終盤登場のトッティが魅せる! 王子のドッピエッタでローマがトリノに逆転勝利 《セリエA》

2016.04.21 06:43 Thu
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▽セリエA第34節が20日にスタディオ・オリンピコで行われ、ローマvsトリノは3-2でローマが勝利した。

▽前節のアタランタ戦をトッティ弾で辛くも引き分け、2戦連続のドローとなった3位のローマは、連勝を飾った4位のインテルに勝ち点4差まで迫られた。ホームで何とか白星を取り戻したいスパレッティ監督は、アタランタ戦からスタメンを4人変更。口論したと騒がれたトッティはなおもベンチスタートとなり、マイコンとエメルソン・パルミエリの両サイドバック、ケイタ、エル・シャーラウィが先発に戻った。

▽スタンドからスパレッティ監督へのブーイングが飛ぶ中でスタートしたローマは、立ち上がりからトリノに押し込まれる。31分にベロッティのシュートが左ポストに直撃すると、35分には失点。CKの場面でマノラスがベロッティを倒してPKを献上し、そのPKをベロッティ自ら決められた。
▽先制されたローマは42分、ナインゴランのシュートがグリクの手に当たったとしてPKを主張するが、主審の笛は鳴らない。結局、リードを許したまま前半を終える。

▽迎えた後半、反撃を目指ローマは59分、エメルソン・パルミエリを下げてゼコを投入。攻撃的な布陣に変更すると、65分にペロッティのCKからマノラスが打点の高いヘディングシュートを決めて同点に追いつく。
▽しかしローマは、エル・シャーラウィに代えてピャニッチを投入した直後の81分、右サイドのブルーノ・ペレスにクロスを入れられると、ファーサイドのホセフ・マルティネスに左足で押し込まれ、トリノに勝ち越された。

▽再び追う展開となったスパレッティ監督は86分、ケイタを下げてトッティを投入。すると、王子がオリンピコのサポーターを魅了した。まずは直後86分、右サイドからピャニッチが入れたFKをニアサイドのマノラスがフリックし、ファーサイドのトッティが押し込んで2-2とする。

▽続く89分、ペロッティのクロスがマクシモビッチのハンドを誘ってPKを獲得。このPKをトッティが確実に決めてローマが試合を引っくり返した。

▽終盤に登場したトッティの圧巻2発で逆転勝利を収めたローマは、同節で敗れた4位のインテルとの勝ち点差を7に拡大。次節はホームで勝ち点5差の2位ナポリとの直接対決が控えている。

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