【プレミアリーグ第26節プレビュー】前回対戦で因縁生まれたアーセナルvsニューカッスル!
2024.02.24 12:00 Sat
アーセナルvsニューカッスルは24日29:00KO
先週末に行われた前節はリバプール、アーセナルが揃って快勝を収めた一方、マンチェスター・シティがホームでチェルシーと1-1のドローに終わって三つ巴の覇権争いに若干の動きがあった。
また、トップ4争いではトッテナムが敗戦し、アストン・ビラ、マンチェスター・ユナイテッドがいずれも勝利を収め、こちらの争いも熾烈を極める。
25日にチェルシーvsリバプールのEFLカップ(カラバオカップ)決勝が開催される関係で、変則日程での開催となる第26節。
21日に前倒し開催となった首位のリバプールと18位のルートン・タウンの一戦は、ホームのリバプールが4-1で逆転勝利。リバプールのMF遠藤航はフル出場で勝利に貢献したが、初のベンチ入りが期待されたルートンのDF橋岡大樹は残念ながらベンチ外となった。また、チェルシーvsトッテナムのロンドン・ダービーは現時点で開催日は未定となっている。
今節の最注目カードは、3位のアーセナルと8位のニューカッスルが対峙する強豪対決だ。ニューカッスルが1-0で勝利した前回対戦では幾つかの微妙な判定や、球際での激しいバトルによって因縁生まれたカードとなっており、今回も激戦必至だ。
心身ともにダメージが残る形でロンドン帰還となったガナーズは、中2日の厳しい日程で休養十分の難敵と対戦する。復帰が期待されたDF冨安健洋やMFトーマス、FWガブリエウ・ジェズスらCL遠征メンバーを外れた選手は引き続き欠場となる模様で、ポルト戦を戦った多くの主力がタフなバトルを強いられるなか、総力戦で勝ち点3を手にしたい。
対するニューカッスルは直近4試合無敗(2勝2分け)と一時の不振を脱出。FWイサクやFWウィルソンらストライカー陣に離脱者が続出しているが、4試合連続で複数得点を記録するなど攻撃の破壊力は維持。一方で守備は全体の強度、切り替えの精度の低下によって失点が増えている。ポルト戦では無得点に終わったものの、リーグ戦では絶好調のアーセナル攻撃陣相手に隙のない戦いを見せたいところだ。
2位のマンチェスター・シティは13位のボーンマス相手に連勝を目指す。先週末に行われたチェルシー戦はパフォーマンス自体に悲観すべき部分はなかったものの、相手の粘りの守備に手を焼いて1-1のドロー。リーグ連勝が「6」でストップした。これで自力での首位浮上のチャンスを逃したが、ミッドウィークに行われた第18節延期分ブレントフォード戦では相手の堅守速攻に苦しめられたものの、一瞬の隙を突いたFWハーランドのゴールによって1-0の勝利。しっかりと白星を取り戻した。直近5試合未勝利(2分け3敗)と調子が下降気味のチェリーズ相手のアウェイゲームでは勝利はもちろんのこと、3試合ぶりの複数得点など内容面にもこだわりたい。
前節、エースFWワトキンスの2ゴールによってフルアムに2-1と競り勝った4位のアストン・ビラは、16位のノッティンガム・フォレスト相手に連勝でのトップ4圏内死守を狙う。エメリ監督就任以降、要塞化したビラ・パークでは直近の公式戦3連敗中。対戦相手のフォレストも直近2試合ではニューカッスル、ウェストハム相手に良い戦いを見せており、ホームで4戦ぶりの白星奪取に向けては攻守両面での改善が必須だ。
今季初の4連勝でトップ4争いに踏みとどまった6位のマンチェスター・ユナイテッドは、12位のフルアムとのホームゲームで5連勝を狙う。前節のルートン戦では相手のミスや幸運を味方に付け、FWホイルンドがリーグ6試合連続ゴールを含む2ゴールの活躍。以降は相手に押し返されたものの、2-1で競り勝った。ただ、チームではDFショーの長期での再離脱、絶好調ホイルンドが2、3週間程度の離脱と主力に負傷者が出ており、このフルアム戦では1トップ起用が見込まれるFWラッシュフォードやFWアントニーといった選手たちの奮起が求められるところだ。
