【2023-24 プレミアリーグ前半戦ベストイレブン】首位リバプールと奮闘スパーズから最多3選手を選出
2024.01.03 22:02 Wed
2023-24シーズンのプレミアリーグが前半戦が終了しました。そこで本稿では今シーズンの前半戦ベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。
GK:ヴィカーリオ
DF:アレクサンダー=アーノルド、サリバ、ファン・ダイク、ペドロ・ポロ
MF:ドウグラス・ルイス、ロドリ、ライス
FW:サラー、ボーウェン、ソン・フンミンGK グリエルモ・ヴィカーリオ(27歳/トッテナム)
出場試合数:19(先発:19)/失点数:28
初挑戦の舞台で躍動。リーグ屈指の守護神ロリスの後釜としてセリエAのプロヴィンチャであるエンポリから加入したイタリア代表GK。昨季の欧州5大リーグで最多セーブ数を記録した実力者ではあるものの、プレミアリーグではほぼ無名の存在だけに開幕前には懐疑的な見方も少なくなかった。しかし、開幕からハイライン・ハイプレスを志向する新指揮官の下で大きな変貌を遂げた新生スパーズの新守護神として躍動。前評判通りの傑出したシュートストップに加え、リーグ初挑戦のGKが苦戦するセットプレー対応にも順応。失点数やクリーンシート数を鑑みればリバプール守護神アリソンが優れているが、サイドバック4人が並ぶ急造ディフェンスラインでの戦いが続いたチーム事情、チェルシー戦で見せたスイーパーGKとしての圧巻のパフォーマンスを考慮してベストに選出した。
DF アレクサンダー=アーノルド(25歳/リバプール)
出場試合数:17(先発:16)/得点数:2
サイドバック、セントラルMF兼任でさらなる進化。昨季後半から偽SBとしてプレーしてきたなか、今季は引き続き偽SBとしてプレーしつつ、イングランド代表でもプレーするセントラルMFとしてもプレー。ここまで3アシストと例年に比べてアシストのペースは落ちているものの、ビルドアップ、ロングカウンターの起点、多くのキーパスなどチャンスメーカー、オーガナイザーとして抜群の存在感を放つ。また、フルアム戦での劇的決勝ゴール、マンチェスター・シティ戦でチームを敗戦から救うゴールと勝負強い活躍も光った。課題の守備に関しても時おり集中力の欠如は見受けられるが、対人の強度や判断面で成長の兆しを見せる。
DF ウィリアム・サリバ(22歳/アーセナル)
出場試合数:19(先発:19)/得点数:1
攻守両面で昨季以上の安定感。母国での武者修行を終えた昨季に圧巻のパフォーマンスでガナーズの2位フィニッシュに貢献した若武者は、今季の前半戦でフル稼働。22歳という若さを全く感じさせない余裕を持った守備対応で各クラブの一線級のアタッカーを封殺。また、痺れるビッグマッチにおいては傑出した集中力をみせ、1-1のドローに終わったリバプール戦では今季のハイライトというべきハイパフォーマンスを披露した。
出場試合数:17(先発:17)/得点数:1
完全復活でリーグ最少失点の堅守を牽引。2020–21シーズンに重傷を負って以降は、対人対応の部分で衰えを指摘される声も挙がっていたが、今季はフィジカル面で全盛期に近いコンディションを取り戻した結果、再び世界最高峰のセンターバックに返り咲いた。シーズン序盤はロバートソンの離脱に中盤のフィルター能力の低下によって、無理を強いられる場面も少なくなかったが、圧倒的なフィジカルとプレーリードによってピンチの芽を積み続けた。新キャプテンとしてのリーダーシップや持ち味であるビルドアップ、セットプレー時のターゲット役としての存在感も抜群だった。
DF ペドロ・ポロ(24歳/トッテナム)
出場試合数:18(先発:18)/得点数:0
新指揮官の下で攻守両面で急成長。言うまでもなく本職は右サイドだが、サイドバックとしての傑出したパフォーマンスを評価し、同僚ウドジェやアストン・ビラDFディーニュ、フルアムDFロビンソンらを外してスペイン代表DFを選出。スポルティングCP、昨季スパーズではウイングバックを主戦場としており、昨季のパフォーマンスから判断すれば、守備面においてプレミアリーグのサイドバックとしてプレーするのは厳しいかに思われたが、その下馬評を覆す前半戦となった。課題の守備では対人対応で力強さ、クロス対応での的確な絞りなど著しい改善をみせ、持ち味の攻撃面ではポステコグルー監督がサイドバックに求めるマルチタスクを難なくこなし、6アシストを記録するなど縦横無尽のプレーで経由点、チャンスメーカーとして機能。消耗激しいスタイルにおいて開幕戦を除きフル稼働のタフさも好評価。
MF ドウグラス・ルイス(25歳/アストン・ビラ)
出場試合数:18(先発:18)/得点数:5
躍進アストン・ビラの心臓。中盤ではマンチェスター・シティMFベルナルド・シウバの活躍も素晴らしかったが、3位に大躍進したアストン・ビラのベストプレーヤーを選出した。強度の高い守備、優れた戦術眼、高精度の右足のキックと攻守両面でハイクオリティを誇るプレミアリーグ屈指の万能型MFは、ハイライン・ハイインテンシティを志向するエメリ率いるチームにおいて最も替えが利かない選手だ。とりわけ、攻撃面ではボールのオン・オフに関わらず、効果的なプレー選択で局面を打開し、多くの決定機に関与。また、リーグ屈指のプレースキッカーとして5ゴール3アシストを記録。今冬の移籍市場では優勝を争う古巣シティ、アーセナルからの関心が強まっているが、後半戦もアストン・ビラの躍進に貢献してほしいところだ。
MF ロドリ(27歳/マンチェスター・シティ)
出場試合数:15(先発:15)/得点数:3
不在で示す大きな存在感。今季前半戦で3敗を喫したマンチェスター・シティだが、そのすべてでスペイン代表MFが不在だったという事実は偶然ではない。中盤の底でフィルター役、配球役を完璧にこなすシティズンズの司令塔はどんな状況においてもプレー判断を誤る場面は皆無で、常に適切なプレーでチームを機能させる。偽CBの採用やMFコバチッチ、MFマテウス・ヌネスの新加入組の存在もあり、今季の中盤は試合ごとにかなり流動的だが、バランサーとして驚異的な能力を発揮する27歳MFが最終的にうまくまとめている印象だ。そういった司令塔としての役割に加え、3ゴール2アシストと勝敗に直結する仕事も果たすスーパーな活躍ぶりだった。
MF デクラン・ライス(24歳/アーセナル)
出場試合数:19(先発:19)/得点数:3
期待以上の活躍。昨夏、マンチェスター・シティとの競合の末にアーセナルがイギリス人史上最高額で獲得した万能型MFは、その高額な移籍金を早くもお値打ち価格と感じさせる活躍を見せた。アンカーと左インサイドハーフでの併用となったなか、前半戦は全試合にスタメン出場。前所属ウェストハムと大きく異なるスタイルにビルドアップや攻撃への絡みの部分でやや苦戦したものの、持ち味である傑出したデュエル、危機察知能力を遺憾なく発揮。2センターバックと共にリーグ2位の堅守を支えている。さらに、攻撃面ではここまで3ゴールを挙げているが、そのうちの2つはマンチェスター・ユナイテッド、ルートン・タウン相手に後半アディショナルタイムに決めた決勝点。もうひとつは敗色濃厚のチェルシー戦で奪った反撃の狼煙を上げるゴールと、見事な勝負強さを発揮している。また、新加入ながら若手主体のスカッドにおいて早くもリーダーシップを発揮している点も評価したい。
FW モハメド・サラー(31歳/リバプール)
出場試合数:19(先発:19)/得点数:12
前半戦のMVP。得点ランキング2位の12ゴールに加え、アシストランキングトップの7アシストを記録。刷新の中盤、ロバートソンの不在、負傷などの影響でメンバーを固定し切れない前線とここ数シーズンに比べてチーム全体のチャンスメークの質はやや落ちているが、毎試合のように相手の徹底監視にあう中でのハイレベルの安定感はさすがの一言だ。
FW ジャロッド・ボーウェン(27歳/ウェストハム)
出場試合数:18(先発:18)/得点数:11
アントニオ不在でCFでも奮闘。前線では得点ランキングトップのマンチェスター・シティFWハーランド、スコアポイント上位のアストン・ビラFWワトキンスも捨てがたいが、本職の右ウイングとセンターフォワードで奮闘したハマーズのエースを選出した。2020-21シーズンからハマーズの主力アタッカーとして活躍するレフティーだが、これまでのキャリアハイは2021–22シーズンの12ゴール。そういったなか、今季は前半戦で11ゴールとキャリアハイ更新は確実だ。内弁慶の印象があるハマーズにおいて今季は開幕からアウェイ7試合連続ゴールを記録した点は高評価に値し、堅守速攻のスタイルにおいて個人としてシュート数が決して多くないなかでの11ゴールという決定力は驚異的だ。現在は主力アントニオの離脱でセンターフォワードでのプレーが増加しているが、コンバート後に4ゴールを挙げている。
FW ソン・フンミン(31歳/トッテナム)
出場試合数:19(先発:19)/得点数:11
新生スパーズを率いる頼れるキャプテン。昨季の微妙なパフォーマンスに加え、プレミアリーグ最高のアタッキングデュオを形成したケインの移籍で開幕前は苦戦も指摘された一昨季のリーグ得点王。しかし、蓋を開けてみれば、ここまで11ゴール5アシストと見事な数字を残している。昨季終了後のスポーツ・ヘルニアの手術を経て今季初ゴールまでに4試合を要したが、その4戦目のバーンリー戦でハットトリックを達成すると、以降は量産体制に。新相棒マディソンの負傷離脱を含め、負傷者続出の厳しいチーム事情においてMFクルゼフスキと共にフル稼働で攻撃を牽引した。アーセナル、リバプール、マンチェスター・シティとビッグマッチでの重要なゴールに加え、新指揮官と選手の繋ぎ役、チームメイトに常に寄り添うリーダーとしての振る舞いも素晴らしかった。。
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◆プレミアリーグ前半戦ベストイレブンGK:ヴィカーリオ
DF:アレクサンダー=アーノルド、サリバ、ファン・ダイク、ペドロ・ポロ
MF:ドウグラス・ルイス、ロドリ、ライス
FW:サラー、ボーウェン、ソン・フンミンGK グリエルモ・ヴィカーリオ(27歳/トッテナム)
出場試合数:19(先発:19)/失点数:28
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初挑戦の舞台で躍動。リーグ屈指の守護神ロリスの後釜としてセリエAのプロヴィンチャであるエンポリから加入したイタリア代表GK。昨季の欧州5大リーグで最多セーブ数を記録した実力者ではあるものの、プレミアリーグではほぼ無名の存在だけに開幕前には懐疑的な見方も少なくなかった。しかし、開幕からハイライン・ハイプレスを志向する新指揮官の下で大きな変貌を遂げた新生スパーズの新守護神として躍動。前評判通りの傑出したシュートストップに加え、リーグ初挑戦のGKが苦戦するセットプレー対応にも順応。失点数やクリーンシート数を鑑みればリバプール守護神アリソンが優れているが、サイドバック4人が並ぶ急造ディフェンスラインでの戦いが続いたチーム事情、チェルシー戦で見せたスイーパーGKとしての圧巻のパフォーマンスを考慮してベストに選出した。
出場試合数:17(先発:16)/得点数:2
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サイドバック、セントラルMF兼任でさらなる進化。昨季後半から偽SBとしてプレーしてきたなか、今季は引き続き偽SBとしてプレーしつつ、イングランド代表でもプレーするセントラルMFとしてもプレー。ここまで3アシストと例年に比べてアシストのペースは落ちているものの、ビルドアップ、ロングカウンターの起点、多くのキーパスなどチャンスメーカー、オーガナイザーとして抜群の存在感を放つ。また、フルアム戦での劇的決勝ゴール、マンチェスター・シティ戦でチームを敗戦から救うゴールと勝負強い活躍も光った。課題の守備に関しても時おり集中力の欠如は見受けられるが、対人の強度や判断面で成長の兆しを見せる。
DF ウィリアム・サリバ(22歳/アーセナル)
出場試合数:19(先発:19)/得点数:1
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攻守両面で昨季以上の安定感。母国での武者修行を終えた昨季に圧巻のパフォーマンスでガナーズの2位フィニッシュに貢献した若武者は、今季の前半戦でフル稼働。22歳という若さを全く感じさせない余裕を持った守備対応で各クラブの一線級のアタッカーを封殺。また、痺れるビッグマッチにおいては傑出した集中力をみせ、1-1のドローに終わったリバプール戦では今季のハイライトというべきハイパフォーマンスを披露した。
DF ヴィルヒル・ファン・ダイク(32歳/リバプール)
出場試合数:17(先発:17)/得点数:1
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完全復活でリーグ最少失点の堅守を牽引。2020–21シーズンに重傷を負って以降は、対人対応の部分で衰えを指摘される声も挙がっていたが、今季はフィジカル面で全盛期に近いコンディションを取り戻した結果、再び世界最高峰のセンターバックに返り咲いた。シーズン序盤はロバートソンの離脱に中盤のフィルター能力の低下によって、無理を強いられる場面も少なくなかったが、圧倒的なフィジカルとプレーリードによってピンチの芽を積み続けた。新キャプテンとしてのリーダーシップや持ち味であるビルドアップ、セットプレー時のターゲット役としての存在感も抜群だった。
DF ペドロ・ポロ(24歳/トッテナム)
出場試合数:18(先発:18)/得点数:0
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新指揮官の下で攻守両面で急成長。言うまでもなく本職は右サイドだが、サイドバックとしての傑出したパフォーマンスを評価し、同僚ウドジェやアストン・ビラDFディーニュ、フルアムDFロビンソンらを外してスペイン代表DFを選出。スポルティングCP、昨季スパーズではウイングバックを主戦場としており、昨季のパフォーマンスから判断すれば、守備面においてプレミアリーグのサイドバックとしてプレーするのは厳しいかに思われたが、その下馬評を覆す前半戦となった。課題の守備では対人対応で力強さ、クロス対応での的確な絞りなど著しい改善をみせ、持ち味の攻撃面ではポステコグルー監督がサイドバックに求めるマルチタスクを難なくこなし、6アシストを記録するなど縦横無尽のプレーで経由点、チャンスメーカーとして機能。消耗激しいスタイルにおいて開幕戦を除きフル稼働のタフさも好評価。
MF ドウグラス・ルイス(25歳/アストン・ビラ)
出場試合数:18(先発:18)/得点数:5
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躍進アストン・ビラの心臓。中盤ではマンチェスター・シティMFベルナルド・シウバの活躍も素晴らしかったが、3位に大躍進したアストン・ビラのベストプレーヤーを選出した。強度の高い守備、優れた戦術眼、高精度の右足のキックと攻守両面でハイクオリティを誇るプレミアリーグ屈指の万能型MFは、ハイライン・ハイインテンシティを志向するエメリ率いるチームにおいて最も替えが利かない選手だ。とりわけ、攻撃面ではボールのオン・オフに関わらず、効果的なプレー選択で局面を打開し、多くの決定機に関与。また、リーグ屈指のプレースキッカーとして5ゴール3アシストを記録。今冬の移籍市場では優勝を争う古巣シティ、アーセナルからの関心が強まっているが、後半戦もアストン・ビラの躍進に貢献してほしいところだ。
MF ロドリ(27歳/マンチェスター・シティ)
出場試合数:15(先発:15)/得点数:3
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不在で示す大きな存在感。今季前半戦で3敗を喫したマンチェスター・シティだが、そのすべてでスペイン代表MFが不在だったという事実は偶然ではない。中盤の底でフィルター役、配球役を完璧にこなすシティズンズの司令塔はどんな状況においてもプレー判断を誤る場面は皆無で、常に適切なプレーでチームを機能させる。偽CBの採用やMFコバチッチ、MFマテウス・ヌネスの新加入組の存在もあり、今季の中盤は試合ごとにかなり流動的だが、バランサーとして驚異的な能力を発揮する27歳MFが最終的にうまくまとめている印象だ。そういった司令塔としての役割に加え、3ゴール2アシストと勝敗に直結する仕事も果たすスーパーな活躍ぶりだった。
MF デクラン・ライス(24歳/アーセナル)
出場試合数:19(先発:19)/得点数:3
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期待以上の活躍。昨夏、マンチェスター・シティとの競合の末にアーセナルがイギリス人史上最高額で獲得した万能型MFは、その高額な移籍金を早くもお値打ち価格と感じさせる活躍を見せた。アンカーと左インサイドハーフでの併用となったなか、前半戦は全試合にスタメン出場。前所属ウェストハムと大きく異なるスタイルにビルドアップや攻撃への絡みの部分でやや苦戦したものの、持ち味である傑出したデュエル、危機察知能力を遺憾なく発揮。2センターバックと共にリーグ2位の堅守を支えている。さらに、攻撃面ではここまで3ゴールを挙げているが、そのうちの2つはマンチェスター・ユナイテッド、ルートン・タウン相手に後半アディショナルタイムに決めた決勝点。もうひとつは敗色濃厚のチェルシー戦で奪った反撃の狼煙を上げるゴールと、見事な勝負強さを発揮している。また、新加入ながら若手主体のスカッドにおいて早くもリーダーシップを発揮している点も評価したい。
FW モハメド・サラー(31歳/リバプール)
出場試合数:19(先発:19)/得点数:12
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前半戦のMVP。得点ランキング2位の12ゴールに加え、アシストランキングトップの7アシストを記録。刷新の中盤、ロバートソンの不在、負傷などの影響でメンバーを固定し切れない前線とここ数シーズンに比べてチーム全体のチャンスメークの質はやや落ちているが、毎試合のように相手の徹底監視にあう中でのハイレベルの安定感はさすがの一言だ。
FW ジャロッド・ボーウェン(27歳/ウェストハム)
出場試合数:18(先発:18)/得点数:11
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アントニオ不在でCFでも奮闘。前線では得点ランキングトップのマンチェスター・シティFWハーランド、スコアポイント上位のアストン・ビラFWワトキンスも捨てがたいが、本職の右ウイングとセンターフォワードで奮闘したハマーズのエースを選出した。2020-21シーズンからハマーズの主力アタッカーとして活躍するレフティーだが、これまでのキャリアハイは2021–22シーズンの12ゴール。そういったなか、今季は前半戦で11ゴールとキャリアハイ更新は確実だ。内弁慶の印象があるハマーズにおいて今季は開幕からアウェイ7試合連続ゴールを記録した点は高評価に値し、堅守速攻のスタイルにおいて個人としてシュート数が決して多くないなかでの11ゴールという決定力は驚異的だ。現在は主力アントニオの離脱でセンターフォワードでのプレーが増加しているが、コンバート後に4ゴールを挙げている。
FW ソン・フンミン(31歳/トッテナム)
出場試合数:19(先発:19)/得点数:11
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新生スパーズを率いる頼れるキャプテン。昨季の微妙なパフォーマンスに加え、プレミアリーグ最高のアタッキングデュオを形成したケインの移籍で開幕前は苦戦も指摘された一昨季のリーグ得点王。しかし、蓋を開けてみれば、ここまで11ゴール5アシストと見事な数字を残している。昨季終了後のスポーツ・ヘルニアの手術を経て今季初ゴールまでに4試合を要したが、その4戦目のバーンリー戦でハットトリックを達成すると、以降は量産体制に。新相棒マディソンの負傷離脱を含め、負傷者続出の厳しいチーム事情においてMFクルゼフスキと共にフル稼働で攻撃を牽引した。アーセナル、リバプール、マンチェスター・シティとビッグマッチでの重要なゴールに加え、新指揮官と選手の繋ぎ役、チームメイトに常に寄り添うリーダーとしての振る舞いも素晴らしかった。。
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“ペップ史上”をさらに更新の公式戦5連敗…「今はかなり脆いと言える」「こんなにも負け込むのに慣れていない」
マンチェスター・シティは23日のプレミアリーグ第12節でトッテナムとホームで対戦し、0-4と惨敗した。 プレミア4連覇中の強者ぶりはどこへやら。代表ウィークを挟み、公式戦4連敗からの仕切り直しを図りたいところだったが、前後半に2失点ずつと守りが崩れたほか、強力な攻撃陣も封殺されてしまった。 ジョゼップ・グアルディオラ監督も中断中に新たな契約を結び、心機一転のはずだったが、これで公式戦5連敗。4連敗が監督キャリア初として注目されたが、そのワースト記録をまたも更新してしまった。 ここまで負け試合が続くグアルディオラ監督は「0-4で負けたら、トッテナムを祝福する以外に言葉なんてない」と切り出すと、こう振り返る。クラブ公式サイトが伝えた。 「ボールを取り返すのに手を焼いた。そこで勝てず、アクションを起こせなかったね。我々はかなり良かったし、たくさんのチャンスも作ったが、今はかなり脆いと言える」 また、「8年間もここにいたら、遅かれ早かれ落ちるのもわかりきったことだった」と続けたが、「もちろん、プレミアで3連敗すると思ってもいなかった」と本音も。そして、現状を直視した。 「常に落ち込みを覚悟してはいたが、信じられないほど安定していたからね。だが、フットボールでも、人生でも、ときにこうなる現実を否定できない」 「我々はこんなにも負け込むのに慣れていない。だが、それが起こっている。なおさらだが、次の試合ではあらゆる手を尽くして変えていかないといけない」 来週はフェイエノールトとのチャンピオンズリーグ(CL)にリバプールとのプレミアとタフな1週間。苦しいチーム状況だが、乗り切れるか。 <span class="paragraph-title">【動画】負け込むシティ…トッテナムにも4失点惨敗</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="tdhNWlOuQY0";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.24 10:35 Sun3
プレミアリーグ、関連当事者取引規則の一部変更を発表…シティら4クラブ反対票も承認
プレミアリーグは22日、各クラブの投票の結果、関連当事者取引(APT)規則の一部変更を発表した。イギリス『BBC』が伝えている。 今回の動きは、マンチェスター・シティからの訴訟を受けて実施された。 APTは、シティとUAEのエティハド航空グループなど、クラブと関連している可能性のある他の企業とのスポンサー契約に関するもの。 シティは今年初め、規則が「違法」で「湾岸諸国の所有権を差別している」としてプレミアリーグに対して訴訟を起こした。仲裁委員会は先月判決を発表し、シティとリーグはともに勝利を主張した。 委員会は、プレミアリーグのAPT規則は競技構造の重要な部分であると判断。しかし、規則の一部は違法であり、再構築する必要があるとも述べていた。 そんななか、プレミアリーグは22日にクラブ間の投票を実施し、マンチェスター・シティ、ニューカッスル、ノッティンガム・フォレスト、アストン・ビラの4クラブの反対にもかかわらず、規定の14クラブ以上の賛成票があったことでAPT規則の一部変更を行ったと発表した。 「プレミアリーグは、専門的で独立した主任顧問からの複数の意見を参考に、クラブと詳細な協議を行い、システムに必要な修正に対応する規則変更案を起草した」 「これは、株主ローンの評価の統合、今年初めにAPT規則に加えられた修正の一部の削除、リーグの『データバンク』からの関連情報をクラブの顧問と共有するプロセスの変更に関係している」 「APT規則の目的は、クラブが関連当事者との関係により、公正市場価値(FMV)に満たない商業取引やコスト削減から利益を得ることができないようにすることである。これらの規則は、リーグの財務の安定性、完全性、競争力のバランスを守るための強力なメカニズムを提供するために導入された」 2024.11.22 23:30 Fri4
【プレミアリーグ第12節プレビュー】新生ユナイテッド初陣に、不調のシティがスパーズ戦
インターナショナルマッチウィーク前に行われた第11節では首位のリバプールが上位陣で唯一勝ち点3を取り切った一方、マンチェスター・シティが、ノッティンガム・フォレストが敗戦。チェルシーとアーセナルの上位対決がドローに終わり、首位チームが独り勝ちという形で中断期間に入った。 今年最後のインターナショナルマッチウィークが終了し、ここから年末年始の超過密日程に突入するなか、今節ではマンチェスターの両雄に大きな注目が集まるところだ。 13位のマンチェスター・ユナイテッドはファン・ニステルローイ暫定体制のラストマッチとなった前節のレスター・シティ戦に3-0で完勝し、公式戦3勝1分けの4戦無敗でルベン・アモリム新監督へバトンを渡す形となった。そして、新指揮官の初陣では、前節トッテナムを破って待望のリーグ初勝利を挙げた17位のイプスウィッチ・タウンとのアウェイゲームに臨む。 今シーズンのスポルティングCPでは開幕から公式戦17勝1分けと圧倒的な戦績を残したポルトガル人指揮官の手腕に注目集まる今回の一戦では、近年ユナイテッドが重用する[4-2-3-1]の継続か、自身が志向する[3-4-2-1]への変更か。システムや選手起用を中心に大きな期待感とともに、指揮官の一挙手一投足や新たなモチベーションを得たチームの躍動を見守りたいところだ。 その赤い悪魔の宿敵でプレミア4連覇中の王者マンチェスター・シティは、グアルディオラ体制初の公式戦4連敗という苦境のなか、次節にはリバプールとの大一番を控える状況で10位のトッテナムという難敵相手にバウンスバックの白星を目指す。 前節のブライトン戦は1点リードで折り返した後半に圧倒されると、らしくない連続失点でホームチームに逆転勝利を許して1-2の逆転負けとなった。多くの離脱者、勤続疲労に加え、少し自信を失っているように見える点も気がかりだ。ただ、今週に入ってグアルディオラ監督の2年の契約延長という朗報が舞い込み、度重なる財務違反に関するピッチ外の雑音は別として空気が変わった印象もあり、連敗のきっかけを作った因縁の相手を叩いて再浮上といきたい。 対するトッテナムはイプスウィッチ相手の逆転負けによって公式戦連敗中。前々節のアストン・ビラ戦での会心の逆転勝利で流れを掴みたいなか、格下相手の痛い取りこぼしとなった。度重なる負傷者に加え、先日には人種差別発言でMFベンタンクールに7試合の出場停止処分が科され、過密日程において大きなダメージを受けた。上位戦線に踏みとどまる上で勝ち点必須となる苦手のアウェイゲームでは総力戦で臨みたい。 絶好調のリバプールは週明けにチャンピオンズリーグ(CL)のレアル・マドリー戦、次節にシティ戦とビッグマッチ連戦を控えるなか、最下位のサウサンプトンと対戦する。前節はアストン・ビラとの強豪対決を、FWヌニェス、FWサラーの高速カウンター2発で制し、改めてその強さを証明した。守護神アリソンやFWジョタに加え、DFアレクサンダー=アーノルドが不在となるが、現状のセインツ相手に後れを取る可能性は低い。後方から繋いでくる相手を得意のカウンターで仕留めたい。 対するセインツでは日本代表でゴールを挙げたDF菅原由勢の活躍に期待。直近は2試合連続ベンチスタートとなり、代表戦の疲労を考慮すればベンチスタートの可能性もあるが、右サイドでFWルイス・ディアスやFWガクポといった強力な選手に対応しつつ、持ち味の攻撃センスでチャンスを演出したい。 4位のアーセナルは同勝ち点で並ぶ5位のノッティンガム・フォレストとの上位対決でリーグ5戦ぶりの白星を目指す。チェルシーとのロンドン・ダービーではFWマルティネッリのゴールで先制したが、緩い守備からすぐさま同点に追いつかれての1-1のドローとなった。MFウーデゴールの復帰は朗報だが、4試合3ゴールと得点力不足が顕著な攻撃の改善が急務だ。フォレストは直近のニューカッスル戦で1-3の敗戦を喫したが、リーグ2位の堅守と相手の長所を消すことに長けた曲者だけにチームとしての真価が試される。 3位のチェルシーは指揮官マレスカの古巣である15位のレスター・シティ相手に3試合ぶりの白星を狙う。ユナイテッド、アーセナルとの連戦では自分たちらしさを見せたものの、MFパーマーとFWジャクソンの両エースがうまく封じ込められたことで、アタッキングサードでのプレーに課題も見受けられた。ただ、対戦相手のレスターは直近のユナイテッド戦を含め守備面に大きな問題を抱えており、早い時間帯に1点を取れれば、大量得点での快勝という展開も十分に考えられる。 MF三笘薫の所属する6位のブライトン&ホーヴ・アルビオンは、王者撃破の勢いにのって12位のボーンマス相手に連勝を狙う。シティ戦では途中出場で流れを変えたFWジョアン・ペドロらとともに攻撃の核として傑出したパフォーマンスを見せた左ウイングは、日本代表で2試合に出場したもののプレータイムはコントロールされており、コンディションに問題がなければスタメン起用の可能性は高い。球際にタイトに来る相手に対して、持ち味の打開力で攻撃の突破口となりたい。 18位のクリスタル・パレスは9位のアストン・ビラ相手にリーグ3戦ぶりの白星を狙う。度重なる負傷者に加え、前節フルアム戦で退場したMF鎌田大地が3試合出場停止の1試合目で不在となり、厳しい戦いが想定されるが、2-1で勝利したEFLカップの再現を狙いたいところだ。 《プレミアリーグ第12節》 ▽11/23(土) 《21:30》 レスター・シティ vs チェルシー 《24:00》 ボーンマス vs ブライトン アーセナル vs ノッティンガム・フォレスト アストン・ビラ vs クリスタル・パレス エバートン vs ブレントフォード フルアム vs ウォルバーハンプトン 《26:30》 マンチェスター・シティ vs トッテナム ▽11/24(日) 《23:00》 サウサンプトン vs リバプール 《25:30》 イプスウィッチ vs マンチェスター・ユナイテッド ▽11/25(月) 《29:00》 ニューカッスル vs ウェストハム 2024.11.23 12:36 Sat5