ニース、アルジェリア代表DFアタルに出場停止処分…SNSで反ユダヤ主義の動画共有
2023.10.18 22:24 Wed
ニースは18日、アルジェリア代表DFユセフ・アタル(27)に出場停止処分を科した。
しかし、イスラエル・ハマス紛争が続くなか、アタルの投稿は多くの批判を集め、ニース市長のクリスティアン・エストロジ氏は「ハマスのテロリストを非難しない限り、アタルにはもはや(クラブ)に居場所はない」と痛烈な批判を行っていた。
また、フランス・プロリーグ機構(LFP)の規律委員会も今回の一件を調査している。
ニースは同選手が「自分の間違いを認め、書面で公に謝罪した」と反省の意思を確認しながらも、「共有された投稿の性質と深刻さを考慮し、クラブはスポーツ当局や司法当局による処分に先立って、直ちに最初の懲戒処分を行う決定を下した」と、クラブ独自の懲戒処分を科したことを明かした。
また、出場停止期間に関しては「追って通知があるまでユセフ・アタルを出場停止にする」と、現状で復帰時期が不透明であると追記している。
なお、イスラエル・ハマス紛争を巡ってはマインツの元オランダ代表FWアンワル・エル・ガジが同じくSNSで自身の見解を述べたのち、不適切と判断したクラブから今回と同様の懲戒処分が科されていた。
PR
アタルは反ユダヤ主義の動画をSNSで共有したため、現在ニース検察の捜査を受けている。アタルは14日、「ユダヤ人に暗い一日を」と神に願ったパレスチナ人説教者マフムード・アル・ハサナート氏の動画を自身のインスタグラムで共有。当該投稿は同選手によってすぐに削除され、翌日には謝罪を行った。また、フランス・プロリーグ機構(LFP)の規律委員会も今回の一件を調査している。
そういったなか、アタルのアルジェリア代表からの帰還を受け、クラブは同選手との面談を行ったのち、今回の声明を発表した。
ニースは同選手が「自分の間違いを認め、書面で公に謝罪した」と反省の意思を確認しながらも、「共有された投稿の性質と深刻さを考慮し、クラブはスポーツ当局や司法当局による処分に先立って、直ちに最初の懲戒処分を行う決定を下した」と、クラブ独自の懲戒処分を科したことを明かした。
また、出場停止期間に関しては「追って通知があるまでユセフ・アタルを出場停止にする」と、現状で復帰時期が不透明であると追記している。
なお、イスラエル・ハマス紛争を巡ってはマインツの元オランダ代表FWアンワル・エル・ガジが同じくSNSで自身の見解を述べたのち、不適切と判断したクラブから今回と同様の懲戒処分が科されていた。
PR
ユセフ・アタルの関連記事
ニースの関連記事
リーグ・アンの関連記事
記事をさがす
|
ニースの人気記事ランキング
1
アヤックスがニースをEL出場に導いた35歳イタリア人指揮官ファリオーリを招へい
アヤックスは23日、ニースのイタリア人指揮官フランチェスコ・ファリオーリ監督(35)を招へいしたことを発表した。契約期間は2027年6月までの3年間となっている。 2025年6月までニースとの契約があったため、アヤックスは違約金100万ユーロを支払ったとのこと。ファリオーリ監督はアヤックス指揮官就任を受けて「ポジティブな考え方で新たなエネルギーをもたらしたい。やるべきことがたくさんあるのは理解しているが、準備している。アヤックスを本来の位置に戻すために時間を無駄にしたくない」と意気込みを語った。 アヤックスでは今季、マウリス・ステイン前監督の下でシーズンに臨むも一時は最下位にまで転落するなど低迷。昨年10月にステイン前監督を解任し、クラブの下部組織で監督経験のあったヨン・ファント・シップ氏を暫定指揮官に据え、5位でエールディビジを終えたが、今季をもって退任していた。 ファリオーリ監督は2009年からマルジネ・コペルタのGKコーチとして指導者キャリアをスタート。カタールのアスパイア・アカデミーでの指導後、親交があったロベルト・デ・ゼルビ氏の誘いを受け、ベネヴェントとサッスオーロでGKコーチを歴任した。 その後は2020年8月からアランヤスポルのアシスタントマネージャー、2021年3月からは同じくトルコのファティ・カラギュムリュクで自身初のファーストチームの監督に就任。同年12月末には古巣アランヤスポルの監督を務めていた。 そして昨夏就任したニースではリーグ・アン5位と躍進させ、ヨーロッパリーグ出場に導いていた。 2024.05.24 06:00 Fri2
ニースの10番が“膝スラ”失敗で流血、アンリは笑う
ニースのフランス人FWソフィアン・ディオプが、ゴールパフォーマンスの“膝スラ”を派手に失敗してしまったようだ。 今夏にモナコからニースに移籍したディオプ。2200万ユーロという高額な移籍金となったが、ここまで無得点という状況だった。 それが5日に行われたマルセイユ戦で初ゴール。ゴールパフォーマンスではお馴染みの膝スライディングを試みたが、うまく滑らず膝がつっかえてしまった。 膝からは大量の血が流れ、試合後のインタビューの際にはインタビュアーのティエリ・アンリも思わず笑ってしまっている。 やり慣れていなかったのか、それとも敵地の芝の感覚がわからなかったのか。いずれにせよ初ゴールのために要らぬ代償を払ってしまったようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】膝スラ失敗で流血、笑うアンリ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="fr" dir="ltr">Marquer un but c’est une chose, le célébrer en est une autre ! <br><br>Thierry Henry n’épargne pas <a href="https://twitter.com/SofianeDiop?ref_src=twsrc%5Etfw">@SofianeDiop</a> après sa célébration ratée.<a href="https://twitter.com/hashtag/Ligue1UberEats?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Ligue1UberEats</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/OMOGCN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#OMOGCN</a> <a href="https://t.co/r5MTyuhIeF">pic.twitter.com/r5MTyuhIeF</a></p>— Prime Video Sport France (@PVSportFR) <a href="https://twitter.com/PVSportFR/status/1622364214370131973?ref_src=twsrc%5Etfw">February 5, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.02.06 17:25 Mon3
波紋広げるラトクリフ卿…INEOS傘下でプレーしたラムジーが擁護「彼に任せておけば大丈夫。ユナイテッドは再び成功へ」
ウェールズ代表MFアーロン・ラムジーが、マンチェスター・ユナイテッドのフットボール部門を担う「INEOS」について語った。 かつてアーセナルで活躍した33歳ラムジーは、現在イングランド2部・カーディフに所属。昨季リーグ・アンのニースで1年間プレーし、今季から故郷クラブへ凱旋した格好だ。 前所属ニースはジム・ラトクリフ氏率いる「INEOS」が運営し、同氏らは今年からユナイテッドのフットボール部門も担うことに。 最近は、サー・アレックス・ファーガソン元監督とのアンバサダー契約終了など、徹底的な経費削減が各所で波紋を広げている。 男子トップチームの低迷も伴って批判が増えるが、イギリス『スカイ』の番組に出演したラムジーは「ラトクリフ氏に任せておけば大丈夫」とユナイテッドサポーターに呼びかける。 「ジム(ラトクリフ氏)は元々が熱烈なユナイテッドファンだね。彼を筆頭としたINEOSはとても意欲的な人々の集まりで、それぞれが自らの仕事でパーフェクトを出すことに慣れている」 「時間はかかるだろう。プレミアリーグほどの舞台でチャレンジを重ね、良い競争をするなんて、どうしたって簡単なことじゃない。それでも彼らの野心、アイデアがあれば、ユナイテッドは再び成功を収めることができると思う」 2024.10.22 15:45 Tue4
ドルトムントとの関係は最悪…ムココのニース移籍が今夏中に成立へ
元ドイツ代表FWユスファ・ムココ(19)の新天地がようやく決まった。 カタールW杯のドイツ代表メンバーに18歳でサプライズ初招集、同大会限りでドイツ代表からフェードアウトしたムココ。 ドルトムントで定位置を確固たるものとできていないこと、契約を巡る“モノ言う代理人”が付いていること…現在、クラブとの関係は最悪と言って差し支えないレベルまで落ち込む。 開幕戦も当然のようにメンバー外で、もはや居場所なし。ただ、レアル・ベティスへの移籍は先方があっさりヴィトール・ロッキを選んだことで破談。ムココは個人間で合意も、ベティスに獲得への執念がなかったことが明白だ。 ともあれ、フランス『レキップ』いわく、リーグ・アンのニースが新天地になるとのこと。 1年ローンを軸に、現在も買い取り条項に関する協議が続いているそうだが、どのみちマーケット閉幕までには成立するとされ、ドルトムントも「買取義務」に執着していないそう。 ファブリツィオ・ロマーノ氏も買い取りオプションでの1年ローンになると伝えている。 2024.08.26 22:05 Mon5