【プレミアリーグ第27節プレビュー】今季2度目のマンチェスターダービー! 休養十分スパーズは新生パレスと対峙
2024.03.02 12:00 Sat
休養十分スパーズは新生パレスと対峙
先週末に行われた第26節はリバプール、マンチェスター・シティ、アーセナル、アストン・ビラとトップ4が揃って勝利。好調マンチェスター・ユナイテッドがフルアムに敗れたものの、波乱の少ない一節となった。
3月最初に開催される今節は2位のマンチェスター・シティと、6位のマンチェスター・ユナイテッドが対峙する今シーズン2度目のマンチェスター・ダービーが最注目カードだ。
シティは前節、ボーンマス相手に“チェリーズキラー”として知られるMFフォーデンのゴールで1-0の勝利。なかなか追加点を奪えずに苦戦を強いられたが、きっちり逃げ切りに成功。リーグ2戦ぶりの白星を挙げた。さらに、直近のFAカップではルートン・タウン相手にMFデ・ブライネの4アシスト、FWハーランドの5ゴールと圧倒的な個の力を活かして6-2の快勝。久々の大量ゴールを挙げての勝利で、ホーム開催のダービーに大きな弾みを付けた。
対するユナイテッドは前節、フルアム相手に1-2で敗戦。守護神オナナの孤軍奮闘の活躍や相手の決定力不足に助けられ、後半アディショナルタイムにDFマグワイアの今季リーグ初ゴールで同点に追いつく。さらに、攻勢を仕掛けて逆転を狙ったが、逆に相手のカウンターに屈してホームで厳しい敗戦。これでリーグ連勝が「4」でストップした。それでも、FAカップではノッティンガム・フォレストとの接戦を後半終了間際にMFカゼミロが決めた土壇場のゴールによって1-0の勝利。延長戦突入を回避すると共に、フルアム戦の黒星を払拭して難所エティハド・スタジアムに乗り込む形となった。
次節にそのシティとの直接対決を控える首位のリバプールは、17位のノッティンガム・フォレストを相手にリーグ4連勝を狙う。前節、ルートンに4-1の快勝を収めたクロップのチームは、先週末に行われたEFLカップ(カラバオカップ)決勝でチェルシーとの120分の激闘を主将DFファン・ダイクのゴールによって1-0の勝利。今季4冠を目指す中で最初のタイトル獲得に成功した。
リーグ6連勝で2強の背中にぴったりと付く3位のアーセナルは、最下位のシェフィールド・ユナイテッドとのマンデーナイト開催のアウェイゲームでさらなる連勝を狙う。チャンピオンズリーグ(CL)のポルト戦の敗戦後に戦った前節のニューカッスル戦では心身ともに疲労を抱えるなかでの一戦ということもあり苦戦が見込まれたが、蓋を開けてみれば4-1のスコア以上の内容で完勝。
とりわけ前半は相手を自陣に押し込み続けて、セットプレーと鮮やかな連携で2ゴールを奪取。後半もFWサカのリーグ5試合連続ゴールなどでゴールを重ね、一瞬の隙から3試合連続クリーンシートこそ逃したが、素晴らしいパフォーマンスを披露した。アウェイゲームとはいえ、休養十分で臨む最下位相手のアウェイゲームで連勝を伸ばす可能性は高そうだ。なお、アジアカップから復帰して以降、欠場が続くDF冨安健洋はMFトーマスらと共にこの試合での戦列復帰が期待されている。
優勝を争う3強を除く試合では5位のトッテナムと13位のクリスタル・パレスとのロンドン・ダービーに注目が集まる。
トッテナムは前節、今季上位相手に強さを見せるウォルバーハンプトン相手にホームで1-2の逆転負け。格下相手にシーズンダブルを許し、トップ4陥落となった。ただ、先週末のリーグ戦はチェルシーのEFLカップ決勝進出に伴い延期となり、FAカップ敗退によってミッドウィークも試合がなく休養十分でバウンスバックを図る今回の一戦に臨める。DFペドロ・ポロに加えてヒザを痛めたFWリシャルリソンが不在となるが、DFウドジェの復帰や代表戦からリフレッシュしたFWソン・フンミン、MFビスマらの状態は上がっているはずだ。さらに、FWヴェルナーら新加入組の戦術浸透によってスケールアップした戦いが期待される。
