「ミニ・スーパーリーグをやりたがっている」トリノ会長が18チーム制望むイタリア4クラブを批判

2024.02.13 11:50 Tue
18チーム制への変更を要求したクラブをトリノ会長が批判
Getty Images
18チーム制への変更を要求したクラブをトリノ会長が批判
トリノのウルバノ・カイロ会長が、セリエAのビッグクラブを批判した。イタリア『ANSA』が伝えている。

セリエAでは、現行の20チーム制から18チーム制へ縮小する案が浮上。ミランのパオロ・スカローニ会長は以前にイタリア『Rai Radio 1』のラジオ番組『Radio Anch’io Sport』に出演した際、「我々は試合をしすぎており、選手たちを守るうえで問題になっている」と訴えていた。

月曜日にミラノで行われたセリエAの会議では、ミランのほかインテルユベントスローマもこの縮小案に賛成。しかし、その他16クラブが反対票を投じたことで、現在の20チーム制継続が決定したとのことだ。
この会議後、カイロ会長は事前にイタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラヴィーナ会長と会談の場を設けて18チーム制への変更を要求したとされる、ミラン、インテル、ユベントスの首脳陣を批判。他クラブへの敬意を欠いていたとしつつ、20チーム制の継続決定に安堵の感想を述べている。

「会議は和やかな雰囲気で進行し、紛糾することはなかった。だが、彼らがやりたかったのはミニ・スーパーリーグのようなものだ」
「今日の会議では、スペインやイングランドを含む他の欧州主要リーグが20チーム制を採用していることもあり、大多数のクラブが現制度を維持したいと考えていた。それが確認できたよ」

「(FIGCと数クラブの)会談は、他クラブから良く思われていなかった。タイミングが本当に悪かったと思っている。我々は分裂しているわけではないが、彼らは間違った態度をとっており、リスペクトを欠いていた」

トリノの関連記事

インテルのシモーネ・インザーギ監督が11日にアウェイで行われ、2-0で勝利したセリエA第36節トリノ戦後にコメントした。 首位ナポリを4ポイント差で追う2位インテルは、延長戦の末に4-3で競り勝った5日前のバルセロナ戦を受けてターンオーバーを敢行。先発9人を入れ替えて臨んだ中、14分にMFニコラ・ザレフスキが見事 2025.05.12 13:30 Mon
インテルは11日、セリエA第36節でトリノとのアウェイ戦に臨み、2-0で勝利した。 バルセロナ戦狭間での前節エラス・ヴェローナ戦をウノゼロで制して首位ナポリを3ポイント差で追う2位インテル(勝ち点74)は、延長戦の末に4-3で競り勝った5日前のバルセロナ戦のスタメンからバストーニとビセック以外の9選手を変更して臨 2025.05.12 04:41 Mon
ナポリのアントニオ・コンテ監督が27日にホームで行われ、2-0で勝利したセリエA第34節トリノ戦後にコメントした。 同日の試合でインテルがローマに敗れたことで勝利すれば第25節以来となる首位浮上のチャンスとなったトリノ戦。ナポリはMFスコット・マクトミネイのドッピエッタで危なげなく勝利を掴み、首位奪還とした。 2025.04.28 12:00 Mon
ナポリは27日、セリエA第34節でトリノをホームに迎え、2-0で勝利した。 前節モンツァにウノゼロ勝利とし、久々の連勝として首位インテルを捉えた2位ナポリ(勝ち点71)は、ボンジョルノとザンボ・アンギサが先発に復帰。ベストメンバーで臨んだ。 同日の試合でインテルがローマに敗れたため、勝利すれば首位浮上となる 2025.04.28 05:46 Mon
レガ・セリエAは、21日に実施される予定だった全ての試合を延期することを発表した。 21日、バチカンはローマ教皇フランシスコの死去を発表。5週間に渡り感染症の治療を行っていた中、最近退院したものの、88歳で亡くなった。 アルゼンチンのブエノスアイレス出身で、史上初の南米出身者でもあり、史上初のイエズス会出身 2025.04.21 19:45 Mon

