ポステコグルー監督、ガンペール杯敗戦も「我々の選手は傑出していた」と手応えを口に
2023.08.09 16:51 Wed
トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、2-4で敗戦したバルセロナとのジョアン・ガンペール杯を振り返った。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。
通算58回目となったガンペール杯は、本拠地カンプ・ノウが大規模な改修工事に入ったことで、2023-24シーズンに一時的に使用するエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスでの開催となった。
13日にブレントフォードとのプレミアリーグ開幕節を控える中、ポステコグルー監督は2日前にシャフタール・ドネツク戦を戦ったため、GKグリエルモ・ヴィカーリオとMFイヴ・ビスマを除き控えメンバー中心のスカッドで臨んだ。
試合はほぼベストメンバーを起用したバルセロナにFWロベルト・レヴァンドフスキのゴールで前半開始早々に先制を許す。だが、時間の経過とともに主導権を握ると、前半終盤にMFオリヴァー・スキップの2ゴールで逆転に成功。後半もほとんどの時間帯で主導権を握ったが、終盤投入のFWラミン・ヤマルに対して、DFセルヒオ・レギロンが劣勢を強いられると、FWフェラン・トーレスとFWアンス・ファティの連続ゴールで逆転を許し、試合終了間際にはFWエゼ・アブデにもゴールを決められて、2-4の敗戦となった。
同試合後、会見に臨んだポステコグルー監督は敗戦という結果にも、試合を通して多くのポジティブな要素が見受けられたと手応えを感じている。
「ただ、後半は脚がなくなってしまった。このようなインテンシティで90分間プレーするのは、この試合が初めてだというプレーヤーもたくさんいたからね」
「今日はあまり多くの選手交代を行わず、多くのプレーヤーをホームに残すというのが私の決断だった。なぜなら、プレシーズンの状況ではこれまで通り、我々には数ゲーム足りないと感じていたからだ。最終的には敗れたが、プレーヤーが最大限の努力をしてくれたという点では、それこそ私が求めることができるすべてだった」
さらに、同試合での活躍が好対照となったスキップと、FWリシャルリソンのパフォーマンスについても言及。前者のパフォーマンスを絶賛した一方、幾つかの決定機を逸したブラジル代表FWに対しても今後への期待を口にしている。
「彼は傑出した存在だった。(U-21欧州選手権の影響で)明らかに彼にはあまり休暇がなかったが、始動以来エネルギーが蓄えられており、それを本当にうまく使っている。彼はボールを持っているときも、ボールを持っていないときも、争うことを困難にするほどの激しさを維持している。今夜の彼は傑出していた。彼は序盤に大きな打撲を受けたが、それを乗り越えた。それは彼の性格を示している」
「リッチー(リシャルリソン)はちょっとしたケガを負い、数日間トレーニングを欠席した。彼には走ることが必要だったことが分かる。彼はチームのために一生懸命働いたが、チャンスの場面では不運だった。だが、今日彼が70~75分間プレーすることは我々にとって非常に重要であり、彼はとても一生懸命働いている」
「我々のゲームの基本的な枠組みは変わっておらず、依然としてセンターフォワードが中心となっている。彼は良いエリアに入っていたし、我々は彼にボールを入れた。ストライカーとプレーしたどの試合でも十分なチャンスがあったし、それを我々はチームとして続けなければならない」
また、試合当日に加入が発表されたU-21オランダ代表DFミッキー・ファン・デ・フェン、U-20アルゼンチン代表FWアレホ・ベリスへの2選手に関しては、長期的な視野での活躍を期待している。
「彼らをチームに加えることができて本当に嬉しいよ。我々はしばらくの間、ミッキー・ファン・デ・ファンを観てきた。特に我々が望むプレー方法を実現するセンターバックとしては素晴らしいプロフィールだ。彼はフィジカル的に非常に優れており、本物の存在感を持っている。彼は左サイドのセンターバックで、チームの構造に貢献している」
「また、本当に野心的な若者だ。彼がブンデスリーガに在籍したのはわずか1年だ。彼はその前にフォーレンダムにいた。それまで彼がビッグクラブにいたわけではないが、彼は進歩を遂げており、このジャンプが彼の真の成長を示すもう一つのジャンプになることを願っている」
「我々にとって、彼は今年だけでなく、長期的に我々のチームの本当に重要な一員になる可能性があり、我々にとって本当に優れたディフェンダーになるだろうと感じたプレーヤーだ」
「若いベリスに関して、彼は我々が認めたプレーヤーであり、多くの才能を持った若者だ。彼は素晴らしいプロフィールを持っている。大柄だが、とても機動力があり、ハードワークしてくれる。彼はすでにアルゼンチン1部リーグでインパクトを与えており、彼を迎えられるのは良いことだ」
通算58回目となったガンペール杯は、本拠地カンプ・ノウが大規模な改修工事に入ったことで、2023-24シーズンに一時的に使用するエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスでの開催となった。
13日にブレントフォードとのプレミアリーグ開幕節を控える中、ポステコグルー監督は2日前にシャフタール・ドネツク戦を戦ったため、GKグリエルモ・ヴィカーリオとMFイヴ・ビスマを除き控えメンバー中心のスカッドで臨んだ。
同試合後、会見に臨んだポステコグルー監督は敗戦という結果にも、試合を通して多くのポジティブな要素が見受けられたと手応えを感じている。
「良い試合だったと思う。とりわけ前半は素晴らしかった。彼らが先にゴールを決めたが、それに対する我々の反応は素晴らしかった。前半を通して、我々は本当に良いフットボールをして相手にプレスをかけた。それに対して、相手が不快に感じているのが見て取れた。我々のプレーヤーは傑出していたと思った」
「ただ、後半は脚がなくなってしまった。このようなインテンシティで90分間プレーするのは、この試合が初めてだというプレーヤーもたくさんいたからね」
「今日はあまり多くの選手交代を行わず、多くのプレーヤーをホームに残すというのが私の決断だった。なぜなら、プレシーズンの状況ではこれまで通り、我々には数ゲーム足りないと感じていたからだ。最終的には敗れたが、プレーヤーが最大限の努力をしてくれたという点では、それこそ私が求めることができるすべてだった」
さらに、同試合での活躍が好対照となったスキップと、FWリシャルリソンのパフォーマンスについても言及。前者のパフォーマンスを絶賛した一方、幾つかの決定機を逸したブラジル代表FWに対しても今後への期待を口にしている。
「彼は傑出した存在だった。(U-21欧州選手権の影響で)明らかに彼にはあまり休暇がなかったが、始動以来エネルギーが蓄えられており、それを本当にうまく使っている。彼はボールを持っているときも、ボールを持っていないときも、争うことを困難にするほどの激しさを維持している。今夜の彼は傑出していた。彼は序盤に大きな打撲を受けたが、それを乗り越えた。それは彼の性格を示している」
「リッチー(リシャルリソン)はちょっとしたケガを負い、数日間トレーニングを欠席した。彼には走ることが必要だったことが分かる。彼はチームのために一生懸命働いたが、チャンスの場面では不運だった。だが、今日彼が70~75分間プレーすることは我々にとって非常に重要であり、彼はとても一生懸命働いている」
「我々のゲームの基本的な枠組みは変わっておらず、依然としてセンターフォワードが中心となっている。彼は良いエリアに入っていたし、我々は彼にボールを入れた。ストライカーとプレーしたどの試合でも十分なチャンスがあったし、それを我々はチームとして続けなければならない」
また、試合当日に加入が発表されたU-21オランダ代表DFミッキー・ファン・デ・フェン、U-20アルゼンチン代表FWアレホ・ベリスへの2選手に関しては、長期的な視野での活躍を期待している。
「彼らをチームに加えることができて本当に嬉しいよ。我々はしばらくの間、ミッキー・ファン・デ・ファンを観てきた。特に我々が望むプレー方法を実現するセンターバックとしては素晴らしいプロフィールだ。彼はフィジカル的に非常に優れており、本物の存在感を持っている。彼は左サイドのセンターバックで、チームの構造に貢献している」
「また、本当に野心的な若者だ。彼がブンデスリーガに在籍したのはわずか1年だ。彼はその前にフォーレンダムにいた。それまで彼がビッグクラブにいたわけではないが、彼は進歩を遂げており、このジャンプが彼の真の成長を示すもう一つのジャンプになることを願っている」
「我々にとって、彼は今年だけでなく、長期的に我々のチームの本当に重要な一員になる可能性があり、我々にとって本当に優れたディフェンダーになるだろうと感じたプレーヤーだ」
「若いベリスに関して、彼は我々が認めたプレーヤーであり、多くの才能を持った若者だ。彼は素晴らしいプロフィールを持っている。大柄だが、とても機動力があり、ハードワークしてくれる。彼はすでにアルゼンチン1部リーグでインパクトを与えており、彼を迎えられるのは良いことだ」
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