CL切符掴めず、買い取り義務が白紙に… クルゼフスキはユベントス帰還も?

2023.05.30 17:52 Tue
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スウェーデン代表MFデヤン・クルゼフスキ(23)は、トッテナム残留が見通せない状況だ。イギリス『90min』が伝えている。

昨年1月にユベントスから18カ月間のレンタル移籍でトッテナムへと加入したクルゼフスキ。昨シーズンは加入後のプレミアリーグ全18試合に出場し5ゴール8アシストを記録するなど、チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得の原動力となった。

しかし、今シーズンはチーム同様にパッとしない日々が続き、トッテナムがプレミアリーグを欧州カップ戦圏外の8位でフィニッシュしたなか、クルゼフスキも公式戦37試合の出場で2ゴール8アシスト。ゴールへの関与が全てではないが、主力のアタッカーとしては物足りない数字となった。
契約に目を移すと、トッテナムは3000万ポンド(約52億円)の買い取り義務があったものの、これは2023-24シーズンのCL出場権を獲得することが前提となっているもの。したがって、現段階ではユベントスに帰還することとなる状況だ。

選手本人は今シーズンのラストゲームとなった28日のリーズ・ユナイテッド戦後、将来について「正直わからない… これまでピッチに集中し、できる限りのことをしようと努力してきた。これからクラブと話し合いがあるよ」とコメント。完全移籍移行を望みつつも、その望みが薄いことも感じとっているかのような様子を窺わせた。
以前であれば、今夏以降もトッテナムに留まることが確実だと考えられていたクルゼフスキ。買い取り義務がなくなった以上、ひとまずはイタリアに戻ることとなるだろう。

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バイエルンとトッテナムが2年連続プレマッチで対戦! 今年はアリアンツ・アレーナで

バイエルンとトッテナムは16日、プレシーズンマッチでバイエルンと対戦することを発表した。 バイエルンは昨シーズン逃したブンデスリーガの優勝を今シーズンは達成。対するトッテナムは、今シーズンのプレミアリーグで大苦戦。残り2節で17位と低迷している一方で、ヨーロッパリーグ(EL)では決勝に進出し、マンチェスター・ユナイテッドと王者を争うこととなる。 両チームは、8月7日にアリアンツ・アレーナで対戦することが決定した。 2024-25シーズンに向けてもプレシーズンで対戦している両者は、韓国で1度目の対戦。2度目はトッテナム・ホットスパースタジアムで3-2とバイエルンが勝利を収めていた。 2025.05.16 19:30 Fri
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かつてトッテナムでプレーした元日本代表MF戸田和幸氏が指導者として古巣を訪問…クラブ公式チャンネルがインタビュー

▽元日本代表MFで、現役時代はトッテナムでもプレーした戸田和幸氏がトッテナムを訪れていたようだ。トッテナム公式の『Spurs TV』が14日、戸田氏のインタビュー動画を公式サイトでアップした。 ▽戸田氏は桐蔭学園高校から1996年に清水エスパルスへ入団。2002年の日韓ワールドカップで大きく評価を上げると、2003年1月にトッテナムへとレンタル移籍。同年6月30日に清水へと復帰した。プレミアリーグでは2003年4月18日のマンチェスター・シティ戦(0-2で敗戦)の後半からデビュー。WBA戦、マンチェスター・ユナイテッド戦、ブラックバーン戦と4試合に出場していた。 ▽今年1月から渡欧していた戸田氏は古巣の練習場を訪問。その際に『Spurs TV』のインタビューを受け、流暢な英語でデビュー当時の感想や今回の訪問の理由を語った。 「後半のスタートからチャンスをもらいました。僕はとてもナーバスでしたし、多くの偉大な選手とのプレーに興奮していました。イングランドのフットボールの激しいプレーは良い思い出です。人として、選手として多くのことを学びました。だから、ここに戻ってきました。今は指導者としてです」 ▽今回トッテナムを訪れた理由を指導者としての勉強のためと明かした戸田氏。日本でのS級ライセンス取得を明かし、マウリシオ・ポチェッティーノ監督のトレーニングを見るために戻ってきたことを明かした。 「昨年、日本で最高のコーチングライセンス(S級ライセンス)を取得しました。プロの指導者になれます。ただ、まだ僕にとっては早いと思います。学ぶことが必要です」 「今回なぜ訪れたかというと、それはポチェッティーノです。彼は世界でも最高の指導者の1人です。2度彼の練習を見ましたが、とても良い印象があります」 2017.02.15 10:00 Wed
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10年前、当時21歳のベイルがCLで覚醒…!インテル相手に記録した衝撃のハットトリック【CL名場面プレイバック】

20日、遂に新シーズンの幕が上がったチャンピオンズリーグ(CL)。今まで数多くの名場面が生まれてきたが、その中でも選りすぐりの名場面を振り返る。今回は、トッテナム時代のウェールズ代表FWガレス・ベイルが今から10年前に見せた驚愕のハットトリックだ。 育成の名門サウサンプトンで育ったベイルは2007年夏にトッテナムに加入。当初は左サイドバックとしてプレーしていたが、2010-11シーズンに一列前で起用されるようになると、その攻撃力が爆発した。 <div id="cws_ad">◆10年前、伝説となったベイルのサン・シーロでの夜<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJiUGM1dHM4WSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> ベイルがその才能を覚醒させるきっかけの1つとなった試合が、2010年10月20日にサン・シーロで行われたCLグループリーグのインテル戦だった。 試合は開始2分でインテルが先制すると、その後8分にはトッテナムのGKエウレリョ・ゴメスが一発退場。10人になったトッテナムは前半だけで4失点と数的不利を背負うという絶望的な状況に置かれた。 しかし後半、ベイルが覚醒する。52分に自陣でボールを持ったベイルがドリブルを開始。相手を寄せ付けない高速ドリブルでぐんぐん加速し、あっという間にボックス左に侵入すると、そのまま左足を振りぬいてシュートを放つ。ゴール右下の完璧なコースに鋭いシュートを突き刺して1点を返した。 その後は膠着状態が続いたものの90分、左サイドのスペースで味方からのボールを得たベイルが、またも高速ドリブルでボックス左に侵入。1点目とほぼ同じ位置からシュートを放つと、再びゴール右下のコースにシュートを突き刺して2点目を奪った。 直後の92分、中央突破に成功したMFアーロン・レノンがペナルティアーク内までボールを運ぶと、ボックス内のベイルにパスを送る。このパスを受けたベイルが再びゴール右下にシュートを突き刺し、1点差に迫る3点目を記録した。 トッテナムの反撃もここまでとなり、試合は4-3でインテルが制したが、当時世界最高のサイドバックの一人であった元ブラジル代表DFマイコンの守るインテルの右サイドを完全に圧倒してのハットトリックは世界に衝撃を与えた。 その後、天職とも言えるポジションを手にしたベイルは、トッテナムの攻撃を牽引し、ワールドクラスのアタッカーへと成長を遂げる。2013年夏にレアル・マドリーへ巨額の移籍金で加入し、数々のタイトルを勝ち取ったベイルは、今シーズンからブレイクを果たしたトッテナムに復帰した。ベイル擁するトッテナムは今季、CL出場を逃しているものの、チームを再びCLの舞台に導く活躍に期待だ。 2020.10.21 20:15 Wed

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