またしてもドーピング違反者…アルゼンチン代表W杯優勝メンバーのパプ・ゴメスが2年間の出場停止、モンツァと契約して3週間後の出来事

2023.10.20 21:25 Fri
アルゼンチン代表としてカタールW杯を制したパプ・ゴメス
Getty Images
アルゼンチン代表としてカタールW杯を制したパプ・ゴメス
モンツァに所属するアルゼンチン代表MFパプ・ゴメス(35)がドーピング違反により2年間の出場停止処分を受けたという。スペイン『Relevo』が伝えた。

アルゼンチン代表として、カタール・ワールドカップ(W杯)の優勝を経験したパプ・ゴメス。長年アタランタで中心選手として活躍すると、2021年1月からセビージャでプレー。今年9月にセビージャを退団すると、9月29日にモンツァに加入していた。

しかし、加入からたったの3週間で衝撃のニュースが。世界アンチ・ドーピング機関(WADA)がドーピング違反により、2年間の出場停止処分を科したという。
パプ・ゴメスは2022年11月、カタールW杯開幕の数日前に禁止薬物の陽性反応が出ていたという。

セビージャでトレーニングをしていた際に、突如ドーピング検査が行われたとのこと。当時パプ・ゴメスは数日前にひどい夜を過ごしており、クラブドクターと事前の相談なしに子供用のシロップを摂取していたという。
事前に通知する必要があったが、それを怠ったために許可は当然されず。それでもカタールW杯に臨めたが、ここでドーピング違反の判定となったようだ。

パプ・ゴメスとセビージャはこの件を把握していたが、2年間の出場停止処分を受けたのは今週のこと。正式な処分が出ていなかったものの、パプ・ゴメスの夏の遺跡には大きな足枷となっていた。

パプ・ゴメスも制裁が下されるかどうかがわからなかった中、モンツァと契約。2試合に出場したが、今回の処分となり、上訴した上で処分が軽減されるかどうかは不明だという。

禁止薬物が検出されたとしても、治療のための使用許可を得ている場合はドーピング違反にはならないが、今回のパプ・ゴメスの件はそれには当たらない。モンツァは現時点で声明等は発表していない。

パプ・ゴメスの関連記事

ドーピング違反で2年間の出場停止を受けたモンツァのアルゼンチン代表MFパプ・ゴメスが声明を発表した。 パプ・ゴメスはアルゼンチン代表として、カタール・ワールドカップ(W杯)の優勝を経験。クラブキャリアでは、長年アタランタで中心選手として活躍すると、2021年1月からセビージャでプレー。今年9月にセビージャを退団す 2023.10.23 23:10 Mon
セリエAのモンツァは、ドーピング違反が報じられたアルゼンチン代表MFパプ・ゴメスに対しての声明を発表した。 アルゼンチン代表として、カタール・ワールドカップ(W杯)の優勝を経験したパプ・ゴメス。長年アタランタで中心選手として活躍すると、2021年1月からセビージャでプレー。今年9月にセビージャを退団すると、9月2 2023.10.21 12:20 Sat
モンツァは29日、アルゼンチン代表MFパプ・ゴメス(35)の獲得を発表した。契約は2024年6月30日までとなる。 パプ・ゴメスは2010年夏にカターニャへ移籍して欧州でのキャリアをスタートさせると、2014年夏に加入したアタランタではキャプテンとしてチームを牽引し、公式戦通算252試合に出場して59ゴール72ア 2023.09.30 12:10 Sat
セビージャを退団したアルゼンチン代表MFパプ・ゴメス(35)が、モンツァに加入することが決定的となった。イタリア『スカイ・スポルト』が報じている。 モンツァは先日、元イタリア代表FWジャンルカ・カプラーリがヒザの前十字じん帯を損傷する重傷を負った。 これにより、セカンドトップの位置で主力を担う背番号10を失 2023.09.29 07:30 Fri
無所属の状態が続いているアルゼンチン代表MFパプ・ゴメス(35)が、現役引退を考慮しているようだ。 カターニャでヨーロッパのキャリアをスタートし、ウクライナのメタリストを経てアタランタでバンディエラとなったパプ・ゴメス。しかし、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督との確執によって2021年1月にセビージャに加入した。 2023.09.24 07:30 Sun

モンツァの関連記事

アタランタは4日、セリエA第35節でモンツァとのアウェイ戦に臨み、4-0で圧勝した。 前節レッチェに引き分けた3位アタランタ(勝ち点65)はチャンピオンズリーグ出場権を争う後続が迫る中、レテギ、ルックマン、デ・ケテラエルの1トップ2シャドーで臨んだ。 勝利を逃せば降格が決まる最下位モンツァ(勝ち点15)に対 2025.05.05 07:20 Mon
ユベントスのイゴール・トゥドール監督が27日にホームで行われ、2-0で勝利したセリエA第34節モンツァ戦を振り返った。 前節パルマに敗れてトゥドール体制後初黒星を喫したユベントスはチャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の5位に後退。CL出場権獲得へ必勝を期す最下位モンツァ戦となった中、34分までにFWニコラス・ゴン 2025.04.28 13:00 Mon
ユベントスは27日、セリエA第34節でモンツァをホームに迎え、2-0で勝利した。 4日前の前節パルマ戦をウノゼロ敗戦でトゥドール監督就任後4試合目にして初黒星を喫し、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の5位に後退したユベントス(勝ち点59)は、負傷したヴラホビッチが欠場となり、最前線にコロ・ムアニを起用。2シャ 2025.04.28 04:45 Mon
ナポリのアントニオ・コンテ監督が19日にアウェイで行われ、1-0で勝利したセリエA第33節モンツァ戦後にコメントした。 首位インテルを3ポイント差で追走する2位ナポリは最下位モンツァ相手になかなかゴールをこじ開けられなかったが、72分にMFスコット・マクトミネイが2戦連発となるゴールを決めて先制。 これが決 2025.04.20 11:30 Sun
セリエA第33節、モンツァvsナポリが19日にU-POWERスタジアムで行われ、アウェイのナポリが0-1で勝利した。 前節、エンポリ相手に3-0の快勝を収めて首位のインテルとの3ポイント差を維持したナポリ。連勝を狙ったアウェイゲームでは最下位のモンツァと対戦。コンテ監督は前節から先発3人を変更。負傷ネレスの代役に 2025.04.20 02:57 Sun

セリエAの関連記事

【セリエA】パルマ 2-1 トリノ(日本時間9月30日/エンニオ・タルディーニ・スタジオ) Benissimo!!安定したフィードとセービング#鈴木彩艶 パルマの今季リーグ戦初勝利に貢献セリエA第5節パルマ×トリノ#DAZN 見逃し配信中#セリエA #だったらDAZN pic.twitter.com/96JtMD 2025.09.30 12:45 Tue
新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、スポーツ・チャンネルDAZNと展開する「ABEMA de DAZN」で、2025年8月より開幕する主要な欧州サッカーリーグにおいて、日本代表選手が所属するクラブを中心とした「欧州リーグ2025-26」の試合を中継することを決定した。 今回の発表によると、リーグ・アン、 2025.08.15 17:21 Fri
ユベントスのレジェンドであるレオナルド・ボヌッチ氏(38)が来季、ユースチームの監督かファーストチームのコーチとして復帰する可能性があるようだ。イタリア『トゥットスポルト』が報じている。 ユベントスで8度のセリエA制覇に貢献したボヌッチ氏は昨季、ユベントスを退団。ウニオン・ベルリン、フェネルバフチェでプレーした後 2025.05.17 13:00 Sat
フィオレンティーナは15日、イタリア代表DFピエトロ・コムッツォ(20)との契約を2029年6月30日まで延長したことを発表した。 2019年からフィオレンティーナの下部組織に在籍するコムッツォは185cmのセンターバック。2023年10月のナポリ戦でファーストチームデビューを飾ると、今シーズンはセンターバックの 2025.05.15 21:02 Thu
マンチェスター・シティが、ミランのオランダ代表MFタイアニ・ラインデルス(26)の獲得へ動き始めた。イギリス『The Athletic』が報じている。 昨シーズン、AZから加入後すぐさまロッソネリの主力に定着したラインデルスは、今シーズンより一層存在感を高めてチームの絶対的な主軸に。 ここまでは不振のチーム 2025.05.14 19:38 Wed

パプ・ゴメスの人気記事ランキング

1

「不用意な思い込みの結果」ドーピング違反で2年間の出場停止処分が下ったパプ・ゴメスにクラブが公式声明、許可を得ずに使用禁止の薬を使用

セリエAのモンツァは、ドーピング違反が報じられたアルゼンチン代表MFパプ・ゴメスに対しての声明を発表した。 アルゼンチン代表として、カタール・ワールドカップ(W杯)の優勝を経験したパプ・ゴメス。長年アタランタで中心選手として活躍すると、2021年1月からセビージャでプレー。今年9月にセビージャを退団すると、9月29日にモンツァに加入していた。 クラブに加入してから3週間、パプ・ゴメスに悲劇が。世界アンチ・ドーピング機関(WADA)がドーピング違反により、2年間の出場停止処分を科されたと報じられた。 これを受け、モンツァも声明を発表。ドーピング違反の通知が来たことを事実だと認め、その理由を説明。ただ、上訴するチャンスがあるとした。 「モンツァは2023年10月20日、FIFA(国際サッカー連盟)からアレハンドロ・ダリオ・ゴメス(パプ・ゴメス)に対するスペイン・アンチ・ドーピング機関の一次判決の通知をFIGC(イタリアサッカー連盟)を受け取った」 「この判決では2年間のスポーツ活動からの資格剥奪が規定されている」 「テルブタリンの存在が、サッカー選手の生体サンプルから検出された」 「これは選手がセビージャに登録されていた2022年10月に、気管支けいれんの危機を落ち着かせるために服用された薬だ」 「陽性は、不用意な思い込みの結果となる」 「モンツァは次の手続きを評価する権利を有している」 クラブの発表の通り、パプ・ゴメスはセビージャに所属していた2022年10月にクラブドクターへの報告をせずに子供用のシロップを服用したとのこと。その後に抜き打ちのドーピング検査が行われていた。 カタールW杯のメンバーでもあったパプ・ゴメスは、W杯開幕の数日前に陽性が判明。ただ、確実な裁定が出ていなかったこともあり、そのままW杯にも出場し、見事に優勝に貢献していた。 ドーピング検査で禁止薬物が検出されたとしても、治療のための使用許可を得ている場合はドーピング違反にはならないが、今回のパプ・ゴメスの件はそれには当たらない。上訴しても処分が軽減される可能性は低いとも言われている。 「テルブタリン」とは、速効性の交感神経β2受容体作動薬の一つで、商品名は「ブリカニール」として知られている。日本では経口剤および皮下注射剤が販売されているものの、海外では喘息の「リリーバー」として吸入剤でも用いられている。オリンピックの選手などは、事前に治療的吸入使用の許可が必要であり、それがなければドーピング違反となる。 イタリアではユベントスのフランス代表MFポール・ポグバが同様にドーピング違反と判定されて出場停止処分が下っており、現在は上訴中だ。 2023.10.21 12:20 Sat

モンツァの人気記事ランキング

1

ネスタ解任のモンツァ、ボッケッティ氏を新指揮官に招へい

モンツァは23日、サルバトーレ・ボッケッティ氏(38)を新指揮官に招へいしたことを発表した。契約期間は2027年6月までとなっている。 モンツァでは同日、セリエAで1勝7分け9敗の最下位と低迷していたことを受け、アレッサンドロ・ネスタ前監督(48)を解任していた。 現役時代センターバックでイタリア代表歴のあるボッケッティ氏はジェノアやミラン、ルビン・カザンにスパルタク・モスクワなどでプレー。現役引退後はヴェローナで指導者に転向し、2022-23シーズン途中にトップチームを指揮。6試合を指揮したが、全敗していた。その後、マルコ・ザッファローニ監督の下でアシスタントコーチに回り、そのシーズンはセリエA残留を果たしていた。 ボッケッティ氏の初陣となるモンツァの年内最終戦は28日に行われ、GK鈴木彩艶のパルマと対戦する。 2024.12.24 07:30 Tue
2

「リバプールがダメというわけではなく…」セリエA最優秀GKディ・グレゴリオの代理人がユベントス入りの経緯明かす「約束を守った」

イタリア人GKミケーレ・ディ・グレゴリオ(26)の代理人が、ユベントス移籍の背景を語った。 インテルの下部組織出身で、以前はレンタル移籍を繰り返していたディ・グレゴリオ。しかし、2020-21シーズンに当時セリエBを戦っていたモンツァに貸し出されると、2022年夏には完全移籍へ移行した。 加入後から正守護神の座を守り、2022-23シーズンにはチームがセリエAへ昇格。セリエAで33試合に出場した2023-24シーズンは、14回のクリーンシートを達成し、リーグ最優秀GK賞にも輝いた。 ユーロ2024を戦うイタリア代表メンバーにこそ入らなかったものの、5日にはユベントスへのステップアップが決定。買取義務付きのレンタル移籍が実現した。 代理人を務めるカルロ・アルベルト・ベッローニ氏は、イタリア『トゥット・スポルト』のインタビューに対応するなかで、今回の移籍の経緯を説明。スポーツ・ディレクター(SD)のクリスティアーノ・ジュントリ氏が、ユベントスやインテル、ラツィオで活躍した元イタリア代表GKに姿を重ね、獲得の熱意を伝えたようだ。 「ディレクターは彼を強く望んでいた。ディ・グレゴリオのプレーにアンジェロ・ペルッツィを見たと何度も言っていた」 「ユベントスへの移籍について交渉していた時、ジュントリはディグレ(ディ・グレゴリオ)に、『勝利するチームは強力なGKによって作られるもので、セリエAで最高のGK、つまりディ・グレゴリオをチームに迎え入れたい』と言っていた」 「我々は、他のクラブならもっと魅力的だったかもしれない経済的な部分に目を向けなかった。ヴェッキア・シニョーラ(老貴婦人/ユベントス)を高いレベルに戻したいというジュントリ氏の願望に心を打たれたんだ。そしてミケーレは主人公としてその一員になりたいと思っている」 また、6月にはリバプールから高額なオファーも届いていたとのこと。プレミアリーグのクラブよりユベントスを優先した理由を語った。 「レッズからの強い関心があったが、リバプールがダメというわけではなく、ユーベとの約束を守っただけだと強調したい。我々は数カ月前にジュントリと握手を交わしていたし、その合意を尊重したいと考えていた。GKにとってユーベはプレーするのに最適なクラブの代表例だ。歴史が物語っている」 2024.07.10 17:58 Wed
3

アタランタがFWダニエル・マルディーニをモンツァから獲得! 昨年10月に祖父、父に続くイタリア代表デビュー

アタランタは1日、モンツァからイタリア代表FWダニエル・マルディーニ(23)の完全移籍加入を発表した。 『フットボール・イタリア』によると、契約期間は2029年6月までで、移籍金は1000万ユーロ(約16億1000万円)+ボーナス300万ユーロ(約4億8000万円)となった。 ダニエル・マルディーニは元イタリア代表DFチェーザレ・マルディーニ氏の孫で、元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏の息子。両者が活躍したミランの下部組織で育ち、2020年2月にファーストチームデビューを飾った。 2021-22シーズンはセリエAで待望の初ゴールを奪うも、なかなか出番を得られず2022年7月にスペツィアへレンタル移籍。2023-24シーズンは前半をエンポリ、後半をモンツァで過ごした。 2024年7月にミランからモンツァへ完全移籍。今シーズンはレギュラーとしてプレーし、セリエAで20試合3ゴール1アシストを記録。レンタル期間も含めた在籍1年間で、通算32試合7ゴール2アシストの成績を残した。 2024年10月にはイタリア代表に初招集され、イスラエル代表戦でデビュー。マルディーニ家はイタリア代表史上初の親子3世代でプレーしたファミリーとなり、ダニエル・マルディーニはここまで2試合キャップを記録している。 2025.02.01 23:40 Sat
4

2部降格危機モンツァ、ミランU-23チーム主将のケビン・ゼロリ19歳をレンタル獲得…ワレン・ボンド売却の一環で

モンツァが3日、ミランからU-20イタリア代表MFケビン・ゼロリ(19)のレンタル加入を発表。契約期間は今季いっぱいとなり、買い取り条項はないものと伝えられている。 ゼロリはナイジェリア系のセントラルハーフで、ミランには少年時代から在籍。今季序盤戦の1試合を含め、すでに何試合かトップチームを経験しているなか、主戦場のフトゥーロ(セカンドチーム/セリエC)では主将を担う。 年明け以降はトップチームに帯同も、試合出場はなし。そんななか、ミランはマーケット最終日にモンツァからフランス人MFワレン・ボンド(21)を完全移籍で獲得し、その一環として、ゼロリをモンツァへ貸し出すこととなった。 モンツァは今季、指揮官としてトップディビジョン経験の浅いアレッサンドロ・ネスタ監督を招聘したこともまずかったか、セリエAで開幕から低空飛行。ネスタ監督はすでに去ったが、現在最下位と、降格の危機に瀕している。 2025.02.04 14:37 Tue
5

モンツァがシャフタールからDFマルロンを獲得! サッスオーロでセリエA60試合以上の経験

モンツァは5日、シャフタール・ドネツクからブラジル人DFマルロン(26)を獲得したことを発表した。契約期間は今シーズン終了までの1年となる。 今回の移籍は、国際サッカー連盟(FIFA)によるロシア・ウクライナリーグに所属する外国籍選手の特例移籍措置が使用されており、フリートランスファーの形となる。 マルロンは、フルミネンセの下部組織出身で2014年1月にファーストチームへ昇格。2016年7月にバルセロナBへとレンタル移籍すると、2017年7月にバルセロナへと完全移籍した。 バルセロナ加入後は、ニースへとレンタル移籍を経験。バルセロナのファーストチームでは3試合の出場に終わり、2018年8月にサッスオーロへと完全移籍。その後、昨夏にはシャフタールに5年契約で加入していたが、今年2月のロシアによるウクライナへの軍事侵攻の影響を受け、キャリアの一時休止を余儀なくされていた。 なお、サッスオーロ時代にセリエAでは65試合に出場しており、昇格組モンツァにとっては元イタリア代表DFアンドレア・ラノッキアと共にディフェンスラインの中心としての活躍が期待されるところだ。 2022.08.05 18:21 Fri

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly