北朝鮮開催は未定? なでしこジャパンのパリ五輪予選で中立地開催の可能性…AFCから北朝鮮へ強く提案

2024.02.08 16:15 Thu
会場変更の可能性を語った佐々木則夫女子委員長
©超ワールドサッカー
会場変更の可能性を語った佐々木則夫女子委員長
なでしこジャパンのパリ・オリンピックへ向けたアジア最終予選の会場が変更となる可能性が出てきた。

日本サッカー協会(JFA)は8日、パリ・オリンピックアジア最終予選の北朝鮮女子代表戦へ向けたなでしこジャパンのメンバー発表会見を実施した。

その際、佐々木則夫女子委員長が、24日に予定されているアウェイゲームについて言及。アジアサッカー連盟(AFC)から朝鮮民主主義人民共和国サッカー協会(DPRKFA)に対し、中立地での開催を“強く”提案していることを明らかにした。
当初は、平壌のキム・イルソンスタジアムでの開催が予定されていたが、「理由としてはDPRKFAとJFAの各種調整状況をAFCがモニタリングした結果、『両国の定期フライトがないこと』、『試合開催に向けての路地周りのオペレーションなど、競技運営の管理の観点からも不透明な点が多いこと』などを理由に、中立地域会場を提案する通達が、AFCからDPRKFAへ行われていた」と語った。

この旨が、AFCからJFAへ伝えられたのは2月の上旬で、具体的な代替地については、「AFCとDPRKFAの間で調整中のため、JFA側も決定を待っている」という。ただし、平壌の可能性も残っており、決定事項に関してはAFCからの連絡待ち。「情報の更新があり次第、追って報告をする」と述べた。
なお、ホームゲームについては予定通り、28日に国立競技場で開催される。最終予選の結果は、ホーム&アウェイの2戦合計スコアで決定し、アウェイゴールは適用されない。2戦合計がタイスコアだった場合は、第2戦の会場で15分ハーフの延長戦が行われ、それでも決着がつかない場合は、PK戦で勝敗を決定する。

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アディダスがなでしこジャパン専用のアウェイユニフォーム発表! コンセプトは「サンライズ」、植木理子「今までの女子サッカー界では見ないようなデザイン」

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アジア競技大会に臨む日本女子代表メンバーが発表!女子W杯参加者はFW千葉玲海菜のみ、WEリーグ女王の浦和LからはMF塩越柚歩ら3名が参加

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髪を伸ばした理由は「娘に嫌われたくなくて」、ニュースタイルの前田大然に娘が求めたイメージは日本代表の同僚「ヘアバンドはまだ早い(笑)」

日本代表のFW前田大然(セルティック)が、イメチェンの理由を明かした。 18日、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の北朝鮮代表戦に向けた連戦に向けトレーニングキャンプがスタート。初日は、12名が参加。5名はジムでのトレーニングメニューをこなしていた。 初日から合流した前田だが、10日に行われたスコティッシュカップ準々決勝のリヴィングストン戦でハットトリックを達成。さらに、髪の毛が伸び、いつものスキンヘッドから大きくイメージが変わる風貌が話題となっていた。 「髪の毛伸ばし始めた理由はいつかするね〜」と前田は自身のインスタグラムで綴っていたが、「この機会まで置いていた」と日本代表活動で明かすことを考えていたという。 前田が髪を伸ばした理由は愛娘にあった。「一番上の子がもうすぐ5歳で、そろそろ坊主が嫌と言っていて。流石に娘には嫌われたくないので、娘の言うことを聞いておこうと思いました」と、娘からのリクエストが理由だという。 かつてはアンパンマンのゴールパフォーマンスをするなど、これまでも娘への愛に溢れていた前田。娘が坊主を嫌がる理由については「坊主はあまりいないですね。海外にはいますが、日本代表は僕だけしかいなくて、『なんで?』という疑問から伸ばしてという感じになりました」と、周りの選手に坊主の選手がいないことも娘が嫌がった理由だとした。 髪を伸ばしたイメージについては「日本代表の集合写真を見せたら、南野拓実を指しました」と意外なリクエスト。ただ、「流石にヘアバンドはまだ早いなと(笑)。ただ、そう言っていて、そこまで伸ばすことは考えていないですけど、とりあえず坊主は脱出できたらと思います」と、どこまで伸ばすかは分からないものの、しばらくは髪を伸ばしていくつもりだという。 また「よく髪の毛触られるようになって、ある方が良いのかなと思いました」と、嬉しい出来事も増えたとのこと。「1カ月経ってないぐらい」と伸ばした期間についても語ったが、「黒はあまり嫌なので、変えていけたらと。いつ変わるかわからないですけど、楽しみに」と、カラーチェンジも検討しているようだ。さらに「山雅の新体制発表会で『引退するまで坊主』って言ってたんですけど、それよりは娘のほうが大事なので(笑)」と、何よりも娘のことを考えていくようだ。 そのニュー前田だが、北朝鮮との戦いに向けては「色々な意味で難しい相手なので、ホームでしっかりと勝って、アウェイでもしっかり勝ちたいと思います」とコメント。「前の選手なので点を取ってナンボですけどアシストもしないといけない。苦しい時にはどちらもやれないといけないので、もっと意識していきたいです」と語り、ゴールに絡んでいくプレーを見せたいとした。 2024.03.18 23:15 Mon
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「まさかの笑」「アジア進出」ラフプレー続出の北朝鮮撃破、U-22日本代表が見せた「ひき肉です」パフォーマンスが話題に「気持ち良すぎ!」

荒れた試合での決勝ゴールのパフォーマンスが話題を呼んでいる。 1日、U-22日本代表は1日、第19回アジア競技大会(The 19th Asian Games)の準々決勝でU-24北朝鮮代表と対戦し、2-1で勝利した。 13年ぶりの優勝を目指す日本は、前半は北朝鮮に押し込まれる形となり苦しい戦いに。それでもGK藤田和輝(栃木SC)を中心に粘りの守備を見せて得点を許さない。 ゴールレスで迎えた後半、日本は立ち上がりからギアを上げると51分に内野航太郎(筑波大学)のゴールが決まり先制に成功する。 先制したことで少し余裕が出た日本。一方で、北朝鮮のプレーが徐々に荒いものに。疲れも出てきたのか、日本の攻撃を止めるために明らかに危険なタックルを見せ、カードが乱発される。 すると74分にはキム・グクボムがボックス手前から強烈な左足ミドルを叩き込み、北朝鮮が同点に。これで勢いづいたのか、攻勢に出ようとする。 それでも落ち着いて対応した日本は79分に西川潤(サガン鳥栖)がGKに倒されてPKを獲得。MF松村優太(鹿島アントラーズ)が冷静に決めて2-1と勝ち越し、ベスト4にコマを進めた。 北朝鮮のラフプレーにも動じず、しっかりと勝ち切った日本。その中で話題を呼んでいるのが、松村のゴールパフォーマンスだった。 冷静にPKを沈め、勝ち越しに成功。喜びを露わにすると、MF佐藤恵允(ブレーメン)と共に何やら企み、「ひき肉です」のポーズを取って見せた。 このポーズは中学生YouTuberの「ちょんまげ小僧」のメンバーである「ひき肉」さんの独特な挨拶を真似たもの。SNSなどでは大きな話題となっており、TikTokなどでも有名人が真似て盛り上がっている。 日本代表選手もついにパフォーマンスにもしたことで大きな話題に。「ひき肉がアジア進出」、「ここでもやるのか!」、「まさかの笑」、「ひき肉は世界を救う」、「ひき肉が気持ち良すぎ!」、「ここまでくるとは」と驚きの声も上がっている。 <span class="paragraph-title">【動画】北朝鮮撃破のPK弾、決めた松村は佐藤と共に「ひき肉です」ポーズを披露</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="WQXNzDutoz8";var video_start = 477;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.10.02 12:05 Mon
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話題の中心は北朝鮮の暴走/六川亨の日本サッカー見聞録

