古橋が得点王ほぼ確定の今季リーグ27ゴール締め! 右足負傷でカップ戦決勝懸念もセルティックは5発快勝《スコティッシュ・プレミアシップ》
2023.05.27 22:24 Sat
セルティックは27日、ホームで行われたスコティッシュ・プレミアシップ最終節でアバディーンと対戦し、5-0で圧勝した。
すでにリーグ優勝を決めているセルティック。スコティッシュFAカップ決勝に向けて調整を進める中、今季のリーグ戦ホーム最終戦ではMF岩田智輝、MF旗手怜央、FW古橋亨梧が先発出場。なお、FW前田大然は前節の退場で出場停止となり、DF小林友希と共にベンチ外となった。
超満員のセルティック・パークで4試合ぶりの白星を狙う王者は、開始早々に日本人エースに見せ場。背後を狙ったフィードに抜け出した古橋はボックス右からシュートを放つが、これは惜しくも枠の左に外れる。
以降も相手を自陣に押し込める戦いを継続するホームチームは、旗手やジョタを起点に幾つか際どい場面を創出。さらに、20分には右CKから古橋がヘディングシュートに持ち込むが、これを枠に飛ばせない。
それでも、2度のシュートチャンスで感覚を掴んだ日本人エースは自身に訪れた3度目のチャンスは逃さない。27分、ペナルティアーク付近で中央左のテイラーから斜めのパスを足元に受けた古橋はボックス内での冷静な切り返しでDF2枚を外して左足を振り抜くと、これがゴール右隅に決まった。
この後にはボックス内でDFを引き付けた旗手のお膳立てからハットトリックのチャンスも訪れたが、角度のないところから放った左足シュートは枠を捉え切れず。それでも、王者に相応しい圧倒ぶりを見せたセルティックが2点リードで試合を折り返した。
後半にハットトリックも期待された古橋だが、立ち上がりにアクシデントが発生。相手GKとの交錯プレーで右足を痛めると、一度はプレーに復帰したものの、直後に自らピッチに倒れ込んでプレー続行不可能に。そして、50分にオ・ヒョンギュとの交代でピッチを後に。来週のスコティッシュFAカップ決勝に加え、来月の日本代表への影響が懸念される状況に。
それでも、セルティックは後半も80%近いボール支配率でハーフコートゲームを展開。オライリーの右ポスト直撃のシュートや、旗手もボックス内で枠のわずか左に外れる際どいシーンを創出する。
すると、78分には右CKの場面でオライリーが入れた正確なクロスをゴール前のスターフェルトがドンピシャのヘディングで合わせ、トドメの3点目を奪取。これで勝利を確信したポステコグルー監督は79分、殊勲のオライリーと旗手をベンチに下げて試合をクローズに入る。
だが、貪欲にゴールを目指すホームチームは82分、左サイド深くでジョタが上げた正確なクロスをオ・ヒョンギュが頭で合わせて4点目を奪う。さらに、試合終了間際の90分にはジョタのクロスバー直撃の直接FKのこぼれ球を再びオ・ヒョンギュが押し込んで、最終節でのゴールショーを締めくくった。
そして、今季リーグ最終戦を5-0の圧勝で飾ったセルティックは、6月3日に行われるスコティッシュFAカップ決勝でインヴァネスを相手にシーズン3冠達成を狙う。
セルティック 5-0 アバディーン
【セルティック】
古橋亨梧(27分)
古橋亨梧(32分)
スターフェルト(78分)
オ・ヒョンギュ(82分)
オ・ヒョンギュ(90分)
すでにリーグ優勝を決めているセルティック。スコティッシュFAカップ決勝に向けて調整を進める中、今季のリーグ戦ホーム最終戦ではMF岩田智輝、MF旗手怜央、FW古橋亨梧が先発出場。なお、FW前田大然は前節の退場で出場停止となり、DF小林友希と共にベンチ外となった。
超満員のセルティック・パークで4試合ぶりの白星を狙う王者は、開始早々に日本人エースに見せ場。背後を狙ったフィードに抜け出した古橋はボックス右からシュートを放つが、これは惜しくも枠の左に外れる。
それでも、2度のシュートチャンスで感覚を掴んだ日本人エースは自身に訪れた3度目のチャンスは逃さない。27分、ペナルティアーク付近で中央左のテイラーから斜めのパスを足元に受けた古橋はボックス内での冷静な切り返しでDF2枚を外して左足を振り抜くと、これがゴール右隅に決まった。
2試合ぶりのゴールで今季リーグ戦26ゴール目を奪った古橋の勢いは止まらない。直後の32分にはマクレガーがボックス手前で放ったミドルシュートをGKが前に弾いたところを冷静に左足でタップイン。立て続けての連続ゴールで得点王争いのライバルであるハーツFWシャンクランド、マザーウェルFWファン・フェーンに3点差を付ける。