セリエAの関連記事

ユベントスのレジェンドであるレオナルド・ボヌッチ氏(38)が来季、ユースチームの監督かファーストチームのコーチとして復帰する可能性があるようだ。イタリア『トゥットスポルト』が報じている。 ユベントスで8度のセリエA制覇に貢献したボヌッチ氏は昨季、ユベントスを退団。ウニオン・ベルリン、フェネルバフチェでプレーした後 2025.05.17 13:00 Sat
フィオレンティーナは15日、イタリア代表DFピエトロ・コムッツォ(20)との契約を2029年6月30日まで延長したことを発表した。 2019年からフィオレンティーナの下部組織に在籍するコムッツォは185cmのセンターバック。2023年10月のナポリ戦でファーストチームデビューを飾ると、今シーズンはセンターバックの 2025.05.15 21:02 Thu
マンチェスター・シティが、ミランのオランダ代表MFタイアニ・ラインデルス(26)の獲得へ動き始めた。イギリス『The Athletic』が報じている。 昨シーズン、AZから加入後すぐさまロッソネリの主力に定着したラインデルスは、今シーズンより一層存在感を高めてチームの絶対的な主軸に。 ここまでは不振のチーム 2025.05.14 19:38 Wed
セリエA懲戒委員会は13日、ユベントスのフランス人DFピエール・カルルに対し、2試合の出場停止処分を科した。 カルルは10日に行われたセリエA第36節ラツィオ戦の57分、振り上げた手が相手FWタティ・カステジャノスの顔面に直撃し、VARの末に一発退場となっていた。 残り2試合、ウディネーゼ戦とヴェネツィア戦 2025.05.14 11:30 Wed
ユベントスは13日、アメリカの自動車メーカーであるジープ社と2028年6月まで契約した。ユニフォームのメインスポンサーとなる。契約料は総額6900万ユーロ(約113億8000万円)とのこと。 契約料の内訳は今季終了までに400万ユーロ、来季に1900万ユーロ、残り2シーズンが2300万ユーロとなる。 ユベン 2025.05.14 09:30 Wed

トリノの人気記事ランキング

1

トリノがアヤックスDFスフールスを完全移籍で獲得! ブレーメルの後釜候補に

トリノは18日、アヤックスからオランダ代表DFペル・スフールス(22)を完全移籍で獲得したことを発表した。 アヤックスの発表によると、移籍金は900万ユーロ(約12億3000万円)となり、アドオンを含めると最大1130万ユーロ(約15億5000万円)となる。契約期間は1年の延長オプションが付随する2026年までの4年契約となる模様だ。 フォルトゥナ・シッタートでプロキャリアをスタートしたスフールスは、2018年1月にアヤックスへ完全移籍で加入。フォルトゥナ・シッタートへのレンタルバック、ヨング・アヤックスでのプレーを経て、2019–20シーズンから本格的にトップチームに定着。ここまで公式戦93試合に出場していた。 191cmの恵まれた体格を生かした強さと巧さを兼ね備えた安定した守備、中盤でもプレー可能なほどの足元の技術、そのパスセンスから、バイエルンDFマタイス・デ・リフトらとも比較される万能型のセンターバックだが、やや伸び悩んでいる印象もあり、守備者として学ぶものが多いイタリアへの移籍を決断した。 ユベントスに旅立ったブラジル人DFグレイソン・ブレーメルの後釜と目される若きオランダ人DFは、その穴を埋めることができるか。 2022.08.19 07:00 Fri
2

