新生スパーズとユナイテッドの一戦はドロー…赤い悪魔が2点先行もホームで気迫見せたメイソンのチームが追いつく《プレミアリーグ》

2023.04.28 06:18 Fri
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プレミアリーグ第33節、トッテナムvsマンチェスター・ユナイテッドが27日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、2-2のドローに終わった。
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前節、敵地で行われたニューカッスルとのシックスポインターに1-6の惨敗を喫した5位のトッテナム(勝ち点53)。この結果を受けてクラブは試合翌日にステッリーニ暫定監督を解任、残り試合を過去にも暫定指揮官の経験を持つライアン・メイソン氏に託すことになった。その惨敗から中3日のホームゲームでバウンスバックを図った新生スパーズは、前節から先発2人を変更。パプ・サールとクルゼフスキに代えてラングレとリシャルリソンを起用し、[3-4-3]の布陣で臨んだ。一方、直近のリーグ戦で下位相手にしぶとく勝ち切って3連勝を果たした4位のユナイテッド(勝ち点59)。先週ミッドウィークに行われたセビージャ戦では低調な内容で完敗し、ヨーロッパリーグ敗退が決定。だが、週末のFAカップ準決勝では難敵ブライトンとのPK戦までもつれ込んだ激闘を制し、決勝進出を決めた。ひとまず嫌な流れを断ち切ったテン・ハグのチームは、手負いのライバルをしっかりと叩いて4連勝でのトップ4圏内死守を狙った。そのFAカップからは先発1人を変更。マルシャルに代えてサンチョを起用し、ラッシュフォードを1トップで起用。なお、右足首のケガで出場が危ぶまれたブルーノ・フェルナンデスはスタートからピッチに立った。
立ち上がりから中盤での争いが続く中、ニューカッスル戦の脆弱なスタートを払しょくしたいホームチームがアグレッシブさを見せる。開始4分にはペドロ・ポロのスルーパスに抜け出したソン・フンミンからボックス内に飛び込むケインと、リシャルリソンを狙ったラストパスが出るが、ここは手前で引っかかってしまう。

一方、立ち上がりの守勢を凌いだユナイテッドは、手負いの相手に対してファーストシュートでゴールをこじ開ける強烈な先制パンチを浴びせる。7分、バイタルエリア中央でイーブンボールをマイボールにしたラッシュフォードが左サイドに展開。これをボックス左で受けたサンチョがクロスオーバーの動きを見せたエリクセンをオトリに、内側への持ち出しから鋭い右足のシュートをゴール右下隅の完璧なコースに突き刺した。
早くもニューカッスル戦の惨劇が頭をよぎる最悪な入りとなったトッテナムだが、これでヘッドダウンすることなく強力なトリデンテが身体を張ったプレーですぐさま反撃の姿勢を示す。そして、中盤に落ちるケインを起点にスピードのある2シャドーが積極的に背後を狙っていく。19分にはショートカウンターからボックス内のサンチョに続けて決定機を許すが、ここはDFロメロの身体を張ったブロックと、ペリシッチの見事なゴールカバーで撥ね返し、前節と同じ轍は踏まぬという気概を示した。

このチームの戦う姿勢にホームサポーターも後押しの声援を送るが、ボール保持と効果的なフィニッシュを見せるアウェイチームが引き続き主導権を掌握。B・フェルナンデスのブレ球のミドルシュートなどで2点目に迫る。

引き続きボール保持では劣勢が続くものの、献身的なプレスバックにセンターバックのアグレッシブな前での潰しによってカウンターの形から徐々に攻め手を見いだすトッテナム。28分にはポロの左CKにニアで反応したペリシッチのヘディングシュートでGKデ・ヘアを脅かすと、以降も3トップが幾度となくボックス内に侵入。際どいクロスでチャンスを窺うが、今季未だリーグ戦無得点のリシャルリソンの最後の局面での消極的なプレーなどもあり仕留め切れない。

前半終盤にかけてユナイテッドはB・フェルナンデス、エリクセンのお膳立てからラッシュフォードに2度の決定機が訪れるが、いずれもGKフォースターの好守に阻まれる。それでも、44分にはペリシッチに与えた絶体絶命のピンチをGKデ・ヘアのビッグセーブで凌いだ流れからB・フェルナンデスの正確なフィードで一気に局面を変えると、DFダイアーとのスピード勝負を難なく制してボックス左に持ち込んだラッシュフォードがこの試合3度目の決定機で今度は正確な左足のシュートを右隅へ流し込み、貴重な追加点をもたらした。

直近2試合に比べてプレー強度は間違いなく向上したものの、攻守両面において最後の局面で甘さが出てしまい、厳しい2点ビハインドで試合を折り返したトッテナム。早い時間帯に1点を奪えれば、劇的に流れを変えることが可能という状況の中でアグレッシブな入りを見せると、その姿勢が反撃の狼煙を上げるゴールに繋がった。

56分、左サイドに張ったペリシッチへの大きな展開からそのままボックス付近に運んだペリシッチが右足アウトにかけた正確なクロスを供給。これがゴール前で混戦を生むと、こぼれ球に反応したポロが同じく右足アウトを使った見事なダイレクトボレーシュートをゴール右隅に突き刺した。

押し込まれた流れで1点を返されたユナイテッドだが、直後に再び2点差に戻すビッグチャンスが訪れる。57分、相手を押し込んだ流れからペナルティアーク付近でエリクセンのパスを足元に受けたB・フェルナンデスがDFラングレをかわしてゴール前に持ち込んで右足シュート。だが、これは惜しくもクロスバーを叩く。さらに、こぼれ球をワン=ビサカがヘディングで押し込みにかかるが、今度はGKフォースターの好守にはじき出された。

後半はよりオープンな展開が続く中、両ベンチは60分を過ぎて動く。やや守勢のユナイテッドはエリクセンとサンチョを下げてフレッジとマルシャルを同時投入。一方、トッテナムは久々の先発となったリシャルリソンを下げてクルゼフスキを投入した。

この交代後も試合の流れは大きく変わらず。勢いづくトッテナムは66分から続けてビッグチャンスを創出。ケインの馬力のある縦への仕掛けからカウンターに転じ、ボックス左でフリーのソン・フンミンがシュートするが、これを枠の左に外す。さらに、69分にはボックス左でペリシッチが浮き球で上げたクロスを意表を突いてゴール前に走り込んだダイアーがフリーでヘディングシュート。だが、この決定機を決め切れない。

相手の決定機逸に救われたものの、ブライトンとの120分の激闘のダメージが徐々に出てきたユナイテッドはアントニーとワン=ビサカの右サイドのユニットを下げてヴェグホルスト、マラシアを同時投入。この交代でダロト、B・フェルナンデスのポルトガル代表コンビが右にポジションを変えた。

一方、連続決定機以降はやや攻めあぐねる状況が続いたトッテナムは77分にポロとペリシッチの両ウイングバックを下げてダンジュマとベン・デイビスを同時投入。これでクルゼフスキが右ウイングバックに回った。

すると、この交代直後の79分にはGKデ・ヘアのロングフィードをロメロが大きく撥ね返したボールが右のスペースでフリーのケインに繋がると、スパーズの背番号10はすかさずGKとディフェンスラインの間のスペースへ鋭いクロスを供給。これをファーでフリーのソン・フンミンが右足でこする形のシュートでゴール右隅へ流し込んだ。

スパーズの両エースのホットライン開通で2-2のイーブンに戻った試合は完全にホームチームのペースで終盤に突入するかに思われたが、ここまでフルパワーで戦ってきた疲れが出てきて最終盤はパワーダウン。一方、ユナイテッドも引き分けやむなしと3点目を奪うためにリスクを冒すことはなく最後まで均衡が保たれたままタイムアップを迎えた。

この結果、前後半で大きく主導権が入れ替わったミッドウィーク開催のビッグマッチは痛み分けのドロー。2点差を追いつかれて連勝が「3」でストップしたユナイテッドに対して、ニューカッスルの大敗払しょくとまではいかなかったものの、連敗をストップした新生スパーズがややポジティブな形で試合を終える形となった。

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【プレミアリーグ第22節プレビュー】ユナイテッドvsブライトンに、アーセナルvsアストン・ビラ! CL再開控える中での一節

