【プレミアリーグ第35節プレビュー】ニューカッスルvsアーセナルの上位対決! CL控えるシティは新生リーズと対戦
2023.05.06 12:36 Sat
先週末に行われた第34節ではアーセナルとマンチェスター・シティの2強を含め、上位4チームが揃って勝利。また、ミッドウィーク開催となった第28節延期分では快勝したシティが首位に浮上している。
週明けにヨーロッパコンペティションの準決勝初戦を控える中で開催される今節は、3位のニューカッスル(勝ち点65)と2位のアーセナル(勝ち点78)による、優勝争いとトップ4争いの行方を左右する重要な上位対決が開催される。
サウジアラビア資本の下で積極補強を敢行した中、悲願のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得が現実味を帯びてきたマグパイズ。先月半ばのアストン・ビラ戦では0-3の完敗を喫し、トップ4への重圧も想起されたが、以降はトッテナム相手の6-1の圧勝からいずれも3ゴール以上を奪って3連勝。直近6試合連続失点と前半戦の躍進を支えた堅守にかげりが見えるが、それを補って余りある攻撃力で好調を維持している。
新年初戦でゴールレスドローとなったアーセナルとの再戦では、共に2桁ゴール到達でハイレベルなポジション争いに加え、ここ最近では共演も見せるFWウィルソンとFWイサクの好調ストライカーに、自慢のプレー強度の高さ、圧倒的なホームサポーターの後押しを武器に2位チーム撃破を狙う。
対するアーセナルは前々節の頂上決戦での1-4の大敗を含め、4試合未勝利とシーズン最終盤の重要な局面で優勝への強烈な重圧を御することができず。それでも、仕切り直しの一戦として臨んだホームでのチェルシーとのダービーではMFウーデゴールの2ゴールの活躍などで3-1の完勝。絶不調の相手に後半はやや盛り返されたものの、残り4試合に弾みを付ける勝利となった。
その上位対決の前日に試合を行う首位のシティ(勝ち点79)は、9日に敵地で行われるレアル・マドリーとのCL準決勝1stレグを控える中、17位のリーズ(勝ち点30)とのホームゲームに臨む。ミッドウィーク開催となった延期分のウェストハム戦では一部主力を欠く相手に前半は攻めあぐねたが、FWハーランドのプレミアシーズン最多ゴール記録(35ゴール)達成の一撃などで3点を重ねて3-0の完勝。破竹の9連勝で1試合未消化ながらも首位に浮上した。
昨季、CLで衝撃的な敗退を喫した難所サンティアゴ・ベルナベウでの重要な初戦に万全の状態で臨むため、できるだけ省エネモードで10連勝を決めたいホームゲームだが、対戦相手はハビ・グラシア前監督を解任し、残留請負人として知られるアラダイス新監督を招へい。稀代のモチベーターであると共に、割り切って相手の長所を消してくる曲者が率いるチーム相手にハマーズ戦のように0-0の状況で試合が推移すると思わぬ事故に遭う可能性もあり、前半から飛ばしていきたい。なお、MFデ・ブライネはトレーニング復帰しており、少なくともベンチ入りは確実だ。
4位のマンチェスター・ユナイテッド(勝ち点63)は、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)準決勝1stレグのAZ戦を控える15位のウェストハム(勝ち点34)と対戦する。
前節は好調アストン・ビラとのタフな一戦を1-0の勝利で飾ったユナイテッドだったが、ミッドウィーク開催となった延期分のブライトン戦では先日のFAカップ準決勝で激闘を演じた相手に苦戦。0-0でのタイムアップ直前にDFショーのハンドで与えたPKを決められて0-1の敗戦を喫した。この取りこぼしにより、1試合消化試合は少ないものの、5位のリバプール(勝ち点59)とのポイント差が「4」に縮まっており、トップ4死守へ残り5試合では全く気が抜けない状況に。とりわけ、直近の公式戦5試合でわずかに3ゴールと湿りがちな攻撃は気がかりな点だ。
対するウェストハムはECL制覇を強く望む一方、降格圏とのポイント差はわずかに4ポイント。直近のシティ戦をいずれも体調不良で回避したMFライスとMFソウチェク、DFアゲルドの3選手は復帰が濃厚となっており、ホームの後押しを生かして難敵からの勝ち点奪取を狙う。
今季初の5連勝で逆転でのトップ4フィニッシュに望みを繋いだリバプールは、9位のブレントフォード(勝ち点50)を相手に6連勝を狙う。前節のトッテナム戦を劇的4-3の勝利で飾ったクロップのチームは、ミッドウィーク開催となった延期分のフルアム戦でもホームで1-0の勝利。パフォーマンス自体は低調だったが、エースFWサラーのPKによるゴールを守護神アリソンの好守で守り切った。前回対戦で1-3と完敗した曲者ビーズとのリベンジマッチでは、再びアンフィールドの力を借りながらしっかりと勝ち切りたい。
そのリバプールと4ポイント差も2試合未消化で同じくトップ4圏内浮上の可能性を残す6位のブライトン(勝ち点55)は、降格圏の19位エバートン(勝ち点29)を相手に3連勝を狙う。前述のユナイテッド戦を守護神スティールの再三のビッグセーブ、MFマク・アリスターのラストプレーでのPK弾で競り勝ったシーガルズでは、MF三笘薫ら主力の安定したパフォーマンスに加え、ここに来てFWエンシソやFWウンダブ、MFブオナノッテら控えのアタッカー陣が存在感を示しており、日程面ではかなり厳しいが、ホームでトフィーズ相手の勝ち点3は堅いか。
4戦未勝利で7位に転落したトッテナム(勝ち点54)は、11位のクリスタル・パレス(勝ち点41)とのダービーで新体制初白星を目指す。前節は難所アンフィールドで3点差を追いつく気概を見せたが、直後にミス絡みで喫した失点によって痛恨の敗戦となった。ホジソン新監督就任以降、4勝1分け1敗と完全復調のイーグルスとの一戦では3試合連続で前半10分以内に失点を喫する脆弱な試合への入りの改善が急務。まずはそこを乗り切れれば、好調の攻撃陣の力をもってすれば、ホームでの勝ち点3獲得は十分に可能だ。
最後に、アーセナルとのダービーに完敗し、新体制で泥沼の6戦全敗となった12位のチェルシー(勝ち点39)は、同勝ち点で13位のボーンマスとのアウェイゲームで初勝利を目指す。ランパード暫定監督の下、やることすべてがうまくいかない苦境のブルーズは、リーグ最後の3試合がマンチェスター勢とニューカッスルとの対戦となっており、現体制で勝機が見いだせるのは残留圏内に近いチェリーズとの今節と、次節のノッティンガム・フォレスト戦の2試合のみ。後者が残留争いの渦中にいることを考えれば、アウェイとはいえども今節は何とか勝ち点3を掴みたいところだ。
◆プレミアリーグ第35節
▽5/6(土)
《23:00》
ボーンマス vs チェルシー
トッテナム vs クリスタル・パレス
ウォルバーハンプトン vs アストン・ビラ
マンチェスター・シティ vs リーズ
《25:30》
リバプール vs ブレントフォード
▽5/7(日)
《24:30》
ニューカッスル vs アーセナル
《27:00》
ウェストハム vs マンチェスター・ユナイテッド
▽5/8(月)
《23:00》
フルアム vs レスター・シティ
《25:30》
ブライトン vs エバートン
《28:00》
ノッティンガム・フォレスト vs サウサンプトン
週明けにヨーロッパコンペティションの準決勝初戦を控える中で開催される今節は、3位のニューカッスル(勝ち点65)と2位のアーセナル(勝ち点78)による、優勝争いとトップ4争いの行方を左右する重要な上位対決が開催される。
サウジアラビア資本の下で積極補強を敢行した中、悲願のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得が現実味を帯びてきたマグパイズ。先月半ばのアストン・ビラ戦では0-3の完敗を喫し、トップ4への重圧も想起されたが、以降はトッテナム相手の6-1の圧勝からいずれも3ゴール以上を奪って3連勝。直近6試合連続失点と前半戦の躍進を支えた堅守にかげりが見えるが、それを補って余りある攻撃力で好調を維持している。
対するアーセナルは前々節の頂上決戦での1-4の大敗を含め、4試合未勝利とシーズン最終盤の重要な局面で優勝への強烈な重圧を御することができず。それでも、仕切り直しの一戦として臨んだホームでのチェルシーとのダービーではMFウーデゴールの2ゴールの活躍などで3-1の完勝。絶不調の相手に後半はやや盛り返されたものの、残り4試合に弾みを付ける勝利となった。
絶好調の首位チームに少しでも圧力をかけたいアルテタのチームは、次節に難敵ブライトン戦を控えるものの、残り試合で最も勝ち点3を獲得するのが困難なのが、難所セント・ジェームズ・パークで行われる今回のアウェイゲーム。攻撃陣は好調を維持しているが、チェルシー戦で終盤に負傷交代したDFガブリエウに欠場の可能性があり、DFサリバに続いて主力DFを欠くことになれば、DFホールディングとDFキヴィオルのコンビでエディ・ハウのチームと対峙することになる。
その上位対決の前日に試合を行う首位のシティ(勝ち点79)は、9日に敵地で行われるレアル・マドリーとのCL準決勝1stレグを控える中、17位のリーズ(勝ち点30)とのホームゲームに臨む。ミッドウィーク開催となった延期分のウェストハム戦では一部主力を欠く相手に前半は攻めあぐねたが、FWハーランドのプレミアシーズン最多ゴール記録(35ゴール)達成の一撃などで3点を重ねて3-0の完勝。破竹の9連勝で1試合未消化ながらも首位に浮上した。
昨季、CLで衝撃的な敗退を喫した難所サンティアゴ・ベルナベウでの重要な初戦に万全の状態で臨むため、できるだけ省エネモードで10連勝を決めたいホームゲームだが、対戦相手はハビ・グラシア前監督を解任し、残留請負人として知られるアラダイス新監督を招へい。稀代のモチベーターであると共に、割り切って相手の長所を消してくる曲者が率いるチーム相手にハマーズ戦のように0-0の状況で試合が推移すると思わぬ事故に遭う可能性もあり、前半から飛ばしていきたい。なお、MFデ・ブライネはトレーニング復帰しており、少なくともベンチ入りは確実だ。
4位のマンチェスター・ユナイテッド(勝ち点63)は、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)準決勝1stレグのAZ戦を控える15位のウェストハム(勝ち点34)と対戦する。
前節は好調アストン・ビラとのタフな一戦を1-0の勝利で飾ったユナイテッドだったが、ミッドウィーク開催となった延期分のブライトン戦では先日のFAカップ準決勝で激闘を演じた相手に苦戦。0-0でのタイムアップ直前にDFショーのハンドで与えたPKを決められて0-1の敗戦を喫した。この取りこぼしにより、1試合消化試合は少ないものの、5位のリバプール(勝ち点59)とのポイント差が「4」に縮まっており、トップ4死守へ残り5試合では全く気が抜けない状況に。とりわけ、直近の公式戦5試合でわずかに3ゴールと湿りがちな攻撃は気がかりな点だ。
対するウェストハムはECL制覇を強く望む一方、降格圏とのポイント差はわずかに4ポイント。直近のシティ戦をいずれも体調不良で回避したMFライスとMFソウチェク、DFアゲルドの3選手は復帰が濃厚となっており、ホームの後押しを生かして難敵からの勝ち点奪取を狙う。
今季初の5連勝で逆転でのトップ4フィニッシュに望みを繋いだリバプールは、9位のブレントフォード(勝ち点50)を相手に6連勝を狙う。前節のトッテナム戦を劇的4-3の勝利で飾ったクロップのチームは、ミッドウィーク開催となった延期分のフルアム戦でもホームで1-0の勝利。パフォーマンス自体は低調だったが、エースFWサラーのPKによるゴールを守護神アリソンの好守で守り切った。前回対戦で1-3と完敗した曲者ビーズとのリベンジマッチでは、再びアンフィールドの力を借りながらしっかりと勝ち切りたい。
そのリバプールと4ポイント差も2試合未消化で同じくトップ4圏内浮上の可能性を残す6位のブライトン(勝ち点55)は、降格圏の19位エバートン(勝ち点29)を相手に3連勝を狙う。前述のユナイテッド戦を守護神スティールの再三のビッグセーブ、MFマク・アリスターのラストプレーでのPK弾で競り勝ったシーガルズでは、MF三笘薫ら主力の安定したパフォーマンスに加え、ここに来てFWエンシソやFWウンダブ、MFブオナノッテら控えのアタッカー陣が存在感を示しており、日程面ではかなり厳しいが、ホームでトフィーズ相手の勝ち点3は堅いか。
4戦未勝利で7位に転落したトッテナム(勝ち点54)は、11位のクリスタル・パレス(勝ち点41)とのダービーで新体制初白星を目指す。前節は難所アンフィールドで3点差を追いつく気概を見せたが、直後にミス絡みで喫した失点によって痛恨の敗戦となった。ホジソン新監督就任以降、4勝1分け1敗と完全復調のイーグルスとの一戦では3試合連続で前半10分以内に失点を喫する脆弱な試合への入りの改善が急務。まずはそこを乗り切れれば、好調の攻撃陣の力をもってすれば、ホームでの勝ち点3獲得は十分に可能だ。
最後に、アーセナルとのダービーに完敗し、新体制で泥沼の6戦全敗となった12位のチェルシー(勝ち点39)は、同勝ち点で13位のボーンマスとのアウェイゲームで初勝利を目指す。ランパード暫定監督の下、やることすべてがうまくいかない苦境のブルーズは、リーグ最後の3試合がマンチェスター勢とニューカッスルとの対戦となっており、現体制で勝機が見いだせるのは残留圏内に近いチェリーズとの今節と、次節のノッティンガム・フォレスト戦の2試合のみ。後者が残留争いの渦中にいることを考えれば、アウェイとはいえども今節は何とか勝ち点3を掴みたいところだ。
◆プレミアリーグ第35節
▽5/6(土)
《23:00》
ボーンマス vs チェルシー
トッテナム vs クリスタル・パレス
ウォルバーハンプトン vs アストン・ビラ
マンチェスター・シティ vs リーズ
《25:30》
リバプール vs ブレントフォード
▽5/7(日)
《24:30》
ニューカッスル vs アーセナル
《27:00》
ウェストハム vs マンチェスター・ユナイテッド
▽5/8(月)
《23:00》
フルアム vs レスター・シティ
《25:30》
ブライトン vs エバートン
《28:00》
ノッティンガム・フォレスト vs サウサンプトン
マンチェスター・ユナイテッドの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
マンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング
1
主力温存のユナイテッドがブレントフォードに大量4失点で逆転負け…デ・リフト再負傷も痛恨に【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第35節、ブレントフォードvsマンチェスター・ユナイテッドが4日にGtechコミュニティ・スタジアムで行われ、ホームのブレントフォードが4-3で逆転勝利した。 14位のユナイテッドは、アウェイ開催となったヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグのアスレティック・ビルバオ戦に3-0で完勝。最高の形でオールド・トラッフォードでの2ndレグを迎える形となった。その2ndレグに弾みを付けるべく臨んだ11位ブレントフォードとのアウェイゲームではドルグ、ウガルテ、ガルナチョを除く先発8人を変更。GKにバユンドゥルを起用したほか、チド・オビ、アマス、フレデリクソンら若手を起用した。 