【プレミアリーグ第15節プレビュー】ミッドウィーク開催は2つの強豪対決に注目

2023.12.05 19:00 Tue
ホーム13連勝中のアストン・ビラとシティが激突
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ホーム13連勝中のアストン・ビラとシティが激突
先週末に行われた第14節はアーセナルとリバプールがしぶとく勝ち点3を積み上げた一方、マンチェスター・シティがトッテナム相手のドローで痛恨の取りこぼしに。また、ニューカッスルとチェルシーがそれぞれマンチェスター・ユナイテッド、ブライトンとの強豪対決を制している。
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ミッドウィーク開催となる今節は、上位浮上へ勝ち点3必須のマンチェスター・ユナイテッドvsチェルシーの名門対決が最注目カードだ。
7位のユナイテッドは前節、ニューカッスルとの強豪対決で0-1というスコア以上の力の差を見せつけられ、EFLカップでの前回対戦に続く完敗を喫した。共に負傷者の多さや直前にチャンピオンズリーグ(CL)のアウェイゲームを戦った条件は同じだったものの、ホームサポーターの情熱的な後押しを受けたマグパイズに攻守両面で圧倒され、GKオナナの好守などで前半は耐えたものの、後半にFWゴードンに先制ゴールを奪われると、以降はさしたる見せ場を作れずに敗戦。リーグ戦での連勝が「3」でストップした。

DFショーやDFワン=ビサカ、FWホイルンドら一部主力の復帰に新星MFメイヌーの台頭によって一時に比べて選手層の問題は改善傾向にあるが、FWラッシュフォードらの覇気のないプレー、一部で報じられるテン・ハグ監督の求心力低下といったネガティブな部分も目に付きクラブとしてここが踏ん張りどころ。公式戦3試合ぶりのホームゲームに向けてポジティブな要素はあまり見当たらないが、MFブルーノ・フェルナンデスやDFマグワイアらリーダーグループの奮起を期待したい。

一方、10位のチェルシーは前々節に同じニューカッスルに1-4の惨敗を喫したなか、前節はブライトン相手に3-2の勝利。MFギャラガーの退場によって2試合連続で数的不利の戦いを強いられたが、いずれもセットプレーからMFエンソ・フェルナンデスとDFコルウィルにプレミアリーグ初ゴールが生まれ、後半終盤はチーム一丸となった守備で逃げ切った。そのタフな一戦から中2日で臨むアウェイゲームはタフな戦いが予想されるが、サスペンション明けのDFリース・ジェームズとDFククレジャのコンビ、新天地デビューが期待されるMFエンクンクらの復帰を追い風に連勝を飾りたい。
その名門対決と同時刻開催となるアストン・ビラvsマンチェスター・シティも上位争いを左右する重要な一戦だ。

シティは前節、ホームで手負いのトッテナムと対戦。開始早々に先制点を許すも、MFフォーデンのゴールなどで前半の内に逆転に成功。ペースダウンした後半は同点に追いつかれるも、相手のミスを突いてMFグリーリッシュのゴールで勝ち越し。しかし、土壇場で同点に持ち込まれると、最終盤にグリーリッシュの決定的な裏抜けが不可解な主審の判定で阻止される不運もあって3-3のドロー。痛恨の3試合連続ドローによって3位に転落している。

リーグ4連覇に向けてこれ以上の足踏みは許されないが、今回の対戦相手はクラブ記録タイとなるプレミアリーグのホームゲーム13連勝中の4位アストン・ビラが相手となる。さらに、この試合では累積警告によるサスペンションで大黒柱のMFロドリと古巣対戦のグリーリッシュが不在となり、コンディションに問題を抱えるFWドクにも欠場の可能性がある。その厳しい状況のなかでエメリ率いる難敵に勝ち切れるか。

その王者の4試合連続取りこぼしを期待しつつ、勝ち点差を広げたい首位のアーセナルと、2位のリバプールはいずれも下位に沈む昇格組相手の勝ち点3必須の一戦に臨む。

アーセナルは前節、ウォルバーハンプトンに2-1で勝利。今季初のリーグ3連勝を飾った。FWサカとMFウーデゴールの連続ゴールによって前半序盤に2点のリードを得たが、攻めあぐねた後半に1点を返されると、最後は後ろの枚数を増やして専守防衛の展開に。ホームゲームということもあり課題を残したが、昨季から磨きをかける勝負強さを発揮した。

対戦相手のルートンは17位に低迷しているが、ホームゲームではリバプールと引き分け、トッテナムやユナイテッド相手にも善戦している侮れない相手。直近のブレントフォード、ウルブス戦同様に1点差勝負も想定される。ちなみにこの試合はサカにとって通算200試合出場のメモリアルゲームとなるため、公式戦3試合連続ゴールで偉業達成を祝いたい。なお、公式戦2試合連続アシストも、ウルブス戦で左ふくらはぎを痛めて負傷交代のDF冨安健洋の出場に関してはアルテタ監督が前日会見で五分五分の状況だと説明している。

一方、リバプールは最下位のシェフィールド・ユナイテッドとのアウェイゲームに臨む。アンフィールドでフルアムと対戦した前節は壮絶な撃ち合いとなった一戦を4-3で劇的勝利。守護神アリソンの負傷離脱やDFマティプの負傷交代といった影響もあり、決して得点力があるとは言えないフルアムに3ゴールを奪われたが、MFマク・アリスターとMF遠藤航の鮮烈なミドルシュートでの加入後初のリーグ戦ゴールに、DFアレクサンダー=アーノルドの2ゴールと見事な4ゴールを叩き込んでの、らしい勝利となった。今回の試合では守備面をしっかりと修正しつつ、不発に終わったアタッカー陣を含め格下相手にきっちり勝ち切りたい。

なお、対戦相手のブレイズは前節終了後にヘッキングボトム監督の解任が決断されたと報じられており、6日の試合では新指揮官か暫定指揮官の下での戦いになるかもしれない。

シティとのアウェイゲームで連敗を「3」でストップした5位のトッテナムは、トップ4圏内返り咲きを期して9位のウェストハムとのロンドン・ダービーで5試合ぶりの白星を目指す。多くの主力を欠いて臨んだシティ戦では2試合連続ゴールを決めたMFロ・チェルソのハイパフォーマンスや主力と控えのハイブリッド布陣での連携面の向上と多くのポジティブな要素が見受けられた。さらに、ディフェンスリーダーであるDFロメロが3試合のサスペンションから復帰する。ハマーズが非常にタフな相手であることに間違いないが、上位戦線踏みとどまりへ勝ち点3を掴みたい。

MF三笘薫を擁する8位のブライトンは、11位のブレントフォードを相手にバウンスバックの白星を目指す。一部ポジションでターンオーバーを図って臨んだチェルシー戦は前半終盤に得た数的優位を活かし切れず、連勝のチャンスを逃した。それでも、後半序盤に投入された三笘は再三の鋭い仕掛けで局面を打開するなど復帰戦となったAEKアテネ戦に比べて状態を上げており、先発復帰も期待されるビーズ戦では[5-3-2]の堅固な守備を特徴とする相手に攻撃の突破口となる仕事を期待したい。

その他ではチェルシー、ユナイテッドを連破して6位に順位を上げてきたニューカッスルがエバートン相手に今季2度目の3連勝を狙う一戦に注目。負傷明けのFWイサクの安定したパフォーマンスに17歳の新星MFマイリーの台頭で調子を上げるマグパイズだが、ユナイテッド戦では守護神ポープが肩の脱臼で長期離脱を余儀なくされる激震に見舞われた。その代役を担うドゥブラフカは経験豊富な選手ではあるが、今回のトフィーズ戦ではそのパフォーマンスに注目が集まるところだ。

◆プレミアリーグ第15節
▽12/5(火)
《28:30》
ウォルバーハンプトン vs バーンリー
《29:15》
ルートン・タウン vs アーセナル

▽12/6(水)
《28:30》
ブライトン vs ブレントフォード
フルアム vs ノッティンガム・フォレスト
シェフィールド・ユナイテッド vs リバプール
クリスタル・パレス vs ボーンマス
《29:15》
マンチェスター・ユナイテッド vs チェルシー
アストン・ビラ vs マンチェスター・シティ

▽12/7(木)
《28:30》
エバートン vs ニューカッスル
《29:15》
トッテナム vs ウェストハム

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先週末に行われた第35節はノースロンドン・ダービーを制したアーセナル、ノッティンガム・フォレストに辛勝したマンチェスター・シティが勝ち点3を積み上げた一方、リバプールはウェストハムに痛恨のドロー。この結果、熾烈優勝争いからリバプールが最初に脱落する形となった。また、残留争いでは最下位のシェフィールド・ユナイテッドが3節を残して1年でのチャンピオンシップ降格が決定した。 5月最初に行われる第36節ではリバプールの脱落で一騎打ちの形となった首位のアーセナル(勝ち点80)、2位のマンチェスター・シティ(勝ち点79)の優勝争いがもちろん最大の注目ポイントだ。 土曜のランチタイムキックオフに臨むアーセナルは、10位のボーンマスをエミレーツ・スタジアムで迎え撃つ。前節、アウェイ開催のノースロンドン・ダービーを2つのセットプレーと、FWサカの見事な個人技によって3-2と勝ち切ったアーセナル。守護神ラヤの軽率なミスなどもあって後半に1点差まで追い上げられたものの、要所を締める守備、決めるべきところで決め切る、勝てるチームの試合運びで重要なダービーで連勝を飾った。 ただ、ランチタイムキックオフ特有の難しさに加え、重要な連戦を終えた直後の格下相手の試合はある意味で落とし穴になりやすく、優勝争いの重圧を含めて難しい試合になることは間違いない。さらに、相手のボーンマスは直近ウォルバーハンプトン、ブライトンに2試合連続で完封勝利を収めるなど好調を維持している。より先制点が重要となる試合において得意のセットプレーと共に、サカやFWハヴァーツ、FWトロサールらの勝負強い働きを期待したい。 2位のシティはそのアーセナルの結果を把握した状況で、11位のウォルバーハンプトンとのホームゲームに臨む。前節のフォレスト戦はいずれも前後半の半ばに奪ったDFグヴァルディオル、FWハーランドの2ゴールによって2-0の勝利を収めたが、試合内容に関しては今季の中でも最も苦しんだ部類に入る厳しいものだった。相手のメリハリの利いたプレスにボールロストを繰り返し再三のカウンターでチャンスを作られた。仮にFWウッドらの決定機逸がなければ、敗戦の可能性もあった。それでも、結果的に2-0の勝利を収めたことで、ポジティブに課題と向き合えるはずだ。 その反省を踏まえて臨む今回のホームゲームは前回対戦で開幕連勝をストップされた因縁の相手、ウルブスとのリベンジマッチとなる。FWペドロ・ネトというキーマン不在も、直近のルートン・タウン戦で7試合ぶりの白星を挙げた侮れない相手に対しては、復帰戦でゴールを挙げたハーランドに加え、体調不良からの回復が見込まれるMFフォーデン、DFルベン・ディアスの復帰を追い風に勝ち切りたい。 共にシーズン最終盤を前に夢破れた感のある3位のリバプール(勝ち点75)と、5位のトッテナム(勝ち点60)は、バウンスバックの白星を目指して激突する。 マージーサイド・ダービーでの屈辱の敗戦に加え、前節はウェストハム相手に一時逆転に成功しながらも、リードを守り切れずに2-2のドローに終わったリバプール。数字上の可能性は残されているものの、現状上位2チーム両方が複数試合で取りこぼす可能性は低く、逆転での優勝は絶望的と言わざるを得ない。それはファン・サポーターを含め関係者全員が重々承知だが、クロップ体制をできるだけ良い形で締めくくるため勝利を積み重ねたい。アンフィールドでリーグ3戦ぶりの白星を目指す一戦は、誤審問題によって今季初黒星を喫したスパーズという因縁の相手だけにそのリベンジを含めしっかりとした戦いを見せたい。とりわけ、ハマーズ戦で指揮官との口論がクローズアップされたエースFWサラーの奮起に期待したいところだ。 一方、トッテナムはそのリバプール以上に厳しい状況に陥る。ニューカッスル戦での0-4の惨敗、前述のダービーでの敗戦に加え、ミッドウィーク開催の第26節延期分ではチェルシーに0-2の敗戦を喫し、今季2度目のリーグ3連敗となった。多くの離脱者の影響が大きかった1度目の3連敗とは異なり、今回の3連敗ではメンバー、日程面を含めて言い訳ができず、より深刻だ。これによって、7ポイント差の4位アストン・ビラを抜く可能性は限りなく低くなっており、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得は絶望的だ。逆に、EL出場権争いでも下位に迫られており、何とか不振を抜け出して最低限のノルマを達成したいところ。伝統的に相性が悪いアンフィールドでの一戦に加え、中2日という日程面でのディスアドバンテージも大きいが、序盤戦の逆境時に見せたような不屈のメンタリティを取り戻し、少なくとも難所から勝ち点を持ち帰りたい。 チェルシーのアシストによって悲願のCL出場に近づいたアストン・ビラだが、カンファレンスリーグ(ECL)ではオリンピアコス相手の準決勝1stレグでまさかの2-4のスコアで敗戦。ボールを持たされる苦手の展開の中で相手の主砲エル・カービにハットトリックを許すなど大量失点を喫した上、後半終盤のMFドウグラス・ルイスのPK失敗が痛恨。2点のビハインドを背負って週明けに敵地で行われる2ndレグに臨む形となった。そのECLに万全の状態で臨む上では大幅なターンオーバーを実施したいところ。前回対戦で6-1の圧勝を収めた上、直近2分け4敗と絶不調の12位ブライトンの状態を鑑みれば思い切ったメンバーで臨めるはずだが、エメリ監督の用兵に注目だ。 スパーズ相手に会心のシーズンダブルを決めて8位に浮上したチェルシーは、9位のウェストハムとのシックスポインターに臨む。トッテナム戦ではいずれもセットプレーからDFチャロバー、FWジャクソンが奪ったゴールを、多くの主力を欠く急造守備陣が粘りの守備で守り抜く2-0の快勝となった。ただ、継続性に大きな問題を抱えるチームだけに、前節リバプール相手にドローに持ち込んだハマーズとのダービーに向けては少なくない懸念もある。 6位のマンチェスター・ユナイテッドは、マンデーナイト開催のアウェイゲームで14位のクリスタル・パレスと対戦する。前節、降格圏の19位バーンリー相手に終盤のPKによる失点で勝ち点2を取りこぼした赤い悪魔。その失態の影響もあってか、今週に入っては監督人事に加え、スカッドの大幅刷新と外野が騒がしくなっており、何とかピッチ上の結果で沈静化を図りたい。ただ、対戦相手のパレスは直近のフルアム戦こそ引き分けたものの、その直前にリバプール、ウェストハム、ニューカッスルを連破するなどグラスナー監督の戦術浸透で最も調子が良いチームのひとつだ。その難敵に直近の数試合のようにわきの甘さを見せれば、食われる可能性は十二分にある。MFブルーノ・フェルナンデスを中心にしっかり気持ちを引き締めて臨みたい。 その他ではDF橋岡大樹を擁する18位のルートンと、残留争いを脱した15位のエバートンによるボトムハーフの直接対決、残留争いとEL出場権を左右する19位のバーンリーvs7位のニューカッスルのカードにも注目したい。 ◆プレミアリーグ第36節 ▽5/3(金) 《28:00》 ルートン・タウン vs エバートン ▽5/4(土) 《20:30》 アーセナル vs ボーンマス 《23:00》 ブレントフォード vs フルアム バーンリー vs ニューカッスル シェフィールド・ユナイテッド vs ノッティンガム・フォレスト 《25:30》 マンチェスター・シティ vs ウォルバーハンプトン ▽5/5(日) 《22:00》 ブライトン vs アストン・ビラ チェルシー vs ウェストハム 《24:30》 リバプール vs トッテナム ▽5/6(月) 《28:00》 クリスタル・パレス vs マンチェスター・ユナイテッド 2024.05.03 20:00 Fri

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