橋岡大樹スタンド観戦のルートンは敵地でニューカッスルと壮絶4-4ドロー【プレミアリーグ】

2024.02.04 02:07 Sun
Getty Images
プレミアリーグ第23節、ニューカッスルvsルートン・タウンが3日にセント・ジェームズ・パークで行われ、4-4のドローに終わった。なお、ルートンのDF橋岡大樹はベンチ外となった。

直近のブライトン戦を今シーズンのベストパフォーマンスによって4-0の快勝を収めたルートン。同じくアストン・ビラに快勝を収めた8位のニューカッスルのホームに乗り込んだ一戦では連勝を狙った。そのブライトン戦でハッターズファンに初お披露目となった橋岡だが、この試合では遠征メンバー入りも残念ながらベンチ外となった。

橋岡がスタンドから見守ることになった一戦は開始直後にホームチームが地力の差を見せつける。7分、右サイドのスペースを狙うトリッピアーに良い形で展開されると、ボックス中央に走り込んだロングスタッフが絶妙なグラウンダーの折り返しを右足のスライディングシュートで左隅へ流し込んだ。
序盤にビハインドを背負ったルートンだが、以降の守勢を何とか耐える。すると21分、相手陣内右サイドで得たFKの場面でボックス左のモリスが頭で折り返したボールをオショが頭で押し込んでファーストチャンスを同点ゴールに結びつけた。

ここからより拮抗した攻防も期待されたが、ニューカッスルが瞬く間に勝ち越しゴールを奪う。23分、自陣ボックス内からのロングカウンターでアルミロンの縦パスに反応したゴードンがそのまま左サイドを独走。ボックス内に持ち込んでの右足カットインシュートはGKにはじき出されたが、こぼれをロングスタッフが冷静に左隅へ蹴り込んだ。
前半半ばから終盤にかけて試合は一進一退の攻防に。すると、その攻防のなかで違いを生んだルートンのキーマンが貴重な同点ゴールをもたらす。40分、ハーフウェイライン付近で相手DF2枚を個人技で剥がしたバークリーは左のダウティーにラストパスを送った後にゴール前に詰めると、シュート性のクロスをGKが前にはじいたこぼれを冷静に押し込んだ。

粘りのルートンが2度のビハインドを追いつき、試合は2-2のイーブンで後半に突入。立ち上がりはゴードンに代えてウィルソンを投入したホームチームの流れで進んだが、先にゴールをこじ開けたのはアウェイチーム。

59分、オグベネがボックス内でDFバーンのファウルを誘ってPKを獲得。これをキッカーのモリスが冷静にGKドゥブラフカの飛んだ逆に決め切る。さらに、畳みかけるルートンは62分、カウンターからダウティー、バークリーと繋いでボックス右のアデバヨにラストパスが通ると、前節ハットトリックの好調ストライカーがゴール左下隅へ対角シュートを突き刺した。

まさかの連続失点で一気に2点のビハインドを背負ったニューカッスルは、バーン、アルミロンを下げてリヴラメント、バーンズを同時投入。ここから一気に攻勢を強めると、67分には波状攻撃から左サイドのギマランイスが上げたクロスを大外に飛び込んだトリッピアーが一瞬DFの前に入ってボレーで叩き込む。さらに、73分には球際の攻防を制したマイリーがペナルティアーク手前のバーンズに横パスを送ると、バーンズが枠の外側から巻く絶妙な左足のコントロールシュートをゴール左下隅に突き刺し、見事な連続ゴールでスコアをタイに戻した。

以降は2点差を追いついたニューカッスルが完全に勢いづいて猛攻を仕掛けていくが、最後のところで身体を張るルートンの守備を前にフィニッシュに乱れが生じ始める。

10分が加えられた後半アディショナルタイムでは互いに5点目を奪うチャンスはあったものの、試合は4-4のままタイムアップを迎えた。難所での勝ち点3を逃したものの、2試合連続4ゴールのルートンは大きな勝ち点1を持ち帰ることになった。