先週末に行われた第21節では首位のリバプールとノッティンガム・フォレストの上位対決が痛み分けに終わるなど、上位陣がとりこぼしたなかで、ノースロンドン・ダービーを制したアーセナルが独り勝ちの形となった。 週明けにUEFAコンペティションのリーグフェーズ再開となる第22節。今節は欧州参戦組とともにマンチェスター・ユナイテッドvsブライトン&ホーヴ・アルビオン、アーセナルvsアストン・ビラの強豪対決に注目が集まる。 12位のユナイテッドは前節、最下位のサウサンプトンと対戦し、FWアマド・ディアロの後半終盤の圧巻のハットトリックによって3-1の逆転勝利。リーグ5戦ぶりの白星を挙げた。PK戦を制したFAカップのアーセナル戦に続き公式戦2連勝となったが、パフォーマンス自体は低調で引き続き気を引き締めて戦いたい。週明けには重要なヨーロッパリーグ(EL)のレンジャーズ戦を控えており、ターンオーバーの必要もあるが、難敵相手に勝ち切る上ではチーム全体でのハードワークが求められるところだ。 一方、9位のブライトンは前節、イプスウィッチ・タウン相手に2-0の勝利。MF三笘薫の8試合ぶりのゴールが決勝点となり、チームとしては9戦ぶりの白星となった。ディフェンスラインの陣容はやや手薄も、前線はMFマーチやFWウェルベックらの復帰によって選手層の厚みとともにオプションが増えており、ポジション争いの激化とともに良い形で敵地へ乗り込めるはずだ。攻守に隙がある相手に対して前線からのプレスでショートカウンターを意識しつつ、切り替えの精度で上回ってオールド・トラッフォード攻略といきたい。なお、岡崎慎司と並ぶプレミア通算14ゴールの三笘はこの試合での新記録達成も期待したい。 宿敵相手の会心の逆転勝利によって公式戦4試合ぶりの白星を挙げた2位のアーセナルは、7位のアストン・ビラとのタフな一戦で連勝を狙う。トッテナム戦では先制を許したものの、攻守両面で圧倒。得意のセットプレーとカウンターからのFWトロサールのゴールで逆転勝利を収めた。週明けのチャンピオンズリーグ(CL)はディナモ・ザグレブとのホームゲームと比較的与しやすい相手となるため、まずはこの一戦に全力を注ぎたい。 対するアストン・ビラは直近の公式戦3連勝と好調を維持。いずれの試合も1点差勝利だが、昨季の好調時の勝負強さを取り戻した印象だ。週明けのCLはやや不振のモナコとのアウェイゲームとなるが、トップ8維持へ結果を残したいところ。ターンオーバーの採用も見込まれるなか、復調のエースFWワトキンスにドルトムントからの新戦力FWマレンらのパフォーマンスに注目だ。 リーグ2戦連続ドローで足踏みの首位リバプールは曲者ブレントフォードとのアウェイゲームに臨む。1-1のドローとなったフォレスト戦はややリズムを欠いた前半の戦いが響き、後半は本領発揮の猛攻を仕掛けたものの同点に追いつくのが精いっぱい。終盤の再三の決定機もGKセルスの驚異的なセーブに阻まれた。すでにストレートインを決めている週明けのCLはリールとのホームゲームとある程度ターンオーバーも見込まれており、前節マンチェスター・シティに2点のビハインドを追いついたタフな11位のチームとのアウェイゲームに集中したい。フォレスト戦ではうまく抑え込まれたFWサラーの奮起に、途中出場で決定的な仕事を果たしたFWジョタ、目に見える結果が求められるMFソボスライらの活躍に期待したいところだ。 リーグ5戦未勝利で4位のチェルシーは17位のウォルバーハンプトンとのマンデーナイト開催の一戦で6試合ぶりの勝利を目指す。前節のボーンマス戦では一時逆転を許したなか、後半アディショナルタイムにDFリース・ジェームズが決めた直接FKで2-2のドローに持ち込んだが、試合を通してのパフォーマンスに大きな波がある点が勝ち点3を取り切れていない要因だ。今回の一戦ではMFパーマーやMFエンソ・フェルナンデスら一部主力のコンディションに不安を抱える状況での戦いとなるが、下位相手のホームゲームでの取りこぼしは許されない。 6位のマンチェスター・シティは週明けにパリ・サンジェルマンとのCLでの重要な一戦を控えるなか、降格圏の18位に沈むイプスウィッチと対戦する。前節のブレントフォード戦ではMFフォーデンの2ゴールで先行しながら、後半終盤の連続失点によって痛恨の2-2のドロー。年またぎでの公式戦連勝がストップした。本来であれば、週明けの大一番へ主力温存といきたいところだが、まずは悪い流れを払拭して弾みを付けるのが先決。2034年までの長期契約締結となったエースFWハーランドの大暴れに期待だ。 リバプールとの上位対決で連勝が「6」でストップしたフォレストは、DF菅原由勢を擁する最下位のサウサンプトンと対戦。上位対決では後半は防戦一方の展開を強いられたが、守護神セルスの活躍もあって逆転まで持ち込ませなかった部分で、やはりその強さを示した。今回の試合では逆に主導権を握る展開となるだけに、リバプール戦で消化不良に終わったMFギブス=ホワイト、MFアンダーソンらボールプレーヤーの活躍がカギを握りそうだ。新体制でのリーグ戦初白星が遠いセインツでは菅原の引きつづきの先発起用とともに、MFディブリングの躍動に期待したい。 ノース・ロンドンダービーの敗戦で5試合未勝利で14位まで転落したトッテナムは、モイーズ体制2戦目で初勝利を狙う16位のエバートンと対戦。週明けにELのホッフェンハイム戦と引き続き過密日程を強いられるなか、MFビスマとFWブレナン・ジョンソンに欠場の可能性があり、引き続き苦しい台所事情に。一方で、DFベン・デイビスに復帰の可能性があり、MFグレイが本職の中盤に入るとなれば、そのパフォーマンスにも注目したい。 その他ではFWイサクが8試合連発と圧巻のパフォーマンスを見せる6連勝中のニューカッスルと、9戦無敗の8位ボーンマスとの好調対決に、MF鎌田大地を擁する15位のクリスタル・パレスと13位のウェストハムとのロンドン・ダービーも要注目だ。 《プレミアリーグ第22節》 ▽1/18(土) 《21:30》 ニューカッスル vs ボーンマス 《24:00》 ブレントフォード vs リバプール レスター・シティ vs フルアム ウェストハム vs クリスタル・パレス 《26:30》 アーセナル vs アストン・ビラ ▽1/19(日) 《23:00》 エバートン vs トッテナム マンチェスター・ユナイテッド vs ブライトン ノッティンガム・フォレスト vs サウサンプトン 《25:30》 イプスウィッチ vs マンチェスター・シティ ▽1/20(月) 《29:00》 チェルシー vs ウォルバーハンプトン 2025.01.18 15:10 Sat
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「主張できることがない」マディソンが失意…トッテナムはとうとう6試合未勝利、3連敗、15位に

勝てないトッテナム。イングランド代表MFジェームズ・マディソンが紡ぐ言葉にも力はない。イギリス『ミラー』が伝えている。 トッテナムは19日、プレミアリーグ第22節でエバートンに敗戦。前半だけで0-3となり、終盤追い上げで1点差とするも、及ばなかった。 とうとう6試合未勝利、3連敗、15位。 一部でアンジェ・ポステコグルー監督の解任も浮上するなか、この日フル出場した背番号「10」マディソンは試合後、「僕たちはかなり厳しい状況に置かれている」と語り出す。 「ハッキリ言って主張できることがほとんどない。選手層が薄くなっているのは確かだけど、今日の前半は全くもって十分ではなかった」 「ハーフタイム時のスコアが0-3だったのは、チームに負傷者がいるからじゃない。もっと強くなり、もっと守備をし、もっと粘り強く戦わなくちゃいけないというメッセージだ」 「ファンの失望も当然だよ。僕ら全員が受け止めるべきだ。とても厳しい時期だね…この逆境を乗り越えるべく、頑張らなければならない」 ELホッフェンハイム戦を挟んだトッテナムの次節は、7連敗レスター・シティとの対戦だ。 2025.01.20 15:15 Mon
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今季ワースト3連敗で6戦未勝利のスパーズ、ポステコグルー監督は機能せずの布陣変更、負傷者の状況を説明

トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、今シーズンのワーストとなる3連敗を喫したエバートン戦を振り返った。イギリス『フットボール・ロンドン』が会見コメントを伝えている。 トッテナムは19日、グディソン・パークで行われたプレミアリーグ第22節でエバートンと対戦し、2-3で敗れた。 ファーストチーム登録の10選手を負傷で欠く苦しい台所事情のなか、この試合では見慣れない[3-4-2-1]の布陣でスタート。しかし、立ち上がりから相手の圧力を受けると、12分と30分、前半アディショナルタイムに3失点。 迎えた後半、FWリシャルリソンの投入で[4-3-3]に布陣を戻したが、流れは好転させられず。後半半ばを過ぎてFWマイキー・ムーアの投入でリズムを掴むと、MFデヤン・クルゼフスキ、リシャルリソンのゴールで1点差まで詰め寄ったが、デイビッド・モイーズ新体制2試合目のトフィーズに初白星を献上。これで6戦未勝利のチームは15位に転落した。 同試合後、ポステコグルー監督は厳しい台所事情で苦肉の策として用いたシステム変更を含め、自身の采配が厳しい前半のパフォーマンスをもたらしたと反省の弁を述べた。 「前半は良くなかった。そのほとんどは私のせいだと思う。チームを変え、構造を変えた。プレーヤーの可用性という点でいくつかの挫折があり、試合をコントロールするのに苦労し、エバートンにそれを利用させてしまった。明らかにハーフタイムには山を登らなければならなかった。プレーヤーは最後まで頑張り続けたが、結局は及ばなかった」。 「私には11人の健康なプレーヤー(皮肉)がおり、それ(布陣変更)は我々が現時点でプレー可能なプレーヤーを構造に適合させる方法を見つけようとする方法だった。プレーヤーは十分に努力したが、うまくいかなかった」 この試合では直近のノースロンドン・ダービーからFWドミニク・ソランケ、FWブレナン・ジョンソン、MFイヴ・ビスマの3選手が負傷によって欠場。その3選手に関してはビスマが週末のレスター・シティ戦で復帰の可能性はあるものの、アタッカー2人は数週間の離脱となる見込みであることを明かした。 「ドム(ソランケ)に関してはよくあることで、彼は自分でシュートを打とうとして(ヒザを)捻っただけで深刻なものではないと思うが、私が聞いたところによると、この段階ではおそらく数週間だ」 「(ブレナン・ジョンソンは)おそらく3週間か4週間だ。先日のアーセナル戦の後半に彼は痛めた。ビスは打撲を負っているが、来週末には回復することを期待している」 この緊急事態を受けて、今冬の移籍市場ではGKアントニン・キンスキーに続く複数名の新戦力補強が急務となる。 そのリクルートの動きについて問われた指揮官は「クラブも我々の状況をよく理解していて、最善を尽くしてくれていると思う。私が知る限り、現時点で差し迫ったことは何もないが、今から移籍期間の終わりまでに何かが起こることを期待している」と、具体的な段階には進んでいないものの選手獲得の可能性を認めている。 最後に、泥沼の状況が続くなかで逆境を乗り越えるためのモチベーションについて問われると、リーグ戦では厳しい状況ながら3つのカップ戦を含めタイトル獲得への意欲を示した。 「(モチベーションは)たくさんある。クラブ、ファン、シーズン。今シーズンはまだ4つの大会に残っている。カラバオカップでは準決勝に進み、ヨーロッパのビッグゲームが2つ控えており、FAカップもまだ残っている。リーグの順位は控えめに言っても決して良いとは言えねいし、それを改善する必要がある」 「そうすれば、最終的には(負傷から)プレーヤーが戻ってくる。これを乗り越えるモチベーションを我々は持っているし、プレーヤーが戻ってきた時に、今シーズンから何か大きな成果を上げることができるはずだ」 2025.01.20 15:05 Mon
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デレ・アリのコモ入りが目前に!明日にも正式契約か

元イングランド代表MFデレ・アリ(28)のコモ移籍が間近に迫っているようだ。 移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、デレ・アリはコモと延長オプションが付随した2026年6月30日までの契約で基本合意。明日にも正式契約にサインをする予定という。 プロキャリアをスタートしたMKドンズでまばゆい輝きを放ち、ステップアップを遂げたトッテナムでは、マウリシオ・ポチェッティーノ率いる近年のクラブ全盛期をけん引したデレ・アリ。 一時はレアル・マドリーを始め、国内外のメガクラブからの関心を集め、フランク・ランパードやスティーブン・ジェラードに続くイングランド屈指の攻撃的MFへの成長も期待された。 だが、2018-19シーズン辺りから細かい負傷やパフォーマンスの低下に加え、以前から懸念された素行問題が目立つようになると、2022年1月には構想外のトッテナムを離れてエバートンへ完全移籍。しかし、その新天地でもかつての輝きを取り戻せず、2022-23シーズンはトルコのベシクタシュにレンタル移籍も構想外の扱いを受け、マージ―サイドに帰還した その後、2023-24シーズン限りでエバートンとの契約が満了し、現在はフリートランスファーの状態となっているが、ケガのリハビリやコンディション調整のため、クラブのトレーニング施設を借りてトレーニングに励んでいた。 2025.01.19 10:50 Sun

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