レーティング:ローマ 2-0 ナポリ【セリエA】
2023.12.24 07:03 Sun
セリエA第17節、ローマvsナポリが23日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが2-0で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
▽ローマ採点

GK
1 ルイ・パトリシオ 6.0
難しいシュート対応はほぼなかったが、的確なポジショニング、コーチングで強力攻撃陣を封じた
DF
23 マンチーニ 6.5
クラブ通算200試合出場を達成。クリステンセンと共にクワラツヘリアに対応しつつ、攻撃では狙いを持った配球を見せた
14 D・ジョレンテ 6.5
周囲とコミュニケーションを取りながらオシムヘンにうまく応対。読みを利かせた守備で単純なフィジカル勝負に持ち込ませなかった
5 エンディカ 6.5
幾つか判断ミスも見受けられたが、持ち味の機動力と球際の強さでポリターノやオシムヘンを封じた。果敢な攻撃参加からダメ押しゴールもアシスト
43 R・クリステンセン 6.0
クワラツヘリアに粘り強く対応。攻撃では推進力を見せたが、最後のところでの精度はいまひとつ
(→チェリク 5.5)
交代直後にゴールが決まったこともあり、当初の攻撃の活性化よりも守備の仕事に注力
4 クリスタンテ 6.5
インサイドハーフとアンカーでプレー。中盤でタフに戦ってフィルター役を完遂。攻撃では配球役だけでなくゴール前への飛び出しも見せた
16 パレデス 6.0
中盤の底でまずまず展開力を発揮。守備でも周囲のサポートを受けながら穴を作らなかった
(→アズムン 5.5)
ボックス内で身体を張って先制点の起点に。その後も数的優位のなかでチャンスに絡んだ
52 ボーヴェ 6.5
クロスバー直撃のシュートにゴール前での絶好機は決め切れず。それでも、攻守両面での仕事量は傑出していた
59 ザレフスキ 6.0
前々節のフィオレンティーナ戦での退場を払しょくすべく攻守に奮闘。サイドで起点を作りつつ、結果的にポリターノの退場を誘発
(→エル・シャーラウィ 6.0)
意図したプレーではなかったが、決勝点をアシスト。守備面でもクローザー役として貢献
FW
90 ルカク 7.0
ダメ押しの1ゴール。圧倒的なフィジカルを武器にイーブンボールをほぼ収めてカウンターの起点や前線で時間を作る役割も効いていた
11 ベロッティ 6.0
決定的な仕事はできなかったが、相手守備陣と駆け引きや戦いを繰り返して決定機も演出した
(→ペッレグリーニ 7.0)
ここ最近の振るわないパフォーマンスを払しょくする圧巻のフィニッシュで決勝点を記録。カピターノとしてデルビー勝利に大きく貢献した
監督
モウリーニョ 6.0
相手の自滅に救われた部分もあったが、交代選手が絡んだ決勝点で難敵撃破に成功
▽ナポリ採点

GK
1 メレト 6.5
結果的に2失点を喫したが、最後まで勝ち点に望みをつなぐビッグセーブを幾度も見せた
DF
22 ディ・ロレンツォ 5.5
個人としては攻守に及第点の出来だったが、カードで試合をコントロールしようとした主審の判定基準のなかでチームをうまくまとめきれなかった印象も
13 ラフマニ 5.5
古巣対戦のジェズスと共にルカクらとよく戦ったが、数的不利の状況は厳しかった
5 ファン・ジェズス 5.5
前半は再三の好守で奮闘。後半も数的不利に陥るまでは冷静な対応が光った
(→ナタン -)
6 マリオ・ルイ 5.0
ベロッティやルカクとのフィジカル勝負でやや苦戦。攻撃面でも貢献度はいまひとつ
(→ゼルビン 5.5)
投入直後のオシムヘンの退場で攻撃に出られず
MF
99 ザンボ・アンギサ 5.5
中盤でタフに戦ったが、攻撃面で良い絡みは見せられず
68 ロボツカ 5.5
相手の監視に遭いながらも繋ぎ役として普段通りに機能。守備でも要所を締めたが、後半立ち上がりに筋肉系のトラブルか無念の交代に
(→カユステ 5.5)
投入直後にミドルシュートで見せ場も、以降は守備に奔走
20 ジエリンスキ 5.0
ボールを受けながらゲームメイクを試みたが、前線に効果的なボールを配球できず
(→ガエターノ -)
FW
21 ポリターノ 4.0
不必要な報復行為で試合を壊す。それまでのイーブンな展開を考えれば、戦犯と言わざるを得ない
9 オシムヘン 4.5
試合当日に2026年までの契約延長を発表。しかし、相手守備陣に封じ込まれた上に後半終盤の退場と踏んだり蹴ったりの試合に…
77 クワラツヘリア 5.0
オシムヘンら同様にローマのソリッドな守備を前に沈黙
(→ラスパドーリ -)
監督
マッツァーリ 5.0
2人の退場者を出して自滅での敗戦。ロボツカに加え、ナタンの状態も気がかり
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ペッレグリーニ(ローマ)
試合全体の貢献度ではルカクやボーヴェ、ジョレンテが勝るも試合を決める決定的な仕事を果たしたカピターノをMOMに選出。ここまで存在感を発揮し切れないシーズンにおいて、良いきっかけにしたい。
ローマ 2-0 ナポリ
【ローマ】
ペッレグリーニ(後31)
ルカク(後52)
▽ローマ採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 ルイ・パトリシオ 6.0
難しいシュート対応はほぼなかったが、的確なポジショニング、コーチングで強力攻撃陣を封じた
DF
23 マンチーニ 6.5
クラブ通算200試合出場を達成。クリステンセンと共にクワラツヘリアに対応しつつ、攻撃では狙いを持った配球を見せた
周囲とコミュニケーションを取りながらオシムヘンにうまく応対。読みを利かせた守備で単純なフィジカル勝負に持ち込ませなかった
5 エンディカ 6.5
幾つか判断ミスも見受けられたが、持ち味の機動力と球際の強さでポリターノやオシムヘンを封じた。果敢な攻撃参加からダメ押しゴールもアシスト
MF
43 R・クリステンセン 6.0
クワラツヘリアに粘り強く対応。攻撃では推進力を見せたが、最後のところでの精度はいまひとつ
(→チェリク 5.5)
交代直後にゴールが決まったこともあり、当初の攻撃の活性化よりも守備の仕事に注力
4 クリスタンテ 6.5
インサイドハーフとアンカーでプレー。中盤でタフに戦ってフィルター役を完遂。攻撃では配球役だけでなくゴール前への飛び出しも見せた
16 パレデス 6.0
中盤の底でまずまず展開力を発揮。守備でも周囲のサポートを受けながら穴を作らなかった
(→アズムン 5.5)
ボックス内で身体を張って先制点の起点に。その後も数的優位のなかでチャンスに絡んだ
52 ボーヴェ 6.5
クロスバー直撃のシュートにゴール前での絶好機は決め切れず。それでも、攻守両面での仕事量は傑出していた
59 ザレフスキ 6.0
前々節のフィオレンティーナ戦での退場を払しょくすべく攻守に奮闘。サイドで起点を作りつつ、結果的にポリターノの退場を誘発
(→エル・シャーラウィ 6.0)
意図したプレーではなかったが、決勝点をアシスト。守備面でもクローザー役として貢献
FW
90 ルカク 7.0
ダメ押しの1ゴール。圧倒的なフィジカルを武器にイーブンボールをほぼ収めてカウンターの起点や前線で時間を作る役割も効いていた
11 ベロッティ 6.0
決定的な仕事はできなかったが、相手守備陣と駆け引きや戦いを繰り返して決定機も演出した
(→ペッレグリーニ 7.0)
ここ最近の振るわないパフォーマンスを払しょくする圧巻のフィニッシュで決勝点を記録。カピターノとしてデルビー勝利に大きく貢献した
監督
モウリーニョ 6.0
相手の自滅に救われた部分もあったが、交代選手が絡んだ決勝点で難敵撃破に成功
▽ナポリ採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 メレト 6.5
結果的に2失点を喫したが、最後まで勝ち点に望みをつなぐビッグセーブを幾度も見せた
DF
22 ディ・ロレンツォ 5.5
個人としては攻守に及第点の出来だったが、カードで試合をコントロールしようとした主審の判定基準のなかでチームをうまくまとめきれなかった印象も
13 ラフマニ 5.5
古巣対戦のジェズスと共にルカクらとよく戦ったが、数的不利の状況は厳しかった
5 ファン・ジェズス 5.5
前半は再三の好守で奮闘。後半も数的不利に陥るまでは冷静な対応が光った
(→ナタン -)
6 マリオ・ルイ 5.0
ベロッティやルカクとのフィジカル勝負でやや苦戦。攻撃面でも貢献度はいまひとつ
(→ゼルビン 5.5)
投入直後のオシムヘンの退場で攻撃に出られず
MF
99 ザンボ・アンギサ 5.5
中盤でタフに戦ったが、攻撃面で良い絡みは見せられず
68 ロボツカ 5.5
相手の監視に遭いながらも繋ぎ役として普段通りに機能。守備でも要所を締めたが、後半立ち上がりに筋肉系のトラブルか無念の交代に
(→カユステ 5.5)
投入直後にミドルシュートで見せ場も、以降は守備に奔走
20 ジエリンスキ 5.0
ボールを受けながらゲームメイクを試みたが、前線に効果的なボールを配球できず
(→ガエターノ -)
FW
21 ポリターノ 4.0
不必要な報復行為で試合を壊す。それまでのイーブンな展開を考えれば、戦犯と言わざるを得ない
9 オシムヘン 4.5
試合当日に2026年までの契約延長を発表。しかし、相手守備陣に封じ込まれた上に後半終盤の退場と踏んだり蹴ったりの試合に…
77 クワラツヘリア 5.0
オシムヘンら同様にローマのソリッドな守備を前に沈黙
(→ラスパドーリ -)
監督
マッツァーリ 5.0
2人の退場者を出して自滅での敗戦。ロボツカに加え、ナタンの状態も気がかり
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ペッレグリーニ(ローマ)
試合全体の貢献度ではルカクやボーヴェ、ジョレンテが勝るも試合を決める決定的な仕事を果たしたカピターノをMOMに選出。ここまで存在感を発揮し切れないシーズンにおいて、良いきっかけにしたい。
ローマ 2-0 ナポリ
【ローマ】
ペッレグリーニ(後31)
ルカク(後52)
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