杭州・アジア大会のサッカー男子準決勝は日本が香港に4-0と圧勝したことよりも、決勝は18年に続いて2大会連続して日韓対決になったことよりも、北朝鮮が準々決勝の日本戦で見せたラフプレーや日本スタッフに左拳を突き上げて脅した仕草、さらには試合後の主審への抗議を非難する記事の方が圧倒的に多い。 それだけ許されざる行為であり、当該選手や監督には一定期間の出場停止など厳罰が下されたとしても当然だろう。来年3月には北中米W杯2次予選のアウェー北朝鮮戦が予定されている。こちらのホームゲームも開催されるのかどうか、FIFAやAFCの裁定待ちになるかもしれない。 かつてはアジア最大のスタジアムと言われた8万人収容の金日成競技場。日本がここで初めてプレーしたのは1985年のメキシコW杯1次予選だった。シンガポールとの3か国によるリーグ戦で、予選突破の本命は66年のイングランドW杯に出場経験のある北朝鮮だった。 それというのも日本は過去に北朝鮮に勝ったことは一度もなく、74年にはピョンヤン4・25という単独の軍隊チームにも0-4で完敗を喫していた。ところが85年はホームの国立競技場で、雨でぬかるんだピッチにボールが止まると、「アジアの核弾頭」と言われた原博実が起用に足先で浮かしてDFのタックルをかわし、値千金の決勝点をスライディングしながら流し込んだのだ。このプレーには、観客はもちろんチームメイトも驚かされた。「利き足はヘディング」とも言われたヘッドでのゴールではなく、テクニックを発揮してのゴールだったからだ。 そして約1ヶ月後には平壌へ乗り込む。金日成競技場は人工芝という情報は得ていた。しかし事前に乗り込んでチェックできるわけでもない。取り替え式のスパイクは使えないだろうから、固定式に加えてアップシューズも持参してのアウェー戦だった。日本からの報道陣は記者とカメラマンを合わせて10人で、北京経由での平壌入りだった。 ダイジェストからはカメラマンだけを派遣したが、現地では常にクルマでの移動で、役員がエスコートと至れり尽くせりだったという。裏を返せば、エスコートした場所以外は見せないということで、犬の肉を専門に扱うレストランにも案内されたそうだ。 試合は午前中から詰めかけた観衆がゲートを壊して侵入したため、警備員との小競り合いもあったから、8万人以上が詰めかけたかもしれない(85年の韓国との最終予選のアウェー戦でも、ピッチの周りには自動小銃を携えた軍人が観衆の乱入を阻止しようと目を光らせていた)。そして日本はGK松井清隆の活躍もあり0-0でしのいで2次予選進出に王手をかけた。 ところがジーコ・ジャパンで臨んだ05年のW杯予選では、3月に平壌で行われたイラン戦で0-2と敗れると、主審の判定に選手が取り囲んで抗議したことで観衆がエキサイト。ピッチにイスを投げ込むなどしたため審判団は身の危険を感じたほどだった。事態を重く見たFIFAは、6月8日に予平壌で開催が予定されていた日本戦を、第3国であるタイのバンコクで、無観客で開催というペナルティーを科した。 バンコク最大の繁華街であるサイアム・スクウェア(銀座と新宿と上野を合わせたような感じ)近くにある旧ナショナルスタジアム。無観客試合と知りながら、日本からは“ウルトラス"を始め多くのサポーターが訪れ、試合前からスタジアムを囲んで日本に声援を送っていた。そして試合は柳沢敦と大黒将志のゴールで2-0の完勝を収めた。 不思議だったのは、無観客試合にもかかわらず、メインスタンド右側に北朝鮮の観客と思しい一団がいたことだった。役員席や記者席ではなく、一般のスタンドにいて声援を送っている。タイ在住の北朝鮮の関係者なのか不明だが、何があってもおかしくないと思ったものだ。 それを考えると、11年11月のアウェー北朝鮮戦は何事もなく終わった。すでに北朝鮮はアジア3次予選で敗退していたし、試合も日本に1-0の勝利を収めたからだろう。 北朝鮮代表は、85年から『在日朝鮮人枠』を導入し、同年の代表には在日朝鮮蹴球団の大型FWキム・ガンホを、その後も仙台で長く活躍したテクニシャンの梁勇基や、新潟や大宮で献身的にプレーした安英学らが代表選手として日本と対戦してきた。試合後に彼らを取材して感じたのは「礼儀正しさ」と「サッカーへのリスペクト」だった。そうした伝統が、国際舞台から遠ざかることで失われたとしたら、あるいは指導者の経験不足なのか詳細は不明だが、残念に思うのは僕だけではないだろう。 2023.10.05 20:05 Thu
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なでしこジャパン、パリ行きを懸けた北朝鮮との初戦は劣勢のゴールレスドロー…28日国立開催の第2戦で勝利での突破目指す【パリ五輪アジア最終予選】

なでしこジャパン(日本女子代表)は24日、パリ・オリンピック(五輪) アジア最終予選第1戦で北朝鮮女子代表と対戦し、0-0のドローで終えた。 2021年に行われた東京五輪は開催国として予選は免除されていたが、2016年のリオ五輪は予選敗退の憂き目にあっており、2012年のロンドン五輪以来の予選突破を目指すなでしこジャパン。 アジアに与えられた出場権は2つ。その1つを掴みたいなでしこジャパンは、北朝鮮との運命の2試合に臨んだ。 当初、アウェイ・平壌での第1戦が予定されていたものの、中立地開催がアジアサッカー連盟(AFC)から提案され、二転三転の末にサウジアラビアのプリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル・スタジアムでの開催となった。 この初戦に向けて池田太監督は[4-3-3]の布陣を採用。GKに山下杏也加、4バックは右から清水梨紗、高橋はな、南萌華、古賀塔子。中盤は熊谷紗希のアンカーに、長野風花と長谷川唯のインサイドハーフ。3トップは右から藤野あおば、田中美南、植木理子となった。 試合は開始早々になでしこジャパンがファーストシュートを記録。左CKの場面で長谷川のクロスを中央で相手のマークを振り切った熊谷が頭で合せるが、これは枠の右に外れた。 立ち上がり以降は[5-4-1]の後ろ重心の布陣で守る北朝鮮に対して、後方から丁寧にボールを動かしながら守備のほころびを探る。そのなかで左の植木が積極的な仕掛けで局面打開を図る。また、ライン間に顔を出す選手を使って崩しかけるシーンを作り出すが、なかなかフィニッシュまで持ち込めない。 すると、前半半ばを過ぎた辺りから北朝鮮のミドルプレスに手を焼いてビルドアップの局面でミスが出始めると、相手が狙うカウンターを浴び始める。その流れでミョン・ユジョンの強烈なミドルシュートを浴びるが、ここはGK山下の好守で凌ぐ。 その後、前半終盤にかけてややボール保持が安定してきたなでしこジャパンは42分にこの試合最大の決定機。右サイドでの細かい繋ぎから藤野が高速クロスを供給。ゴール前でDFが触ったボールを足元に収めた田中が左への持ち出しから左足を振ると、DFにディフレクトしたシュートがGKパク・ジュミの反応の逆を突くが、何とか残した左足にはじき出された。 堅い展開となったゴールレスの前半を経て試合は後半に突入。後半に入ってアグレッシブさを増した北朝鮮の推進力に手を焼くなでしこジャパンは、開始早々にボックス内に抜け出したチェ・クンオクに左足のシュートを打たれるが、ここはDF南の決死のブロックで事なきを得る。 前半に比べて自陣でのプレータイムが長くなるなか、59分には植木を下げて中嶋淑乃を同じ左ウイングに投入。突破力と勝負度胸に優れるドリブラーは投入直後に早速複数のDF相手に仕掛けるシーンを作る。 さらに、苦しい状況が続くと、池田監督は69分に2枚替えを敢行。熊谷と長野を下げて谷川萌々子、清家貴子を投入。谷川はそのままアンカーに入り、清家は右ウイング、藤野が右インサイドにポジションを変えた。だが、この交代直後の73分にはリ・ミョングムの正確な右クロスをゴール前のキム・キョンヨンにドンピシャのヘディングで合わされ、辛くもクロスバーに救われるピンチを招いた。 このピンチを凌いだ後は谷川を起点にリズムよくボールを動かして押し返す形を作るが、なかなかフィニッシュまで持ち込めない。 後半最終盤は引き分けやむなしのリスク回避の戦いをみせ、相手の攻撃を何とか撥ね返し続けて試合は0-0のままタイムアップを迎えた。 この結果、初戦を引き分けで終えたなでしこジャパンは、28日に国立競技場で開催されるホーム開催の第2戦でパリ行きを懸けた運命の一戦に臨む。 北朝鮮女子代表 0-0 なでしこジャパン ◆なでしこジャパンメンバー GK:山下杏也加(I神戸) DF:清水梨紗(ウェストハム)、高橋はな(浦和L)、南萌華(ローマ)、古賀塔子(フェイエノールト) MF:長野風花(リバプール)[→69分 清家貴子(浦和L)]、熊谷紗希(ローマ)[→69分 谷川萌々子(ローゼンゴート)]、長谷川唯(マンチェスター・シティ) FW:藤野あおば(日テレVB)、田中美南(I神戸)[→87分 千葉玲海菜(フランクフルト)]、植木理子(ウェストハム)[→59分 中嶋淑乃(広島R)] 2024.02.25 00:02 Sun

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