MF三笘薫を擁する7位のブライトンは降格圏手前の17位に位置するエバートンとのホームゲームで連勝を狙う。前節のシェフィールド・ユナイテッド戦は三笘のオウンゴール、レッドカード誘発の活躍などで最下位のチームに5-0の完勝。アフリカ・ネーションズカップ帰りのFWアディングラも早速存在感を示し、チーム状態は良好だ。このエバートン戦に向けては長期離脱明けのMFエンシソ復帰の可能性という朗報が届いた一方、ブレイズ戦前から腰に問題を抱えていた三笘に欠場の可能性も伝えられており、日本代表の状態に関しては大きな懸念材料だ。
その他では成績不振に加え、健康問題を抱えるホジソン監督が辞任し、前フランクフルトのグラスナー新監督を招へいした15位のクリスタル・パレスに注目。直近3試合未勝利のイーグルスは19位のバーンリー相手に新体制初陣を飾れるか。
◆プレミアリーグ第26節
▽2/21(水)
リバプール 4-1 ルートン・タウン
▽2/24(土)
《24:00》
アストン・ビラ vs ノッティンガム・フォレスト
ブライトン vs エバートン
クリスタル・パレス vs バーンリー
マンチェスター・ユナイテッド vs フルアム
《26:30》
ボーンマス vs マンチェスター・シティ
《29:00》
アーセナル vs ニューカッスル
▽2/25(日)
《22:30》
ウォルバーハンプトン vs シェフィールド・ユナイテッド
▽2/26(月)
《29:00》
ウェストハム vs ブレントフォード
▽未定
チェルシー vs トッテナム
また、トップ4争いではトッテナムが敗戦し、アストン・ビラ、マンチェスター・ユナイテッドがいずれも勝利を収め、こちらの争いも熾烈を極める。
25日にチェルシーvsリバプールのEFLカップ(カラバオカップ)決勝が開催される関係で、変則日程での開催となる第26節。
今節の最注目カードは、3位のアーセナルと8位のニューカッスルが対峙する強豪対決だ。ニューカッスルが1-0で勝利した前回対戦では幾つかの微妙な判定や、球際での激しいバトルによって因縁生まれたカードとなっており、今回も激戦必至だ。
アーセナルは前節、バーンリーとのアウェイゲームに5-0の圧勝。MFウーデゴールの鮮烈なミドルシュートを皮切りにFWサカが4試合連続、FWトロサールが3試合連続ゴールを記録し、ウェストハム戦に続く完勝となった。これでリーグ5連勝と絶好調のアルテタのチームだが、ミッドウィーク開催となったチャンピオンズリーグ(CL)ではポルトに敗戦。相手の周到な対策とハードワークを前に枠内シュート0本と完全に攻撃が停滞すると、試合終了間際に一瞬の隙を突かれて見事なゴラッソを決められ、厳しい0-1の敗戦となった。
心身ともにダメージが残る形でロンドン帰還となったガナーズは、中2日の厳しい日程で休養十分の難敵と対戦する。復帰が期待されたDF冨安健洋やMFトーマス、FWガブリエウ・ジェズスらCL遠征メンバーを外れた選手は引き続き欠場となる模様で、ポルト戦を戦った多くの主力がタフなバトルを強いられるなか、総力戦で勝ち点3を手にしたい。
対するニューカッスルは直近4試合無敗(2勝2分け)と一時の不振を脱出。FWイサクやFWウィルソンらストライカー陣に離脱者が続出しているが、4試合連続で複数得点を記録するなど攻撃の破壊力は維持。一方で守備は全体の強度、切り替えの精度の低下によって失点が増えている。ポルト戦では無得点に終わったものの、リーグ戦では絶好調のアーセナル攻撃陣相手に隙のない戦いを見せたいところだ。
2位のマンチェスター・シティは13位のボーンマス相手に連勝を目指す。先週末に行われたチェルシー戦はパフォーマンス自体に悲観すべき部分はなかったものの、相手の粘りの守備に手を焼いて1-1のドロー。リーグ連勝が「6」でストップした。これで自力での首位浮上のチャンスを逃したが、ミッドウィークに行われた第18節延期分ブレントフォード戦では相手の堅守速攻に苦しめられたものの、一瞬の隙を突いたFWハーランドのゴールによって1-0の勝利。しっかりと白星を取り戻した。直近5試合未勝利(2分け3敗)と調子が下降気味のチェリーズ相手のアウェイゲームでは勝利はもちろんのこと、3試合ぶりの複数得点など内容面にもこだわりたい。