ルートン・タウンの関連記事

3日、チャンピオンシップ(イングランド2部)の最終節が一斉開催。優勝チーム、昇格プレーオフチーム、降格チームが決定した。 リーズ・ユナイテッドとバーンリーのプレミアリーグ昇格はすでに決定していた中、最終節の時点で勝ち点が並ぶ両者は優勝を争っての最終節となった。 首位のリーズは日本代表MF田中碧が所属。降格圏 2025.05.03 23:28 Sat
ブラックバーンの日本代表FW大橋祐紀がリーグ戦8点目を記録した。 12日、チャンピオンシップ(イングランド2部)第42節でブラックバーンはアウェイでルートン・タウンと対戦した。 大橋は1トップで先発出場。橋岡大樹はメンバー外となったこの試合。試合は0-0で推移する中、52分に大橋が結果を残した。 自陣 2025.04.13 13:55 Sun
ボーフムは30日、マインツの元U-21ドイツ代表MFトム・クラウス(23)をレンタル移籍で獲得したことを発表した。 RBライプツィヒの下部組織出身のクラウスは、2019年7月にファーストチームに昇格。ニュルンベルクやシャルケへのレンタル移籍を経験し、2023年7月にマインツに完全移籍した。 今シーズンは日本 2025.01.30 22:10 Thu
日本代表DF橋岡大樹も所属するルートン・タウンは9日、ロブ・エドワーズ監督(42)が双方合意の下で退任したことを発表した。 エドワーズ監督は、2022年11月からチームを指揮。チャンピオンシップ(イングランド2部)のチームを率いると、10位に沈んでいたチームを3位まで浮上させると、プレーオフで勝利しプレミアリーグ 2025.01.09 23:38 Thu
日に日に評価を高めているリーズ・ユナイテッドの日本代表MF田中碧だが、ダニエル・ファルケ監督も冗談まじりに称えた。イギリス『ヨークシャー・ポスト』が伝えた。 フォルトゥナ・デュッセルドルフから今シーズン加入した田中。移籍決定まで時間がかかったが、チャンピオンシップ(イングランド2部)に移籍すると、加入当初は環境に 2024.11.28 23:45 Thu

プレミアリーグの関連記事

リバプールは17日、北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリー(21)との新契約を発表した。長期契約を締結したとされている。 ブラッドリーはリバプールの下部組織出身で、ボルトンへのレンタル移籍を経験。2023年7月に正式にファーストチームに昇格した。 これまで公式戦通算55試合に出場し1ゴール10アシストを 2025.05.17 22:55 Sat
リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーが、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドへの敬意を求めた。 アレクサンダー=アーノルドは今季限りでのリバプール退団を発表した中、11日に行われたアーセナル戦で途中出場。その際に味方の一部サポーターからブーイングを浴びせられた。 試合後にDFアン 2025.05.17 12:00 Sat
マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が16日に行われ、0-1で敗れたプレミアリーグ第37節チェルシー戦後にコメントした。 5日後にヨーロッパリーグ決勝のトッテナム戦を控えるユナイテッドは、主力を起用。チェルシー相手に互角以上の戦いを見せるも71分に被弾して惜敗となった。 アモリム監督は試合勘を 2025.05.17 11:00 Sat
チェルシーのエンツォ・マレスカ監督が16日に行われ、1-0で勝利したプレミアリーグ第37節マンチェスター・ユナイテッド戦後にコメントした。 前節ニューカッスルとの上位対決に敗れ、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の6位アストン・ビラに勝ち点で並ばれた5位チェルシーが、ヨーロッパリーグ決勝を控えるユナイテッドをス 2025.05.17 10:00 Sat
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が16日に行われ、0-2で敗れたプレミアリーグ第37節アストン・ビラ戦後にコメントした。 5日後にヨーロッパリーグ決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦を控える17位トッテナムは、前節負傷から復帰したFWソン・フンミンを先発させたものの主力を温存して臨んだ。 そのトッテ 2025.05.17 09:00 Sat