許されざる愚行、自殺未遂経験のある元ユーベのペソット氏にトリノウルトラスが「自殺しろ」のヤジ

▽アトレティコ・マドリーとデポルティボの間で起きた抗争を発端にウルトラス(熱狂的なサポーターグループ)を巡る問題が頻出しているサッカー界だが、先週末にイタリアのユースカップで再び悲しい事件が起きた。イギリス『101greatgoals』が伝えている。 ▽事件が起きたのは、先週末に行われたイタリア・ユースカップ準々決勝、ユベントスユースとトリノユースによる“トリノ・ダービー”の試合後だった。この試合でローカル・ライバルのトリノを退けベスト4進出を決めたユベントスの選手たちとチームスタッフは、ピッチ上で喜びを露にした。 ▽その後、ロッカールームに戻るため観客席の脇を通るユベントスの選手たちを待ち受けていたのは、ダービー敗戦に憤るトリノウルトラスの醜い罵詈雑言の数々だった。 ▽その中で最も聞くに堪えない暴言を浴びたのが、現在ユースチームで監督を務める元イタリア代表MFジャンルカ・ペッソット氏だった。同氏に向けてウルトラスは「娼婦の息子」といったお決まりのヤジとともに「自殺しろ」というヤジを飛ばした。 ▽ペッソット氏は、現役引退後の2006年6月にうつ病に苦しみトリノにあるユベントス本社の3階からロザリオを握って投身自殺を図った過去があった。トリノウルトラスはそういったペッソット氏の過去を当然知っており、同氏の一番触れられたくない部分を“口撃”したのだ。 ▽今回の件に関してFIGC(イタリアサッカー連盟)から正式な処分は発表されていないものの、近日中に何らかの処分が科される見込みだ。 ▽サッカーの技術だけでなく人間形成の場でもあるユースの試合で、こういった事件が起きることは非常に嘆かわしいことだ。今回の件に関してはFIGCの厳正なる対処を望むとともに、ペッソット氏への温かいサポートを期待したい。 2014.12.24 01:18 Wed
3

トリノがRBライプツィヒから北マケドニア代表MFエルマスを買取OP付きレンタルで獲得…かつてナポリでプレー

トリノは30日、RBライプツィヒの北マケドニア代表MFエリフ・エルマス(25)をレンタル移籍で獲得したことを発表した。なお、買い取りオプションもついている契約とのことだ。 エルマスは北マケドニア出身で、母国のラボトニツキからフェネルバフチェに完全移籍。2019年7月にナポリへと完全移籍を果たした。 2024年1月にライプツィヒへと完全移籍。ブンデスリーガで14試合に出場していたが、今シーズンはブンデスリーガで2試合、チャンピオンズリーグ(CL)で3試合、DFBポカールで1試合の出場に終わっていた。 セリエAではナポリ時代に143試合に出場しており14ゴール10アシストと経験豊富。背番号は11をつけることとなる。 2025.01.30 21:45 Thu
4

フルアム、イタリアで飛躍を遂げたDFオラ・アイナとトリノからレンタルで獲得

フルアムは11日、トリノからナイジェリア代表DFオラ・アイナ(23)を買い取りオプション付きのレンタル移籍で獲得した。 チェルシーの下部組織で育ったアイナは、2016年にトップチームデビュー。その後、チャンピオンシップ(イングランド2部)ハル・シティへの武者修行を経て、2018年の夏にトリノへレンタルで加入すると、左ウイングバックを主戦場にリーグ戦30試合に出場し1ゴール3アシストをマーク。 この活躍が認められ、昨夏にトリノが買い取りオプションを行使し完全移籍を果たすと、2019-20シーズンも主力として公式戦37試合に出場していた。 2シーズンぶりのイングランド復帰となるアイナは、公式サイトで以下のように喜びを語った。 「フルアムのようなクラブでプレー出来ることはとても嬉しいし光栄だ。僕が生まれ育ち、家族も近くにいる首都に戻ってこれたことは素晴らしいことだね」 「このクラブには多くの若手選手がいるね。僕はマイケル・ヘクターやジョシュ・オノマーと仲が良いんだ」 「僕はどちらの足でも問題なくプレー出来るから求められればどこでもプレーするよ。僕はスピードがあり攻撃的なプレーを好むと思われがちだが、チームのために汚れ役を引き受けるのも好きだよ」 2020.09.12 06:30 Sat
5

昨季ミランにレンタルのメイテ、ベンフィカに完全移籍

ベンフィカは23日、トリノのフランス人MFスアリオ・メイテ(27)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2026年6月までの5年間となっている。移籍金は700万ユーロ(約9億1000万円)とのことだ。 オセールやリール、モナコにボルドーといったフランスのクラブでプレーした後、2018年にトリノに移籍したセントラルMFのメイテ。 トリノで主力として活躍後、今年1月にはミランにレンタルで移籍し、セリエA16試合に出場してチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献していた。 2021.07.24 06:30 Sat

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly