J1昇格の磐田が熊本のキャプテンMF平川怜を完全移籍で獲得「とてもワクワクしています」

2023.12.30 10:12 Sat
来季は磐田でプレーする平川怜
©︎J.LEAGUE
来季は磐田でプレーする平川怜
ジュビロ磐田は30日、ロアッソ熊本のMF平川怜(23)を完全移籍で獲得することを発表した。

平川はFC東京の下部組織出身。日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダ)と同じ2017年11月にプロ契約を締結した。

しかしFC東京ではU-23でのプレーが続き、トップチームでは出場機会が増えず。鹿児島ユナイテッドFC、松本山雅FCへの育成型期限付き移籍を経験。2022年8月から熊本に完全移籍していた。
半年の加入だったが2022年はチームのJ1昇格争いに大きく貢献。今シーズンはキャプテンとしてもプレーし、今シーズンは明治安田生命J2リーグで41試合7得点を記録。天皇杯でも5試合で2得点を記録していた。なお、今シーズンの明治安田生命J2リーグのベストイレブンにも選出されている。

来季はJ1を戦う磐田への移籍に際し、平川は両クラブを通じてコメントしている。
◆ジュビロ磐田
「ロアッソ熊本から加入することになりました平川 怜です。ジュビロ磐田という歴史のあるクラブの一員になることができて、とても嬉しいです」

「J1の舞台で皆様と共に戦えることに、とてもワクワクしています。これからよろしくお願いします」

◆ロアッソ熊本
「ロアッソ熊本に関わる全ての皆様、この度ジュビロ磐田に完全移籍することになりました。今シーズンはキャプテンを任せてもらい、なんとしてもJ1に昇格するんだという気持ちでプレーしましたが、結果を出せずに悔しい気持ちがあります」

「ただ、昨シーズンのプレーオフ、今シーズンの天皇杯での戦いで、ロアッソ熊本の新たな歴史を作ったチームの一員であれたことを誇りに思います。このクラブに移籍してきて、大木監督をはじめとする素晴らしいスタッフ、チームメイト、ファン・サポーターの皆さんに出会えたことで、自分自身の夢にまた挑戦できる機会を与えてもらえたと思っています」

「だからこそ、このクラブを離れることは寂しいですが、自信を持って、自分のサッカー人生を歩んでいきたいと思います。一年半という短い期間でしたが、自分にとってはもの凄く濃く充実した時間でした。本当にありがとうございました」

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“超野心的”な目標掲げる東京Vの今季初陣は不完全燃焼の黒星…「清水さんのストーリーのなかでゲームをやってしまった」

“超野心的”な目標を掲げ、2025シーズンの開幕を迎えた東京ヴェルディだが、昨シーズン同様に国立での開幕戦を敗戦で終えることになった。 東京Vは16日、国立競技場で行われた明治安田J1リーグ開幕節で清水エスパルスと対戦し、0-1の敗戦を喫した。 2023シーズンのJ1昇格プレーオフ決勝で相まみえた両雄による因縁深き一戦は、5万2541人の大観衆の前で幕を開けた。 キックオフから数分は開幕戦特有の硬さも見受けられた東京Vだったが、時間の経過とともにボールの主導権を握った。ただ、ミドルブロックで構える清水に対して、全体的な動きの量や変化に乏しく流れのなかではリズムを作れず。それでも、セットプレーからいくつか際どいシーンも作った。 昨季も前半に関しては無失点を最優先にリスクを冒す形は多くなく、リーグトップクラスの運動量と“バトンを繋ぐ”というチームスタイルを武器に、後半勝負の展開も目立った。それゆえにここまでの戦いはある意味想定内だった。 ただ、 37分にMFマテウス・ブエノの捨て気味のミドルシュートで清水にファーストシュートを許すと、少しずつ勢いづいた相手に押し返される。そして、40分には最後尾のDF蓮川壮大に制限をかけ切れず、余裕を持って蹴らせたフィードに反応したDF高木践に背後を取られてボックス右から折り返しを許すと、ゴール前で完全にフリーにしたFW北川航也にヘディングシュートを決められ、先制点を献上。戦前に城福浩監督は相手サイドバックの攻撃参加を警戒する発言をしており、よりダメージを負う失点となった。 ハーフタイムに積極的に交代カードを切ることも多い指揮官だが、後半も同じメンバーを選択。ハーフタイムの修正によって立て直しが十分と判断したが、緊張感からの解放や先制点を奪ったことによる精神的な余裕もあったか、明らかに強度を増したアウェイチームの勢いに苦戦。 守護神マテウスの好守で2失点目は回避したが、思い描いた後半の入りとはならず。これを受け、FW山見大登とMF福田湧矢の両シャドーと左のMF松橋優安を下げてFW染野唯月、MF平川怜、MF新井悠太を3枚替えで投入。染野とFW木村勇大を最前線に配した[3-5-2]に変更した。 清水の3バックへの変更による素早い対応も効いていたが、この試合ではチームの強みでもある運動量とインテンシティで優位に立てる後半半ば以降の攻防で優位性を出せず。逆に、球際の勝負やセカンドへの反応で劣勢を強いられた結果、焦りからくるイージーミスも重なって攻撃が停滞。終盤の[4-4-2]への変更も劇的な効果を生むことなく、0-1での敗戦となった。 横浜F・マリノスに後半終盤の連続失点で1-2の逆転負けを喫した昨季は、チームの志向するスタイルを全面に押し出した上で、経験不足や相手のクオリティに屈した感のある敗戦だったが、今季開幕戦での敗戦は清水のリベンジに懸ける強い想いやハードワークを褒めるべき部分はありながらも、消化不良の感は否めなかった。 勝負は水物であり、経験豊富な指揮官は結果だけを見て一喜一憂するタイプではないが、「今季のヴェルディが何を示したいのか」という所信表明をすべく臨んだ開幕戦におけるパフォーマンスは納得がいくものとはならなかった。 「この試合の特別感というものを、我々も相手に下回らないようにというか、相手を上回れる準備をしてきたつもりですけれど、局面の戦いを含めて清水さんのストーリーのなかでゲームをやってしまったというのは、我々にとって本当に悔しいことですし、僕の準備の至らなさなのかなと反省しています」 2023シーズンの2敗1分けという直接対決の戦績、相手クラブの経営規模、戦前の会見での「我々が受けて立つようなことは絶対ない」という発言。今週の準備期間での選手たちの姿勢を見る限り、チームに昨季J1での6位という驕りや、対戦相手を軽視するような雰囲気はなかったことは断言できる。 それでも、指揮官は「このカードが決まったときに、主役が清水であってはいけないと思っていました。そこは我々のホームなので。メンタル的に清水の選手たちが120%の力を出してくるであろうことは容易に想像がつくことで、我々がJ1に先に上がったから迎え撃つみたいな試合になっては、局面のところで勝てないと思っていました。今日の清水さんのサポーターの数しかり、バスが入ってくるときのオレンジの囲み方しかり。この試合の特別感をはねのけるほどの準備を自分ができなかった」と、勝つための準備が不十分だったと悔しさを滲ませた。 また、城福監督が「今日は特に真ん中の背骨のところ」と攻撃面の苦戦の一因として挙げたセンターラインの攻防の当事者となったボランチの2選手も、指揮官の指摘に同意。 キャプテンのMF森田晃樹は「相手の方が(セカンドボールに対する)準備が早かったと思いますし、そこに対する球際とか、周りの反応というのも僕たちの方が遅かった。今日に関しては守備でも攻撃でも、なかなかそういう際の場面で負けてしまって、なかなかゲームの流れに乗れていなかったという印象は、僕個人として感じています」と反省の弁を述べた。 同じくMF齋藤功佑も「自分たちが目指すところである戦うところや球際、セカンドボールだったりという局面の部分で勝ち切れない。マイボールにし切れないシーンが課題」、「今日は単調な攻撃が多かったかなと。試合の流れ的に背後を狙ってセカンドボールを拾うという時間帯は大事ですけど、“へそ”と言われている中盤の部分を使いながら相手を揺さぶったり、相手を困らせながら攻撃していくというシーンが少なかったかなと感じています」と、攻守両面での課題を口にした。 東京Vにとって今回の開幕戦は結果・内容ともに受け入れがたいものとなったことは間違いないが、昨季も厳しい開幕5戦未勝利、幾つかの屈辱的な敗戦を経験するごとに、その悔しさを新たな血肉として力に変えてきた。 齋藤も「これを本当にいい機会にするというか、僕らが去年戦ってきた強度だったり、モチベーションの部分。この舞台の厳しさというのをもう1回再確認して、気を引き締めようというところは全員で確認できた」と試合後のやり取りを明かし、チームとしてバウンスバックを誓った。 22日に控える次節は湘南ベルマーレとの開幕戦を0-1で落とした鹿島アントラーズと対戦。ホーム開幕戦で鬼木達新体制での初勝利を目指す難敵を相手に、ヴェルディらしさ全開のパフォーマンスと勝ち点3を期待したいところだ。 2025.02.17 06:30 Mon

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J1残留目指す磐田、C大阪からMFジョルディ・クルークスを完全移籍で獲得!「チームの為に、精一杯頑張ります」

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「立派なスピーチ」「涙腺崩壊」引退セレモニーで駒野も感極まる、本音覗く長男のメッセージに「ヤバい...もらい泣き」

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J2王者の磐田、東京五輪ブラジル代表のDFグラッサを獲得か…移籍金は1億7000万円

J2王者のジュビロ磐田が、ブラジル人DF獲得に近づいていると現地で報じられている。 ブラジル『O Dia』によると、磐田が獲得に近づいているとされるのは、ヴァスコ・ダ・ガマに所属するDFリカルド・グラッサ(24)とのことだ。 センターバックを主戦場とするグラッサは、ヴァスコ・ダ・ガマの下部組織出身。これまで、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)で52試合に出場し3得点、セリエB(ブラジル2部)で19試合に出場し1ゴール2アシストを記録している。 今シーズンはセリエBでプレー。センターバックとして19試合にフル出場した。 報道によると、ヴァスコ・ダ・ガマは補強に動く中で、選手を売却して資金を集めたいと考えているとのことだ。 磐田は移籍金に150万ドル(約1億7000万円)を支払うとのこと。グラッサへのオファーについては、3年契約で年俸80万ドル(約9100万円)を提示していたとのことだ。 グラッサは、世代別のブラジル代表も経験。東京オリンピックにのメンバーにも選ばれていたが、試合出場はなかった。 磐田は2021シーズンの明治安田生命J2リーグで見事に優勝を果たし、2022シーズンはJ1を舞台に戦うことに。最初の補強はグラッサになるのだろうか。 <span class="paragraph-title">【動画】リカルド・グラッサのヴァスコ・ダ・ガマでのプレー集</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Wt5TvBCtPg4";var video_start = 19;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJkWUhFbnJsaSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2021.12.18 21:01 Sat
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乱闘騒動がSNSで舌戦に発展…磐田DF松原后の投稿に町田GKポープ・ウィリアムが怒り「グランド外まで持ち込むなら我慢できない」とリスペクト欠く試合中の発言にも言及

乱闘が起きた明治安田生命J2リーグ第9節、ジュビロ磐田vsFC町田ゼルビアの両チームの選手がSNSで舌戦を起こしている。 12日に行われた8位の磐田と首位町田の一戦は、1-1で試合終盤を迎えると、79分に磐田がカウンター。後藤啓介が抜け出してGKまでかわすとそのままシュート。これは翁長聖がクリアしていた。 ここまでは問題がなかったが、ラインを割ったボールを磐田の山田大記がすぐに拾い上げようとしたが、ブロックに入り近くに倒れていた町田の藤原優大が取らせないように邪魔。すると、山田がこれに怒り藤原を押し、激昂した藤原がボールを拾いに行った山田を押し倒し転がる事態に。この一連の流れに磐田の選手が激昂し、ベンチメンバーやスタッフを含めて報復行為の藤原に詰め寄り、両軍が入り乱れての乱闘劇となった。 この行為で藤原は一発退場となり、磐田のドゥドゥと鈴木雄斗にはイエローカードが提示。藤原は、Jリーグから1試合の出場停止が発表されていた。 そうした中、試合後に磐田の松原后が自身のツイッターを更新。「昨日のようなチームに勝ちきれなかった自分達の力不足。自分の質を上げていきます」投稿した。 すると、これに怒ったのが町田のGKポープ・ウィリアムだ。自身のインスタグラムのストーリーズを更新すると、松原の投稿を引用する形で爆笑の絵文字を並べつつ、「噂通りだったけど、試合中クズ発言連発してたヤツがグランド外まで持ち込むなら我慢できないなー。試合中ずっとうちの選手にヘタクソ共、高校サッカーやっとけとかリスペクトにかけるクソみたいな発言してたのにな」と松原に対して怒りを露わにしている。 近年ではなかなかないレベルの乱闘騒動だったが、試合後も場外乱闘が続いている。 <span class="paragraph-title">【動画】乱闘に発展した問題のシーン</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="9QQDMqpXjMI";var video_start = 382;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.04.14 12:05 Fri

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