【セリエA第10節プレビュー】ルカク古巣対決のインテルvsローマ、ナポリvsミランのビッグマッチ
2023.10.28 07:30 Sat
前節はミランvsユベントスのビッグマッチが行われ、10人となったミラン相手にユベントスがウノゼロ勝利とした。ミランの敗戦によってインテルが首位を奪還。迎える第10節はインテルvsローマ、ナポリvsミランのビッグマッチ2試合が開催される。
まずはインテルvsローマ。インテル(勝ち点22)は前節、トリノに3-0で快勝。FWラウタロが早くも11ゴール目を挙げ、得点ランクを独走している。そして火曜に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のブラガ戦では2-1で競り勝ち、CLも良い形で前半戦を終えた。ケガ人もいない万全の状態でFWルカクが牽引するローマに挑む。
一方、前節モンツァ戦を前半のうちに10人となった相手に、90分のFWエル・シャーラウィ弾で何とか競り勝った7位ローマ(勝ち点14)は、木曜のヨーロッパリーグ、スラビア・プラハ戦も制して公式戦6連勝とした。まだまだ内容に課題はあるものの、結果が出ていることはポジティブ。ローマに順調にフィットした古巣対決となるルカクがいかようなパフォーマンスを見せるかに注目だ。
続いてナポリvsミラン。5位ナポリ(勝ち点17)は前節、FWオシムヘンを負傷で欠いた中、FWクワラツヘリアのドッピエッタなどでヴェローナに3発快勝。そして火曜に行われたCLウニオン・ベルリン戦ではウノゼロ辛勝とした。引き続きオシムヘンを欠くが、代役のFWラスパドーリがウニオン戦でゴールを挙げるなどしっかりと結果を残し、オシムヘンの穴を埋めている。引き続きオシムヘンを欠くが、ラスパドーリの活躍は続くか。
一方、2位ミラン(勝ち点21)は前節、前述のようにユベントスに惜敗。DFチャウの一発退場が響いた。さらに水曜に行われたCLではパリ・サンジェルマン戦では成す術なく敗れた。公式戦連敗となってしまった中、悪い流れを断ち切ってナポリ撃破となるか。
最後にMF鎌田の10位ラツィオ(勝ち点13)。前節サッスオーロ戦は主軸のFWフェリペ・アンデルソン、MFルイス・アルベルト弾で快勝とした。しかし水曜に行われたCLではフェイエノールトの前に完敗。まだまだ不安定なチーム状態が続くが、4位と好スタートを切ったフィオレンティーナ(勝ち点17)を下せるか。フェイエノールト戦で出番のなかった鎌田は引き続きベンチからチャンスを窺うことになりそうだ。
◆セリエA第10節
▽10/27(金)
ジェノア 1-0 サレルニターナ
▽10/28(土)
《22:00》
サッスオーロvsボローニャ
《25:00》
レッチェvsトリノ
《27:45》
ユベントスvsヴェローナ
▽10/29(日)
《20:30》
カリアリvsフロジノーネ
《23:00》
モンツァvsウディネーゼ
《26:00》
インテルvsローマ
《28:45》
ナポリvsミラン
▽10/30(月)
《26:90》
エンポリvsアタランタ
《28:45》
ラツィオvsフィオレンティーナ
まずはインテルvsローマ。インテル(勝ち点22)は前節、トリノに3-0で快勝。FWラウタロが早くも11ゴール目を挙げ、得点ランクを独走している。そして火曜に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のブラガ戦では2-1で競り勝ち、CLも良い形で前半戦を終えた。ケガ人もいない万全の状態でFWルカクが牽引するローマに挑む。
一方、前節モンツァ戦を前半のうちに10人となった相手に、90分のFWエル・シャーラウィ弾で何とか競り勝った7位ローマ(勝ち点14)は、木曜のヨーロッパリーグ、スラビア・プラハ戦も制して公式戦6連勝とした。まだまだ内容に課題はあるものの、結果が出ていることはポジティブ。ローマに順調にフィットした古巣対決となるルカクがいかようなパフォーマンスを見せるかに注目だ。
一方、2位ミラン(勝ち点21)は前節、前述のようにユベントスに惜敗。DFチャウの一発退場が響いた。さらに水曜に行われたCLではパリ・サンジェルマン戦では成す術なく敗れた。公式戦連敗となってしまった中、悪い流れを断ち切ってナポリ撃破となるか。
ミランに競り勝った3位ユベントス(勝ち点20)は16位ヴェローナ(勝ち点8)と対戦。ミラン戦ではFWケアンが躍動。FWキエーザ&ヴラホビッチが万全でなく途中出場となった中、先発を任されたケアンはチャウの退場を誘発した他、安定したポストプレーで攻撃の起点となっていた。引き続き先発予想のケアンだが、ゴールでさらに評価を高められるか。
最後にMF鎌田の10位ラツィオ(勝ち点13)。前節サッスオーロ戦は主軸のFWフェリペ・アンデルソン、MFルイス・アルベルト弾で快勝とした。しかし水曜に行われたCLではフェイエノールトの前に完敗。まだまだ不安定なチーム状態が続くが、4位と好スタートを切ったフィオレンティーナ(勝ち点17)を下せるか。フェイエノールト戦で出番のなかった鎌田は引き続きベンチからチャンスを窺うことになりそうだ。
◆セリエA第10節
▽10/27(金)
ジェノア 1-0 サレルニターナ
▽10/28(土)
《22:00》
サッスオーロvsボローニャ
《25:00》
レッチェvsトリノ
《27:45》
ユベントスvsヴェローナ
▽10/29(日)
《20:30》
カリアリvsフロジノーネ
《23:00》
モンツァvsウディネーゼ
《26:00》
インテルvsローマ
《28:45》
ナポリvsミラン
▽10/30(月)
《26:90》
エンポリvsアタランタ
《28:45》
ラツィオvsフィオレンティーナ
インテルの関連記事
セリエAの関連記事
|
インテルの人気記事ランキング
1
「時々サッカーが恋しくて悲しい」トニ・クロース氏が近況と“イタリアサッカー”を語る「セリエAでプレーするとしたら…」
元ドイツ代表MFのトニ・クロース氏が近況を語った。 昨季限りでスパイクを脱いだ稀代の名手、トニ・クロース。比類なきプレーメーカーを失ったエル・ブランコ、レアル・マドリーに全くもってその影響がないと言えば、嘘になる。 クロース氏は16日、2024年ゴールデンボーイ賞への出席でイタリア・トリノへ。主催者であるイタリア『トゥットスポルト』のインタビューで、近況を語っている。 「最近? 幸せを享受していて、おかげさまで忙しいよ。ときどきサッカーが恋しくなるのは否定しない。6歳から続けてきたスポーツを離れ、改めて人生がサッカー中心に回っていたのだと実感したね。そう考えると、少し悲しい」 「とはいえ、人生で“章”を閉じるべき瞬間は必ずやってくる。次の章へ進まねばならないから決断したんだ。ありがたいことにサッカーで色々勝ち取ってきたしね。満足感がある…でも、やっぱり悲しさに包まれる日もある」 “イタリアサッカーは再興していますか?” 「ここ数年で再びレベルがかなり上がったんじゃないか? 指標は欧州での大会。数年前にインテルがチャンピオンズリーグの決勝へ進み、アタランタは無敵と思われたドイツ王者(レバークーゼン)を撃破した。ここ最近では、ベルナベウでマドリーに勝ったチーム(ミラン)もある」 「スペインに住んでいたころ、何度かセリエAのチームから打診がきた。マドリーを離れるアイデアがなかったわけだが、イタリアのサッカーは好きだ。この上なく戦術的な一方、技術も激しさも求められる点が好ましい」 「セリエAのチームでプレーするならどこにしよう…そうだね、環境を知らないから1つ選ぶのは難しいが、たぶん私ならインテルのサッカーは苦にしないだろう」 「なぜなら、インテルは既存の選手たちが自信を持ち、クオリティを兼ね備え、どのチームと対戦しても落ち着きを失わない集団だからね」 2024.12.17 19:45 Tue2
ミラノ勢がローマ勢と激突!コッパ・イタリア準々決勝の対戦カード決定
コッパ・イタリア準々決勝の組み合わせ抽選会が19日に行われ、ベスト8の4カードが決定した。 同日に終了したラウンド16では、PK戦の末にエンポリに敗れたフィオレンティーナを除いて、ラウンド16から参加のセリエA上位クラブが順当に勝ち上がった。 今回決定した準々決勝では、ミラノ勢がローマ勢と激突する。インテルが前ラウンドで強豪ナポリを下したラツィオとアウェイで、ミランがローマとホームで対戦する。 ディフェンディングチャンピオンで最多15回の優勝を誇るユベントスはエンポリと、今季セリエAで首位を走るアタランタはボローニャとの対戦が決まった。 なお、準々決勝は2025年2月に開催予定だ。 ◆コッパ・イタリア準々決勝 対戦カード ユベントス vs エンポリ アタランタ vs ボローニャ ミラン vs ローマ インテル vs ラツィオ 2024.12.20 10:40 Fri3
ガッリアーニCEOが今季のモンツァに言及「マルディーニがインテル?」「それはすぐに役立たなくなるぞとネスタに…」
モンツァの最高経営責任者(CEO)を務めるアドリアーノ・ガッリアーニ氏が、自軍モンツァについてあれこれ語った。イタリア『カルチョメルカート』が伝える。 故シルヴィオ・ベルルスコーニ氏と二人三脚でミランの黄金期=イタリアサッカーの黄金期を築き、現在はモンツァのCEOを務めるガッリアーニ氏。御年80歳の重鎮だ。 現役でクラブの要職に就く一方、取材対応では気さくにカルチョのあれこれを語る氏は今回、21日に今季セリエA初白星を挙げたばかりの自軍・モンツァについて語った。 「アレッサンドロ・ネスタ(監督)の仕事ぶりを評価すればいいんだね? ああ、彼を連れてきたのは私だから責任重大だ(笑) いやいや、彼の立場を危険に晒したことはないよ」 「しかしだ。どういうわけか、FWミラン・ジュリッチはロングボールが来るたびにボールへ向かって全力疾走し、いつもゴールを外してしまう。リーグで最も空中戦の勝率が高い選手なんだがね…いつか良いことも起こるだろう」 「ネスタには私見を伝えることがある。GKからのロングスローとジュリッチ頼みが唯一の戦略になっている感があるとね。『それはすぐに役立たなくなるぞ』とも言ってある」 一方、イタリア代表初招集などで人気銘柄となりそうな“マルディーニ一族の3代目” FWダニエル・マルディーニ(23)に言及。一部で報じられるインテルなどへの売却噂を否定している。 「おかしいな。マロッタ(インテル社長兼CEO)とダニエルについて話したことなど一度もない。私は毎日ダニエルと話すがね(笑) 当事者たちが話していないことは存在しないものなのだよ」 最後に、ガッリアーニCEOは今季のスクデット予想を問われ、「ナポリかユベントスかインテルかミランが優勝する」と答えたそうだ。 2024.10.25 21:10 Fri4
カルロス・アウグスト&テュラム弾でコモを退けたインテルが4連勝、首位アタランタを追走【セリエA】
インテルは23日、セリエA第17節でコモをホームに迎え、2-0で勝利した。 前節ラツィオを6発粉砕した3位インテル(勝ち点34/1試合未消化)は、ダルミアンの負傷を受けて3バックは中央にバストーニ、左にカルロス・アウグストが入った。 前節ローマを撃破した16位コモ(勝ち点15)に対し、ラウタロとテュラムの2トップで臨んだインテルが押し込む入りとする。しかし5バックで構えるコモを崩しきるには至らずなかなか決定機を生み出せない。 そんな中33分、ダンフリースがムヒタリアンのリターンパスをボックス右で受けてシュートに持ち込む好機を演出。だが枠に飛ばせなかった。ハーフタイムにかけては押し込みきれなかったインテルはゴールレスで前半を終えた。 それでも迎えた後半、立ち上がりから攻勢に出たインテルが開始3分に先制点。チャルハノールの右CKからカルロス・アウグストがヘディングで叩き込んだ。 先制後も主導権を握っていたインテルだったが、62分にピンチ。CKからニコ・パスに枠内シュートを許すもGKゾマーが凌いだ。 その後、ディマルコのシュートがラウタロに当たってネットが揺れるシーンがあったもののオフサイドに阻まれたインテルは、終盤にかけては選手交代を使いながら流し気味にプレー。 そして追加タイム2分、テュラムが豪快なシュートでダメ押しの2点目を決めて勝利。4連勝とし、1試合消化の多い首位アタランタを3ポイント差で追走している。 インテル 2-0 コモ 【インテル】 カルロス・アウグスト(後3) マルクス・テュラム(後47) 2024.12.24 06:39 Tue5