ルートン・タウンの人気記事ランキング

1

プレミア初昇格のルートン、攻守の要ムパンズと契約延長へ…5部リーグ時代から在籍する歴史の証人

ルートン・タウンが元コンゴ民主共和国代表MFペリー・ラドック・ムパンズ(29)との契約延長に漕ぎ着けたようだ。 2022-23シーズンのチャンピオンシップ(イングランド2部)を3位でフィニッシュし、昇格プレーオフを制した末にプレミアリーグ初昇格を決めたルートン。5部リーグに身を置いていた2013-14シーズンからわずか9年での大出世となった。 そんなルートンだが、イギリス『フットボール・インサイダー』によると、プレミア初挑戦を控え、攻守の要である29歳・ムパンズとの契約延長に成功したという。 ロンドン生まれのムパンズは下部組織時代からウェストハムで過ごすも、ファーストチームでの公式戦はカラバオカップ1試合に留まり、プレミアリーグの舞台には立てず。2013年11月、19歳で当時5部リーグのルートンへと放出された。 ルートンではボランチで定位置を確固たるものとし、現在までにクラブ通算367試合出場を記録。2022-23シーズンはヒザのケガで出遅れるも、最終的にはリーグ戦30試合でプレーし、“生けるレジェンド”としてプレミアリーグ初昇格の立役者となった。 どうやら新たにルートンとの長期契約を結ぶようで、近日中には書類にサインする見通し。『フットボール・インサイダー』は「ルートンはムパンズにクラブの将来を託す」と表現しており、ルートンにとって替えの効かない存在であることは間違いなさそうだ。 2023.07.01 16:17 Sat
2

プレミア初昇格のルートン・タウン、1905年から使用のホーム初戦の開催断念…改修は順調も遅延なしの可能性を「絶対に保証することはできない」

クラブ史上初のプレミアリーグ昇格を決めたルートン・タウンだが、懸念されていたスタジアム問題に直面する結果となった。 2022-23シーズンのプレミアリーグ昇格プレーオフ決勝では、コベントリー・シティとの対戦でPK戦を制して昇格を決めたルートン・タウン。クラブ史上初となるプレミアリーグ昇格はビッグニュースとなった。 しかし、本拠地であるケニルワース・ロードには問題が。1905年からルートン・タウンの本拠地として使用されているケニルワース・ロードだが、プレミアリーグの基準を満たしていない状況。収容人数は1万356人であり、最低要件である5000人は上回っている状況だが、テレビ中継のための施設などが満たされていないという。 そのため、新たなスタンドを建設しており、予定より早く作業は進んでいるとのこと。しかし、プレミアリーグの開幕には間に合わせられる保証ができないことから、初のホームゲームの延期を発表した。 ルートン・タウンはクラブを通じて「プロジェクトの規模により、クラブはサポーターに対し、将来の予期せぬ問題によって遅延が生じ、ホームで予定されている開幕戦に影響を及ぼす可能性がないことを絶対に保証することはできない」と声明。早い段階で決断することで、しっかりと予定を組めると判断したとした。 プレミアリーグの開幕戦では日本代表MF三笘薫が所属するブライトン&ホーヴ・アルビオンとのアウェイゲームを戦うが、19日にバーンリーをホームに迎えて初のプレミアリーグを戦う予定だった。 なお、クラブは2019年に新スタジアムの建設計画で許可をもらっており、2026年に完成予定。ただ、それまでにプレミアリーグの要件を満たすため、1000万ポンド(約17億4700万円)規模の改修工事を進めている。 2023.07.15 10:40 Sat
3

最終盤の頭脳プレーにクロップ監督もご満悦!攻守に躍動の遠藤航が高評価 「躍進に大きな影響」「観衆に愛された」

リバプールの日本代表MF遠藤航が高い評価を受けている。 21日、プレミアリーグ第26節でリバプールはホームにルートン・タウンを迎えた。 マンチェスター・シティ、アーセナルと昨季優勝争いをした2チームを抑えて首位に立っているリバプール。後方から猛然と追いかけられている中、残留争い中のルートンを迎えた。 遠藤はアンカーとして先発出場。今冬ルートンに加入した橋岡大樹はメンバー外となり日本人対決は実現しなかったが、遠藤は自身の役割を全う。守備面はもちろんのこと、攻撃面でもチャンスにつながるパスを出すなど活躍した。 特に31分には絶妙な浮き球のパスをボックス内に送るも、ルイス・ディアスが上手く合わせられず。再三チャンスメイクを見せていた。 その遠藤には、イギリス『リバプール・エコー』が8点(10点満点)と高評価。 「ディアスの隙を突いてプレーし、何度もセカンドボールを拾った。後半のリバプールの躍進に大きな影響を与えた」 また、イギリス『デイリー・メール』は7点(10点満点)の評価をつけている。 「ソリッドだった。常にポゼッションを奪い返し、アンフィールドの観衆に愛されていた」 さらに、リバプール専門メディアのイギリス『This is Anfield』も7点(10点満点)の評価。 「ボールをしっかりと扱い、前半には美しい浮き球のパスを一本決め、ルイス・ディアスに多くの得点チャンスの1つを与えた」 「ルートンが中央を突破した時の守備は、全体的にはかなり良かったが、彼にとっての問題はそれを頻繁に相手が行わなかったこと。ほとんどが斜めか彼のサイドにパスを出したことだった。変わらずに自身の役割を果たした」 <span class="paragraph-title">【動画】遠藤航の痺れる浮き球パスでルイス・ディアスに決定機!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="_cxfHZHEIxE";var video_start = 112;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】遠藤航のそつのない頭脳プレーにクロップ監督も満面の笑みで拍手を送る</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="_cxfHZHEIxE";var video_start = 354;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.02.22 13:05 Thu
4

