ユベントスがパウ・トーレスと個人間合意、ビジャレアルの設定するリリース条項は…

2023.05.05 19:44 Fri
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ユベントスビジャレアルのスペイン代表DFパウ・トーレス(26)との間で個人間合意に達しているようだ。スペイン『Fichajes』が伝えている。

チャンピオンズリーグ(CL)でビジャレアルのベスト4進出に貢献した昨シーズンの活躍が記憶に新しいパウ・トーレス。カタール・ワールドカップ(W杯)の日本代表戦にも出場していた左利きセンターバックは、若手の頃にマラガへと武者修行した1年間を除き、下部組織時代からビジャレアル一筋だ。

今シーズンも最終ラインの欠かせぬ戦力として活躍し、ここまで公式戦35試合に出場。一方で、ここ数年は夏の移籍市場が近づくたびにビッグクラブ行きが噂されており、2021年の夏はトッテナム、昨夏はユベントスのほか、マンチェスター・ユナイテッドなどへの移籍が注目された。
どうやらユベントスは昨夏以降もパウ・トーレス獲得にこだわり続けているようで、スペイン『スポルト』によると、すでに選手側とは条件面などで大筋合意済み。近日中に始まるとされるクラブ間交渉を残すのみとなっているという。

一方で、ユベントスはセンターバックの補強候補をパウ・トーレス1人に絞っているわけではない模様。その理由について、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、両者が接触しているのは確かだが、資金力で太刀打ちできない他のビッグクラブから横槍が入る可能性もあるためだと解説している。
パウ・トーレスのリリース条項は、財政難のユベントスが簡単に手を出せないであろう5000万ユーロ(約73億9000万円)。しかし、選手とビジャレアルの契約が2024年6月までとなっているなか、延長交渉は行われていないため、現段階では獲得のチャンスも十分にあると考えられている。

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ディバラのスパーズ行きが急浮上! 約83億円でクラブ間合意に

ユベントスに所属するアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(25)がトッテナムに移籍する可能性がここに来て急上昇しているようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。 昨シーズン、ユベントスでの序列を下げたディバラ。最近までマンチェスター・ユナイテッドに所属するベルギー代表FWロメル・ルカクとのトレード案が、ディバラの合意を残すのみというところまで迫るも、同選手側の高額な給与と代理人への手数料が要求されたことで破談に終わった。 その後も引き続き去就について注目が集まるディバラだが、急展開。今夏、同選手の獲得に興味を示していたトッテナムが移籍金6440万ポンド(約83億2000万円)でクラブ間合意に達したようだ。残すは、トッテナムとディバラによる個人条件の交渉のみだという。 プレミアリーグの移籍市場が閉幕まで残り2日。果たしてトッテナムは、ディバラ獲得を取り付けることができるだろうか。 2019.08.07 08:40 Wed
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ユベントス、リールからFWティモシー・ウェアを完全移籍で獲得!

ユベントスは1日、リールのアメリカ代表FWティモシー・ウェア(23)を完全移籍で獲得した。契約期間は2028年6月30日までの5年間となる。 “リベリアの怪人”の愛称を持ち現在はリベリアの大統領でもあるジョージ・ウェア氏を父に持つウェアは、2019年7月にリールへ完全移籍。移籍初年度は筋肉系のケガの影響でシーズンを棒に振ったが、2年目以降は本職の左右のウインガー、またはセンターフォワードとして出場機会を増やしたが、昨季は左右のサイドバックにコンバートされ、公式戦32試合に出場して2アシストを記録した。 また、2018年3月に18歳でデビューしたアメリカ代表ではこれまで29試合に出場し4ゴールを記録。CONCACAFネーションズリーグ2022-23ファイナルズでは、準決勝のメキシコ戦、決勝のカナダ戦に出場し、アメリカ代表の優勝に貢献した。 なお、昨季限りで退団したコロンビア代表MFフアン・クアドラードの後継者を確保したユベントスは、基本移籍金1030万ユーロ+最大アドオン210万ユーロ+手数料100万ユーロの総額1340万ユーロ(約21億1200万円)を2年間の分割でリールに支払うことになる。 2023.07.02 01:30 Sun

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