FC町田ゼルビアが今季の明治安田生命J2リーグを3試合残してJ1初昇格を決めた。
J2首位を走る町田。今週末の第39節を勝てば、無条件でクラブとして初のJ1昇格が決まるなか、22日に18位のロアッソ熊本が迎え撃つホームに乗り込んだ。
町田が押し込み気味に入るが、J2残留を目指す熊本も徐々に敵陣へ。22分には福井の好守とクロスバーに阻まれたが、平川が鋭い反転からの左足で迫る。
次第に押し返されるなか、25分に高橋が左足ミドルを放った町田だが、GK田代がセーブ。以降は熊本がボールを握る時間が長くなり、守勢を強いられる。
そのなか、37分にボックス左の田辺が左足で折り返したボールがゴール右に決まった熊本だが、反応した粟飯原がオフサイドとして、認められない。
すると、判定を味方につけた町田は44分にバイタルエリア中央でボールを受けた宇野が右足ミドル。ゴール左に突き刺さり、先制に成功してみせる。
町田は後半から平河を送り込むと、52分にボックス右でバスケス・バイロンから横パスを受けた高橋が相手を交わしてから左足。熊本を突き放す。
さらに61分にも右サイドからの折り返しがファーに流れると、フリーの下田が左足。対峙した相手に当たったが、うまくゴール左に吸い込まれた。
その後の町田は交代カードでバランスを保ちつつ、自慢の堅守で熊本の攻撃を跳ね返していき、チャンスがあれば4点目もという戦いを色濃くする。
盤石の戦いぶりで熊本を3-0で下した町田は3戦ぶりの白星を掴み、自動昇格圏内の2位以上が確定。黒田体制1年目からクラブ初のJ1昇格を果たした。
ロアッソ熊本 0-3 FC町田ゼルビア
【町田】
宇野禅斗(前44)
高橋大悟(後7)
下田北斗(後16)