前節、エースFWワトキンスの2ゴールによってフルアムに2-1と競り勝った4位のアストン・ビラは、16位のノッティンガム・フォレスト相手に連勝でのトップ4圏内死守を狙う。エメリ監督就任以降、要塞化したビラ・パークでは直近の公式戦3連敗中。対戦相手のフォレストも直近2試合ではニューカッスル、ウェストハム相手に良い戦いを見せており、ホームで4戦ぶりの白星奪取に向けては攻守両面での改善が必須だ。
今季初の4連勝でトップ4争いに踏みとどまった6位のマンチェスター・ユナイテッドは、12位のフルアムとのホームゲームで5連勝を狙う。前節のルートン戦では相手のミスや幸運を味方に付け、FWホイルンドがリーグ6試合連続ゴールを含む2ゴールの活躍。以降は相手に押し返されたものの、2-1で競り勝った。ただ、チームではDFショーの長期での再離脱、絶好調ホイルンドが2、3週間程度の離脱と主力に負傷者が出ており、このフルアム戦では1トップ起用が見込まれるFWラッシュフォードやFWアントニーといった選手たちの奮起が求められるところだ。
MF三笘薫を擁する7位のブライトンは降格圏手前の17位に位置するエバートンとのホームゲームで連勝を狙う。前節のシェフィールド・ユナイテッド戦は三笘のオウンゴール、レッドカード誘発の活躍などで最下位のチームに5-0の完勝。アフリカ・ネーションズカップ帰りのFWアディングラも早速存在感を示し、チーム状態は良好だ。このエバートン戦に向けては長期離脱明けのMFエンシソ復帰の可能性という朗報が届いた一方、ブレイズ戦前から腰に問題を抱えていた三笘に欠場の可能性も伝えられており、日本代表の状態に関しては大きな懸念材料だ。
その他では成績不振に加え、健康問題を抱えるホジソン監督が辞任し、前フランクフルトのグラスナー新監督を招へいした15位のクリスタル・パレスに注目。直近3試合未勝利のイーグルスは19位のバーンリー相手に新体制初陣を飾れるか。
◆プレミアリーグ第26節
▽2/21(水)
リバプール 4-1 ルートン・タウン
▽2/24(土)
《24:00》
アストン・ビラ vs ノッティンガム・フォレスト
ブライトン vs エバートン
クリスタル・パレス vs バーンリー
マンチェスター・ユナイテッド vs フルアム
《26:30》
ボーンマス vs マンチェスター・シティ
《29:00》
アーセナル vs ニューカッスル
▽2/25(日)
《22:30》
ウォルバーハンプトン vs シェフィールド・ユナイテッド
▽2/26(月)
《29:00》
ウェストハム vs ブレントフォード
▽未定
チェルシー vs トッテナム
マンチェスター・ユナイテッドの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
マンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング
1
今季は5名が新加入、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向に英紙が注目「今後も続く可能性が高い」
現在は9人、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向を英紙が注目「今後も続く可能性が高い」 イングランドのFA女子スーパーリーグ(FAWSL)には、現在9人の日本人選手が所属。アジア人プレーヤーが増加傾向にある理由を、イギリス『BBC』が探った。 マンチェスター・シティのMF長谷川唯を筆頭に、ウェストハムにはDF清水梨紗とMF林穂之香に加え、今季からはFW植木理子も在籍。リバプールではMF長野風花が主軸を担っている。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)得点王の実績が評価され、マンチェスター・ユナイテッドにはMF宮澤ひなたが加入。チェルシーにはローンバックでFW浜野まいかが復帰し、今冬にはレスター・シティへ宝田沙織と籾木結花が籍を移した。 なでしこジャパンが2011年ドイツ女子W杯で優勝、2012年にロンドン・オリンピックで銀メダルを獲得した直後にも、2013年にチェルシーへ永里優季(現:ヒューストン・ダッシュ/アメリカ)が、2014年にアーセナルへ大野忍(スペランツァ大阪監督)や近賀ゆかり(サンフレッチェ広島レジーナ)が加入と、イングランドでのプレーを選択する日本人が続いたが、現在は当時とは異なる風向きで、勢いも加速している。 WSLで頭角を現した最初のアジア人選手と言えば、チェルシーで6度のリーグ優勝を達成した韓国女子代表MFチ・ソヨン(2014-2022年5月)をおいて他にないが、『BBC』では、続く存在として長谷川を挙げ、増加傾向にある日本人選手を特集。スカウティングへの投資、テレビによる世界的な女子サッカー中継の増加、移籍市場での競争の激化など、いくつかの要因を挙げた。 「映像が得られるという点で、スカウティングリソースは劇的に増加した。我々には2人の素晴らしいアナリストもいて、間違いのない選手を特定するのに役立っている」と、宝田と籾木を獲得したレスターのウィリー・カーク監督の言葉を引用。ウェストハムのレハネ・スキナー監督は、国際大会を通じて植木の才能を買っていたと話す。 また、イングランド内における女子サッカーの地位が高まったことによる、待遇の変化にも注目。給与の向上や移籍市場の変化により、WSLが選手にとってより魅力的なものになったと伝えている。 各チームの監督ともに、日本人選手の良さに「規律や戦術理解度、技術の高さ」などを挙げる。『BBC』は「これらの要因により、アジア系の才能ある人材がイギリスに流入することになり、最近到着した選手たちの成功を考えると、この傾向は今後も続く可能性が高い」と結んでいるが、まさしくその通りになるだろう。 最後に、各指揮官によるコメントを掲載。日本人選手、特に自チーム所属の選手を大いに評価している点がユニークだ。 「(WSLでプレーする)日本人選手はどんどん増えてくるだろうし、その理由も分かるだろう。非常に規律があり、聞く耳を持っている。強度も高く、ゲームの理解度もとても高い。もちろん、個々の能力は異なる。(長谷川)唯は非常に知的でゲームの読み方は誰にも負けないだろうし、信じられないほどの才能があると思う」(マンチェスター・シティ/ガレス・テイラー監督) 「風花は試合を読む力が高く、本当に素晴らしいサッカー選手だ。彼女たちは戦術面において非常にクレバーで、技術的にもとても優れている。後方から組み立てるチームの多いWSLの現状において、"日本ブランド"は我々にとって助けになる」(リバプール/マット・ビアード監督) 「日本人選手が増えた理由は明白です。戦術的に聡明で、技術的にも才能のある選手を望まない人はいないでしょう?彼女たちは私たちのチームに大きな価値をもたらしてくれました」(ウェストハム/レハネ・スキナー監督) 「必ずしもアジアの選手を探していたわけではなく、トップクラスのナンバー6を探していたら宝田を見つけたんだ。半年ほど注視して、夏に獲得しようとしたが、リンシェーピングとの合意に至らなかったから、(それなら満了後にと)事前契約を行った。チャンピオンズリーグのアーセナル戦は素晴らしかった」 「宝田選手をさらに見ていたら、籾木の良さにも気付いて、これは良い機会だと思ったんだ。2人とも素晴らしい才能のある選手だよ」(レスター・シティ/ウィリー・カーク監督) 2024.02.12 21:57 Mon2
ベンフィカがアルバロ・カレーラスの買取OP行使! ユナイテッドは買戻条項盛り込む
ベンフィカは26日、マンチェスター・ユナイテッドからレンタル移籍中のU-21スペイン代表DFアルバロ・カレーラス(21)の買い取りオプション行使を発表した。同選手はベンフィカと2029年6月30日までの5年契約にサインした。 なお、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ベンフィカはユナイテッドに600万ユーロ(約10億2000万円)を支払うことになるという。また、両者の契約には買い戻し条項やリセール時の移籍金一部の支払いなどの細かい条項が盛り込まれている。 レアル・マドリーのカンテラ出身の左サイドバックは2020年夏にユナイテッドのアカデミーに移り、プレストン・ノースエンド、グラナダへの武者修行を経験。その後、今年1月からベンフィカにローン先を変更していた。 その新天地では公式戦16試合1ゴール1アシストの数字を残していた。186cmの恵まれた体躯に加え、アスリート能力に優れる攻撃的サイドバックは、豊富な運動量と推進力が最大の売りだが、現在レバークーゼンで活躍する同胞DFアレハンドロ・グリマルドのような成長曲線を描くことが期待されるところだ。 2024.05.27 07:30 Mon3
ユナイテッド若手GKヴィテクが武者修行 今夏アピールもオーストリア1部へ
マンチェスター・ユナイテッドは21日、U-20チェコ代表GKラデク・ヴィテク(20)がオーストリア・ブンデスリーガのブラウヴァイス・リンツにレンタル移籍すると発表した。移籍期間は今季いっぱいとなる。 ヴィテクは2020年夏に母国クラブのオロモウツから加入。16歳でユナイテッド入りしたなかで、アンダーカテゴリーで研鑽を積み、昨季はプレミアリーグで初のベンチ入りを記録した。 2022年のFAユースカップ優勝時に守護神を担うなどの経験も重ねるなかで、この夏はトップチームの一員としてプレシーズンを過ごし、ノルウェーでのローゼンボリ戦では活躍を光らせた。 FCブラウヴァイス・リンツは2023-24シーズンからオーストリア1部を戦うクラブで、LASKリンツは地元のライバルとなる。 2024.08.21 18:28 Wed4
“ジャンピングチョップ事件”いまだ和解なし、ファン・ニステルローイが宿敵との騒動を振り返る
▽現役時代にマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイ氏が、宿敵との騒動を振り返った。イギリス『インデペンデント』が伝えた。 ▽事件は約13年前のオールド・トラフォード、マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナルで起こった。当時のプレミアリーグは、ユナイテッドとアーセナルの2強時代。MFロイ・キーン、MFパトリック・ヴィエラという闘将に率いられていた両者の直接対決は、常に意地と意地がぶつかり合う激闘だった。 ▽そして試合では、0-0で迎えたアディショナルタイムにFWディエゴ・フォルランがボックス内でDFマーティン・キーオンに倒されてPKを獲得。しかし、このPKキッカーを務めた名手ファン・ニステルローイは、シュートをバーに当ててしまった。 ▽そして、試合は0-0のまま終了。宿敵の絶対的エースがPKを失敗したことにより勝ち点を獲得してテンションが上がったアーセナルの選手たちは、試合終了の笛とともにファン・ニステルローイを囲んで挑発。試合中も激しくやりあっていたキーオンは、ファン・ニステルローイに“ジャンピングチョップ”を敢行した。 ▽オックスフォード大学での講義にゲストとして参加したファン・ニステルローイ氏は、「キーオンに街でたまたま会ったら、どのように振舞うのか?」と尋ねられると、冗談交じりに「彼は再び私の上に飛んでくるだろう(笑)。時代を生きていくには、クレバーじゃないといけないと思ったよ」と語り、会場の笑いを誘った。 ▽一方、この事件があった2003-04シーズンにプレミアリーグ無敗優勝を経験したキーオン氏は先月、当時について以下のように振り返っていた。 「おそらく、私は過剰な反応を見せてしまった。ルート・ファン・ニステルローイは、ブラックリスト入りする信用できない敵だった。彼はトッププレーヤーであり、ファイターだったが、どんな手を使ってでも相手を打ちのめそうとするような選手だった」 2016.02.08 20:42 Mon5