10人の首位PSGがロリアンに完敗でリーグ戦連勝がストップ…《リーグ・アン》

パリ・サンジェルマン(PSG)は4月30日、リーグ・アン第33節でロリアンと対戦し1-3で完敗した。

リーグ戦3連勝中の首位PSG(勝ち点75)が、5試合勝利のない11位ロリアン(勝ち点45)をホームに迎えた。前節のアンジェ戦を2-1で勝利したPSGは、その試合の先発からファビアン・ルイスをヴェッラッティに代えた以外は同じ先発メンバーを起用した。

一進一退の立ち上がりとなる中、PSGは11分に決定機。ヴィティーニャの縦パスをボックス左手前の6がワンタッチで繋ぐと、これを受けたムバッペが素早いターンからゴール前まで切り込みシュート。しかし、これがGKムボゴの好セーブに弾かれた。
先制のチャンスを逃したPSGは15分に失点。右サイドに流れたカルルのパスを受けたフェーヴルがボックス右から侵入すると、折り返しを中央のル・フェが左足で流し込んだ。

先制を許したPSGは20分にアクシデント。ロストボールに反応したヨングワの足を踏みつけてしまったハキミが2枚目のイエローカードで退場となった。早い時間に数的不利となったPSGだが、一瞬の隙をついて試合を振り出しに戻す。29分、直前のプレーをファウルと勘違いしたGKムボゴが手からボールを離すと、近くにいたムバッペがこれをかっさらいそのまま無人のゴールに蹴り込んだ。

その後は数的優位のロリアンが押し込む時間が続くと39分、ドリブルでボックス右深くまで侵入したフェーヴルが折り返しを供給。GKドンナルンマがわずかに触れてこぼれたボールを逆サイドから走り込んだヨングワが押し込み、1-2で前半が終了した。

迎えた後半、1点を追うPSGはソレールを下げてファビアン・ルイスを投入。すると53分、バイタルエリア中央手前で獲得したFKからメッシがゴール前にボールを入れると、相手DFのクリアボールをファビアン・ルイスがハーフボレーで合わせたが、シュートはゴール右に外れた。

攻勢を続けるPSGは59分、メッシの左CKからニアサイドのセルヒオ・ラモスがヘディングシュートを放ったが、これはわずかに枠の上。さらに66分には、FKの二次攻撃からボックス右横でボールを拾ったムバッペのクロスをダニーロがヘディングで合わせたが、これは相手GKのファインセーブに防がれた。

膠着状態が続く中、PSGは86分に再びネットを揺らされる。自陣で5がボールをロストすると、ボックス右から侵入したカリのシュート性のクロスをディエンが流し込んだが、これはVARの末にオフサイドとなった。

ピンチを凌いだPSGだったが、直後の88分にロングカウンターから失点する。ヴァラッティがボックス中央右へ供給したパスをヨングワがクリアすると、このボールを最前線で受けたディエンがドリブルでボックス内まで持ち上がりシュート。一度はGKドンナルンマに弾かれたが、こぼれ球を再びディエンが頭で押し込んだ。

結局、試合はそのまま1-3でタイムアップ。前半で数的不利となったPSGが、ホームで格下相手に完敗を喫した。