開始早々の3分にショーの不用意なヘディングでのバックパスがあわやオウンゴールとなりそうなバタバタした入りとなったユナイテッド。 以降も押し込まれる状況が続いたが、ワンチャンスを活かして先制点を奪う。14分、相手GKとDFの続けてのクリアミスを相手陣内左サイドでガルナチョが回収し味方とのパス交換で深い位置に抜け出して正確なグラウンダークロスを供給。これをゴール前に走り込んだマウントが右足で合わせ、待望の今季初ゴールとした。 幸先よく先制に成功したが、試合の主導権を掌握するまでには至らず。ブレントフォードの強度の高いプレーに押され始めると、27分にはカヨデのロングスローを撥ね返せずにボックス内でのルーズボールに続けて敗れる。最後はダムスゴーアの折り返しがDFショーにディフレクトしたボールがゴール右隅に決まった。 これで1-1のイーブンに戻されると、33分には自陣ボックス付近での競り合いでDFデ・リフトが足を痛めてプレーを止めてしまう。これに対してプレーを継続し右サイドからノアゴーアが浮き球で上げたクロスをシャーデが打点の高いヘディングで合わせたブレントフォードが逆転ゴールを奪った。 連続失点に加えてデ・リフトがプレー続行不可能となり、マグワイアのスクランブル投入を余儀なくされたユナイテッド。以降もシャーデやノアゴーアに決定機を許すなど守勢を撥ね返せぬまま1点ビハインドで試合を折り返した。 迎えた後半、ショーとドルグに代えてヨロ、アマドを同時投入したユナイテッド。さらに、57分にはマウントを下げて古巣対戦のエリクセンをピッチに送り出した。59分にはそのエリクセンを起点にガルナチョとオビの連携から決定機が生まれるが、オビのシュートは相手DFのブロックに遭う。 自分たちの時間帯でゴールをこじ開けられなかったユナイテッドはブレントフォードのしたたかな波状攻撃に遭い。一気に守備が瓦解する。まずは70分、左サイドから右サイドに振られてゴール前に折り返されたボールをシャーデに頭で合わせられて3失点目。さらに、74分には右サイドのスペースに抜け出したカヨデからの折り返しをゴール前のウィサにワンタッチで押し込まれ、瞬く間にリードを3点に広げられた。 これで厳しくなった赤い悪魔だったが、ゲームクローズに入ったホームチームを相手に試合終盤にかけては気概を見せた攻撃を仕掛けていく。そして、82分にはエリクセンとのパス交換からボックス手前のガルナチョが鋭いミドルシュートを右隅に突き刺して反撃の狼煙を上げる。 以降は相手の堅守に撥ね返され続けたが、試合終了間際の95分にはディアロがGKの股間を抜くシュートを突き刺して1点差まで詰め寄った。しかし、同点に追いつく時間は残されておらず。試合はこのままタイムアップ。 主力温存という当初の目的は達したが、デ・リフトの再負傷に大量4失点での敗戦と週明けのアスレティック戦へ不安を残す形となった。なお、勝利したブレントフォードは今季初の3連勝となった。 ブレントフォード 4-3 マンチェスター・ユナイテッド 【ブレントフォード】 オウンゴール(前27) ケヴィン・シャーデ(前33、後25) ヨアン・ウィサ(後29) 【マンチェスター・U】 メイソン・マウント(前14) アレハンドロ・ガルナチョ(後37) アマド・ディアロ(後50) 2025.05.05 00:14 Mon2
移籍の噂浮上のガルナチョ、ナポリやチェルシーが関心も「ここで幸せだ」とユナイテッド残留を匂わせ
マンチェスター・ユナイテッドのアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョ(20)が移籍の噂を否定した。 ユナイテッドの下部組織出身のガルナチョは、2022年7月にファースチームに昇格。これまで公式戦140試合に出場し26ゴール22アシストを記録している。 今シーズンも公式戦54試合に出場し11ゴール10アシストと不振が続くチームを牽引する存在に。一方で、ナポリやチェルシーが今夏の獲得を目指していると噂されており、ルベン・アモリム監督との関係からも退団する可能性が伝えられてきた。 そのユナイテッドは、8日にヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグでアスレティック・ビルバオと対戦。ELを制し、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したいところだ。 ガルナチョは試合に向けた記者会見に出席。自身の去就について問われると、やんわりと否定した。 「サッカー選手として、将来についての噂は当然聞くものだよ」 「でも、僕は2028年まで契約があるから、ここで幸せだ」 実質的な残留宣言とも取れるコメント。ユナイテッドが資金欲しさに手放すことがなければ、来シーズンもチームに留まることになりそうだ。 また、かつてプレーしたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが21歳になるまでに決めたゴール記録に1つに迫っているというガルナチョ。その記録についても言及した。 「数字にはこだわっていない。クリスティアーノがここでプレーしていた頃は、彼は別のサッカー選手であり、試合のスタイルも違っていたと思う」 「僕はただチームを助け、試合に勝つように努めるだけだ」 「もちろん、チャンスを逃したことに関しては、僕もラスムス(・ホイルンド)もチームのストライカー全員も本当に一生懸命練習している。僕らは成長していると思うし、もっと上手くなれるように努力するつもりだ」 2025.05.07 23:50 Wed3
ブルーノ2発のユナイテッドが敵地で3-0の先勝! アスレティックは厳しい判定でのPK献上&退場で窮地に…【EL】
ヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグ、アスレティック・ビルバオvsマンチェスター・ユナイテッドが1日にサン・マメスで行われ、アウェイのユナイテッドが0-3で先勝した。 アスレティックは前ラウンドでスコットランドの強豪レンジャーズ相手に2戦合計2-0で勝利。サン・マメス開催のファイナル進出へまた一歩近づく4強入りとなった。直近のラス・パルマス戦を1-0で制し、ラ・リーガでも4位キープのチームはその試合から先発2人を変更。GKをウナイ・シモンからアギレサバラに入れ替えたほか、負傷でメンバー外のサンセトに代わってエースのニコ・ウィリアムズが復帰した。 一方のユナイテッドは延長戦までもつれ込んだリヨンとの死闘を延長後半からの3連続ゴールによって劇的な逆転勝利で飾った。ただ、14位に低迷するプレミアリーグでは直近のボーンマス戦で10人相手に1-1のドローに持ち込んで連敗こそストップしたが、難しいチーム状態で敵地へ乗り込んだ。アモリム監督はその試合から先発2人を変更。ショーとメイヌーに代えてリンデロフ、ウガルテを起用した。 紅白に染まったサン・マメスで幕を開けた強豪対決は立ち上がりからオープンな攻防が繰り広げられていく。開始4分にはユナイテッドがショートカウンターからガルナチョがゴールネットを揺らしたが、ここは際どいオフサイド判定でゴールは認められず。 対するアスレティックは7分、ベレンゲルの鋭いミドルシュートでGKオナナの好守を強いると、このプレーで得た左CKからユーリのヘディングシュート。11分には左に流れたベレンゲルからのピンポイントクロスをイニャキ・ウィリアムズが頭で合わせたが、これは惜しくもクロスバーの上を越えた。 以降は基本的にユナイテッドがボールを保持する形に落ち着いたが、アスレティックが出足鋭い守備からのカウンターでゴールへ迫っていく。19分には右で背後を取ったイニャキがボックス右に持ち込んでのグラウンダークロスを起点に、こぼれに詰めたベレンゲルが決定的なシュートを枠の左へ飛ばすが、これはDFリンデロフのゴールカバーに阻まれる。 