ストップのミラン、指揮官は相手のPK判定や自軍のキッカー選択を追及 「二度とあってはならない」

ミランのパウロ・フォンセカ監督が敗戦を悔いた。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。 6日、セリエA第7節でフィオレンティーナとのアウェイゲームに臨んだミラン。リーグ戦4連勝を目指すと、序盤のPKはフランス代表GKマイク・メニャンがストップしたが、古巣対戦のフランス人MFヤシン・アドリに先制点を決められる。 前半終盤にはPKを獲得したが、フランス代表DFテオ・エルナンデスのシュートを元スペイン代表GKダビド・デ・ヘアに止められ、1点ビハインドで折り返し。後半はアメリカ代表FWクリスチャン・プリシックのゴールで追いついたが、元イングランド代表FWタミー・エイブラハムによる2つ目のPKも止められ、73分のロングボールからの失点がフィオレンティーナの決勝弾となった。 リーグ戦4連勝を逃し、チャンピオンズリーグ(CL)のレバークーゼン戦から公式戦2連敗となったフォンセカ監督。内容を振り返り、2度のPK失敗が大きかったと語っている。 「これまでは今日のようなプレーでうまくやっていた。フィオレンティーナはあまりチャンスを作らなかったし、前半のパフォーマンスは十分ではなかった」 「先制点はスローインからで、アグレッシブさとデュエルの問題だった。フォームの問題ではない。PKを2つ外し、最後のようなゴールを許してしまえば、あれだけ多くのチャンスを生み出したとしても勝つのは難しくなる」 「決定的なゴールをどのように許したか説明するのは難しい。前半はうまくスペースを埋められなかった。そしてアグレッシブさがなく、セカンドボールを支配できずに失点してしまった」 また、相手チームの分も含め計3度あったPKにも言及。テオ・エルナンデスが与えたPKに関しては判定に疑問を唱えたが、テオ・エルナンデス、エイブラハムがキッカーを務めた自分たちのPKに関しては、選手たちの判断に苦言を呈した。 「私はサッカーが大好きで、どんな些細な接触もペナルティであると言う以外、この騒ぎには関与したくない。サッカーはそういうものではない」 「我々のPKキッカーはプリシックだ。なぜ選手たちが考えを変えたのかはわからない。私は彼と話し、このようなことは二度とあってはならないと言った」 <span class="paragraph-title">【動画】デ・ヘアの壁厚く…フィオレンティーナvsミラン ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="cNhCacWrpgo";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.07 16:11 Mon
3

就任2戦目で黒星、アメリカ率いるポチェッティーノ監督はファンへ要求「我々は時間が欲しい」「学べるのは我々だけ」

就任後2選目で敗戦を喫したアメリカ代表のマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、メキシコ代表戦を振り返った。『ESPN』が伝えた。 2026年北中米ワールドカップ(W杯)の開催地の1つでもあるアメリカ。W杯に向けた予選がなく、強化試合を続けていく中、不在だった指揮官は10月からポチェッティーノ監督が率いることとなった。 クラブでの指導キャリアを持つポチェッティーノ監督。代表チームを指揮するのは初めての中、初陣となったパナマ代表戦では2-0で勝利。しかし、15日に行われたメキシコ戦は、0-2で敗れて黒星を喫した。 チームを立ち上げたばかりということもあり、簡単に結果を出すのは難しいなか、ポチェッティーノ監督はメキシコ戦について言及。改善していきたいとした。 「全体的に見て、メキシコは我々より少し優れていたと思うし、勝利に十分値するチームだった」 「しかし我々にとってこれは10日前に始めたプロセスであり、今日は我々の選手にとってプレーするのが非常に難しい場所を訪れる素晴らしい機会だった。この経験から改善し、学べるのは我々だけだと思う​​」 また、マーロン・フォッシー、ザック・ステッフェン、ウェストン・マッケニー、リカルド・ペピが負傷のためキャンプを離れ、クリスチャン・プリシックが疲労を考慮しチームを離脱していた。チームとしては戦力が十分に整っていたわけではない中、選手たちに感謝し、勝利したかったと語った。 「チームをスタートさせた時に、望んでいた選手が全員揃っていなかったと思うので、全員ががっかりしている」 「さまざまな理由で何人かの選手を失い、少し力不足でここまでたどり着いた」 「選手たちには感謝したい。彼らは素晴らしく、プロフェッショナルで、振る舞いも素晴らしかった。それだけだ。もちろん、メキシコでは負けた試合があるだけだ」 「我々は勝ちたかった。こういう試合に対して前向きになる必要があると思う。我々が持っている知識を向上させるために、このような試合をもっとプレーする必要がある」 ついに始動した新生・アメリカ代表。ポチェッティーノ監督は時間が必要だとし、しっかりと選手を知った上で、強化していきたいと語った。 「我々は時間が欲しい。選手全員を評価し、彼らを獲得し、彼らを知る時間が欲しい。そうすれば、私が見ているものよりはるかに根本的なことについて、より良い意見を伝えることができるだろう」 2024.10.16 19:25 Wed
4

ミランが後半ATの2ゴールで劇的逆転勝利! パルマの鈴木彩艶は好守見せるも軽率PK献上含む3失点【セリエA】

セリエA第22節、ミランvsパルマが26日にサン・シーロで行われ、ホームのミランが3-2で逆転勝利した。なお、パルマのGK鈴木彩艶はフル出場した。 前節、ユベントスとのビッグマッチに0-2で完敗となった8位のミランと、ヴェネツィアとの1-1のドローで3戦未勝利の16位パルマの一戦。 直近のチャンピオンズリーグ(CL)ではレオンのゴールを守り切ってジローナにウノゼロ勝利のロッソネリはその試合から先発2人を変更。負傷のエメルソン代役にカラブリア、ベナセルに代わってプリシックが復帰した。 対するパルマでは日本人守護神が引き続きスタメンに入り、新戦力のジュリッチがスタメンデビューとなった。 やや疲労感を窺わせるホームチームに対して、試合序盤はパルマも局面の勝負でイーブンの展開に持ち込み、拮抗した攻防が続いていく。 中盤の潰し合いがメインで、互いに決定機まで持ち込めずにいたが、アウェイチームが先手を奪った。24分、右サイドでヴァレリからサイドチェンジを受けたカンチェッリエーリが足を滑らせたDFテオ・エルナンデスとのマッチアップで果敢に仕掛け、ペナルティアーク付近から左足のコントロールシュートをゴール左下隅へ突き刺した。 一瞬の隙を突かれてビハインドを負ったホームチームはすぐさま反撃を開始。良い形でのトランジションから積極的に背後を狙うモラタがいくつかチャンスに絡むが、ことごとくオフサイドにかかる。 それでも、幸運な形で得たFKの流れから獲得した左CKの場面でニアにポジションを取って競ろうとしていたパブロビッチをGK鈴木が後ろから両手で突き倒すと、このプレーでPKを獲得。軽率なファウルでPK献上となった日本人GKとしては何とかミスを挽回したいところだったが、キッカーのプリシックがコースを読まれながらも左隅へ蹴り込んだ。 1-1のイーブンに戻った試合はややオープンな展開となったが、前半終了間際にボックス左に抜け出したラインデルスの決定機はGK鈴木が見事なセーブではじき出し、なんとか均衡を保った。 迎えた後半、ミランはテオとレオンを下げてバルテサーギ、ベナセルを同時投入。これでムサを右ウイング、プリシックを左ウイングに配置換えした。開始直後にはモラタにゴール前で決定機も、ここはGK鈴木のセーブと微妙なオフサイド判定でゴールとはならず。 以降は前半終盤の流れを踏襲するような行ったり来たりの展開が続くと、コンセイソン監督は再びの2枚替え。56分、モラタとフォファナを下げてエイブラハム。チュクウェゼを同時投入し、より攻撃的な布陣に変化した。60分にはラインデルスがミドルシュートを枠に飛ばすが、ここはGK鈴木が冷静にセーブした。 対するパルマは疲れの見え始めたジュリッチ、マン、エルナニを下げてカマラ、アルムクヴィスト、ハジ・モハメドとフレッシュなアタッカータイプの選手たちを送り込んだ。 以降も一進一退の攻防が続くなか、先にゴールをこじ開けたのはアウェイチーム。80分、ハーフウェイライン付近の左サイドでのパスカットからカウンターを発動。ゾームとのパス交換でゴール前に抜け出したカマラのシュートはGKメニャンの好守に阻まれるが、こぼれ球に反応したデル・プラートが無人のゴールへ泥臭く押し込んだ。 再びビハインドを背負ったミランはここからなりふり構わぬ姿勢でゴールを目指していく、88分にはパブロビッチがセットプレーから打点の高いヘディングシュートを叩き込んだが、ここはかなり際どいオフサイドでノーゴールに。 それでも、コンセイソン新体制で逆転の印象が色濃いロッソネリが土壇場で底力を示した。 まずは92分、ムサのラストパスでボックス右に抜け出したラインデルスがGK鈴木との駆け引きを制し、ニア下へ右足シュートを流し込んで同点に追いつく。続く95分にはパワープレーを仕掛けると、バルテサーギの左クロスをパブロビッチが頭で合わすと、うまく最終ラインと入れ替わる形でゴール前に飛び出したチュクウェゼが左ももに当てると、当たり損ねとなった浮き球のボールをGK鈴木がはじき出すことができず、ボールはそのままゴールラインを割った。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、後半アディショナルタイムの2ゴールで大逆転勝ちのミランがリーグ2戦ぶりの勝利を収め、CLディナモ・ザグレブ戦を挟んだ迎えるインテルとのデルビーへ弾みを付けた。 一方、破れたパルマは4戦未勝利で厳しい残留争いが続く。 ミラン 3-2 パルマ 【ミラン】 クリスチャン・プリシック(前38[PK]) タイアニ・ラインデルス(後47) サムエル・チュクウェゼ(後50) 【パルマ】 マッテオ・カンチェッリエーリ(前24) エンリコ・デル・プラート(後35) 2025.01.26 22:46 Sun
5

「教会にいるわけではない」劇的逆転勝利も選手と激しい口論、ミラン指揮官が弁明「ひと言多かったかもしれないが…」

ミランのセルジオ・コンセイソン監督が逆転勝利や選手とのひと悶着について語った。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。 セリエA前節はユベントスとのビッグマッチを0-2の敗戦で終えたミラン。26日に行われた第22節では日本代表GK鈴木彩艶がゴールマウスを守るパルマをホームに迎えた。 先手を取られる展開も、GK鈴木のファウルから得たPKをアメリカ代表MFクリスチャン・プリシックが決めて38分に同点。80分に再びビハインドを背負ったが、後半アディショナルタイムにオランダ代表MFタイアニ・ラインデルス、ナイジェリア代表FWサムエル・チュクウェゼのゴールが決まり、劇的な逆転勝利を収めた。 試合後、コンセイソン監督は「このような逆転劇は望んでいなかった」と言及。ハーフタイムでポルトガル代表FWラファエル・レオンとフランス代表DFテオ・エルナンデスを下げた判断についても語った。 「もっと落ち着いて勝ちたかったが、これは彼らのキャラクターを表している。試合内容は改善しなければならない」 「ハーフタイムにした選択は、名前に関係なくチームを改善するためのものだった。テオとレオンはこれまで、そして最近も多くのものをもたらしてくれた」 「彼らはこれからも重要な存在であり続けるだろうし、すでにザグレブ(29日に行われるチャンピオンズリーグのディナモ・ザグレブ戦)でプレーすると言っている。だから何も問題はない」 「これが監督の選択だし、彼らは改善するために何ができるかを見るために私に給与を払っている。そして今日は、この選手たちの割に輝きが少ない一日だった」 一方、試合終了直後には元イタリア代表DFダビデ・カラブリアと言い争い、選手たちが仲裁に入るひと幕も。「ピッチ上のことで2人の間に誤解があった」「映像を見たら笑ってしまうけど、良いことではないから謝罪する」とカラブリアは述べており、指揮官も弁解した。 「試合中の状況についてだ。子どもと同じだ。レストランに行って行儀が悪かったら言わなければならない。偽善ではなく真実をだ。見ていて気分の良いものではないが、サッカー界はそういうものだ。教会にいるわけではない」 「我々はすでにはっきりさせた。お互いにひと言多かったかもしれないが、私は常に選手を守っているし、重要な絆を築いている。望んでいることだし、それが今日証明された。今日はもはや消え失せていた戦略ではなく、精神力で勝利した」 <span class="paragraph-title">【動画】GK鈴木彩艶を破り後半ATで2発! ミランvsパルマ ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="-8um7UU2Z8g";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.01.27 16:51 Mon

ミランの人気記事ランキング

1

フロント刷新ミラン、元ローマSDのマッサーラ氏をスポーツ・ディレクターに任命

ミランは21日、スポーツ・ディレクター(SD)にフレデリック・マッサーラ氏(51)を任命したことを発表した。 現役時代にパレルモやペスカーラでプレーしたFWのマッサーラ氏は、2011年にSDのライセンスを取得。2016年10月にローマのSDに就任し、今年3月にモンチSDの辞任に伴い、ローマのSDに復職していた。 また、2017年から2018年にかけてはインテルのテクニカル・コーディネーターを務めた経歴も持っている。 ミランでは今夏、イバン・ガジディスCEOの緊縮財政路線に反発する形でレオナルドSDが退任し、パオロ・マルディーニ氏が強化責任者のテクニカル・ディレクターに就任。ズボニミール・ボバン氏が約18年ぶりにクラブ復帰し、チーフフットボールオフィサーに任命されていた。 2019.06.22 01:29 Sat
2

ミラン退団のリッキー・マッサーラが古巣ローマに復帰か?

ミランを退団したリッキー・マッサーラ氏(54)が、古巣ローマに復帰する可能性が浮上している。 2019年7月にスポーツディレクター(SD)としてミランに招へいされたマッサーラ氏は、テクニカルディレクター(TD)のパオロ・マルディーニ氏との二人三脚で名門復活の礎を築き、2021-22シーズンのセリエA優勝の立役者となった。 しかし、昨夏の移籍市場における新戦力補強の失敗によって立場が危ぶまれると、予てより補強方針の違いなどを巡って確執が伝えられていたオーナーのジェリー・カルディナーレ氏に解任を言い渡され、6月にマルディーニ氏と共にクラブを離れていた。 以降はフリーの状況が続いているが、ここにきて古巣ローマへの復帰の可能性が浮上しているようだ。 イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によると、ローマのゼネラルマネージャーを務めるチアゴ・ピント氏は、17日のエンポリ戦を前にマッサーラ氏を会談の場を設けていたという。 この会談では復帰に向けた詳細に関して話し合われたわけではないが、敏腕リクルーターはフリードキン・ファミリーが率いる経営陣にとって今後のオプションとなる可能性があるようだ。 マッサーラ氏は2011年にローマへ加入し、以降はワルテル・サバティーニ氏やモンチ氏の右腕としてリクルート部門で活躍。イタリア代表MFニコロ・ザニオーロ(現アストン・ビラ)の獲得を主導するなど、リクルーターとしての確かな眼と国内での交渉力に定評がある。 2023.09.20 07:30 Wed
3

【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.5 “グランデ・ミラン”CL制覇、セリエA3連覇達成/ミラン[1993-94]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.5</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">1993-94シーズン/ミラン 〜グランデ・ミラン〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/1993-94milan.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ファビオ・カペッロ(47) 獲得タイトル:チャンピオンズリーグ、セリエA 攻撃力6:★★★★★★☆☆☆☆ 守備力10:★★★★★★★★★★ タレント8:★★★★★★★★☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層8:★★★★★★★★☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">CL制覇、セリエA3連覇達成</div> サッキが退任後、1991年にミランの監督に就任したカペッロは、バレージやマルディーニ、コスタクルタら守備能力の高いDFを生かしたソリッドなスタイルで、1年目からセリエA初となる無敗優勝を達成。さらに翌年もセリエAを制し、CLの決勝にも進出したミランは、1993―94シーズンに3連覇の偉業を成し遂げた。このシーズンの得点数は、わずか36得点。優勝クラブとしては、過去類を見ない少なさだった。しかし、失点数はわずか15という特筆ものの数字だった。抜群の勝負強さを発揮する当時のミランは、“グランデ・ミラン”と称され、まさに黄金期を迎えていた。 1993-94シーズンのハイライトは、何といってもCL決勝だった。相手はクライフの下で、ミランと同じく黄金期を迎えていたバルセロナ。下馬評では、ロマーリオやストイチコフ、クーマンらを擁するバルセロナが圧倒的有利との見方が大勢を占めたが、フタを開けてみればミランが4-0で圧勝した。ミランは序盤から、お家芸となっていたハイプレスを敢行し、デサイーを中心に中盤で主導権を掌握。マッサーロの2ゴールでリードして試合を折り返すと、後半開始直後にはサビチェビッチの鮮やかなループシュートで加点した。そして、終盤にはデサイーにもゴールが生まれ、“ドリームチーム”を見事に粉砕してみせた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">鉄壁の守備陣</div> このシーズンのミランは、それまでチームを支えてきたオランダ・トリオが崩壊していた。ライカールトとフリットがクラブを去り、ファン・バステンも慢性的な負傷でコンディションが整わず。チームは転換期を迎えていた。そのなかでも、セリエAとCLを制覇できたのは、バレージとマルディーニ、コスタクルタ、タソッティというサッキ時代から不変のバックラインを擁していたからだ。パヌッチとガッリという優秀な選手もベンチに控えており、まさに隙のない守備陣だった。 守備に関して言えば、デサイーとアルベルティーニというセントラルMF2選手も効いていた。そして、前線にはテクニシャンのボバンとサビチェビッチが並んだ。チームはファン・バステンとフリットという得点源を補うようなストライカーが不在だったが、全体のバランスが良いチームだった。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FWデヤン・サビチェビッチ(28)</span> イタリア語で天才を意味する“ジェニオ”のニックネームを持つモンテネグロ人アタッカー。ミランに加入した1992―93シーズンは、ファン・バステンやフリットの高い壁に苦しんだが、カペッロ就任後はチームにとって欠かせない存在となった。とりわけ、1993-94シーズンのCL決勝の活躍は印象的。前半22分に右サイドのドリブル突破からマッサーロの先制弾をアシストすると、後半2分には巧みな仕掛けから見事なループシュートを決めて、タイトル獲得に大きく貢献した。一方、ユーゴスラビア代表(当時)としては、内戦などの影響で全盛期に国際舞台への出場が叶わず、晩年に1998年フランスW杯に出場するにとどまった。 2019.04.05 22:00 Fri
4

アーセナルが今夏シンガポールでプレシーズンツアーを実施、ミラン&ニューカッスルと対戦

アーセナルは11日、2025-26シーズンに向けたプレシーズンに関して、シンガポールを訪れることを発表した。 すでに、7月31日(木)の19時30分から香港でトッテナム・ホットスパーとのノース・ロンドン・ダービーを戦うことを発表していたアーセナル。その前にシンガポールを訪れ、2試合を戦うこととなる。 7月23日(水)にはミランと対戦。同27日(日)には、ニューカッスル・ユナイテッドと対戦することを発表した。どちらの試合も、5万5000人を収容するナショナルスタジアムで開催される。 アーセナルがシンガポールを訪れるのは2018年以来7年ぶり。2015年にも訪れており、3度目となる。 クラブのマネージング・ディレクターを務めるリチャード・ガーリック氏は今回のプレシーズンツアーについてコメントしている。 「7月にシンガポールに戻り、2つの優れた相手と対戦し、多くの素晴らしいサポーターと会えることを嬉しく思う」 「男子ファーストチームの選手たちは2015年と2018年にシンガポール遠征を行い、印象的なナショナルスタジアムでプレーして素晴らしい思い出を作った。今年も再びこの競技場に戻ってくる」 「この遠征は、この美しい地域のサポーターとつながる機会を与えてくれる。ミランとニューカッスル・ユナイテッドとの2試合は、エキサイティングな試合になることが確実で、新シーズンに向けて選手たちに質の高い準備をもたらすだろう」 なお、トッテナムとのダービーを含め3試合でプレシーズンのツアーは終了。その後ロンドンに戻り、8月16日(土)に開幕するプレミアリーグへ準備を進めるという。 2025.04.11 14:25 Fri
5

ジルーがイブラヒモビッチとの関係性を明かす「良い関係だが王様は一人」

ミランのフランス代表FWオリヴィエ・ジルーが、FWズラタン・イブラヒモビッチとの関係性について語った。 今夏の移籍市場でチェルシーからミランに加入したジルー。チェルシーではスーパーサブ的な立ち位置だったが、ミランでは主力として活躍。ここまで7試合に出場しているセリエAでは5試合が先発出場で、すでに4ゴールを記録している。 新天地で順調なデビューを切ったジルーだが、気になるのはイブラヒモビッチとの関係性。フランス『レキップ』のインタビューでは、同じポジションとして良好なライバル関係にあるとしながらも、やはり明確な上下関係が出来上がっていることを明かした。 「ミランと契約を結んだとき、監督は僕にイブラとの共存をどう思うか尋ねてきた。彼と同じチームになれると思ってなかったけど、準備ができていなければ僕はこのオフィスには来てないよ!ってその時言ったのさ。イブラに対して恐怖心なんてないよ」 「これは彼の近くで成長し、経験豊富な選手から学ぶチャンスでもあるんだ。イブラはリーダーだ。僕たちはお互いを補完し、プレー時間を共有することができるはずだ」 「彼のカリスマ性、ロッカールームでの存在感、そしてピッチ上でのリーダーシップは普通の選手の比じゃない。僕がここにいるのは、付加価値や経験を得るためでもある」 「だけど重要なことは、二人とも競争とトロフィーに飢えているということ。僕たちは断固とした姿勢を保ち、補完し合う。僕たちは何でも話し合うし、何にも話さないこともある。彼は堂々としていて、尊敬されている男だよ」 「彼もまた、重要なタイトルを勝ち取り、高いレベルを維持する選手として僕をリスペクトしていると思う。彼自身がそうであるようにね」 「だけど、彼は誰がボスなのかはっきりさせておくことを絶対に忘れないんだ! 僕が加入した時、『君は優れた新人だが、キングは一人しかいない。俺だ』って言われたよ」 2021.11.06 18:50 Sat

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly