ファン・ダイク今季初弾にソボスライがダメ押し! 遠藤航フル出場のリバプールが新生ブレイズ撃破で連勝【プレミアリーグ】
2023.12.07 06:46 Thu
プレミアリーグ第15節、シェフィールド・ユナイテッドvsリバプールが6日にブラモール・レーンで行われ、アウェイのリバプールが0-2で勝利した。なお、リバプールのMF遠藤航はフル出場した。
前節、フルアムとの壮絶な撃ち合いを遠藤のプレミア初ゴールやアレクサンダー=アーノルドの2ゴールで劇的に制した2位のリバプール。連勝を狙う今節はヘッキングボトム監督を解任し、ワイルダー新監督を招へいした最下位のブレイズとのアウェイゲームに臨んだ。
クロップ監督は中2日の一戦に向けて先発4人を変更。負傷のマティプに代えてコナテを起用したほか、ツィミカスとグラフェンベルフ、ヌニェスに代えてジョー・ゴメス、遠藤、ガクポを起用した。
ワイルダー監督帰還で盛り上がりを見せるブラモール・レーンで幕を開けた一戦は拮抗した立ち上がりに。リバプールは10分、遠藤の見事な自陣中央でのプレス回避からの左サイドへの展開から最初の決定機。スペースを持ち上がったルイス・ディアスからの正確なクロスをファーでフリーのサラーが左足ダイレクトボレーで合わすが、これをうまくミートできない。
一方、守勢を凌いだブレイズは直後の12分にビッグチャンス。中盤でジョー・ゴメスからボールを奪い切ったアーチャーが数的同数のカウンターに持ち込み、ボックス左に走り込むマカティーにラストパスを通すと、マカティーは胸トラップから左足のシュートを放つ。だが、これはGKケレハーのビッグセーブに阻まれた。
時間の経過とともに落ち着きを取り戻したアウェイチームは、80%を超えるボール支配率で相手を押し込みながら左サイドのディアスが再三勝負を仕掛けて多くのCKを獲得。その流れから制空権を握るコナテ、ファン・ダイクがフィニッシュに繋げていく。
以降もハーフコートゲームを展開していくと、やはりセットプレーが試合を動かす契機となる。37分、右CKの場面でアレクサンダー=アーノルドが入れた右足アウトスウィングのクロスをボックス中央でフリーになったファン・ダイクが右足ダイレクトでゴール左隅へ蹴り込んだ。
苦しみながらも頼れる主将の今季初ゴールで先手を奪ったクロップのチームは、前半のうちに追加点こそ奪えなかったものの危なげなく1点リードで前半を終えた。
後半も試合展開に大きな変化はなし。前半に比べて前からボールを奪いにきたブレイズをいなすリバプールは、前半同様にセットプレーから最初の決定機。55分、先制点と似た形からアレクサンダー=アーノルドが入れた右足アウトスウィングのクロスをサラーが強烈な右足ボレーで合わせる。だが、これはGKフォダリンガムの圧巻のワンハンドセーブに阻まれた。
2点目のチャンスを逸したリバプールはこの直後にアクシデント。前半から幾度となく相手のチャージを受けていたマク・アリスターがピッチに座り込んでしまい、プレー続行不可能に。57分にカーティス・ジョーンズがスクランブル投入された。
その後、連戦を考慮して67分にはサラーとディアスの両翼を下げてヌニェス、エリオットを同時投入。フレッシュなアタッカーの投入で攻撃を活性化させたいクロップのチームだが、粘るブレイズの堅守に苦戦。77分にはアレクサンダー=アーノルドからの完璧なスルーパスに抜け出したヌニェスがGKと一対一のビッグチャンスを迎えるが、これを決め切れない。
80%近いボール支配率とは裏腹に流れの中ではほとんど決定機を作れないリバプールは、結局2点目を奪い切れないまま後半最終盤に突入。ロングスローを含めた相手のセットプレーの脅威にも晒されたが、最後の最後にトドメの一撃を決め切った。
94分、自陣右サイドでヌニェスが身体を張った守備でボールを奪い返すと、ボックス左でボールを呼び込むソボスライへクロスを通す。これを右足の絶妙なファーストタッチで収めたハンガリー代表MFが鋭い右足のシュートをゴール左に突き刺した。
新生ブレイズに苦戦を強いられながらもきっちり勝ち切ったリバプールが、リーグ連勝で首位アーセナルを2ポイント差で追走している。
前節、フルアムとの壮絶な撃ち合いを遠藤のプレミア初ゴールやアレクサンダー=アーノルドの2ゴールで劇的に制した2位のリバプール。連勝を狙う今節はヘッキングボトム監督を解任し、ワイルダー新監督を招へいした最下位のブレイズとのアウェイゲームに臨んだ。
クロップ監督は中2日の一戦に向けて先発4人を変更。負傷のマティプに代えてコナテを起用したほか、ツィミカスとグラフェンベルフ、ヌニェスに代えてジョー・ゴメス、遠藤、ガクポを起用した。
一方、守勢を凌いだブレイズは直後の12分にビッグチャンス。中盤でジョー・ゴメスからボールを奪い切ったアーチャーが数的同数のカウンターに持ち込み、ボックス左に走り込むマカティーにラストパスを通すと、マカティーは胸トラップから左足のシュートを放つ。だが、これはGKケレハーのビッグセーブに阻まれた。
その後はミスを引きずるジョー・ゴメスを筆頭にややアウェイの空気に呑まれたリバプールは、ボールを握って押し込む一方、相手の鋭いカウンターに手を焼く。18分にはアーチャーにボックス内まで運ばれるが、DFファン・ダイクが最後のところで逡巡した相手の隙を見逃さずに見事なブロックで阻む。
時間の経過とともに落ち着きを取り戻したアウェイチームは、80%を超えるボール支配率で相手を押し込みながら左サイドのディアスが再三勝負を仕掛けて多くのCKを獲得。その流れから制空権を握るコナテ、ファン・ダイクがフィニッシュに繋げていく。
以降もハーフコートゲームを展開していくと、やはりセットプレーが試合を動かす契機となる。37分、右CKの場面でアレクサンダー=アーノルドが入れた右足アウトスウィングのクロスをボックス中央でフリーになったファン・ダイクが右足ダイレクトでゴール左隅へ蹴り込んだ。
苦しみながらも頼れる主将の今季初ゴールで先手を奪ったクロップのチームは、前半のうちに追加点こそ奪えなかったものの危なげなく1点リードで前半を終えた。
後半も試合展開に大きな変化はなし。前半に比べて前からボールを奪いにきたブレイズをいなすリバプールは、前半同様にセットプレーから最初の決定機。55分、先制点と似た形からアレクサンダー=アーノルドが入れた右足アウトスウィングのクロスをサラーが強烈な右足ボレーで合わせる。だが、これはGKフォダリンガムの圧巻のワンハンドセーブに阻まれた。
2点目のチャンスを逸したリバプールはこの直後にアクシデント。前半から幾度となく相手のチャージを受けていたマク・アリスターがピッチに座り込んでしまい、プレー続行不可能に。57分にカーティス・ジョーンズがスクランブル投入された。
その後、連戦を考慮して67分にはサラーとディアスの両翼を下げてヌニェス、エリオットを同時投入。フレッシュなアタッカーの投入で攻撃を活性化させたいクロップのチームだが、粘るブレイズの堅守に苦戦。77分にはアレクサンダー=アーノルドからの完璧なスルーパスに抜け出したヌニェスがGKと一対一のビッグチャンスを迎えるが、これを決め切れない。
80%近いボール支配率とは裏腹に流れの中ではほとんど決定機を作れないリバプールは、結局2点目を奪い切れないまま後半最終盤に突入。ロングスローを含めた相手のセットプレーの脅威にも晒されたが、最後の最後にトドメの一撃を決め切った。
94分、自陣右サイドでヌニェスが身体を張った守備でボールを奪い返すと、ボックス左でボールを呼び込むソボスライへクロスを通す。これを右足の絶妙なファーストタッチで収めたハンガリー代表MFが鋭い右足のシュートをゴール左に突き刺した。
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2024-25シーズンが開幕したプレミアリーグ。外国籍の選手たちの名前の発音を集めた動画が話題を呼んでいる。 前人未到の5連覇を目指すマンチェスター・シティの牙城をどのクラブが崩すのかが注目されるプレミアリーグ。2年連続2位のアーセナルや、新体制に変わったリバプール、復権を誓うマンチェスター・ユナイテッドやチェルシーなどが鎬を削っていく。 日本人選手もアーセナルのDF冨安健洋、リバプールのMF遠藤航、ブライトン&ホーヴ・アルビオンのMF三笘薫、クリスタル・パレスのMF鎌田大地、そしてサウサンプトンのMF菅原由勢と5人がプレーすることとなる。 そんな中、プレミアリーグを放送する『TNT Sports』が1本の動画をアップ。選手や監督がが自身の名前の発音を示している動画だ。登場したのは以下の18名だ。 アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ) ブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド) ショーン・ダイチ監督(エバートン) トマシュ・ソウチェク(ウェストハム) ジョシュア・ザークツィー(マンチェスター・ユナイテッド) トシン・アダラバイヨ(チェルシー) アルネ・スロット監督(リバプール) バウト・ファエス(レスター・シティ) リッカルド・カラフィオーリ(アーセナル) ヴラディミール・ツォウファル(ウェストハム) イリマン・エンディアイエ(エバートン) ニクラス・フュルクルク(ウェストハム) ベン・ブレレトン・ディアス(サウサンプトン) マルク・ギウ(チェルシー) ヌーノ・エスピリト・サント監督(ウォルバーハンプトン) 菅原由勢(サウサンプトン) ティム・イローグブナム(エバートン) ステフィー・マヴィディディ(レスター・シティ) 発音が難しいと思われる選手たちも登場。海外のファンたちも発音に驚く人が続出している。 まずはハーランド。違和感がなく感じられるが、ノルウェー人のファンからすると「エルリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)」という発音に関して「3つともそんな発音はしない」とのこと。 続いてブルーノ・フェルナンデス。本人は「ブルーノ・フェルナンジ」と発音。「Bruno Fernandes」という綴りだが、ブラジル系のポルトガル語だと「フェルナンジス」ということもあるようで、そちらに近いのかもしれないが、違和感を覚える人が多く、「永遠にそう呼ぶのは不可能だ」と理解はされにくいようだ。 ショーン・ダイチ監督は「Sean Dyche」という綴り。「ダイシ」「ダイシュ」と思っていた人も多いようで、「間違えて発音していたのがショーン・ダイチだとは思わなかった」、「その発音は無理だ」、「長年間違っていたことが分かったのは良かった」と驚きの声が上がっている。 その他は、想定できる発音だったが、難しいのはティム・イローグブナム。「Tim Iroegbunam」という綴りだが、本人の発音を聞く限り「ティム・イロビューナム」と書くのが正しいように聞こえる。 外国籍選手の発音は多くの選手で話題となり、キリアン・ムバッペやジョシュア・キミッヒなど例を挙げるとキリがない状況。ただ、選手がこだわっていることも多く、キミッヒは「ヨシュア」は絶対にないと発言し、「ヨズア」が正しく、「ジョシュア」ならOKだと語るほど。正しい発音を知っていくことも楽しみの1つとなりそうだ。 <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr /><a href="https://www.video.unext.jp/lp/football_pack?adid=XXX&utm_medium=a_n&utm_campaign=a_n&cid=D34327&utm_source=seesawgame_ultrasoccer&utm_term=ultrasoccer&rid=SG00003" target="_blank">プレミアリーグを見るなら<br />「U-NEXTサッカーパック」がお得!!</a><hr /></div> <span class="paragraph-title">【動画】本人の声にも注目! 選手や監督が名前の発音をレクチャー! 海外でも驚きの発音が…</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr"><a href="https://t.co/mMYWq5usvL">pic.twitter.com/mMYWq5usvL</a></p>— Football on TNT Sports (@footballontnt) <a href="https://twitter.com/footballontnt/status/1826216338165027286?ref_src=twsrc%5Etfw">August 21, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr /><a href="https://www.video.unext.jp/lp/football_pack?adid=XXX&utm_medium=a_n&utm_campaign=a_n&cid=D34327&utm_source=seesawgame_ultrasoccer&utm_term=ultrasoccer&rid=SG00003" target="_blank">プレミアリーグを見るなら<br />「U-NEXTサッカーパック」がお得!!</a><hr /></div> 2024.08.22 23:45 Thu5
華麗なる天才、古豪ハンガリー復活の期待背負うNo.10/ドミニク・ソボスライ(ハンガリー代表)【ユーロ2024】
14日、ユーロ2024がいよいよ開幕。ドイツで行われる今大会は24カ国が出場し、7月14日までの1カ月間開催される。 今大会には最後の国際大会になる選手や、所属クラブで躍動した若手選手まで、622名の選手にプレーの可能性がある状況。出場24カ国を注目選手と共に紹介していく。 <span class="paragraph-subtitle">■ハンガリー代表</span> 出場回数:3大会連続5回目 最高成績:3位(1964) ユーロ2020結果:グループステージ敗退 予選結果:グループG・1位 監督:マルコ・ロッシ <span style="font-weight:800">◆注目選手</span> MFドミニク・ソボスライ(リバプール) 2000年10月25日(23歳) 2023-24シーズンからリバプールに加入したソボスライ。日本代表MF遠藤航、アルゼンチン代表MFアレクシス・マク・アリスターと共に、中盤で期待を寄せられた1人だ。 リバプールが7000万ユーロ(約118億円)の契約解除金を支払って獲得したRBライプツィヒから逸材。フィジカルも強く、テクニックを持ち合わせ、ブンデスリーガで異彩を放っていたソボスライは、ユーリティティ性も魅力だ。 インサイドハーフがメインだが、元々はサイドアタッカーとしてプレー。ザルツブルク時代には南野拓実(モナコ)と両サイドを形成していたアタッカー。その後、ライプツィヒでシャドーのポジションでプレーし、より攻撃的な力を見せつける。 ハンガリー期待の才能は“天才”と称されており、キックの精度がとにかく高く、ミドルシュートはお手のもの。威力、精度と申し分なく、リバプールでの1年目は数字を残せなかったが、ユーロの舞台での活躍に期待がかかる。 <span style="font-weight:800">◆試合日程</span> ▽6月15日(土) 《22:00》 【A】ハンガリー代表 vs スイス代表 ▽6月19日(水) 《25:00》 【A】ドイツ代表 vs ハンガリー代表 ▽6月23日(日) 《28:00》 【A】スコットランド代表 vs ハンガリー代表 <span style="font-weight:800">◆招集メンバー</span> GK 1.ペーテル・グラーチ(RBライプツィヒ/ドイツ) 12.デーネシュ・ディブス(フェレンツヴァーロシュ) 22.ペーテル・サッパノシュ(パクシュFC) DF 2.アダム・ラング(オモニア・ニコシア/キプロス) 3.ボトンド・バログ(パルマ/イタリア) 4.アッティラ・サライ(フライブルク/ドイツ) 5.アッティラ・フィオーラ(フェヘールヴァール) 6.ヴィリー・オルバン(RBライプツィヒ/ドイツ) 7.ロイク・ネゴ(ル・アーヴル/フランス) 11.ミロシュ・ケルケズ(ボーンマス/イングランド) 14.ベンデグーズ・ボラ(セルヴェット/スイス) 18.ジョルト・ナジ(プスカシュ・アカデーミア) 21.エンドレ・ボトカ(フェレンツヴァーロシュ) 24.マールトン・ダルダイ(ヘルタ・ベルリン/ドイツ) MF 8.アダム・ナジ(スペツィア/イタリア) 10.ドミニク・ソボスライ(リバプール/イングランド) 13.アンドラス・シャーファー(ウニオン・ベルリン/ドイツ) 15.ラスロ・クラインハスラー(ハイドゥク・スプリト/クロアチア) 16.ダニエル・ガズダグ(フィラデルフィア・ユニオン/アメリカ) 17.カラム・スタイルズ(サンダーランド/イングランド) 26.ミハーイ・カタ(MTKブダペスト) FW 9.マルティン・アダム(蔚山現代/韓国) 19.バルナバス・ヴァルガ(フェレンツヴァーロシュ) 20.ロランド・サライ(フライブルク/ドイツ) 23.ケヴィン・チョボト(ウーイペシュト) 25.クリストフェル・ホルヴァート(ケチケメート) <span class="paragraph-title">【動画】ソボスライ、シーズン序盤のリバプールでの活躍</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="x_V7a7bIMjo";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.15 17:00 Satリバプールの人気記事ランキング
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「これがアシストになるのか!」遠藤航、プレミアリーグ開幕戦で右サイドバック出場&アシスト 50試合出場の節目を飾る「ラッキーアシストだけど数字は大事」
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▽リバプールのレジェンドGKであるトミー・ローレンス氏が10日、77歳で死去した。 ▽1957年10月に17歳でリバプールとプロ契約を結んだローレンス氏は、トップリーグで2度の優勝、FAカップで1度の優勝に貢献。名将ビル・シャンクリー体制となって低迷期からの脱却を図っていた時代のリバプールを支えた守護神だった。 ▽リバプールでは1971年に退団するまで公式戦390試合に出場した。 2018.01.11 01:00 Thu3
代表戦で衝突のアルダ・ギュレルとソボスライがSNSで場外戦…出場時間揶揄に対してマドリーMFが痛烈な返し
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かつてリバプールで“神童”と謳われ、その将来が嘱望されていた元ウェールズ代表MFベン・ウッドバーン(24)。23日に、EFLリーグ2(イングランド4部)のサルフォード・シティへの加入が発表された。 リバプールのアカデミー育ちであるウッドバーンは、2016年11月に行われたプレミアリーグに17歳と42日で出場してファーストチームデビュー。そのデビュー戦の3日後に行われたEFLカップ準決勝のリーズ戦では、クラブ史上最年少ゴール記録(17歳と45日)を樹立し、クラブやメディア、ファンから大きな期待が寄せられていた。 しかし、その後は伸び悩みファーストチームで思うような出場機会を得られず。シェフィールド・ユナイテッド、オックスフォード・ユナイテッド、ブラックプールと国内の下部カテゴリーのクラブや、スコットランドのハーツへの武者修行を繰り返すも結局リバプールではチャンスがなく、2022年夏に退団が発表された。 その後は同年夏にチャンピオンシップ(イングランド2部)のプレストンに加入すると、在籍2シーズンで公式戦通算64試合3ゴール3アシストを記録。昨シーズンはリーグ戦21試合に出場したが先発はわずか1試合にとどまり、今夏に契約満了で退団していた。 ここまで残念ながら期待されていたようなキャリアは送れていないウッドバーンだが、まだ24歳。2年契約を締結したサルフォード・シティで、再び輝く姿が期待されている。 2024.07.24 18:20 Wed5