「怒り、動揺している」3点差を逆転されて敗戦…橋岡大樹が3失点に絡んだルートン指揮官が喝を入れる「クヨクヨすることなど許さない」

ルートン・タウンのロブ・エドワーズ監督が、衝撃的な敗戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 13日、延期されていたプレミアリーグ第17節でルートンはアウェイでボーンマスと対戦した。 今冬加入した日本代表DF橋岡大樹は、プレミアリーグで初先発。3バックの一角でプレーした。 プレミアリーグ残留に向けて勝利の欲しいルートン。試合は前半だけで3点を奪う素晴らしいスタートを切ったが、後半は守備が崩壊。橋岡も失点に絡むなどミスが出てしまい、まさかの4失点。3点差を逆転される衝撃の敗戦となってしまった。 試合後、エドワーズ監督は崩壊した守備について言及。名指しこそしていないが、橋岡のところを攻め込まれ連続3失点。チームとしての守備対応がまずかったとし、配線に怒りを覚えているとした。 「振り返れば、我々は十分は守備ができず、しっかりと守れていなかった」 「ここにいる選手たちを糾弾するつもりはないが、個々のミスもあり、1vs1のデュエルでは対応できていなかった」 「我々は(後半の)早い段階での失点でボーンマスを勇気づけてしまい、連続ゴールと前へのプレー、彼らの走力とパワーに対応できていなかった。本当に悔しい」 「4つのゴール全てに対応し、それぞれ避けることもできた。ただ、それぞれのゴールには3つ、4つのミスがあった」 「我々はプレミアリーグの試合で勝利するために非常に良いポジションにいた。ここに座り、負けたことについて話すのは難しい」 「私は怒り、動揺している。呆然としている。今シーズン、我々はいくつも負けてきたが、今夜のような負け方は痛い」 これでリーグ戦7戦未勝利。週末には、1つ上のノッティンガム・フォレストとのシックスポインターが待っている。 エドワーズ監督は、この試合に向けてしっかりと準備をしなければいけないと喝を入れた。 「土曜日には大きな試合がある。このような試合に向けて立ち直れないのであれば、何かが間違っているということだろう。ただ、我々の選手たちがクヨクヨすることなど許さない」 「試合には負けたが、前半は本当に良いパフォーマンスを見せた。そこから学ばなければいけない」 <span class="paragraph-title">【動画】橋岡大樹が狙われ3失点に絡む…ルートンが3点差を逆転され敗戦</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="7E9n5tCdjWY";var video_start = 332;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.14 12:30 Thu
5

「美しいゴール」「オシャレ」右足アウトの技あり弾! 大橋祐紀が2戦連発で今季のリーグ戦8点目を記録「らしいゴール」

ブラックバーンの日本代表FW大橋祐紀がリーグ戦8点目を記録した。 12日、チャンピオンシップ(イングランド2部)第42節でブラックバーンはアウェイでルートン・タウンと対戦した。 大橋は1トップで先発出場。橋岡大樹はメンバー外となったこの試合。試合は0-0で推移する中、52分に大橋が結果を残した。 自陣からパスを繋ぐと、ライアン・ヘッジスのスルーパスに大橋が反応。DFとのスプリント勝負となると、前に出てきたGKトーマス・カミンスキのタイミングをずらし右足アウトサイドで技ありシュート。ゴールに流し込んだ。 大橋にとっては2試合連続ゴールとなり、今シーズンのリーグ戦8ゴール目となった。 ファンは「美しいゴール」、「素晴らしいゴール」、「かっこいい!」、「オシャレ」、「これはすげぇ」、「らしいゴールだな」とコメントを寄せている。 <span class="paragraph-title">【動画】大橋祐紀が右足アウトで技ありゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="2HUT0PAejeM";var video_start = 35;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.13 13:55 Sun

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly