リバプール移籍のマク・アリスター、ブライトンに別れ 「感謝の気持ちはずっと」
2023.06.09 11:25 Fri
アルゼンチン代表MFアレクシス・マク・アリスターがブライトン&ホーヴ・アルビオンに別れの挨拶をした。
「僕に門戸を開き、素晴らしい時間を与えてくれたクラブに別れを告げるときがきた。この3年半での経験はすべて想像もしていなかったものだったけど、クラブがその可能性を授けてくれたわけだから、感謝の気持ちをずっと持ち続けるだろう」
「まずこの旅に関わったトニー・ブルーム、ポール・バーバー、そしてディレクターの一人ひとりに感謝だ。グラハム(・ポッター)とロベルト(・デ・ゼルビ)、そしてコーチングスタッフにも。選手も何より大事な存在で、美しい思い出と教えをもらったよ」
「僕は彼らを決して忘れない。チームがこれからも大きなことをやってのけられるようと信じている。彼らはフットボールだけでなく、人間としてもそれの資質があるのだから。これからも見守るし、応援していく(対戦するとき以外は)。グラシアス、シーガルズ!」
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2019年1月にブライトン入りしたマク・アリスター。先のカタール・ワールドカップ(W杯)も含め、クラブ初の欧州カップ戦出場となるヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得した今季のブライトンで存在感を大きくし、来季からリバプールに舞台を移す決断を下した。今後の活躍次第で2000万ポンド(約34億9000万円)が上乗せになるが、ブライトンに移籍金3500万ポンド(約61億1000万円)を残して新たな挑戦に向かうマク・アリスターは移籍決定後、自身のインタグラムを更新。ブライトンに惜別のメッセージを発信した。「まずこの旅に関わったトニー・ブルーム、ポール・バーバー、そしてディレクターの一人ひとりに感謝だ。グラハム(・ポッター)とロベルト(・デ・ゼルビ)、そしてコーチングスタッフにも。選手も何より大事な存在で、美しい思い出と教えをもらったよ」
「そして、クラブで働くすべての人々も目立たない存在だけど、毎日を楽しく過ごし、チームが大きな目標を達成できるよう働いてくれている。最後にファンも特筆すべきだ。彼らのサポートとリスペクトはワールドカップ後の歓迎と同様、信じられないものだった」
「僕は彼らを決して忘れない。チームがこれからも大きなことをやってのけられるようと信じている。彼らはフットボールだけでなく、人間としてもそれの資質があるのだから。これからも見守るし、応援していく(対戦するとき以外は)。グラシアス、シーガルズ!」
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先週末に行われた第32節では首位のリバプールが劇的勝利を収め、2位アーセナルが取りこぼしたことで、レッズの2019-20シーズン以来のリーグ制覇が秒読み段階に。また、サウサンプトンに続きレスター・シティ、イプスウィッチ・タウンの降格も決定的な状況だ。 今節は優勝と降格が懸かる上位2チームと降格圏の2チームが対峙する直接対決に大きな注目が集まる。 首位のリバプール(勝ち点76)は前節、ウェストハムとのホームゲームを2-1で勝利。1点リードの後半終盤に守備陣のミスで同点に追いつかれたが、奇しくも今週に契約延長が発表されたキャプテンのDFファン・ダイクの劇的ゴールによって大きな勝ち点3を掴んだ。残り6試合で2位以下との勝ち点差は「13」に広がり、今節の結果次第で5シーズンぶりのプレミアリーグ制覇を達成することになる。 一方、対戦相手の19位レスター(勝ち点18)は前節、ブライトン&ホーヴ・アルビオン相手に2-2のドロー。9試合ぶりの得点にリーグ連敗を「8」でストップしたが、降格回避は絶望的な状況だ。残留圏内との勝ち点差は残り6試合で「17」となり、今節での降格が濃厚だ。ホームで降格と対戦相手の優勝を回避するため、何とか勝利を収めたい。 そのリバプールの数時間前に試合を行う2位のアーセナル(勝ち点63)は逆転優勝は絶望的なものの、今節での優勝阻止を期して18位のイプスウィッチ(勝ち点21)と対戦する。リーグ前節はブレントフォードに1-1のドローに持ち込まれ、2戦連続追いつかれてのドローに。それでも、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグではレアル・マドリーとのアウェイゲームをFWサカ、FWマルティネッリのゴールによって2-1の勝利。王者相手の連勝で2戦合計5-1でベスト4進出を決めた。今後の最優先事項はビッグイヤー制覇となり、リーグ戦では主力の負荷をコントロールする形となるが、リーグ戦でのCL出場権確保へ勝ち点3を積み上げたい。 対するイプスウィッチは前節、チェルシー相手に2-2のドロー。16位ウォルバーハンプトンと17位ウェストハムとの勝ち点差は「14」と、レスターほど追い込まれてないが、今節勝利を逃して残留圏内のクラブが勝利した場合、今節での降格が決定する可能性もある。ターンオーバーの可能性も見込まれる2位チームの隙を突いて金星を挙げたい。 優勝、残留争い以上に熾烈な来季出場5枠を争うCL出場権争いでは7位のアストン・ビラ(勝ち点54)、3位のニューカッスル(勝ち点59)の直接対決に注目が集まる。 アストン・ビラは前節、サウサンプトンに3-0の快勝を収めたが、CL準々決勝ではパリ・サンジェルマン(PSG)に意地の3-2の逆転勝利。しかし、2戦合計4-5での敗退が決定した。今後の目標はトップ5フィニッシュとなり、今節は公式戦6連勝と絶好調のニューカッスルとの直接対決で上位浮上を目指す。コンディション面では絶好調のマグパイズに分があるが、PSGも退けた要塞ビラ・パークの後押しを背に激戦必至の上位対決をモノにしたい。 直近連敗で急失速の4位ノッティンガム・フォレスト(勝ち点57)は、15位トッテナム相手に連敗ストップを狙う。前々節はアストン・ビラ相手の敗戦も前節はエバートンに敗戦。ここにきてCL出場権争いの重圧を感じ始めている。今回の一戦では志向するスタイル的に相性がいいスパーズ相手に勝ち切りたい。 対するスパーズは前節、ウォルバーハンプトンに2-4の惨敗。降格の心配はないものの、屈辱の15位に転落。ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグでは敵地でフランクフルトを1-0で撃破しベスト4進出を決めたが、その勢いに乗る中3日のホームゲームで上位撃破を目指す。 CL出場圏内ギリギリの5位に位置するマンチェスター・シティ(勝ち点55)は13位のエバートン相手に連勝を目指す。前節はクリスタル・パレス相手に2点の先行を許したが、MFデ・ブライネの圧巻のパフォーマンスもあって、そこから一気に5点を叩き込むド派手な逆転劇で大きな勝ち点3を手にした。今回の一戦ではエースFWハーランドに加え、パレス戦で負傷交代の守護神エデルソンが不在となるが、復調の司令塔らの活躍で曲者撃破といきたい。 6位のチェルシー(勝ち点54)は9位フルアムとのロンドン・ダービーでリーグ3戦ぶりの白星を目指す。前節はイプスウィッチに2点を先行されたなか、2-2のドローに持ち込むことが精いっぱいだった。続くカンファレンスリーグ(ECL)準々決勝2ndレグではホームで1-2の敗戦。ECL本選で初黒星も、2戦合計4-2でベスト4進出を決めている。難敵とのダービーマッチではバウンスバックの白星を掴めるか。 14位のマンチェスター・ユナイテッドはリーグ4連勝と絶好調の16位ウォルバーハンプトンと対戦。リーグ戦では3戦未勝利も、直近のELではリヨンとの延長戦までもつれ込む激闘を、2点ビハインドの延長後半に3ゴールを叩き込む奇跡の大逆転劇で制してベスト4進出。その激闘から中2日での難敵との一戦では苦戦必至も、“夢の劇場”で再びの躍動なるか。 リーグ4戦未勝利で10位転落のブライトンは11位のブレントフォードとのアウェイゲームで5戦ぶりの白星を目指す。前節のレスター戦で今季初の欠場となったMF三笘薫だが、サスペンション明けのDFファン・ヘッケとともに負傷明けでの復帰が濃厚だ。不振のチームを救う活躍を期待だ。 その他では2戦連続完敗となっているMF鎌田大地の12位パレスが8位ボーンマス戦、DF菅原由勢の最下位サウサンプトンがウェストハムと対戦する。 《プレミアリーグ第33節》 ▽4/19(土) 《23:00》 ブレントフォード vs ブライトン クリスタル・パレス vs ボーンマス エバートン vs マンチェスター・シティ ウェストハム vs サウサンプトン 《25:30》 アストン・ビラ vs ニューカッスル ▽4/20(日) 《22:00》 フルアム vs チェルシー イプスウィッチ・タウン vs アーセナル マンチェスター・ユナイテッド vs ウォルバーハンプトン 《24:30》 レスター・シティ vs リバプール ▽4/21(月) 《28:00》 トッテナム vs ノッティンガム・フォレスト 2025.04.19 13:30 Sat4
三笘薫は今夏移籍するのか? ブライトン残留のカギはヨーロッパへの切符
ブライトン&ホーヴ・アルビオンの日本代表MF三笘薫(27)。多くのクラブが関心を寄せる中、ブライトンは今夏の移籍を容認する可能性もあるようだ。『The Athletic』が伝えた。 2021年8月に川崎フロンターレからブライトンに加入した三笘。ビザの関係もありそのままロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズに1年間レンタル移籍すると、ジュピラー・プロ・リーグで大活躍。2022年7月にブライトンに戻り、そのままプレーを続けている。 プレミアリーグで3シーズン目を迎える三笘。これまでプレミアリーグで83試合に出場し17ゴール14アシストを記録。公式戦では103試合に出場し21ゴール17アシストを記録するなど、チームの攻撃を牽引している。 左ウイングのポジションで起用される三笘のドリブルは、プレミアリーグの他のクラブや世界中のクラブが関心を寄せるほど。2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)のスペイン代表戦での“三笘の1ミリ”で世界の注目を集め、その後の活躍でより一層注目の的となっている。 三笘には1月の移籍市場でアル・ナスルから5400万ポンド(約102億1000万円)、6100万ポンド(約115億3000万円)と2度に渡り超巨額のオファーが舞い込んでいた中、三笘はブライトンからの移籍に全く興味を示さず、クラブも売却することを考えていなかったために残留を果たしている。 ただ、夏の移籍市場となるとブライトンの姿勢は変わる。これまでもイヴ・ビスマ(→トッテナム)、モイセス・カイセド(→チェルシー)、ロベルト・サンチェス(→チェルシー)、アレクシス・マク・アリスター(→リバプール)など、チームの主軸がビッグクラブへと移籍。そして、三笘にもその可能性はあるという。 ブライトンはステップアップを目指す選手の邪魔をするスタンスではなく、適切なオファーが来れば放出も辞さない姿勢。一方で、三笘にとってのステップアップになる必要があり、最低でもヨーロッパのコンペティションに出場するクラブでなければ移籍はしないと見られる。 三笘は2023-24シーズンにヨーロッパリーグ(EL)でのプレーを経験しており、今シーズンは現在9位に位置。厳しい状況ではあるが、まだ可能性を残しているだけに、ブライトンでのプレーを続けるのであれば、チームが順位を上げることは必須と言えるだろう。 一方で、来シーズンのヨーロッパへの切符を逃した場合は、移籍の可能性が高くなる見込み。チームとしては手放したくない戦力ではあるが、その能力はすでに知られているだけに、今夏のステップアップが起こる可能性はありそうだ。 2025.04.15 23:50 Tue5