上田不在もフェイエノールトが白星発進…日本人選手4人出場のセルティックは後半2人の退場者が響き黒星スタート【CL】
2023.09.20 06:06 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)のグループE第1節、フェイエノールトvsセルティックが19日にデ・カイプで行われ、ホームのフェイエノールトが2-0で勝利した。
昨シーズンのエールディビジを制して久々にCLの舞台に返り咲いたフェイエノールト。連覇を狙う今季の国内リーグでは開幕2戦連続ドローも、そこからの3連勝で調子を上げて良い形でCL初戦を迎えた。なお、CLデビューが期待されたFW上田綺世は日本代表で負った太もものケガで招集外となった。
一方、スコットランド3冠王者のセルティックは、2分け4敗の未勝利で終わった昨季CLのリベンジに燃える。ロジャーズ監督が再任した今季ここまではリーグカップ初戦敗退という屈辱を味わうも、リーグ戦ではまずまずの滑り出しを見せる。初戦勝利を目指したこのアウェイゲームではFW古橋亨梧とFW前田大然、MF旗手怜央がスタメンを飾り、DF岩田智輝はベンチスタート。DF小林友希は招集外となった。
比較的プレースタイルが似通ったチーム同士ということもあり、序盤から攻守両面で主導権争いが続いていく。セルティックは日本人3選手を中心に前線から積極的にプレスを仕掛けてボールを奪いかけるシーンを作り出すが、ショートカウンターをフィニッシュで完結できない。
一進一退の攻防が続く中、15分にはセルティックに最初のチャンス。ショートカウンターから中央で持ち上がった旗手が右足のミドルシュートを枠に飛ばすが、これはGKの守備範囲。
前半終盤にかけてはホームチームが優勢に進めると、ハーフタイム直前にゴールが生まれる。前半アディショナルタイム2分、ボックス手前右の位置で得たFKの場面でキッカーのステングスが壁に入った味方が動いて空けたスペースに左足のシュートを蹴り込むと、GKハートの手前でバウンドし球足が伸びたボールが右隅に決まった。
フェイエノールトの1点リードで折り返した試合は後半も拮抗。ただ、前半同様にフェイエノールトがより効果的にフィニッシュへ繋げていく。
一方、古橋の果敢なプレスから惜しいカウンターチャンスを作り出したものの、攻撃が停滞するセルティック。58分には旗手とパルマを下げてホルム、ヤン・ヒョンジュンを同時投入。だが、ここから勝負というタイミングで続けてのアクシデントに見舞われる。
まずは63分、ボックス内でパイシャオンをやや不運な形で倒したDFラガービエルケがPK献上と共に2枚目のイエローカードをもらって退場に。パイシャオンのPKはGKハートが見事な反応ではじき出すが、68分には途中投入のホルムが足裏を見せた危険なタックルを見舞って一発退場に。
これで9人での戦いを強いられたセルティックは、古橋を下げてCLデビューの岩田をセンターバックに投入。70分のヘールトライダのゴールは際どいオフサイド判定に救われるが、76分には波状攻撃からジャハンバフシュに決定的な2点目を決められてしまう。
これで試合の大勢が決した中、ロジャーズ監督はこれ以上傷口を広げないため、前田らを下げて現状のスコア維持を意識した戦い方にシフト。一方、フェイエノールトはリスク管理を行いながらも積極的に3点目を目指す。だが、リングルのゴールが再びオフサイドで取り消されるなど、三度アウェイチームのゴールをこじ開けるまでには至らず。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、決定力と数的優位を生かしたフェイエノールトが白星スタート。一方、セルティックは未勝利に終わった昨季に続き厳しい敗戦スタートとなった。
昨シーズンのエールディビジを制して久々にCLの舞台に返り咲いたフェイエノールト。連覇を狙う今季の国内リーグでは開幕2戦連続ドローも、そこからの3連勝で調子を上げて良い形でCL初戦を迎えた。なお、CLデビューが期待されたFW上田綺世は日本代表で負った太もものケガで招集外となった。
一方、スコットランド3冠王者のセルティックは、2分け4敗の未勝利で終わった昨季CLのリベンジに燃える。ロジャーズ監督が再任した今季ここまではリーグカップ初戦敗退という屈辱を味わうも、リーグ戦ではまずまずの滑り出しを見せる。初戦勝利を目指したこのアウェイゲームではFW古橋亨梧とFW前田大然、MF旗手怜央がスタメンを飾り、DF岩田智輝はベンチスタート。DF小林友希は招集外となった。
一進一退の攻防が続く中、15分にはセルティックに最初のチャンス。ショートカウンターから中央で持ち上がった旗手が右足のミドルシュートを枠に飛ばすが、これはGKの守備範囲。
その後は中盤での潰し合いが目立つクローズな展開に。それでも、34分にはフェイエノールトがショートカウンターからミンテのミドルシュート。37分には旗手のスルーパスに抜け出した右サイドの前田がボックス付近まで運んでの左足シュートと、互いに惜しい場面を作り出す。
前半終盤にかけてはホームチームが優勢に進めると、ハーフタイム直前にゴールが生まれる。前半アディショナルタイム2分、ボックス手前右の位置で得たFKの場面でキッカーのステングスが壁に入った味方が動いて空けたスペースに左足のシュートを蹴り込むと、GKハートの手前でバウンドし球足が伸びたボールが右隅に決まった。
フェイエノールトの1点リードで折り返した試合は後半も拮抗。ただ、前半同様にフェイエノールトがより効果的にフィニッシュへ繋げていく。
一方、古橋の果敢なプレスから惜しいカウンターチャンスを作り出したものの、攻撃が停滞するセルティック。58分には旗手とパルマを下げてホルム、ヤン・ヒョンジュンを同時投入。だが、ここから勝負というタイミングで続けてのアクシデントに見舞われる。
まずは63分、ボックス内でパイシャオンをやや不運な形で倒したDFラガービエルケがPK献上と共に2枚目のイエローカードをもらって退場に。パイシャオンのPKはGKハートが見事な反応ではじき出すが、68分には途中投入のホルムが足裏を見せた危険なタックルを見舞って一発退場に。
これで9人での戦いを強いられたセルティックは、古橋を下げてCLデビューの岩田をセンターバックに投入。70分のヘールトライダのゴールは際どいオフサイド判定に救われるが、76分には波状攻撃からジャハンバフシュに決定的な2点目を決められてしまう。
これで試合の大勢が決した中、ロジャーズ監督はこれ以上傷口を広げないため、前田らを下げて現状のスコア維持を意識した戦い方にシフト。一方、フェイエノールトはリスク管理を行いながらも積極的に3点目を目指す。だが、リングルのゴールが再びオフサイドで取り消されるなど、三度アウェイチームのゴールをこじ開けるまでには至らず。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、決定力と数的優位を生かしたフェイエノールトが白星スタート。一方、セルティックは未勝利に終わった昨季に続き厳しい敗戦スタートとなった。
セルティックの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
セルティックの人気記事ランキング
1
日本人多数所属のセルティックなどスコットランドクラブがCL自動出場権を失う…チェコに抜かれ王者でもPOからの参加に
今シーズンも日本人選手が5名所属しているスコットランドの名門・セルティックにとっては、悲しい事実が確定してしまったようだ。 今シーズンはセルティックとレンジャーズが熾烈な優勝争いをしているスコティッシュ・プレミアシップ。王者は翌シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)に自動的に出場できるレギュレーションとなっている。 しかし、2025-26シーズンのCLからは自動的に本大会出場の権利が無くなってしまったという。 このレギュレーションは欧州サッカー連盟(UEFA)が定めるUEFA係数ランキングによって決定。イギリス『ガーディアン』によれば、チェコがトップ10に入り、スコットランドが追い抜かれてしまったため、2024-25シーズンのスコティッシュ・プレミシップ王者はCLのプレーオフに回ることになることが決まったという。 最新のランキングでは、首位がイングランド、2位にスペイン、3位にイタリアと続き、ドイツ、フランス、オランダ、ポルトガル、ベルギー、トルコと並んでいる。10位にはチェコが入り、スコットランドは11位。スイス、オーストリア、ノルウェー、デンマークと続いている。 11日に行われたヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)準々決勝1stレグで、チェコのビクトリア・プルゼニがフィオレンティーナとドロー。この結果、ランキングが変化したという。 なお、スコットランドのクラブは今シーズンのヨーロッパの大会から全て敗退。順位の変動が起こらないため、自動出場枠を失うこととなった。 2024.04.12 17:15 Fri2
「今季もめっちゃ点取りそうだ」日本代表FW前田大然が今季公式戦初ゴール 一方ステップアップ移籍を望む声も「大然レベルでも脱出できずか」「正直プレミアとかで見たかった」
セルティックの日本代表FW前田大然が、ダイビングヘッドでゴール。日本屈指の快足FWの今シーズン公式戦初ゴールに、ファンが歓喜している。 セルティックはスコティッシュリーグカップ第2回戦でフォルカークと対戦。前田は[4-5-1]の左サイドハーフで先発し、FW山田新とMF旗手怜央はベンチスタートとなった。 0ー0で迎えた26分、カタールW杯でもゴールを奪ったストライカーに、待望の瞬間が訪れる。 左サイドからのCKはクリアされ、こぼれ球を拾った味方のシュートもブロックされた。しかし、ペナルティーエリア手前からロブパスが出ると、PA左でDFキーラン・ティアニーが頭で折り返し、ゴール前正面で前田がダイビングヘッドで合わせてネットを揺らした。 最初はオフサイドポジションにいた前田だったが、ティアニーへボールが渡ることを察知すると、バックステップで立ち位置を微調整。相手ディフェンスラインからは飛び出していたものの、オフサイドラインとなるボールよりも前には出ない絶妙な位置を取る。合法的なフライング状態を作り、相手DFを置き去りにした状態でシュートを決めた。 <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">Daizen Maeda scores the opener! <br><br>The Japanese forward heads in his first goal of the season to make it 1-0 to <a href="https://twitter.com/CelticFC?ref_src=twsrc%5Etfw">@CelticFC</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/PremierSportsCup?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#PremierSportsCup</a> <a href="https://t.co/57JsLiCP5l">pic.twitter.com/57JsLiCP5l</a></p>— Premier Sports (@PremSportsTV) <a href="https://twitter.com/PremSportsTV/status/1956434831312650618?ref_src=twsrc%5Etfw">August 15, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 前田はにこやかな表情でティアニーのもとへ歩み寄り、ハイタッチと抱擁でアシストの感謝を示しながら喜んだ。スタジアムから大歓声が沸く中、GKも含めた全選手が集まり、歓喜の輪ができた。 日本のファンもSNS上で反応。「流石だ」「素晴らしい」「前田信者として誇らしい」「スピードのイメージ強いが技巧派なんでしょうかね?」「今季もめっちゃ点取りそうだな」「スピードと運動量なら何処に行っても通用するが、この得点感覚、173㎝の身長で何故あのポジションでヘディングをするかということ。海外移籍の意義はここにあると思う」「美しいパス回しからのゴールでしたね」と歓喜している。 その一方、昨シーズン公式戦33ゴールを決め、オフシーズンにプレミアリーグなどへの移籍報道があったが、新シーズンも緑と白の横縞を来てプレーする姿には、「今夏の移籍はどうなんでしょ?」「大然移籍無理かー?」「まだセルティックいるんだ」「結局大然レベルでも脱出できずか…」「正直プレミアとかで見たかった」「ブレントフォード本気で狙って欲しい」とステップアップ移籍を望む声が集まった。 セルティックは後半に3ゴールを追加して4ー1で勝利し、3回戦に駒を進めた。なお、山田は63分から出場し、旗手は出場なしに終わっている。 2025.08.17 12:00 Sun3
中村俊輔に憧れたティアニー、古巣セルティックの日本人について冨安健洋から情報収集「トミと話をして、一緒に試合を観るけど…」
アーセナルのスコットランド代表DFキーラン・ティアニーが、自身の古巣であるセルティックの日本人選手について言及した。スコットランド『サン』が伝えた。 スコットランド生まれのティアニーはセルティックのアカデミー出身。2016年1月に18歳でファーストチームに昇格すると、左サイドバックのレギュラーとしてプレー。公式戦170試合で8ゴール37アシストを記録した。 2019年8月にアーセナルに加入すると、ケガなどに悩まされながらも公式戦110試合で5ゴール13アシストを記録。今シーズンは途中出場なども多いが公式戦23試合で1ゴール1アシストを記録している。 ティアニーは今でもセルティックのファンとして知られるが、そのセルティックは昨シーズンから一気に日本人選手が増加。FW古橋亨梧をはじめ、FW前田大然、MF旗手怜央、MF井手口陽介、DF小林友希、DF岩田智輝と6名が所属。また、アンジェ・ポステコグルー監督もJリーグからやってきたこともあり、日本に縁が強くなっている一方で、チームもリーグ制覇を成し遂げるなど大きく結果を残している。 アーセナルでは日本代表DF冨安健洋とチームメイトであるティアニーは、古巣の日本人選手についてコメント。冨安にそれぞれの選手について教えてもらっていると明かした。 「トミとはよく話をする。僕は日本から来た選手のことはよく知らなかったし、先月サインした2人も同じだ。僕はJリーグを観ていないから、トミに情報と選手としての考えを聞いたんだ」 「前田大然はカタールで開催されたワールドカップの日本代表でトミと一緒にいたね。トミは契約した全ての選手についてポジティブなことを言っていたし、それを聞いてとても嬉しいよ」 また、冨安についてもコメント。両サイドバックでプレーする冨安はライバルにもなるが、良い関係を築いているようだ。 「彼も本当に素晴らしい選手だし、素晴らしいチームメイトだ。とても良い仲間だ」 「僕はいつもトミと話をして、トレーニング場ではセルティックの試合があれば一緒によく観ている。僕は、彼をセルティックのファンにしようとしているんだ(笑)」 ティアニーと言えば、幼少期に当時セルティックでスター選手だった元日本代表MF中村俊輔からスパイクをもらったエピソードが有名。同じ左利きのキックの名手に憧れていたことは有名だが、中村が多くの日本人の憧れでもあると語った。 「おかしな話だけど、僕がセルティックで子供の頃に中村俊輔からスパイクをもらった古い映像をトミが見たらしい。彼はずっと前から気がついていたんだ」 「中村は子供の頃のトミのヒーローの1人だったけど、それは世界中の多くの日本人選手と同じだと思うよ」 <span class="paragraph-title">【動画】中村俊輔からスパイクを手渡され驚いて固まる幼い頃のティアニー</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">A young Kieran Tierney beams after being handed boots by Celtic legend Shunsuke Nakamura <br><br>The look on his face ☺☺☺ <a href="https://t.co/HcB8hqFVE9">pic.twitter.com/HcB8hqFVE9</a></p>— Metro Sport (@Metro_Sport) <a href="https://twitter.com/Metro_Sport/status/1160512006736220160?ref_src=twsrc%5Etfw">August 11, 2019</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.01.26 19:35 Thu4
「知らなかったからビックリした」セルティック加入井手口陽介の上半身タトゥーに驚きの声
セルティックの公式YouTubeチャンネルが日本人選手たちの入団セレモニーの様子を公開。その中で露わになった日本代表MF井手口陽介の上半身のタトゥーにファンから驚きの声が寄せられている。 今冬の移籍市場で、井手口に加え、FW前田大然、MF旗手怜央と日本人3名を一気に獲得したセルティック。12日には本拠地セルティック・パークで3選手のお披露目と会見が行われた。 会見前、ロッカールームでセルティックのユニフォームに着替えた井手口だが、その左肩から左ひじにかけてと、左脇腹、そして背中にもタトゥーが施されていた。 元々、ガンバ大阪時代にも右腕にびっしりとタトゥーを入れ、年々増やしていた井手口だが、右腕以外にも多くのタトゥーを入れていることがひょんなことから露わになった。 これにはファンからも「何気にタトゥー入ってる」、「左腕にもタトゥー入ってるの全然気づいてなかったわ、いつの間に~」、「知らなかったからビックリした」、「背中にも」と驚きの反応が相次いだ。 会見には、蓄えていた髭を剃って臨んだ井手口。2度目の欧州挑戦での活躍に期待がかかる。 <span class="paragraph-title">【写真&動画】井手口陽介の上半身に入れられたタトゥーの数々</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="KUNR7DWnGYg";var video_start = 88;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/155324.jpg" style="max-width:100%;"></div> 2022.01.13 12:25 Thu5