ニューカッスルが8年ぶりのタイン・ウェア・ダービーに完勝! 新年白星発進で公式戦連敗を「4」でストップ【FAカップ】
2024.01.06 23:46 Sat
FAカップ3回戦、サンダーランドvsニューカッスルが6日にスタジアム・オブ・ライトで行われ、0-3で勝利したニューカッスルが4回戦進出を決めた。
サンダーランドの低迷、サウジアラビア資本によって変貌を遂げたニューカッスルと両クラブの立ち位置が大きく変わったなか、8年ぶりに実現したイングランド屈指のダービーマッチとして知られるタイン・ウェア・ダービー。
公式戦4連敗と苦境が続くマグパイズはこのダービーをきっかけにすべく、トリッピアーやギマランイス、ゴードン、イサクらベストメンバーで臨んだ。一方、先日にマイケル・ビール新監督を招へいしたチャンピオンシップ(イングランド2部)に属するブラックキャッツは、ベリンガム兄弟の弟であるジョーブ・ベリンガムやジャック・クラークら若手逸材がスタメン起用となった。
試合は立ち上がりから地力で勝るアウェイチームが押し込む展開に持ち込み、開始2分にはセットプレーからロングスタッフのヘディングシュートでGKパターソンを脅かす。
以降も敵地で70%を超えるボール支配率で押し込み続けるニューカッスルは、セットプレーをサイドを起点とした攻めでチャンスを作り出す。だが、ダービー特有の緊張感もあってか、ロングスタッフがミドルシュートを大きくふかすなど決め切ることができない。また、この試合ではVARが採用されておらず、イサクの際どいボックス内での交錯プレーもPK獲得には至らず。
前半終了間際のアルミロンの決定機はボレーシュートを枠の左に外してしまい追加点を奪えなかったニューカッスル。だが、後半開始早々に相手のミスから2点目を奪取。46分、自陣ボックス付近でGKとパス交換したエクワにプレッシャーをかけたアルミロンが引っかけてボックス中央でフリーのイサクにプレゼントパスを送ると、これをスウェーデン代表FWが難なく左足でゴールネットへ流し込んだ。
不運なオウンゴールにミス絡みの失点で厳しい状況となったホームチームだが、失点に絡んだエクワのシュートで最初の決定機を創出。以降はボールを握られながらも、球際で五分の勝負に持ち込んで押し返す。そのなかでプリチャードが個人技で見せ場を作るが、58分のシュートはクロスバー、74分の右足アウトを使ったテクニカルなシュートはGKドゥブラフカのビッグセーブに阻まれる。
その後、試合終盤にかけてはサンダーランドが押し込む時間帯が続いたが、この時間帯にゴールを奪ったのはニューカッスル。88分、カウンターから左サイドのスペースで縦に運んだゴードンがDFバラードに倒されてPKを獲得。これをキッカーのイサクがきっちり決め切ってトドメの3点目とした。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、8年ぶりのタイン・ウェア・ダービーに完勝のニューカッスルが公式戦連敗を「4」でストップ。新年初勝利を挙げると共に4回戦進出を決めた。
サンダーランドの低迷、サウジアラビア資本によって変貌を遂げたニューカッスルと両クラブの立ち位置が大きく変わったなか、8年ぶりに実現したイングランド屈指のダービーマッチとして知られるタイン・ウェア・ダービー。
公式戦4連敗と苦境が続くマグパイズはこのダービーをきっかけにすべく、トリッピアーやギマランイス、ゴードン、イサクらベストメンバーで臨んだ。一方、先日にマイケル・ビール新監督を招へいしたチャンピオンシップ(イングランド2部)に属するブラックキャッツは、ベリンガム兄弟の弟であるジョーブ・ベリンガムやジャック・クラークら若手逸材がスタメン起用となった。
以降も敵地で70%を超えるボール支配率で押し込み続けるニューカッスルは、セットプレーをサイドを起点とした攻めでチャンスを作り出す。だが、ダービー特有の緊張感もあってか、ロングスタッフがミドルシュートを大きくふかすなど決め切ることができない。また、この試合ではVARが採用されておらず、イサクの際どいボックス内での交錯プレーもPK獲得には至らず。
それでも、優位に試合を進めるマグパイズは35分、ギマランイスのスルーパスに反応したジョエリントンがDFを振り切って左サイドのスペースに抜け出して鋭いグラウンダークロスを供給。これがイサクの手前でクリアを試みたDFバラードのオウンゴールを誘発した。
前半終了間際のアルミロンの決定機はボレーシュートを枠の左に外してしまい追加点を奪えなかったニューカッスル。だが、後半開始早々に相手のミスから2点目を奪取。46分、自陣ボックス付近でGKとパス交換したエクワにプレッシャーをかけたアルミロンが引っかけてボックス中央でフリーのイサクにプレゼントパスを送ると、これをスウェーデン代表FWが難なく左足でゴールネットへ流し込んだ。
不運なオウンゴールにミス絡みの失点で厳しい状況となったホームチームだが、失点に絡んだエクワのシュートで最初の決定機を創出。以降はボールを握られながらも、球際で五分の勝負に持ち込んで押し返す。そのなかでプリチャードが個人技で見せ場を作るが、58分のシュートはクロスバー、74分の右足アウトを使ったテクニカルなシュートはGKドゥブラフカのビッグセーブに阻まれる。
その後、試合終盤にかけてはサンダーランドが押し込む時間帯が続いたが、この時間帯にゴールを奪ったのはニューカッスル。88分、カウンターから左サイドのスペースで縦に運んだゴードンがDFバラードに倒されてPKを獲得。これをキッカーのイサクがきっちり決め切ってトドメの3点目とした。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、8年ぶりのタイン・ウェア・ダービーに完勝のニューカッスルが公式戦連敗を「4」でストップ。新年初勝利を挙げると共に4回戦進出を決めた。
ニューカッスルの関連記事
FAカップの関連記事
|
ニューカッスルの人気記事ランキング
1
ビッグクラブ関心のFWイサク、ニューカッスルとの契約交渉は一旦停止…アーセナルやリバプールが強い関心
ニューカッスル・ユナイテッドが、スウェーデン代表FWアレクサンダー・イサク(25)との契約交渉を一時停止したという。イギリス『Caught Offside』が伝えた。 イサクはAIKソルナから2017年1月にドルトムントに完全移籍。ヴィレムⅡへのレンタル移籍を経て、2019年7月にレアル・ソシエダに完全移籍。2022年8月にニューカッスルへと完全移籍で加入した。 スウェーデンでは“ネクスト”ズラタン・イブラヒモビッチとも期待されたイサク。ニューカッスルでは100試合で58ゴール9アシストを記録し、エースとしてプレーしている。 ソシエダでも132試合で44ゴール8アシストとスコアラーとしての才能は多くのクラブに認められており、今夏の移籍市場ではアーセナルやリバプールが熱心に獲得を考えているとされている。 今シーズンはカラバオカップ(EFLカップ)でチームにタイトルをもたらせるなど、公式戦33試合で2ゴール5アシストを記録。存在感を増している中で、契約交渉は進展していないようだ。 イサクとニューカッスルは2028年夏までの契約が残っている状況。あと3年はチームに残る計算となるが、ビッグクラブからの強い関心がある影響なのか、ニューカッスルとの交渉が進展していないと報道。イサク側はあまり前向きに考えていないとされている。 コンスタントに上位につけ、チャンピオンズリーグ(CL)の舞台でも戦えるクラブに移籍する可能性があるイサク。ニューカッスルが留めるには、CL出場権獲得も重要なファクターになるかもしれない。 2025.03.27 16:35 Thu2
バルセロナ、中盤の補強をするならプレミアでプレーするイタリア代表MFか?
今夏の移籍市場では中盤の補強を考えていないと見られているバルセロナだが、状況が変わった場合のターゲットはプレミアリーグにいるようだ。 スペイン『ムンド・デポルティボ』によると、バルセロナが関心を示しているというのがニューカッスル・ユナイテッドのイタリア代表MFサンドロ・トナーリ(24)だという。 以前からバルセロナが関心を寄せていたとされるトナーリ。ブレシア時代の2020年には6500万ユーロ(約105億6000万円)の移籍金でオファーも拒否されたとのこと。その後、ミランでもプレーしたトナーリはニューカッスルへと移籍したが、賭博を行っていたとして10カ月という長期の出場停止を受けることに。ただ、現在は出場停止が明け、今シーズンはプレミアリーグで26試合に出場し1ゴール1アシスト。EFLカップ制覇にも貢献し、イタリア代表としても復帰している。 ハンジ・フリック監督は、現在の中盤に満足しているものの、トナーリが獲得できる状態になれば検討をするとのこと。ただ、相当な移籍金が必要になると見られており、あまり実現度は高くなさそうだ。 バルセロナの最大の関心事はウイングの選手とされており、リバプールのコロンビア代表FWルイス・ディアス(28)が期待されているようだ。 2025.03.23 22:45 Sun3
股関節を負傷か? ゴードンがイングランド代表を離脱…指揮官も「少し心配」
イングランドサッカー協会(FA)は23日、FWアンソニー・ゴードンがイングランド代表を離脱することを発表した。 2026年北中米ワールドカップ(W杯)欧州予選に臨むイングランド代表に招集されていたゴードン。FAによれば、ゴードンは21日に行われたアルバニア代表戦で負傷したとのことだ。 イギリス『BBC』によれば、股関節付近を痛めたとのこと。トーマス・トゥヘル監督は「少し心配な状態」と述べており、さらなる検査のためにニューカッスル・ユナイテッドに復帰したという。 ゴードンは、アルバニア戦でマーカス・ラッシュフォードと交代で後半から出場していた。 2025.03.23 22:25 Sun4
ついにタイトル獲得のニューカッスル、ビッグクラブから関心のFWイサクは売却拒否の方針で決定か
ニューカッスルはビッグクラブからの関心が報じられ続けるスウェーデン代表FWアレクサンダー・イサク(25)について、改めて売却を拒否する方針を固めたようだ。 今シーズンはプレミアリーグで上位争いに加わるニューカッスル。また、先週末に行われたEFLカップ(カラバオカップ)決勝ではリバプールを破り、悲願となるタイトル獲得も成し遂げた。 好調なシーズンを送るチームで、絶対的な得点源として活躍するのがイサクだ。今シーズンは公式戦33試合23ゴール5アシストを記録しており、プレミアリーグでも25試合19ゴールと出色のパフォーマンスを見せている。 EFL決勝でも得点するなど絶好調のイサクについては、当然ビッグクラブが放っておかず。今夏の移籍市場ではアーセナルやリバプール、バルセロナなどが獲得に動くとも報じられていた。 しかし、イギリス『デイリー・メール』によると、ニューカッスルのオーナーであるヤシール・アル・ルマイヤン氏はお気に入り選手であるイサクの売却を検討すらせず。クラブに対していかなるオファーも拒否するよう伝えたとのことだ。 イサクとニューカッスルの契約はまだ2028年夏まで残っているが、クラブは今夏新契約についての話し合いを計画中。悲願のタイトルを獲得し、さらに来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権も獲得すれば、リーグ屈指のストライカーに相応しい新契約をオファーできると考えているようだ。 2025.03.18 13:25 Tue5