残留争い中の横浜FCが4ゴールで首位・横浜FM退け“横浜ダービー”を制す! 神戸に続き8月2度目の首位撃破!【明治安田J1第25節】

2023.08.26 20:33 Sat
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26日、明治安田生命J1リーグ第25節の横浜FCvs横浜F・マリノスがニッパツ三ツ沢球技場で行われ、4-1で横浜FCが勝利した。

17位で残留争い中の横浜FCと、首位に立ち連覇に向けた優勝争い中の横浜FMによる“横浜ダービー”。日産スタジアムでの試合は、横浜FMが5-0で圧勝を収めていた。
残留に向けてもリベンジしたい横浜FCは、前節のセレッソ大阪戦から1名変更。吉野恭平に代えて、マテウス・モラエスを起用した。

対する横浜FMは前節のFC東京戦から2名を変更。重傷を負ってしまった畠中槙之輔、ヤン・マテウスに代えて、上島拓巳、エウベルが起用された。

立場は違えど、互いに勝ち点3が欲しい“横浜ダービー”。まずは横浜FMがチャンス。5分、右サイドからのFKを松原がクロス。ファーサイドに飛んだボールを上島が合わせに行くが、わずかに届かない。
すると今度は横浜FCにチャンス。このCKからのボールを奪うとロングカウンター。右サイドのスペースに出されたパスを受けた山下が中央へアーリークロス。完全にフリーでいた伊藤がトラップしGKと一対一の大チャンスだったが、トラップミスで大きくなりシュートはGK飯倉がセーブする。

立ち上がりから熱量の高い展開となると9分にスコアが動く。右CKを獲得した横浜FMは、松原が鋭いクロス。ニアでエドスアルドがフリックすると、アンデルソン・ロペスが中央でダイビングヘッド。横浜FMが先制に成功する。

先制した横浜FMは11分にもビッグチャンス。右のショートコーナーからクロスが上がると、ドフリーの宮市がヘディングで合わせるが、叩きつけすぎてしまいゴールとはならない。

最初のビッグチャンスを逃して以降、横浜FMに完全にペースを握られてしまった横浜FC。17分には、バックパスのミスからライン際でボールを残そうとしたGK永井がミス。ゴールがガラ空きの中、エウベルに拾われると、エウベルがダイレクトクロスを入れようとするが、これはミスキックとなり難を逃れる。

横浜FCは飲水タイム後に何度か横浜FMゴールに迫るシーンもあったが、すぐに横浜FMのペースに。押し込む時間が続いていくと、34分には左サイドのスペースへ出されたボールに宮市が反応。グラウンダーの素晴らしいパスをエウベルがボックス中央で合わせるが、これはGK永井にキャッチされる。

ボールを繋ぎながらも苦しむ横浜FCだったが、36分にセットプレーの流れからネットを揺らす。右CKを獲得するとGK飯倉がパンチングでクリア。ボックスの外でこのボールを拾った林が右足を振り抜くと、ゴール右隅に弾丸ミドルが突き刺さり、横浜FCが同点に追いつく。

押し込みながらも追加点を奪い切れずに追い付かれた横浜FM。43分には浮き球を上島が頭でGKに返そうとしたところ、GK飯倉もボックスを飛び出しており、あわやオウンゴールという状況に。ボールが枠を外れていたために救われたが、44分には山根永遠にヘディングシュートを放たれるなど、横浜FCが盛り返し始めて行く。

前半アディショナルタイムには、横浜FMがCKのチャンスを迎えるが、これを凌いだ横浜FCがカウンター。スピードある山下が抜け出そうとしたが、喜田が巧みに守りチャンスにさせない。

1-1のイーブンで前半を終えた中、後半は先に横浜FCがスコアを動かす。52分、林のクロスがボックス内で浮き球になると、これをユーリ・ララが落とす。ボックス内でこのボールを胸トラップした伊藤が豪快に右足を振り抜くと、強烈なシュートがネットに突き刺さり、横浜FCが逆転に成功。伊藤は古巣相手のゴールとなった。

2つのスーパーゴールで押し込まれていた横浜FCが逆転に成功。さらに62分には山下が自陣からドリブルスタート。中央を持ち上がると股抜きで右サイドを上がった伊藤へパス。伊藤はグラウンダーのクロスを入れると、戻ったエドゥアルドがクリアできずにオウンゴール。横浜FCがリードを広げていく。

2点ビハインドとなった横浜FMは西村、宮市を下げてナム・テヒ、井上健太を投入。ナム・テヒは前節に続いての出場となった。

追いつきたい横浜FMは猛攻を仕掛けていくが、フィニッシュが上手くいかず。ボックス内まで持ち込みゴールに迫るが、得点にはならない。

87分には浮き球を競りに行ったエドゥアルドにカプリーニが遅れてチャージ。空中での接触となり危険なプレーだったが、カプリーニへのイエローカードに留まった。

攻め込む横浜FMだったが後半アディショナルタイムにゴールを決めたのは横浜FC。鮮やかなカウンターからマルセロ・ヒアンが自陣でドリブルスタート。コーナーフラッグに向かうと見せかけて前に運ぶと、対応したエドゥアルドの股を抜くパス。並走していた吉野がGKとの一対一を冷静に蹴り込み、横浜FCがリードを3点にする。

首位を出し抜くプレーを見せた横浜FCはそのまま逃げ切り4-1で勝利。“横浜ダービー”での勝利というだけでなく、残留争いの上でも大きな勝ち点3を手に。6日には首位のヴィッセル神戸をホームで撃破しており、8月2度目の首位撃破を達成した。

一方で横浜FMは手痛い黒星に。FC東京vsヴィッセル神戸の結果によっては首位陥落となる。

横浜FC 4-1 横浜F・マリノス
【横浜FC】
林幸多郎(前36)
伊藤翔(後7)
オウンゴール(後17)
吉野恭平(後48)
【横浜FM】
アンデルソン・ロペス(前9)



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16日、明治安田J1リーグ第18節のFC東京vsジュビロ磐田が味の素スタジアムで行われ、1-1の引き分けに終わった。 ホームの6位FC東京は、前節のサガン鳥栖戦で5試合ぶりの白星。その後のYBCルヴァンカップではサンフレッチェ広島に2連敗したが、天皇杯2回戦ではヴィアティン三重に3-0で勝利した。連勝が懸かる今節は鳥栖戦から4人入れ替え、仲川輝人がトップ下、森重真人、長友佑都、中村帆高が最終ラインに入った。 対する16位ジュビロ磐田は、前節のサンフレッチェ広島戦で0-2の敗戦。天皇杯2回戦ではテゲバジャーロ宮崎に敗れて公式戦2連敗となった。前節からは右サイドバックが変わり、植村洋斗がスタメン復帰。ベンチには負傷離脱していたジャーメイン良が戻ってきた。 序盤はせめぎ合いの様相。両チーム共にファイナルサードを攻略できない時間が続く。 しかし、磐田がセットプレーからゴールをこじ開ける。立て続けにCKを得ると、平川怜の右クロスからリカルド・グラッサがドンピシャヘッド。20分に先制ゴールを叩き込んだ。 その後はリードを奪われたFC東京が押し込み始め、33分には俵積田晃太が左サイドで仕掛けてから鋭いクロスを供給。ファーに飛び込んだ安斎颯馬が足を伸ばしたが、わずかに届かない。 38分には俵積田のクロスからディエゴ・オリヴェイラがヘディングを狙うがこちらも合わず。42分には逆にピンチを迎えるが、山田大記の右ポケットからのシュートはGK野澤大志ブランドンがセーブし、こぼれ球も中村が間一髪でクリアした。 磐田の1点リードで後半に入ると、立ち上がりから俵積田が仕掛けてカットインシュート。惜しくも枠の右に外れる。 55分にはスルーパスに抜け出したディエゴ・オリヴェイラが前線で競り勝ち、GK川島永嗣との一対一に。右足で狙ったシュートは右ポストに跳ね返された。 同点弾にあと一歩及ばないFC東京は、先発のGK野澤と共にU-23日本代表のアメリカ遠征に参加していた荒木遼太郎と松木玖生を投入。一方の磐田は山田がミドルシュートで追加点を狙っていくなか、ジャーメイン良と金子翔太をピッチに送り出した。 磐田はマテウス・ペイショットとジャーメイン良をターゲットに攻め、FC東京は俵積田の仕掛けや松木のオーバーヘッド気味のシュートがあったが、スコアは動かないまま終盤へ。ホームチームはまずは追いつくべく、ジャジャ・シルバと徳元悠平の投入で交代枠を使い切る。 81分には徳元が左サイドの仕掛けからクロスを上げ、クリアボールに高宇洋が反応。ダイレクトで狙ったが、ゴールの右へ外れてしまう。 それでも84分には念願の同点弾。左サイドのボックス手前でFKを得ると、徳元のファーへのクロスに安斎。ヘディングでプロ初ゴールを記録した。 これで勢いに乗った安斎は、右サイドをドリブルで駆け上がり、ボックスのぎりぎり外でFKを獲得。原川力のクロスにエンリケ・トレヴィザンが合わせたが、GK川島にキャッチされた。 もう一度勝ち越したい磐田は後半アディショナルタイムにブルーノ・ジョゼと中村駿を投入するも、流れを変えられず。逆転ゴールは許さずに終了し、1-1の痛み分けに終わった。 FC東京 1-1 ジュビロ磐田 【FC東京】 安斎颯馬(後39) 【磐田】 リカルド・グラッサ(前20) <span class="paragraph-title">【動画】FC東京に勝ち点1をもたらした安斎颯馬のJ初ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>この左足は素晴らしい<br>\<br><br>徳元悠平のFKに合わせたのは安斎颯馬<br>今季初ゴールは値千金の同点弾に‼<br><br>明治安田J1第18節<br>FC東京×磐田<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信<a href="https://twitter.com/hashtag/FC%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E7%A3%90%E7%94%B0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#FC東京磐田</a> <a href="https://t.co/1zmPGOblGT">pic.twitter.com/1zmPGOblGT</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1802293990252798195?ref_src=twsrc%5Etfw">June 16, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.06.16 20:28 Sun

G大阪が4連勝&7戦無敗で2位鹿島に迫る! 宇佐美貴史の華麗弾&山田康太の古巣弾で柏を振り切る【明治安田J1第18節】

明治安田J1リーグ第18節の1試合が16日にパナソニック スタジアム 吹田で行われ、ホームのガンバ大阪が柏レイソルを2-1で下した。 前節終了時で3位G大阪は古巣戦の中谷進之介&山田康太が揃って先発。GK松本健太の欠場が続くなか、犬飼智也も負傷離脱の12位柏ではGK佐々木雅士が今季初めて最後尾を託され、センターバックの一角に立田悠悟が入ったほか、代表帰りの細谷真大はベンチからスタートした。 パリ五輪世代の代表で右サイドバックのポジションを争う半田陸と関根大輝もそれぞれ先発し、その2人のアピール合戦も注目どころの一戦。堅守としたたかさで勝ち星を重ねるG大阪が自陣でブロックを作る柏に対して、まずボールの主導権を握って立ち上がる。 次第に柏も相手の縦パスを引っかけるシーンを増やして押し返すが、鈴木徳真の大きな展開が左サイドのウェルトンに通った15分、ボックス左でパスを受けた宇佐美貴史が中に切り込むと見せかけてのフェイントで立田悠悟をヒザから崩して右足。G大阪が先手を奪う。 柏も23分の木下康介に右ポスト直撃のシュートがあったが、26分のG大阪に敵陣右サイドでFKが巡り、宇佐美のキックが跳ね返されたところを鈴木が右足ダイレクト。それがウェルトンに当たって相手DF陣の裏に流れ、うまく抜け出した山田が右足でネットを揺らす。 そこからは柏が攻め返し、43分のマテウス・サヴィオに強烈な右足フィニッシュも。だが、G大阪はGK一森純が好対応で凌ぎ、前半アディショナルタイムにまたも宇佐美の絶妙なスルーパスから山下諒也に決定機が巡ったりとペースを握ってハーフタイムに入る。 後半は細谷の交代カードを切った柏の反撃ムードになり、G大阪が守勢に。細谷が入って早々に立て続けのシュートでフィニッシャーとしての怖さを出すなど、チーム全体で前重心の時間が続くが、G大阪も集中を切らさず。中谷を中心に柏の攻撃を跳ね返し続ける。 その後も交代カードを切りながら、攻め立てる柏は79分にバイタルエリア中央の細谷がフリックでつなぐと、その左で受けたジエゴがボックス中央から豪快な左足フィニッシュで1点差に。ここまで交代も駆使して時間を進めたG大阪だが、ついに守りを崩される。 3試合ぶりの得点で活気づき、押せ押せの柏は最後の交代で山本桜大も送り込み、すべての攻撃的カードを使い切る策。後半に入って受けに回り、なかなか攻められないG大阪も最後の交代に動いたタイミングで5バックにシフトし、逃げ切りにかかる。 後半アディショナルタイムもほとんどが柏の攻めが続いたが、G大阪が苦しみながらも締め切って今季初の4連勝で7戦無敗とし、2位鹿島アントラーズとの勝ち点差も「4」→「2」に。一歩及ばずの柏は今季初の3連敗となり、4試合で白星なしとなっている。 ガンバ大阪 2-1 柏レイソル 【G大阪】 宇佐美貴史(前15) 山田康太(前26) 【柏】 ジエゴ(後34) <span class="paragraph-title">【動画】ガンバエースが華麗なキックフェイントから先制ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>上手い、上手すぎる!<br>これが青黒のNo.7<br>\<br><br>宇佐美貴史が背番号と同じ今季7ゴール目‼<br>キレキレのドリブルで相手DFを交わし冷静なフィニッシュ<br>さすがのクオリティを見せつけた<br><br>明治安田J1第18節<br>G大阪×柏<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信<a href="https://twitter.com/hashtag/G%E5%A4%A7%E9%98%AA%E6%9F%8F?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#G大阪柏</a> <a href="https://t.co/M4SWRfznxx">pic.twitter.com/M4SWRfznxx</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1802271904939532301?ref_src=twsrc%5Etfw">June 16, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.06.16 20:06 Sun
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新潟が小見洋太弾で先制も…鹿島は藤井智也の豪快弾で追いつき1-1ドロー決着【明治安田J1第18節】

16日、明治安田J1リーグ第18節の鹿島アントラーズvsアルビレックス新潟が県立カシマサッカースタジアムで行われ、1-1のドロー決着となった。 直近8試合7勝1分けで4連勝中の2位鹿島と、今季初の2連勝を目指す15位新潟。 ここのところ盤石の戦いぶりが光る鹿島に対し、決して得点力の低くないアウェイ新潟も応戦。小見洋太や谷口海斗らで構成される攻撃陣は、一定の脅威を鹿島守備陣に与える。 鹿島は27分に波状攻撃。名古新太郎のクロスに師岡柊生がヘディングで合わせるも、新潟のGK小島享介がファインセーブ。続けて濃野公人のパスに名古がシュートも、トーマス・デンのブロックに遭う。決定機が連続した。 新潟は34分に決定機。素早いアタッキングからボックス手前で奥村仁が前を向き、小刻みなドリブルでDFを揺さぶり、左足シュートを放つ。内巻きの一撃は惜しくもゴール左へ外れ、大卒ルーキーの今季リーグ戦2点目ならず。 それでも先制は新潟。 43分、右サイドで前を向いた小見が中央への持ち運びから左サイドへ展開し、ボックス内の谷口にスルーパスが入る。谷口のシュートはGK早川友基に阻まれるも、浮き玉ルーズボールに小見がヘディングで詰めてネットを揺らした。 後半頭に鹿島が同点。 50分、後半頭から途中投入の藤井智也がボックス手前左寄りでボールを受け、小さくカットインしてから右足を振る。GK小島が守るゴールマウスのファーネットへミドルシュートを突き刺した。藤井は今季公式戦初ゴールだ。 その後は互いに互いを攻め、決定機に準ずるようなシーンが何度も到来。新潟は82分、直前に途中出場の松田詠太郎が決定的なワンタッチシュートをフリーで放つが、わずかに枠外へ。値千金の追加点とはならず。 結局、どちらも2点目を奪うに至らず、鹿島ホームの一戦は1-1ドローで決着。鹿島は連勝が4でストップし、新潟は対戦戦績のよくない鹿島を脅かすも、またしても今季初の連勝を逃すことに。今日の反省を次節へ活かせるか。 鹿島アントラーズ 1-1 アルビレックス新潟 【鹿島】 藤井智也(後5) 【新潟】 小見洋太(前43) 2024.06.16 19:55 Sun

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