対するパレスは成績不振と体調悪化によってホジソン前監督が退任したなか、グラスナー新監督を招へい。その新指揮官の初陣となったバーンリー戦では前半の相手の退場に救われた部分はあるが、フランクフルト時代からの代名詞である[3-4-2-1]の布陣で躍動感をみせ、3-0の快勝。途中投入のMFマテウス・フランサが違いを生むなどポジティブな変化も確認された。DFグエイを引き続き欠く守備面は懸念材料も、MFエゼの復帰が見込まれる攻撃はスパーズ相手にも十分に通用するはずだ。
直近2連勝で復調気配漂う4位のアストン・ビラは、DF橋岡大樹を擁する18位のルートン相手に3連勝を目指す。前節のフォレスト戦ではMFドウグラス・ルイスの2ゴールなどで大量4ゴールを挙げて公式戦3連敗中だったビラ・パークで久々の勝利を収めた。FWワトキンスが2戦連発と状態を上げてきており、今回のアウェイゲームでも自慢の攻撃で押し切る構えだ。唯一の懸念材料は週明けにカンファレンスリーグ(ECL)のアヤックス戦を控える日程面だが、エメリ監督は前線を中心に多士済々な面々を効果的に活かすはずだ。
対するルートンは直近リーグ3連敗と調子が下降気味。引き続き攻撃は好調を継続しているものの、ビルドアップやセットプレーの緩み、自陣でのイージーミスによって失点が増えている。とりわけ、直近のFAカップではデ・ブライネ、ハーランドのコンビに蹂躙されて6失点を喫しており、守備面の改善は急務だ。そのなかでシティ戦で新天地デビューを飾って今節でのプレミアデビューも期待される橋岡には守備を締める仕事を期待したい。
11位のチェルシーは16位のブレントフォード相手に2試合ぶりの白星を狙う。前々節のシティ戦のドロー、EFLカップ決勝の敗戦で2試合未勝利のブルーズだったが、直近のFAカップではチャンピオンシップのリーズとのシーソーゲームに3-2で勝利。ミスや集中力の欠如による2失点は頂けないが、好調を維持するMFエンソ・フェルナンデス、MFギャラガーのコンビで土壇場の勝ち越しゴールを挙げて3試合ぶりの白星を挙げた。ブレントフォード戦では守備面でルーズな相手に対して、攻撃陣がきっちりチャンスで仕留め切れるかが勝敗のカギとなる。
その他ではMF三笘薫の今季絶望という辛い報せが届いた7位のブライトンと12位のフルアムが対峙する一戦、勝ち点剥奪処分が「10」から「6」に軽減されて15位に浮上したエバートンと8位のウェストハムの名門対決も要注目だ。
◆プレミアリーグ第27節
▽3/2(土)
《24:00》
ブレントフォード vs チェルシー
エバートン vs ウェストハム
フルアム vs ブライトン
ニューカッスル vs ウォルバーハンプトン
ノッティンガム・フォレスト vs リバプール
トッテナム vs クリスタル・パレス
《26:30》
ルートン・タウン vs アストン・ビラ
▽3/3(日)
《22:00》
バーンリー vs ボーンマス
《24:30》
マンチェスター・シティ vs マンチェスター・ユナイテッド
▽3/4(月)
《29:00》
シェフィールド・ユナイテッド vs アーセナル
3月最初に開催される今節は2位のマンチェスター・シティと、6位のマンチェスター・ユナイテッドが対峙する今シーズン2度目のマンチェスター・ダービーが最注目カードだ。
シティは前節、ボーンマス相手に“チェリーズキラー”として知られるMFフォーデンのゴールで1-0の勝利。なかなか追加点を奪えずに苦戦を強いられたが、きっちり逃げ切りに成功。リーグ2戦ぶりの白星を挙げた。さらに、直近のFAカップではルートン・タウン相手にMFデ・ブライネの4アシスト、FWハーランドの5ゴールと圧倒的な個の力を活かして6-2の快勝。久々の大量ゴールを挙げての勝利で、ホーム開催のダービーに大きな弾みを付けた。
次節にそのシティとの直接対決を控える首位のリバプールは、17位のノッティンガム・フォレストを相手にリーグ4連勝を狙う。前節、ルートンに4-1の快勝を収めたクロップのチームは、先週末に行われたEFLカップ(カラバオカップ)決勝でチェルシーとの120分の激闘を主将DFファン・ダイクのゴールによって1-0の勝利。今季4冠を目指す中で最初のタイトル獲得に成功した。
さらに、FAカップでは多くの離脱者、主力のコンディションを鑑みて控えや若手中心のスカッドで臨んだが、チャンピオンシップ(2部)で上位に位置するサウサンプトンに3-0の快勝。クーマスとダンズの18歳FWコンビが指揮官の期待に応える初ゴールを挙げ、改めてチームとしての総合力を証明した。ミッドウィークのヨーロッパリーグ(EL)や次節シティ戦に向けて引き続きターンオーバーが求められるなか、MF遠藤航や前線の主力の復帰を期待しつつ、引き続き頼もしいアカデミーの逸材たちの躍動を期待したい。
リーグ6連勝で2強の背中にぴったりと付く3位のアーセナルは、最下位のシェフィールド・ユナイテッドとのマンデーナイト開催のアウェイゲームでさらなる連勝を狙う。チャンピオンズリーグ(CL)のポルト戦の敗戦後に戦った前節のニューカッスル戦では心身ともに疲労を抱えるなかでの一戦ということもあり苦戦が見込まれたが、蓋を開けてみれば4-1のスコア以上の内容で完勝。
とりわけ前半は相手を自陣に押し込み続けて、セットプレーと鮮やかな連携で2ゴールを奪取。後半もFWサカのリーグ5試合連続ゴールなどでゴールを重ね、一瞬の隙から3試合連続クリーンシートこそ逃したが、素晴らしいパフォーマンスを披露した。アウェイゲームとはいえ、休養十分で臨む最下位相手のアウェイゲームで連勝を伸ばす可能性は高そうだ。なお、アジアカップから復帰して以降、欠場が続くDF冨安健洋はMFトーマスらと共にこの試合での戦列復帰が期待されている。
優勝を争う3強を除く試合では5位のトッテナムと13位のクリスタル・パレスとのロンドン・ダービーに注目が集まる。
トッテナムは前節、今季上位相手に強さを見せるウォルバーハンプトン相手にホームで1-2の逆転負け。格下相手にシーズンダブルを許し、トップ4陥落となった。ただ、先週末のリーグ戦はチェルシーのEFLカップ決勝進出に伴い延期となり、FAカップ敗退によってミッドウィークも試合がなく休養十分でバウンスバックを図る今回の一戦に臨める。DFペドロ・ポロに加えてヒザを痛めたFWリシャルリソンが不在となるが、DFウドジェの復帰や代表戦からリフレッシュしたFWソン・フンミン、MFビスマらの状態は上がっているはずだ。さらに、FWヴェルナーら新加入組の戦術浸透によってスケールアップした戦いが期待される。
対するパレスは成績不振と体調悪化によってホジソン前監督が退任したなか、グラスナー新監督を招へい。その新指揮官の初陣となったバーンリー戦では前半の相手の退場に救われた部分はあるが、フランクフルト時代からの代名詞である[3-4-2-1]の布陣で躍動感をみせ、3-0の快勝。途中投入のMFマテウス・フランサが違いを生むなどポジティブな変化も確認された。DFグエイを引き続き欠く守備面は懸念材料も、MFエゼの復帰が見込まれる攻撃はスパーズ相手にも十分に通用するはずだ。
直近2連勝で復調気配漂う4位のアストン・ビラは、DF橋岡大樹を擁する18位のルートン相手に3連勝を目指す。前節のフォレスト戦ではMFドウグラス・ルイスの2ゴールなどで大量4ゴールを挙げて公式戦3連敗中だったビラ・パークで久々の勝利を収めた。FWワトキンスが2戦連発と状態を上げてきており、今回のアウェイゲームでも自慢の攻撃で押し切る構えだ。唯一の懸念材料は週明けにカンファレンスリーグ(ECL)のアヤックス戦を控える日程面だが、エメリ監督は前線を中心に多士済々な面々を効果的に活かすはずだ。
対するルートンは直近リーグ3連敗と調子が下降気味。引き続き攻撃は好調を継続しているものの、ビルドアップやセットプレーの緩み、自陣でのイージーミスによって失点が増えている。とりわけ、直近のFAカップではデ・ブライネ、ハーランドのコンビに蹂躙されて6失点を喫しており、守備面の改善は急務だ。そのなかでシティ戦で新天地デビューを飾って今節でのプレミアデビューも期待される橋岡には守備を締める仕事を期待したい。
11位のチェルシーは16位のブレントフォード相手に2試合ぶりの白星を狙う。前々節のシティ戦のドロー、EFLカップ決勝の敗戦で2試合未勝利のブルーズだったが、直近のFAカップではチャンピオンシップのリーズとのシーソーゲームに3-2で勝利。ミスや集中力の欠如による2失点は頂けないが、好調を維持するMFエンソ・フェルナンデス、MFギャラガーのコンビで土壇場の勝ち越しゴールを挙げて3試合ぶりの白星を挙げた。ブレントフォード戦では守備面でルーズな相手に対して、攻撃陣がきっちりチャンスで仕留め切れるかが勝敗のカギとなる。
その他ではMF三笘薫の今季絶望という辛い報せが届いた7位のブライトンと12位のフルアムが対峙する一戦、勝ち点剥奪処分が「10」から「6」に軽減されて15位に浮上したエバートンと8位のウェストハムの名門対決も要注目だ。
◆プレミアリーグ第27節
▽3/2(土)
《24:00》
ブレントフォード vs チェルシー
エバートン vs ウェストハム
フルアム vs ブライトン
ニューカッスル vs ウォルバーハンプトン
ノッティンガム・フォレスト vs リバプール
トッテナム vs クリスタル・パレス
《26:30》
ルートン・タウン vs アストン・ビラ
▽3/3(日)
《22:00》
バーンリー vs ボーンマス
《24:30》
マンチェスター・シティ vs マンチェスター・ユナイテッド
▽3/4(月)
《29:00》
シェフィールド・ユナイテッド vs アーセナル
マンチェスター・ユナイテッドの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
マンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング
1
「ワカバヤシだ!」ユナイテッドGKの“帽子姿”に世界中のサポーターから反応
マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表GKディーン・ヘンダーソンのプレースタイルが話題になっている。 ユナイテッドは18日、プレミアリーグ第32節でバーンリーとホームで対戦。ヘンダーソンはリーグ戦6試合連続先発出場を果たした。 オフサイドにより取り消しとなったものの、開始20秒過ぎに不用意な飛び出しからネットを揺らされたヘンダーソンは、日光が気になったのか、後半からは赤地にクラブのエンブレムが描かれた“帽子”を着用。イングランドで帽子をかぶるGKはほとんどおらず、その珍しい姿は大きな話題を呼んだ。 ヘンダーソンはシェフィールド・ユナイテッド時代にも帽子をかぶってゴールマウスを守ったことがあるが、アメリカ『Bleacher Report』が帽子姿を公開すると、「似合ってないけど可愛い」「帽子をかぶるGKは減った」などの意見が寄せられた。 中でも、「ワカバヤシだ!」「ワカバヤシ・ヘンドー」など、漫画『キャプテン翼』に登場する、帽子がトレードマークのGK若林源三になぞらえる声が多く、そのことに驚く日本人のファンの声もあった。 ヘンダーソンは50分に左CKの場面で相手DFジェームズ・タルコウスキにゴールを許したものの、ユナイテッドは後半だけで3ゴールを記録。リーグ5連勝を達成している。 <span class="paragraph-title">【画像】若林源三を彷彿とさせる“帽子姿”のヘンダーソン</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Dean Henderson brought out the cap for the second half <a href="https://t.co/yQrtMpjOPY">pic.twitter.com/yQrtMpjOPY</a></p>— B/R Football (@brfootball) <a href="https://twitter.com/brfootball/status/1383822300311478273?ref_src=twsrc%5Etfw">April 18, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.04.19 20:30 Mon2
中盤補強も目指すユナイテッド、コパ・アメリカで活躍のコロンビア代表MFリオスに注目…約35億円オファー準備か
マンチェスター・ユナイテッドがパウメイラスのコロンビア代表MFリチャード・リオス(24)の獲得に動き出しているようだ。 オランダ代表FWジョシュア・ザークツィー(23)やU-23フランス代表DFレニー・ヨロ(18)を確保するなど、着々と補強を進めているユナイテッド。中盤の選手との契約も目指し、パリ・サンジェルマン(PSG)のウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテ(23)が新戦力候補筆頭となっている。 一方、退団へ向かう可能性がある選手も複数。ブラジル代表MFカゼミロ(32)の移籍が取り沙汰されているほか、スコットランド代表MFスコット・マクトミネイ(27)にはフルアムやトッテナム、ガラタサライなどからの関心が浮上。また、フィオレンティーナからレンタルしていたモロッコ代表MFソフィアン・アムラバト(27)に関しては、2000万ユーロ(約34億2000万円)の買取オプションの行使を見送ることとなった。 ウガルテの獲得だけでは選手層に不安が生じることも考えられるなか、移籍市場に精通するジャーナリストのルディ・ガレッティ氏によると、ユナイテッドはリオスにアプローチ。パウメイラスへの1700万ポンド(約34億5000万円)のオファーも準備しているという。 リオスは2023月10月にコロンビア代表デビューを飾ったばかりのセントラルミッドフィルダー。準優勝に終わったコパ・アメリカ2024では、グループステージから決勝までの6試合全てで先発し、攻守にわたって存在感を発揮した。 一躍その名を世界に広めたMFは、ミランのリストにも加わっているとのこと。しかし、リオスと2026年12月までの契約を交わすパウメイラスは、今夏の売却の意思がないようだ。 2024.07.22 18:42 Mon3
“ジャンピングチョップ事件”いまだ和解なし、ファン・ニステルローイが宿敵との騒動を振り返る
▽現役時代にマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイ氏が、宿敵との騒動を振り返った。イギリス『インデペンデント』が伝えた。 ▽事件は約13年前のオールド・トラフォード、マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナルで起こった。当時のプレミアリーグは、ユナイテッドとアーセナルの2強時代。MFロイ・キーン、MFパトリック・ヴィエラという闘将に率いられていた両者の直接対決は、常に意地と意地がぶつかり合う激闘だった。 ▽そして試合では、0-0で迎えたアディショナルタイムにFWディエゴ・フォルランがボックス内でDFマーティン・キーオンに倒されてPKを獲得。しかし、このPKキッカーを務めた名手ファン・ニステルローイは、シュートをバーに当ててしまった。 ▽そして、試合は0-0のまま終了。宿敵の絶対的エースがPKを失敗したことにより勝ち点を獲得してテンションが上がったアーセナルの選手たちは、試合終了の笛とともにファン・ニステルローイを囲んで挑発。試合中も激しくやりあっていたキーオンは、ファン・ニステルローイに“ジャンピングチョップ”を敢行した。 ▽オックスフォード大学での講義にゲストとして参加したファン・ニステルローイ氏は、「キーオンに街でたまたま会ったら、どのように振舞うのか?」と尋ねられると、冗談交じりに「彼は再び私の上に飛んでくるだろう(笑)。時代を生きていくには、クレバーじゃないといけないと思ったよ」と語り、会場の笑いを誘った。 ▽一方、この事件があった2003-04シーズンにプレミアリーグ無敗優勝を経験したキーオン氏は先月、当時について以下のように振り返っていた。 「おそらく、私は過剰な反応を見せてしまった。ルート・ファン・ニステルローイは、ブラックリスト入りする信用できない敵だった。彼はトッププレーヤーであり、ファイターだったが、どんな手を使ってでも相手を打ちのめそうとするような選手だった」 2016.02.08 20:42 Mon4
C・ロナウド「引退する。100%だ」、カタールW杯と引退について言及「40歳で終わりたい」
マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、カタール・ワールドカップ(W杯)への思いを語る中で引退についても言及した。 今大会が自身5度目のW杯となるC・ロナウド。37歳で迎える今大会は、キャリア最後のW杯になると見られている。 しかし、今シーズンはプレシーズンの合流に遅れた他、エリク・テン・ハグ監督からも信頼を受けておらず出番が限られている状況。さらに、試合中にベンチを後にするなどの問題行動も目立っている。 そんな中、本大会前にイギリスのテレビ『TalkTV』でピアース・モーガン氏のインタビューを受け、クラブ批判や監督批判を行い大きな騒動に。W杯を前に周囲が騒がしくなっている。 そのC・ロナウドだが、インタビューではW杯についても言及。楽しみであり期待もしているとした。 「僕はとても楽観的だ。ポルトガルには素晴らしい監督がいて、優れた世代の選手もいる。素晴らしいワールドカップになることを楽しみにしている」 「タフになるだろう。とても難しい。でも、全てが可能だ。もちろん、僕たちは争っていくよ」 また、優勝したら引退するのか?という質問に「はい。引退する。100%だ」とコメント。「チャンスはある」と、初の戴冠に意欲を示した。 さらに引退のプランについては「あと、2、3年はプレーしたいね。だから、最長でも、2、3年だろう。40歳で終わりたい」とコメント。「40歳は良い年齢だと思う。でも、分からない。未来はわからない」と、どうなるかは不明だとした。 ただ、「人生のために何かを計画することもある。何度も言っているけど、人生はダイナミックで、何が起こるかは分からない」とコメント。40歳までプレーするか、それともすぐに辞めるのかは誰にもわからないとした。 <span class="paragraph-title">【動画】C・ロナウドが引退について言及</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">"I want to play 2-3 years more."<br><br>Cristiano Ronaldo tells Piers Morgan he'd like to hang up his football boots at 40 - plus he denies being the reason Tom Brady came out of retirement.<a href="https://twitter.com/Cristiano?ref_src=twsrc%5Etfw">@cristiano</a> | <a href="https://twitter.com/piersmorgan?ref_src=twsrc%5Etfw">@piersmorgan</a> | <a href="https://twitter.com/TalkTV?ref_src=twsrc%5Etfw">@TalkTV</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/90MinutesWithRonaldo?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#90MinutesWithRonaldo</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/PMU?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#PMU</a> <a href="https://t.co/encoKB268p">pic.twitter.com/encoKB268p</a></p>— Piers Morgan Uncensored (@PiersUncensored) <a href="https://twitter.com/PiersUncensored/status/1593348501517131776?ref_src=twsrc%5Etfw">November 17, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.11.18 10:05 Fri5