立ち上がり以降はなかなかフィニッシュまで持ち込めない状況が続いたアウェイチームだったが、得意のセットプレー流れからゴールをこじ開ける。30分、FKの二次攻撃から右サイド深くで仕掛けたマグワイアが正確なクロスを供給。ニアのウガルテがヘディングでファーに流したところをフリーのカゼミロが冷静にヘディングで合わせた。 守勢のなかでワンチャンスを活かした赤い悪魔はさらに畳みかける。32分、右サイド深くでマズラウィがグラウンダーで折り返したボールに対してゴール前に抜け出したホイルンドとDFビビアンが交錯。オンフィールド・レビューの末、ビビアンが後方から手をかけた決定機阻止という微妙な判定でPKに加えてレッドカードが掲示される。 このPKをキッカーのブルーノ・フェルナンデスが冷静に右隅へ蹴り込み、ユナイテッドは数的優位とともに2点のリードを手にした。一方、これで厳しくなったホームチームは42分、デ・マルコスとベレンゲルを下げてゴロサベル、プラドスを同時投入。守備のテコ入れを図る。 前半終了間際の45分にはカゼミロの縦パスを起点にペナルティアーク付近での混戦からウガルテのヒールパスでゴール前に抜け出したブルーノが冷静にGKとの一対一をチップキックで制し、3点目まで奪取。その後、マズラウィの強烈なミドルシュートはクロスバーに阻まれたが、大きなリードを得て試合を折り返した。 迎えた後半もユナイテッドが優勢に試合を進めると、60分過ぎにはウガルテ、カゼミロの連続シュートでゴールへ迫っていく。 65分にはマグワイア、ウガルテを下げて負傷明けのデ・リフトをマウントとともに同時投入。さらに、74分にはマズラウィに代えてショーをピッチに送り込み、各自のプレータイムをコントロールする。 4点目こそ奪えないものの、相手の攻撃を冷静に封じ込めるユナイテッドは試合終盤にデ・リフトに続き負傷明けのアマドをピッチに送り込む余裕の采配でこのままゲームをクローズ。 この結果、敵地で3-0の完勝となったユナイテッドが大きなアドバンテージを得てホーム開催の2ndレグを戦うことになった。敗れたアスレティックは再びヨーロッパの戦いでサン・マメスに戻ってくるため、奇跡の逆転劇を目指す。 アスレティック・ビルバオ 0-3 マンチェスター・ユナイテッド 【マンチェスター・U】 カゼミロ(前30) ブルーノ・フェルナンデス(前37[PK]、前45) 2025.05.02 06:01 Fri4
スパーズのEL決勝進出高まる状況でプレミア第37節のアストン・ビラvsトッテナムの試合日程が変更に
プレミアリーグ第37節のアストン・ビラvsトッテナムの試合日程の変更が発表された。 現在、熾烈なトップ5争いを繰り広げる7位のアストン・ビラと、16位のトッテナムの一戦は、当初5月18日(日)に開催予定だった。 しかし、ヨーロッパリーグ(EL)決勝進出の可能性があるトッテナムが、5月21日(水)に行われるサン・マメス(ビルバオ)に十分な準備期間を得るため、アストン・ビラとプレミアリーグに5月16日(金)への日程変更を訴えていた。 EL準決勝1stレグではトッテナムがホームでボデ/グリムトに3-1で勝利。これに対して同じプレミアリーグ勢のマンチェスター・ユナイテッドが、アウェイでアスレティック・ビルバオに3-0で先勝。イングランド勢同士のファイナルの可能性が高まっている。 そのユナイテッドは元々プレミアリーグ第37節で16日にチェルシーとのアウェイゲームを戦う予定で、トッテナムが18日に試合を行う場合、公平性という部分で問題が生じるため、最終的にノースロンドンのチームの要請が認められる形となった。 なお、新たな日程ではアストン・ビラvsトッテナムが現地時間5月16日(金)の19:30(日本時間27:30)、チェルシーvsマンチェスター・ユナイテッドが20:15(日本時間28:15)にリスケジュールとなった。 2025.05.07 14:35 Wed5