この後にはボックス内でDFを引き付けた旗手のお膳立てからハットトリックのチャンスも訪れたが、角度のないところから放った左足シュートは枠を捉え切れず。それでも、王者に相応しい圧倒ぶりを見せたセルティックが2点リードで試合を折り返した。
後半にハットトリックも期待された古橋だが、立ち上がりにアクシデントが発生。相手GKとの交錯プレーで右足を痛めると、一度はプレーに復帰したものの、直後に自らピッチに倒れ込んでプレー続行不可能に。そして、50分にオ・ヒョンギュとの交代でピッチを後に。来週のスコティッシュFAカップ決勝に加え、来月の日本代表への影響が懸念される状況に。
それでも、セルティックは後半も80%近いボール支配率でハーフコートゲームを展開。オライリーの右ポスト直撃のシュートや、旗手もボックス内で枠のわずか左に外れる際どいシーンを創出する。
すると、78分には右CKの場面でオライリーが入れた正確なクロスをゴール前のスターフェルトがドンピシャのヘディングで合わせ、トドメの3点目を奪取。これで勝利を確信したポステコグルー監督は79分、殊勲のオライリーと旗手をベンチに下げて試合をクローズに入る。
だが、貪欲にゴールを目指すホームチームは82分、左サイド深くでジョタが上げた正確なクロスをオ・ヒョンギュが頭で合わせて4点目を奪う。さらに、試合終了間際の90分にはジョタのクロスバー直撃の直接FKのこぼれ球を再びオ・ヒョンギュが押し込んで、最終節でのゴールショーを締めくくった。
そして、今季リーグ最終戦を5-0の圧勝で飾ったセルティックは、6月3日に行われるスコティッシュFAカップ決勝でインヴァネスを相手にシーズン3冠達成を狙う。
セルティック 5-0 アバディーン
【セルティック】
古橋亨梧(27分)
古橋亨梧(32分)
スターフェルト(78分)
オ・ヒョンギュ(82分)
オ・ヒョンギュ(90分)
セルティックの関連記事
|
セルティックの人気記事ランキング
1
日本人多数所属のセルティックなどスコットランドクラブがCL自動出場権を失う…チェコに抜かれ王者でもPOからの参加に
今シーズンも日本人選手が5名所属しているスコットランドの名門・セルティックにとっては、悲しい事実が確定してしまったようだ。 今シーズンはセルティックとレンジャーズが熾烈な優勝争いをしているスコティッシュ・プレミアシップ。王者は翌シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)に自動的に出場できるレギュレーションとなっている。 しかし、2025-26シーズンのCLからは自動的に本大会出場の権利が無くなってしまったという。 このレギュレーションは欧州サッカー連盟(UEFA)が定めるUEFA係数ランキングによって決定。イギリス『ガーディアン』によれば、チェコがトップ10に入り、スコットランドが追い抜かれてしまったため、2024-25シーズンのスコティッシュ・プレミシップ王者はCLのプレーオフに回ることになることが決まったという。 最新のランキングでは、首位がイングランド、2位にスペイン、3位にイタリアと続き、ドイツ、フランス、オランダ、ポルトガル、ベルギー、トルコと並んでいる。10位にはチェコが入り、スコットランドは11位。スイス、オーストリア、ノルウェー、デンマークと続いている。 11日に行われたヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)準々決勝1stレグで、チェコのビクトリア・プルゼニがフィオレンティーナとドロー。この結果、ランキングが変化したという。 なお、スコットランドのクラブは今シーズンのヨーロッパの大会から全て敗退。順位の変動が起こらないため、自動出場枠を失うこととなった。 2024.04.12 17:15 Fri2
「知らなかったからビックリした」セルティック加入井手口陽介の上半身タトゥーに驚きの声
セルティックの公式YouTubeチャンネルが日本人選手たちの入団セレモニーの様子を公開。その中で露わになった日本代表MF井手口陽介の上半身のタトゥーにファンから驚きの声が寄せられている。 今冬の移籍市場で、井手口に加え、FW前田大然、MF旗手怜央と日本人3名を一気に獲得したセルティック。12日には本拠地セルティック・パークで3選手のお披露目と会見が行われた。 会見前、ロッカールームでセルティックのユニフォームに着替えた井手口だが、その左肩から左ひじにかけてと、左脇腹、そして背中にもタトゥーが施されていた。 元々、ガンバ大阪時代にも右腕にびっしりとタトゥーを入れ、年々増やしていた井手口だが、右腕以外にも多くのタトゥーを入れていることがひょんなことから露わになった。 これにはファンからも「何気にタトゥー入ってる」、「左腕にもタトゥー入ってるの全然気づいてなかったわ、いつの間に~」、「知らなかったからビックリした」、「背中にも」と驚きの反応が相次いだ。 会見には、蓄えていた髭を剃って臨んだ井手口。2度目の欧州挑戦での活躍に期待がかかる。 <span class="paragraph-title">【写真&動画】井手口陽介の上半身に入れられたタトゥーの数々</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="KUNR7DWnGYg";var video_start = 88;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/155324.jpg" style="max-width:100%;"></div> 2022.01.13 12:25 Thu3
中村俊輔に憧れたティアニー、古巣セルティックの日本人について冨安健洋から情報収集「トミと話をして、一緒に試合を観るけど…」
アーセナルのスコットランド代表DFキーラン・ティアニーが、自身の古巣であるセルティックの日本人選手について言及した。スコットランド『サン』が伝えた。 スコットランド生まれのティアニーはセルティックのアカデミー出身。2016年1月に18歳でファーストチームに昇格すると、左サイドバックのレギュラーとしてプレー。公式戦170試合で8ゴール37アシストを記録した。 2019年8月にアーセナルに加入すると、ケガなどに悩まされながらも公式戦110試合で5ゴール13アシストを記録。今シーズンは途中出場なども多いが公式戦23試合で1ゴール1アシストを記録している。 ティアニーは今でもセルティックのファンとして知られるが、そのセルティックは昨シーズンから一気に日本人選手が増加。FW古橋亨梧をはじめ、FW前田大然、MF旗手怜央、MF井手口陽介、DF小林友希、DF岩田智輝と6名が所属。また、アンジェ・ポステコグルー監督もJリーグからやってきたこともあり、日本に縁が強くなっている一方で、チームもリーグ制覇を成し遂げるなど大きく結果を残している。 アーセナルでは日本代表DF冨安健洋とチームメイトであるティアニーは、古巣の日本人選手についてコメント。冨安にそれぞれの選手について教えてもらっていると明かした。 「トミとはよく話をする。僕は日本から来た選手のことはよく知らなかったし、先月サインした2人も同じだ。僕はJリーグを観ていないから、トミに情報と選手としての考えを聞いたんだ」 「前田大然はカタールで開催されたワールドカップの日本代表でトミと一緒にいたね。トミは契約した全ての選手についてポジティブなことを言っていたし、それを聞いてとても嬉しいよ」 また、冨安についてもコメント。両サイドバックでプレーする冨安はライバルにもなるが、良い関係を築いているようだ。 「彼も本当に素晴らしい選手だし、素晴らしいチームメイトだ。とても良い仲間だ」 「僕はいつもトミと話をして、トレーニング場ではセルティックの試合があれば一緒によく観ている。僕は、彼をセルティックのファンにしようとしているんだ(笑)」 ティアニーと言えば、幼少期に当時セルティックでスター選手だった元日本代表MF中村俊輔からスパイクをもらったエピソードが有名。同じ左利きのキックの名手に憧れていたことは有名だが、中村が多くの日本人の憧れでもあると語った。 「おかしな話だけど、僕がセルティックで子供の頃に中村俊輔からスパイクをもらった古い映像をトミが見たらしい。彼はずっと前から気がついていたんだ」 「中村は子供の頃のトミのヒーローの1人だったけど、それは世界中の多くの日本人選手と同じだと思うよ」 <span class="paragraph-title">【動画】中村俊輔からスパイクを手渡され驚いて固まる幼い頃のティアニー</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">A young Kieran Tierney beams after being handed boots by Celtic legend Shunsuke Nakamura <br><br>The look on his face ☺☺☺ <a href="https://t.co/HcB8hqFVE9">pic.twitter.com/HcB8hqFVE9</a></p>— Metro Sport (@Metro_Sport) <a href="https://twitter.com/Metro_Sport/status/1160512006736220160?ref_src=twsrc%5Etfw">August 11, 2019</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.01.26 19:35 Thu4
「今季もめっちゃ点取りそうだ」日本代表FW前田大然が今季公式戦初ゴール 一方ステップアップ移籍を望む声も「大然レベルでも脱出できずか」「正直プレミアとかで見たかった」
セルティックの日本代表FW前田大然が、ダイビングヘッドでゴール。日本屈指の快足FWの今シーズン公式戦初ゴールに、ファンが歓喜している。 セルティックはスコティッシュリーグカップ第2回戦でフォルカークと対戦。前田は[4-5-1]の左サイドハーフで先発し、FW山田新とMF旗手怜央はベンチスタートとなった。 0ー0で迎えた26分、カタールW杯でもゴールを奪ったストライカーに、待望の瞬間が訪れる。 左サイドからのCKはクリアされ、こぼれ球を拾った味方のシュートもブロックされた。しかし、ペナルティーエリア手前からロブパスが出ると、PA左でDFキーラン・ティアニーが頭で折り返し、ゴール前正面で前田がダイビングヘッドで合わせてネットを揺らした。 最初はオフサイドポジションにいた前田だったが、ティアニーへボールが渡ることを察知すると、バックステップで立ち位置を微調整。相手ディフェンスラインからは飛び出していたものの、オフサイドラインとなるボールよりも前には出ない絶妙な位置を取る。合法的なフライング状態を作り、相手DFを置き去りにした状態でシュートを決めた。 <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">Daizen Maeda scores the opener! <br><br>The Japanese forward heads in his first goal of the season to make it 1-0 to <a href="https://twitter.com/CelticFC?ref_src=twsrc%5Etfw">@CelticFC</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/PremierSportsCup?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#PremierSportsCup</a> <a href="https://t.co/57JsLiCP5l">pic.twitter.com/57JsLiCP5l</a></p>— Premier Sports (@PremSportsTV) <a href="https://twitter.com/PremSportsTV/status/1956434831312650618?ref_src=twsrc%5Etfw">August 15, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 前田はにこやかな表情でティアニーのもとへ歩み寄り、ハイタッチと抱擁でアシストの感謝を示しながら喜んだ。スタジアムから大歓声が沸く中、GKも含めた全選手が集まり、歓喜の輪ができた。 日本のファンもSNS上で反応。「流石だ」「素晴らしい」「前田信者として誇らしい」「スピードのイメージ強いが技巧派なんでしょうかね?」「今季もめっちゃ点取りそうだな」「スピードと運動量なら何処に行っても通用するが、この得点感覚、173㎝の身長で何故あのポジションでヘディングをするかということ。海外移籍の意義はここにあると思う」「美しいパス回しからのゴールでしたね」と歓喜している。 その一方、昨シーズン公式戦33ゴールを決め、オフシーズンにプレミアリーグなどへの移籍報道があったが、新シーズンも緑と白の横縞を来てプレーする姿には、「今夏の移籍はどうなんでしょ?」「大然移籍無理かー?」「まだセルティックいるんだ」「結局大然レベルでも脱出できずか…」「正直プレミアとかで見たかった」「ブレントフォード本気で狙って欲しい」とステップアップ移籍を望む声が集まった。 セルティックは後半に3ゴールを追加して4ー1で勝利し、3回戦に駒を進めた。なお、山田は63分から出場し、旗手は出場なしに終わっている。 2025.08.17 12:00 Sun5