スパーズが絶好調ボーンマス撃破で2023年勝利締め! 2人の負傷者出すも退団ロリスを白星で送り出す【プレミアリーグ】
2024.01.01 01:10 Mon
プレミアリーグ第20節、トッテナムvsボーンマスが12月31日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、ホームのトッテナムが3-1で勝利した。
5位のトッテナムは前節、敵地でブライトンに2-4の敗戦。リーグ連勝が「3」でストップすると共にトップ4陥落となった。2023年最終戦にして後半初戦での白星奪還を期すポステコグルーのチームは、直近6勝1分けの7戦無敗と最も調子がいい12位のボーンマスをホームで迎え撃った。
中2日での難敵相手の一戦では先発2人を変更。サスペンションのクルゼフスキに代わってロ・チェルソ、ホイビュアに代わって負傷明けのベンタンクールがサプライズのスタメン復帰となった。
立ち上がりからハイプレスをかけ合うオープンな展開に。互いにゴールを匂わせる攻防を繰り広げるなか、ホームチームが早い時間帯にゴールをこじ開ける。
9分、GKネトのやや軽率な中央への縦パスを狙っていたベンタンクールの潰しからロ・チェルソを経由したボールがボックス手前のサールに渡ると、ラストパスの選択肢もあった状況少し運びながらで右足を一閃。鋭いグラウンダーのシュートがゴール左下隅に決まった。
ソン・フンミンとブレナン・ジョンソンの両ウイングのスピードで相手を引っくり返して際どいシーンを作り出すと、18分にはエメルソンの強烈なミドルシュート、25分にはリシャルリソンのポストワークから背後へ飛び出したソン・フンミンがボックス内で一対一の決定機を迎えるが、いずれもGKネトの好守に遭う。
何とか守勢を凌いで2失点目を回避したボーンマスが前半半ばを過ぎて押し返し始めるなか、トッテナムにアクシデントが発生。足を痛めたサールがプレー続行不可能となり、涙と共にピッチを後にしてスキップが32分に投入された。
以降は球際、プレス、切り替えと全体の強度を上げたボーンマスが押し込む流れに。ボールを失った後のカウンタープレスの精度が非常に高く、ショートカウンターの形から幾度もフィニッシュに繋げていく。
その形からクライファート、タヴァーニア、ソランケと再三際どいシュートを放ったが、ソランケのシュートがクロスバーを叩くなど最後のところで粘り強く寄せるトッテナムの守備に精度を落とされ、追いつくことはできなかった。
ハーフタイムには前日にロサンゼルスFCへの移籍が発表されたクラブ在籍11年のウーゴ・ロリスのお別れセレモニーも実施され、前キャプテンを白星で送り出したい気持ちが強まったトッテナム。
一方、ボーンマスは前半終盤に足を痛めたワタラに代えてアーロンズをハーフタイム明けに左サイドバックに入れた。
後半も試合展開に大きな変化はなし。立ち上がりからアウェイチームが優勢に進めると、ルイス・クックの右CKからソランケのヘディングシュートでGKヴィカーリオを脅かす。ただ、トッテナムも直後の52分にはロ・チェルソ、ソン・フンミン、リシャルリソンの3人でロングカウンターを完結させるが、焦って放ったブラジル代表FWの左足シュートは精度を欠いた。
互いに決定機を作り合ったなか、やや試合が落ち着き始める。すると、60分前後で両ベンチが動く。トッテナムは負傷明けのベンタンクールに代えてホイビュア、最後の精度を上げたいボーンマスはクライファートとシニステラを下げてセメンヨ、ビリングを同時投入した。
一連の交代による変化に注目が集まったなか、スパーズのエースが決定的な仕事を果たす。71分、中盤でルーズボールに反応したロ・チェルソが左で背後を狙うソン・フンミンへ完璧な浮き球スルーパスを供給。そのままボックス内に持ち込んだ韓国代表FWは角度がないところから見事な左足シュートを右のサイドネットに突き刺した。
さらに、畳みかけるトッテナムはここまで最後の局面で精彩を欠いたリシャルリソンがようやく仕事を果たす。80分、自陣でのリスタートからエメルソンのフィードで右サイドに抜け出したジョンソンが精度の高いグラウンダークロスを供給すると、これをゴール前に走り込んだリシャルリソンが冷静にワンタッチで流し込んだ。
これで勝利に大きく近づいたポステコグルー監督はリシャルリソン、ジョンソン、ロ・チェルソを下げてベリス、ダイアー、ブライアン・ヒルとフレッシュな選手を投入。後ろを5枚にして逃げ切り態勢に入る。
しかし、84分には簡単に試合を諦めないボーンマスが左サイドを崩して最後はボックス中央でタヴァーニアの折り返しに反応したスコットが見事な右足ダイレクトシュートで合わせ、プレミアリーグ初ゴールを記録した。
クリーンシートを逃したものの、試合自体はコントロールするトッテナム。だが、ブライアン・ヒルのクロスバー直撃のヘディングシュートの決定機の場面でベリスが負傷。交代枠を使い切った状態でそのままベンチに下がる形となり、残り数分間を10人で戦うことに。
5位のトッテナムは前節、敵地でブライトンに2-4の敗戦。リーグ連勝が「3」でストップすると共にトップ4陥落となった。2023年最終戦にして後半初戦での白星奪還を期すポステコグルーのチームは、直近6勝1分けの7戦無敗と最も調子がいい12位のボーンマスをホームで迎え撃った。
中2日での難敵相手の一戦では先発2人を変更。サスペンションのクルゼフスキに代わってロ・チェルソ、ホイビュアに代わって負傷明けのベンタンクールがサプライズのスタメン復帰となった。
9分、GKネトのやや軽率な中央への縦パスを狙っていたベンタンクールの潰しからロ・チェルソを経由したボールがボックス手前のサールに渡ると、ラストパスの選択肢もあった状況少し運びながらで右足を一閃。鋭いグラウンダーのシュートがゴール左下隅に決まった。
幸先よく先手を奪ったホームチームは、GKネトを中心にビルドアップでバタつく相手に引き続き前から圧力をかけつつショートカウンター、相手のハイラインの背後を突く縦に速い攻撃で追加点を狙う。
ソン・フンミンとブレナン・ジョンソンの両ウイングのスピードで相手を引っくり返して際どいシーンを作り出すと、18分にはエメルソンの強烈なミドルシュート、25分にはリシャルリソンのポストワークから背後へ飛び出したソン・フンミンがボックス内で一対一の決定機を迎えるが、いずれもGKネトの好守に遭う。
何とか守勢を凌いで2失点目を回避したボーンマスが前半半ばを過ぎて押し返し始めるなか、トッテナムにアクシデントが発生。足を痛めたサールがプレー続行不可能となり、涙と共にピッチを後にしてスキップが32分に投入された。
以降は球際、プレス、切り替えと全体の強度を上げたボーンマスが押し込む流れに。ボールを失った後のカウンタープレスの精度が非常に高く、ショートカウンターの形から幾度もフィニッシュに繋げていく。
その形からクライファート、タヴァーニア、ソランケと再三際どいシュートを放ったが、ソランケのシュートがクロスバーを叩くなど最後のところで粘り強く寄せるトッテナムの守備に精度を落とされ、追いつくことはできなかった。
ハーフタイムには前日にロサンゼルスFCへの移籍が発表されたクラブ在籍11年のウーゴ・ロリスのお別れセレモニーも実施され、前キャプテンを白星で送り出したい気持ちが強まったトッテナム。
一方、ボーンマスは前半終盤に足を痛めたワタラに代えてアーロンズをハーフタイム明けに左サイドバックに入れた。
後半も試合展開に大きな変化はなし。立ち上がりからアウェイチームが優勢に進めると、ルイス・クックの右CKからソランケのヘディングシュートでGKヴィカーリオを脅かす。ただ、トッテナムも直後の52分にはロ・チェルソ、ソン・フンミン、リシャルリソンの3人でロングカウンターを完結させるが、焦って放ったブラジル代表FWの左足シュートは精度を欠いた。
互いに決定機を作り合ったなか、やや試合が落ち着き始める。すると、60分前後で両ベンチが動く。トッテナムは負傷明けのベンタンクールに代えてホイビュア、最後の精度を上げたいボーンマスはクライファートとシニステラを下げてセメンヨ、ビリングを同時投入した。
一連の交代による変化に注目が集まったなか、スパーズのエースが決定的な仕事を果たす。71分、中盤でルーズボールに反応したロ・チェルソが左で背後を狙うソン・フンミンへ完璧な浮き球スルーパスを供給。そのままボックス内に持ち込んだ韓国代表FWは角度がないところから見事な左足シュートを右のサイドネットに突き刺した。
さらに、畳みかけるトッテナムはここまで最後の局面で精彩を欠いたリシャルリソンがようやく仕事を果たす。80分、自陣でのリスタートからエメルソンのフィードで右サイドに抜け出したジョンソンが精度の高いグラウンダークロスを供給すると、これをゴール前に走り込んだリシャルリソンが冷静にワンタッチで流し込んだ。
これで勝利に大きく近づいたポステコグルー監督はリシャルリソン、ジョンソン、ロ・チェルソを下げてベリス、ダイアー、ブライアン・ヒルとフレッシュな選手を投入。後ろを5枚にして逃げ切り態勢に入る。
しかし、84分には簡単に試合を諦めないボーンマスが左サイドを崩して最後はボックス中央でタヴァーニアの折り返しに反応したスコットが見事な右足ダイレクトシュートで合わせ、プレミアリーグ初ゴールを記録した。
クリーンシートを逃したものの、試合自体はコントロールするトッテナム。だが、ブライアン・ヒルのクロスバー直撃のヘディングシュートの決定機の場面でベリスが負傷。交代枠を使い切った状態でそのままベンチに下がる形となり、残り数分間を10人で戦うことに。
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