鎌田大地のラツィオがサッリ監督の辞任発表 直近の公式戦4連敗中

2024.03.13 19:05 Wed
ラツィオ監督から辞する決断を下したサッリ監督。
Getty Images
ラツィオ監督から辞する決断を下したサッリ監督。
ラツィオは13日、マウリツィオ・サッリ監督(65)の辞任を発表した。

かつてナポリや、チェルシー、ユベントスなども率いたサッリ氏は2021年夏からラツィオを指揮を執り、就任初年度からヨーロッパリーグ(EL)出場に導き、昨季はセリエAで2位フィニッシュの好成績。だが、今季はセリエAで現在9位と振るわず。

ラツィオを3季ぶりに返り咲かせたチャンピオンズリーグ(CL)での戦いもラウンド16で終わったなか、直近のセリエAでウディネーゼに1-2の敗れ、これで公式戦4連敗。クラブに辞意を示したと報じられ、公式なアナウンスが待たれるところだった。
後任はアシスタントコーチだったジョバンニ・マルトゥシエッロ氏(52)に。サッリ監督のもと、ポジション争いで苦戦が続き、移籍話が盛んだった日本代表MF鎌田大地の去就にも影響が出てくるかもしれない。

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ミラニスタが15分間沈黙、抗議活動を受けてコンセイソン監督「私のキャリアで初めての経験」

ミランのセルジオ・コンセイソン監督が2日にホームで行われ、1-2で競り負けたセリエA第27節ラツィオ戦を振り返った。 2連敗で迎えたラツィオ戦。来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得のためには負けられない一戦となったが、攻守の切り替えで上回るラツィオに28分、FWマッティア・ザッカーニのゴールを許して先制される。 前半の段階でFWジョアン・フェリックスを投入して反撃を狙ったミランだったが、67分にDFストラヒニャ・パブロビッチが一発退場となって数的不利となってしまう。 それでも諦めず攻め立てたミランは85分にFWサムエル・チュクウェゼが同点弾を奪取。しかし試合終了間際の追加タイム4分にPKを献上し、これを決められて痛い敗戦に終わり3連敗となった。 コンセイソン監督は10人になりながらも追いついたメンタリティを評価しつつ、不運を嘆いた。 「素晴らしい精神力と逆転への意欲を見せてくれた。10人になっても追いつき、終盤にPKを与えるまで勝つチャンスすらあった。不運について話すのは好きではないが、我々にとってマイナスな出来事、相手にとって決定的な出来事が次々に起きている気がする」 また、試合開始から15分間、ミラニスタが声援を送らない抗議をしていたことを受けて以下のように話した。 「これは私のキャリアで初めての経験。選手の経験もあるからわかるが、このような状況は靴が焼けるような痛みを感じる。ドリブルやパスがうまく行かなかった場合、ボールを後ろに戻した際にはもっと痛みを感じる。簡単な状況ではないのはわかっている。選手たちはクラブを取り巻く状況を感じ取っている。前進する道はただ一つで努力し、チームに誇りを持ち、状況を変えるために毎日全力を尽くすことだ」 3連敗となったミランは9位に後退、来季のCL出場権を得られる暫定4位のラツィオとは9ポイント差となった。 2025.03.03 10:30 Mon

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