【ラ・リーガ第16節プレビュー】カタルーニャ勢による上位対決! 首位マドリーとソシエダも難敵と対峙
2023.12.08 19:00 Fri
カタルーニャ勢による上位対決
先週末に行われた第15節では、最注目カードとなったバルセロナvsアトレティコ・マドリーはホームチームに軍配。また、首位のレアル・マドリー、2位のジローナもきっちり勝ち点3を積み上げている。
ミッドウィークにコパ・デル・レイ2回戦が開催され、スーペル・コパ出場4クラブを除くほとんどのチームが連戦という形で臨む今節。最注目カードは、3位のバルセロナと2位のジローナが4ポイント差で戦うカタルーニャ自治州ダービーだ。
バルセロナは前節、ホームで好調アトレティコと対戦。下馬評では苦戦必至と思われたが、主役フェリックスの保有元への痛烈な恩返し弾を最後まで守り抜いて1-0の勝利を収めた。DFクンデの右サイドバック起用が機能したほか、守護神テア・シュテーゲンの代役を担うGKペーニャの好守、自慢の中盤の躍動と結果だけでなく内容面でもポジティブな要素が多く見られた。連勝を狙う2位チームとの一戦ではそのアトレティコ戦からの継続路線を意識するなか、中盤の支配力を活かしながら状態が上がり切らない主砲レヴァンドフスキの奮起に期待したいところだ。
対するジローナは前々節のアスレティック・ビルバオ戦のドローで連勝がストップしたなか、前節のバレンシア戦では後半序盤に先制を許す難しい展開に。それでも、後半終盤に途中出場のストゥアーニが決めた圧巻のドブレーテで一気に試合を引っくり返し、劇的な2-1の逆転勝利。こちらも勢いに乗る形での勝利で重要な敵地での一戦に臨むことになった。基本的には相手にボールを握られる展開が予想されるが、そこでの粘り強い守備で耐えながら対戦相手が獲得を狙っているとされるFWサヴィオらを起点としたカウンターでゴールをこじ開けたい。
ライバルの直接対決での取りこぼしに期待しつつ、4連勝での首位固めを目指すレアル・マドリーは、7位のベティスとのアウェイゲームに臨む。前節は新体制のグラナダ相手にMFクロースとMFブラヒム・ディアスの見事な連携による先制点、公式戦5試合連発となったFWロドリゴのダメ押しゴールによって2-0の快勝を収めた。引き続き負傷者の多さは懸念材料も、今週のトレーニングではMFモドリッチ、GKケパが状態を上げており、スタメン復帰も見込まれるところだ。現状のパフォーマンスを鑑みれば、敵地と言えども勝ち点3奪取の可能性は高いが、古巣対戦のMFイスコらを筆頭に2列目に多士済々なタレントを擁するベティスは難敵だ。負傷者の影響で負担増のセンターバック、ピボーテの奮闘が求められるところだ。
MF久保建英を擁する5位のレアル・ソシエダは、12位のビジャレアルとのアウェイゲームでリーグ2戦ぶりの白星を狙う。前節はオサスナに先制を許すも、FWサディクのリーグ2試合連続ゴールで同点に追いつく。拮抗した後半は久保らに幾度か決定機が訪れたが、相手GKの好守などに阻まれて1-1のドローに終わり公式戦2試合連続ドロー。久保も途中出場したコパ・デル・レイでは人工芝と相手の堅守に手を焼くも、FWアンドレ・シウバの加入後初ゴールで4部のアンドラッチに1-0で勝利した。
対戦相手のビジャレアルはマルセリーノ新監督就任以降、公式戦4戦無敗と状態を上げている。古巣対戦が期待されたFWセルロートやFWピノら一部主力を欠いての試合となるが、早くも新指揮官の色が出始めている。その古巣相手に挑む久保はしばしゴールから遠ざかりつつある中でチームを勝利に導く恩返しゴールを決めたい。
その他では絶不調のセビージャや、上位浮上を目指すアスレティック・ビルバオ、バチバチの肉弾戦が期待されるヘタフェvsバレンシアといったカードにも注目だ。
《ラ・リーガ第16節》
▽12/8(金)
《29:00》
ヘタフェ vs バレンシア
▽12/9(土)
《22:00》
アラベス vs ラス・パルマス
《24:15》
ベティス vs レアル・マドリー
《26:30》
ビジャレアル vs レアル・ソシエダ
《29:00》
セビージャ vs マジョルカ
▽12/10(日)
《22:00》
アトレティコ・マドリー vs アルメリア
《24:15》
グラナダ vs アスレティック・ビルバオ
《26:30》
カディス vs オサスナ
《29:00》
バルセロナ vs ジローナ
▽12/11(月)
《29:00》
ラージョ vs セルタ
ミッドウィークにコパ・デル・レイ2回戦が開催され、スーペル・コパ出場4クラブを除くほとんどのチームが連戦という形で臨む今節。最注目カードは、3位のバルセロナと2位のジローナが4ポイント差で戦うカタルーニャ自治州ダービーだ。
バルセロナは前節、ホームで好調アトレティコと対戦。下馬評では苦戦必至と思われたが、主役フェリックスの保有元への痛烈な恩返し弾を最後まで守り抜いて1-0の勝利を収めた。DFクンデの右サイドバック起用が機能したほか、守護神テア・シュテーゲンの代役を担うGKペーニャの好守、自慢の中盤の躍動と結果だけでなく内容面でもポジティブな要素が多く見られた。連勝を狙う2位チームとの一戦ではそのアトレティコ戦からの継続路線を意識するなか、中盤の支配力を活かしながら状態が上がり切らない主砲レヴァンドフスキの奮起に期待したいところだ。
ライバルの直接対決での取りこぼしに期待しつつ、4連勝での首位固めを目指すレアル・マドリーは、7位のベティスとのアウェイゲームに臨む。前節は新体制のグラナダ相手にMFクロースとMFブラヒム・ディアスの見事な連携による先制点、公式戦5試合連発となったFWロドリゴのダメ押しゴールによって2-0の快勝を収めた。引き続き負傷者の多さは懸念材料も、今週のトレーニングではMFモドリッチ、GKケパが状態を上げており、スタメン復帰も見込まれるところだ。現状のパフォーマンスを鑑みれば、敵地と言えども勝ち点3奪取の可能性は高いが、古巣対戦のMFイスコらを筆頭に2列目に多士済々なタレントを擁するベティスは難敵だ。負傷者の影響で負担増のセンターバック、ピボーテの奮闘が求められるところだ。
バルセロナに敗れて公式戦連勝が「4」でストップした4位のアトレティコは、今季未勝利の最下位アルメリア相手にバウンスバックの勝利を狙う。バルセロナ戦は相手のパフォーマンスを褒めるべき部分もあったが、やや腰の引けた前半の戦いやシメオネ監督の用兵の部分で課題も出ただけに、今回のホームゲームでは序盤から相手を圧倒する入りを見せたい。とりわけ、バルセロナ戦でほぼ見せ場を作れなかったFWモラタの奮起、後半投入で存在感を示したFWリーノらのプレーに注目したい。
MF久保建英を擁する5位のレアル・ソシエダは、12位のビジャレアルとのアウェイゲームでリーグ2戦ぶりの白星を狙う。前節はオサスナに先制を許すも、FWサディクのリーグ2試合連続ゴールで同点に追いつく。拮抗した後半は久保らに幾度か決定機が訪れたが、相手GKの好守などに阻まれて1-1のドローに終わり公式戦2試合連続ドロー。久保も途中出場したコパ・デル・レイでは人工芝と相手の堅守に手を焼くも、FWアンドレ・シウバの加入後初ゴールで4部のアンドラッチに1-0で勝利した。
対戦相手のビジャレアルはマルセリーノ新監督就任以降、公式戦4戦無敗と状態を上げている。古巣対戦が期待されたFWセルロートやFWピノら一部主力を欠いての試合となるが、早くも新指揮官の色が出始めている。その古巣相手に挑む久保はしばしゴールから遠ざかりつつある中でチームを勝利に導く恩返しゴールを決めたい。
その他では絶不調のセビージャや、上位浮上を目指すアスレティック・ビルバオ、バチバチの肉弾戦が期待されるヘタフェvsバレンシアといったカードにも注目だ。
《ラ・リーガ第16節》
▽12/8(金)
《29:00》
ヘタフェ vs バレンシア
▽12/9(土)
《22:00》
アラベス vs ラス・パルマス
《24:15》
ベティス vs レアル・マドリー
《26:30》
ビジャレアル vs レアル・ソシエダ
《29:00》
セビージャ vs マジョルカ
▽12/10(日)
《22:00》
アトレティコ・マドリー vs アルメリア
《24:15》
グラナダ vs アスレティック・ビルバオ
《26:30》
カディス vs オサスナ
《29:00》
バルセロナ vs ジローナ
▽12/11(月)
《29:00》
ラージョ vs セルタ
バルセロナの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
バルセロナの人気記事ランキング
1
「存在がバレた」スペイン王者・バルセロナを震撼させた日本代表FWの“超美麗”ターンショット「バルサ相手にあの冷静さ」
【ヴィッセル神戸20周年チャリティーマッチ】ヴィッセル神戸 1-3 バルセロナ(7月27日/ノエビアスタジアム神戸) <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">[速報]ヴィッセル神戸が同点に追いつく!!<br><br>/<br>キーパーが弾いたボールを<br>広瀬陸斗が拾い宮代大聖がゴール!<br>\<br><br>30周年記念チャリティーマッチ<br><br>ヴィッセル神戸 vs FCバルセロナ<br>解説:槙野智章 乾貴士<br>ABEMAで無料生中継!</p>— アベマサッカー (@ABEMA_soccer) <a href="https://twitter.com/ABEMA_soccer/status/1949429389789467070?ref_src=twsrc%5Etfw">July 27, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> スペイン王者に一矢報いる素晴らしいゴールが生まれた。ボックス内でボールを受けた日本代表FW宮代大聖が“超美麗”ターンから鮮やかなフィニッシュ。まるで時が止まったかのような華麗な一撃にファンたちが歓喜した。 見る者を虜にするプレーが炸裂したのは、ヴィッセル神戸が「ヴィッセル神戸30周年チャリティーマッチ」としてバルセロナと対戦した42分のことだ。1点を追いかける神戸は、積極的に前線からプレスをかけていた。 FW佐々木大樹が、センターサークル付近の高い位置で相手センターバックからボールを奪取すると、猛スピードでボックス内に侵入する。右足でシュートを放つが、これは飛び出してきたGKジョアン・ガルシアに防がれた。そのこぼれ球を左サイドのFW広瀬陸斗が拾うと、ゴールエリア手前の宮代にパス。宮代は背後に迫っていたMFぺドリを逆に取り、左足でボールをトラップすると、そのまま反転し、右足を振り抜いてゴールネット左下角に突き刺した。 世界的なヤングスターであるぺドリの動きを逆手に取った、華麗な反転シュートに対して、ファン・サポーターはSNS上で反応。「宮代は早く海外へ行くべき」「よしいいぞ、海外いけ」「早く海外に行った方がいいぞ」「気持ちいいシュートだった」「相変わらずシュートいな」「バルサ相手にあの冷静さ」「日本代表にグッと近づいた感」「ゴール前の落ち着きは健在」「スペイン国内に宮代の存在がバレた」と歓喜している。 この日、宮代は45分間プレー。3本のシュートを放ち、スペイン王者相手に存在感を見せつけた。「一人ひとりの技術が非常に高く、こういったレベル感で、日々やらなきゃいけないなと特に感じました」と、世界的名プレーヤーたちとの対戦をJリーグでも活かす意欲を顕わにした。また、この日中盤で対峙したぺドリやMFガビについては、「非常に嫌なポジションを取ってきたので、上手いなと感じました」と歯痒さをみせた。 今季、チームトップのゴール数を記録している宮代。スター選手揃いのバルセロナとプレーしたことで得た多くの学びを、リーグ戦でどのように活かすか期待が集まる。 2025.07.28 06:00 Mon2
「ありえない」バルセロナ、神戸とのチャリティーマッチ中止を発表 プロモーターが「意図的な詐欺」を公表しファン悲鳴「なんとか開催してほしい」
FCバルセロナは24日、27日に開催予定のヴィッセル神戸との試合を中止することを発表した。注目を集めた一戦がまさかの形で中止となると、ファンの間で落胆の声が広がっている。 神戸は7月27日、30周年記念チャリティーマッチ「FRIENDLY MATCH」の『ヴィッセル神戸 vs FC バルセロナ』が予定されていた。Jリーグを代表するクラブの記念試合に、世界的なビッグクラブの一戦が大きな注目を集めていた。 しかし、日本時間24日にバルセロナが公式サイトで開催中止を発表。「FC バルセロナは、プロモーターによる重大な契約違反のため、来週日曜日に日本で予定されている試合への参加を中止せざるを得なくなった」と、『プロモーターによる重大な契約違反』により日本行きをキャンセルしたことを明かした。一方で「クラブは、夏のツアーにおける韓国での試合日程について、プロモーターが一定の条件を満たした場合、FCソウル(7月31日)および大邱FC(8月4日)と予定している2試合、韓国でのサマーツアーについては調整を検討する予定だ。もし、条件が満たされた場合、クラブは近日中に韓国へ出発する」と発表。加えて「FCバルセロナは、今回の出来事と、日本のバルサファンの皆様への影響について遺憾に思う」とした。 神戸も、「現在、2025年7月27日(日)に予定されているFCバルセロナとの試合について、プロモーターによる契約上の問題が発生しているとの情報を受け、当クラブとしても状況の確認を行っております」と発表。あくまで、現状の確認を進めていることを明確にしつつ、「本試合を楽しみにされている多くのファンの皆さま、関係者の皆さまにはご心配をおかけし、心よりお詫び申し上げます」と、ファン・サポーターに対して謝罪の言葉を述べた。今後の情報はクラブ公式サイト等を通じて発表されるとのことだ。 今回のツアーは韓国のD-DRIVE社がプロモーターを務める。同社のソウル・ハム氏は「日本で予定されていたヴィッセル神戸対FCバルセロナの試合は、誠に遺憾ながら中止となりました。この試合はD-Driveが主催したものではなく、レアル・ソシエダのメインスポンサーである日本のヤスダグループが現地で提案・手配したものです」と発表。さらに「契約上、D-Driveは本日までに試合代金全額を受け取ることになっていましたが、資金は振り込まれませんでした。ヤスダグループは複数の偽造・無効文書を提出し、支払いが韓国に送金されたと虚偽の主張をしました。私たちはヤスダグループの従業員が、同社のCEOが故意に支払いを差し控えたことを確認する音声録音を保有しており、これは意図的な詐欺の明白な証拠です」と、状況の説明を行った。 これらの発表を受けてファンたちはSNS上で「4日前で中止とかありえない」「これは酷すぎるだろ」「楽しみにしてたのに」「ユニ買って、こどもが夏休み一番楽しみにしてたのに。なんて言おう・・・」「海外からこのために来てる人とかいるんかな?かわいそうすぎる」「わざわざ帰ってきて急いでチケット取ったのに」「これはヴィッセル側可哀想だな」「ファンのためにどうにか開催してくれ」と悲壮感が漂っている。さらに「ヤスダ流石にやばいだろ」「ヤスダ関係してたのか。。。ちょっとこれは酷すぎる」「何やってんだよ。」「ヤスダか。何してんだよ」とヤスダ・グループへ矛先も向けられた。 バルセロナは「参加を中止せざるを得なくなった」と発表したが、神戸は試合の中止については言及していない。今後発表される情報を注視したい。 2025.07.24 13:06 Thu3
バルセロナ、神戸とのチャリティーマッチ開催決定を発表!日本へ出発 費用肩代わりが噂される楽天グループに歓喜の声「楽天モバイルにします!」
バルセロナは25日、中止としていたヴィッセル神戸との30周年記念チャリティーマッチ「FRIENDLY MATCH」の『ヴィッセル神戸 vs FC バルセロナ』が開催されることを発表した。 今月27日に予定されていた一戦は、同月24日、『プロモーターによる重大な契約違反』があったとしてバルセロナが公式サイト上で日本行きを中止したと発表していた。神戸は「現在、2025年7月27日(日)に予定されているFCバルセロナとの試合について、プロモーターによる契約上の問題が発生しているとの情報を受け、当クラブとしても状況の確認を行っております」と発表しており、中止については言及していなかった。 すると同日の午後にはスペインメディア『スポルト』が、楽天グループが未払い金の500万ユーロ(約8億6000万円)を肩代わりするとも報道するなど、バルセロナの日本行きの可能性が再浮上。今回正式に日本に向かうことが発表された。 バルセロナはクラブ公式サイト上で「クラブはアジアツアー開催に向けてチーム一同で来日します。これは2日前に中止となった原因を解決したことを受けての発表です。日本での試合後、チームは韓国に移動してFCソウル戦と大邱FC戦の2試合に臨みます」との声明を出している。 この発表にファンたちは「バルサが来てくれる!!」「よかった開催されるって!」「チケット買っててよかった涙」「やったー!子供達も喜ぶぞ!!!」「バルサが見れる涙開催されてよかった」と安堵の声が。さらに「三木谷さんありがとう!!」「楽天最高じゃん!」「楽天カードマンありがとうw w w」「楽天モバイルにします!」「三木谷さんやっぱすげーわ」など楽天へのあたたかなコメントも多く見られた。 2025.07.25 19:00 Fri4